こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

ミュージックステーション ウルトラFES 2017 (前半戦) の感想

 

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 昨日から台風がやってくることにビビッて過していたが無事に今日を迎えられて良かった。まず、我が身の無事を幸運に思って今朝は布団を抜けたわけである。当たり前の平和と幸せに感謝する。これ、大事ね。

 今年で三回目になる約10時間放送のMステウルトラFESの日が遂にやって来た。私の慢性的な悩み事にして数少ないストレスは録画機器のHDD残量が常にヤバイということである。10時間を録画するのはちょっと難しい相談だ。

 12時からの放送に間に合うように午前中はHDD内の録画番組をBDに焼いて消去したりして残量を増やす作業に追われた。まったくコレには骨が折れる。

 

 10時間で57組のアーティストが登場するが、半分も見るところはない。見たところだけ感想を記しておこう。

 リアルタイムでは退屈すぎて見ていられないので追っかけ再生してすぐにいらない所を部分消去していかないと最後まで録画できない。再生しては編集してで忙しい。

 まあ、ジャニーズ全部とB'zにイエモンにその他数組がお目当てである。ジャニーズ勢はSMAPは解散して、KAT-TUNがお休み、キンキも剛君の体調不良でこれないから寂しくなると思ったが、今年は亀と山P、タッキー&翼が参戦で数の上では補充できているか。

 今日は敬老の日だというのに去年より放送時間がちょっと長いとかでもはや老兵のタモさんを鞭打つ番組運びとなった。

 今年はジャニーズVS LIVEなる企画を用意している。一発目は景気良くKis-My-Ft2A.B.C-Zの二組が飾った。この2組は少年倶楽部で一緒に出ていた頃から好きだ。キスマイは「WANNA BEEEE!!!」を披露した。もう5年も前の曲か。北山、藤ヶ谷と剛力のあやめちゃんが一緒に出ていた警察学校を舞台にしたドラマの主題歌だったな。懐かしい。

 A.B.C-Zも5年前のデビュー曲「Za ABC~5stars~」を披露した。これ良い曲だよね。初登場の時は真っ白のスーツで来たのに今日なんてカラフルな衣装で登場しちゃって派手になったもんだね。A.B.C-Zの衣装が毎回すごく好きなんだけど。ハッシーがかなり痩せたよね。昔はもうちょっとぽっちゃりしていたような気がする。塚ちゃんがまさかの負傷でフルパワーでのパフォーマンスが出来なかったのは残念。お大事に。フミきゅんが言うには塚ちゃんは1分ごとに回復しているらしい。

 大黒摩季の「熱くなれ」超かっこいいよね。もうイントロでMAXのテンションになる。というか最初から歌っているけど。かつては大黒は存在しないとか、一人ではなく数人いるとかいう都市伝説が私の暮らす地にまで伝わってきた。危うくUMAの仲間入りをしそうだった彼女も今ではしっかり実体のある魂震わすパワーボイスシンガーであると確信できるようになった。

 去年も出ていた観月ありさが今回も来ている。アイドル3Mの一人に数えられる彼女は昔から好きであった。「TOO SHY SHY BOY!」クソ懐かしい。

 元気がでる曲ランキングはランキングを見るのは楽しいし懐かしい曲が聴けて良いのだけれど、曲の合間に入る素人のコメントが要らないな。一曲につき30秒~40秒のコメをしていると計算するとその分HDDに負担が来るぜ。Mステっていつからこんなに素人参加型になったんだろうか。

 

 アニメ好きなので高橋洋子どうぶつビスケッツ+かばん×PPPは楽しく拝見した。高橋さんは自分でネタにしていたけどやっぱり占い師っぽい出で立ちであった。「ようこそジャパリパークへ」は楽しい曲だな。作ったオーイシマサヨシに拍手だわ。まさかの二度目の登場は追加メンバーで内田彩を連れてきやがった。ラブライブファンも歓喜だろうな。私も嬉しい。かばんちゃん好きだったな。

 

 前回放送のMステで気づいたがVTRナレーションを声優の佐倉綾音(あやねる)が担当している。我らがあやねるの声をこんな所で拝聴できるとはお得であった。あやねるはラジオで乃木坂、欅坂と秋元先生の所の坂シリーズが好きだと言いまくっているので両グループの紹介VTRを担当出来てよかったねと思った。

 

 今年やっと復活したCHEMISTRYも良かったな。「いつやるんだよ」と復活をずっと待っていたので登場が嬉しい。ポルノグラフィティの「ミュージックアワー」って本当に元気になる曲だね。あのおもしろいサビのダンスをテレビの前でやってしまった。

 

 BEGINが「島人ぬ宝」を歌った時にメンバーの周りを子供達が囲んでいたがこれは「イヤサーサ」の部分でコーラスに入ってくるイヤサーサ要員と思いきやガッツリとボーカルに入ってきていた。比嘉さんの声のみで聴きたかった。

 

 湘南乃風の「睡蓮花」最初の部分のCDでは言わない「一番ヤバイの誰ですか?」という掛け声がめっちゃ好き。先日の「音楽の日」の登場の時に思ったが若旦那が痩せてグラサンもしていないから誰だよって思うくらいに見た目が変わっている。

 

 そんでやっぱりTHE YELLOW MONKEYだよね。去年復活して本当に良かったよ。ロビンソンのネットリめのボーカルが心にまでへばり付いて良いんだよな。「JAM」は去年の紅白でも歌ったな。世相を反映したメッセージ性の強い一曲だ。関係ないが私はイエモンでは「プライマル。」が一番好きだ。ジャケット写真はゾウの交尾なんだよね。マニアック~

 

 というわけで前半の感想おわり

 今放送中の後半戦がHDDに収まるように編集して要らない部分を消していなかいといけない。もっと容量のでかいレコーダーに買い換えることも考えておこう。 

尻尾を立てろ!「ガンバの冒険」

 1975年放送の全26話のアニメである。

 児童文学「冒険者たち」を原作としたネズミ達の冒険の物語である。アニメでは原作で15匹いたパーティを7匹にまで減らしている。確かに15匹は多すぎる。「七人の侍」とか「荒野の7人」とか「王下七武海」とか色んな作品で何かと7人構成のものが目立つしラッキーナンバーでもあるのでやっぱり7匹で正解。

 小さい頃に再放送を見ていたが、ただネズミが可愛いで終わるわアニメではない。少々トラウマ要素の入ったアニメである。

 大昔の作品である故、出演役者の中には既にお亡くなりになられている方も多い。今回はTV画面に手を合わせて本作BD-BOXを視聴した。ガンバ役は人間の男女からサイヤ人、アライグマまで幅広く演じる野沢雅子が担当している。

 

ガンバの冒険 DVDBOX 

 

あらすじ

 街ネズミのガンバとその親友のボーボの二匹は海を見たいがために港までブラリとやって来る。そこで港ネズミのパーティに参加した。

 パーティ中に傷を負ったネズミの忠太が転がり込んできて、恐ろしい白イタチのノロイに自分たちの島が支配されたので助けて欲しいと頼んでくる。

 白イタチのノロイのヤバさ加減はネズミ界では有名な話で数々のネズミがノロイの名を耳にしただけでビビッて縮み上がる中ガンバ、ボーボ、ヨイショ、シジン、ガクシャ、忠太、イカサマの勇敢な7人のネズミ達はノロイ討伐のために立ち上がり大海原へ旅たつ。

 

感想

 主人公は可愛いネズミの子供向けアニメではあるが大人が見ても面白い。

 物語はネズミ視点で展開する。わずかばかり登場する人間はネズミから見た巨人サイズで描かれ、モノクロ表示であることが特徴的である。キツネ、猫、イタチなどのネズミの天敵の動物は人間から見れば可愛らしいがネズミからみたら化け物そのものであり、ネズミを捕食とする獣達はものすごく恐ろしい化け物タッチで描かれている。

 

 最初はノロイにビビッて仲間に加わろうとしなかったヨイショに向かってガンバが「尻尾に恥ずかしくないのか」と言うシーン、ヨイショが無謀とも思える冒険をどうして始めようとするのかとガンバに問うと「尻尾がうずくから」と答えるようにネズミの世界では尻尾が自己性や主体性を表す重要な役目を担っているようである。ガンバの尻尾がらみのセリフが粋があって良い。

 途中で船を降りる予定だったイカサマが真の仲間になるまでの流れが好き。

 

 途中で寄った島ではキツネに支配されたリス達を解放するためにノロイの前の中ボスのキツネを討伐するエピソードがある。その際にガンバ一行は最初はキツネに返り討ちにあう。ガンバ達の抵抗はキツネの怒りをかい、大人しく支配されていないとこうなるという見せしめに仲間のリス数匹がキツネに殺される。

 リス達は半端な正義感で事を引っ掻き回したとガンバ達を言い責め、島から追い出そうとする。正義のために立ち上がったガンバ達が逆に悪者にされたという子供心にはきついシーンであった。半端な正義感で揉め事に首を突っ込んでも解決できないどころか返って悪い結果になるという深いメッセージ性がこめられたエピソードだったと解釈した。

 第11話で明らかに「男はつらいよ」の車寅次郎(とらさん)を模したネズミのトラゴローが登場する。シリーズ全48作全視聴を決め込んだ「男はつらいよ」ファンの私としては嬉しかった。

 

 7人のネズミ達は時に喧嘩もしながら協力してノロイ島を目指す。第20話でノロイ島に上陸してからはそれまでよりもかなりシリアスなストーリーになる。

 ラスボスノロイはもちろん戦闘力が高い上に瞳術を使い相手を惑わす。そして高い知力を有し狡猾に立ち回りガンバ達を苦しめる。

 最強イタチのノロイにガンバ達は全く歯が立たずに第一戦はあっさり返り討ちに会う。

 この白イタチのノロイがとにかく怖い。可愛らしいネズミのキャラデザをひっくり返して線が多く影も使って怖い顔に描いている。白い悪魔は連邦だけでなくノロイ島にもいた。

 ノロイ討伐は一筋縄ではいかずかなりの犠牲を出すことになる。

 ノロイに弟を人質に取られたネズミの太一は已む無くノロイのスパイとしてネズミ達の貴重な食料を火口に落とす。この時に食料の番をしていたネズミの一郎も食料と共に落とされ、体を岩に強く叩きつけて絶命するシーンが衝撃だった。弟を救うためとはいえ一郎を死に追い込んだ太一を普段はクールなイカサマが怒りの感情をむき出しにしてボコボコにするシーンも忘れらなれない。

 太一も後にイタチ達に嬲り殺されるという無残な最期を辿る。子供向けにしてはちょっとバイオレンスな表現だったかもしれない。

 長老ネズミが戦いに傷つき息を引き取るシーンは悲しくて涙が出た。島をイタチに占領されて岩礁をアジトに闘っていたために土に埋めることが出来ず長老の死体を海に沈めるシーンは忘れられない。

 頭の良いノロイはネズミを一箇所に追い詰めて逃げられなくし、そこで飢え死にさせるという作戦を練る。ネズミ達は食料困難を起こし空腹の苛立ちから内部分裂を起こすなどのシーンもある。ノロイがいかに戦略に長ける頭脳を持つかがわかる。 

 想像以上にノロイ戦は苛烈を極め、後半パートは手に汗握って視聴した。

 

 OP曲が明るく楽しくキャッチーなナンバーなのに対してED曲はOPの楽しさは何処へ行った?というくらいに暗い。ED曲は歌詞に髑髏(どくろ)が出てくるなど明らかに子供向けではない。

 

 本作を見た後はイタチの印象がすっかり変わってしまう。

 それから皆が良く言うハムスターは良いけどネズミは無理っていうやつ一体何なんだろうね。ネズミも愛してあげてください。

 


ガンバの冒険 OP

 


ガンバの冒険 ED

 

 

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ジャッキーの名作映画をゲーム化「スパルタンX」

 ジャッキー・チェンのアクション映画はたくさん見た。ジャッキー映画はアクションというジャンルの中でもまた別格の完全に「ジャッキー」という名の独立した映画ジャンルであると私は考える。

 ジャッキー映画の楽しみはとにかく痛快なアクションにあって、正直なことをいうとシナリオなんてどうでもいい。ジャッキーが超人的身体能力を発揮して悪者をぶっ飛ばす、あとは大爆発などの派手な演出を楽しむ。それだけで私はいいのだ。

 

 そんな、たいした理屈を並べないでも本能で楽しいと感じられるジャッキー映画の名作のひとつに「スパルタンX」というのがある。

 

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 この映画はジャッキーだけでなくユン・ピョウにサモ・ハン・キンポーと映画スターがこぞって出演するお祭り騒ぎ映画であった。

 ジャッキーとユン・ピョウが仲良く車での移動軽食店を営み、サモ・ハンは給料もろくに支払わない探偵社で働いている。ヒロインのシルビアが物騒な遺産相続問題のために誘拐され三人してお助けにいくという流れのお話である。

 敵側に雇われている腕利きの用心棒の役はプロのキックボクシング選手だったらしい。スポーツのことはよくわからないが有名人だったらしい。

 あと、ユン・ピョウってあんなに強いのに見た目が大人しい大学生みたいだよね。

 それから「サイクロンZ」というジャッキーの映画もあった。こちらでもアクションスターの三人が競演する。そういえばサイクロンZっていう変な格好したお笑い芸人もいたよね。

 

 という楽しいアクション映画を日本でファミコンソフトとしてゲーム化したのが今回語りたい1984年発売のファミコンゲーム「スパルタンX」である。

 

スパルタンX

スパルタンX

 

 

 横スクロールのアクションゲームで、前後から押し寄せるザコ共を蹴散らしながら長い廊下を進んだ先にいるボスを倒して階段を上がって次のステージを目指すという単純なゲーム。

 珍しいことにファミコンソフトながらちょこっとだけキャラが喋っている。主人公の技は蹴りとパンチ。蹴りを使えば「あちょあちょ」、パンチは「ハッ、ハッ」と気合をこめた声を上げる。とび蹴りを使うと「オリャァ!」と一際気合がこもった声もでる。

 各階にいるボスに負けてしまうとボスが不気味な声で笑う。私のお兄ちゃんはこのボスの笑い声がトラウマだったらしい。

 

 主人公がトーマス、捕らわれたヒロインはシルビアという設定意外は映画と関係ないゲームだ。

 映画でシルビアが捕らわれたのは金持ち様が住まうようなシャレオツな洋館で、こっちのゲームでは長い廊下と階段があるばかりの生活用のお家ではない木造建築の建物だと思われる。

 各階にいる敵を倒して階段を上っていくというのはジャッキー映画の「スパルタンX」でなく同じくアクションスターのブルース・リーの映画「死亡遊戯」を思い出す。そういえばジャッキーは敵をボコって許してやるスタイルだが、リーは情け容赦なく敵を殺す暗殺拳の使い手であったなと両アクションスターを比較する。

 


スパルタンX

 


スパルタンX ファミコン名作 30年ぶりにやってみた

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