こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

弾幕濃すぎる「雷電」

 この夏はレトロゲームを楽しみたい。

 

 中でもPCエンジンソフトで遊びたい。

 

 さらにその中でも最近はシューティングゲームをやりたいというのが私の願い。

 

 という訳で大抜擢されたのが1991年に発売されたPCエンジンソフト「雷電」である。

 

 レトロゲームといっても90年代組ならまだまだ青い部類かな。

 

雷電 【PCエンジン】

 

 まず最初にはっきり言っておこう。このゲーム、私にとってはアホなくらいムズくてとうとうクリアできなかった。

 それでもラスボスまでは辿り付いた。ラスボスはダメージを与えると形態が変化するのだが、最終形態になると強すぎて駄目だった。

 

 先日遊んだ「R-TYPE」の後半4面がくそ難しくて、今までで一位の難しさと思ったが、次に遊んだ「雷電」が楽々記録を更新してきた。コイツの方が難しい。

 おまけにこのゲームはストーリーが長い。

 

  スーパーファミコンで発売したこれのパワーアップ版の「雷電伝説」を先にプレイしたことがあるのだが、そっちもやはり難しくて途中までで終わった。

 

 「雷電」、2つのハードに渡って私に土をつけた憎きソフトであるが、それでも面白いのではまってしまった。

 

 

 このゲームは珍しく縦型スクロールのシューティングである。

 おまけに横も少し長くてちょっとだけ横スクロールもできる。よって敵は画面に見えるところだけでなく実は移っていないところにも存在していて、そこから攻撃をして来ることもある。

 気をつけて周りを見ないと見えない相手からの攻撃を喰らうことになる。

 

 

 自機である戦闘機を操って敵軍をやっつけるゲームである。

 ちょっと調べてわかったのだが、「雷電」という戦闘機は実在するとのことである。

 へぇ~すごい。

 

 

 最初は一面から死にまくった。まず敵が多い、そして弾撃ってきすぎ。特にボスに関しては、これまでやってきたゲームでは類をみない程の弾数を撃ってくる。

 これには「弾幕張りすぎだろ」としか思えなかった。これだけ弾幕を張っていればブライトさんに注意をうけることもないだろう。

 

 このゲームでは自機のスピードアップアイテムがないのでずっと鈍いままで飛行することになる。攻撃をよけるが大変。鈍いからイライラした。

 

 道中で赤いアイテムをとると広範囲に拡散するバルカン、青いアイテムを取ると狭い範囲だがダメージを集中させて敵を貫くビームへのパワーアップを行える。

 この選択は赤のバルカンに限る。後半に進む程に敵が増えるので広範囲を攻撃できるバルカンでないと切り抜けることができない。

 

 パワーアップできるシューティングゲームの、しかも後半の展開にありがちだが、最強までパワーアップして後半ステージで一度死んで初期状態にもどったら、もう立て直しができない。

 ラスボスに一度負けて、セーブポイントから最弱状態で再スタートしたらザコにも勝てない。難易度高いゲームだな。

 

 一発喰らうと即死で、その場での復活はできずセーブポイントに戻される。スーファミ版ではその場で復活できたのに、PCエンジン版はきつい。

 

 こっちが豆鉄砲の一発でも喰らったら即死ぬのに、向こうさんときたらボディが硬すぎてなかなか倒れない。ボスの体力が高すぎると思う。

 

 ラスボスに勝てなかったのは悔しいが、それでも楽しめた作品であった。

 悔しいで終わった先の未来を自力で見ることができないので、ネットのクリア動画を見て気分を晴らすことにした。

 

 

雷電 【PCエンジン】

雷電 【PCエンジン】

 


Raiden (PC Engine vs Super Famicom) Side by Side Comparison (TurboGrafx 16 vs SNES)

 

 レトロゲーム、侮れないぜ。

 

 スポンサードリンク

 

ぜひ生のお声を「きみの声をとどけたい」

 「きみの声をとどけたい」は2017年7月公開のアニメ映画。

 

きみの声をとどけたい 通常版 [Blu-ray]

 

 先日BDが発売されたのを視聴した。

 

 こんな作品が劇場公開されていたとは全く知らなかったので、内容も知らずにとりあえず見てみた。なんかジャケットからジブリっぽい爽やかさを感じた。

 

 先にキャストを見ると、知らない人ばかりだった。それもそのはずでメインの登場人物は新人声優が演じている。メインで登場するのは7人の女子高生で、6人は新人声優が演じ、残りの1人はみもりんこと三森すずこが演じている。修学旅行で問題児盛りだくさんの班に学級委員を一人放り込んでおけばなんとかなるというアレを思い出した。

 

 新人さん達のフレッシュかつ一生懸命な演技が印象的、そしてもはやベテランのみもりんのお声はやっぱり良い。高校生の娘とその母をさっくり演じ分けるみもりんの腕前はさすがである。

 

 物語の舞台は夏の湘南。女子高生が勉強や友人関係で悩み、成長していく青春そのもののストーリーに、「コトダマ」というあるといえばあるし、ファンタジーといえばファンタジーな要素を盛り込んだオリジナルアニメーションだった。個人的にアニメでオリジナルを放り込んでくるという心意気はかうことにしている。よくやった。

 悪しきことを念じれば不幸が自分に帰ってくるという「コトダマ」の作用については、こういうことあるっちゃあるよねと頷いてしまった。

 

 主人公が偶然潜り込んだのはかつて喫茶店だった現廃墟。そこにはミニFMの設備が生きていて、ノリで放送してしまい、またノリで夏休みの期間を利用してラジオ放送を継続させることになる。ラジオを通じて届けたい人に、届けたい声を送るという大切なことを言っている作品だと思う。友達とわいわいしてラジオのお喋りを楽しみ、そしてジングルも作ってしまうという凝り様だった。

 

 会って話すと書いての「会話」すらも電脳空間で済ませがちなこの現代に向けて、生の「声」を発することの大切さにポイントを絞った点は評価できよう。アナログ推しアニメで、カセットにレコードまで登場する。もはやレコードのかけ方も分からない世代を描写していた。

 それにしても、「湘南」「海」「夏」「ミニFM」のキーワードからどうしても名作映画「波の数だけ抱きしめて」を思い出す。あの映画も良かった。

 本作の「波の数だけ抱きしめて」感は嫌いではない。

 

 

 作品のざっくりな感想は本当に普通に良かったという感じ。

 飛びぬけての感動はなく、悪いところもない。

 女子高生という何かを期待してしまいそうな若き娘達が主役だが、エロ要素は皆無の健全そのものな作品であった。たまにはこういう純度100パーセントの物語も良いではないかと思った。

 背景画がとても綺麗で、爽やかな夏が演出されていた。

 

 BDでオーディオコメンタリーも聞いたのだが、劇場での生コメンタリーという収録方法で、スタジオでやっているわけではないためちょっと声が聞き取りずらかった。

 

  

スポンサードリンク

 

 

 

 こんな時代だからこそ、生の「声」を発すること、また耳を傾けることを意識しましょう。

伝説のSFシューティングの続き「R-TYPE II」

 PCエンジン版「R-TYPE」の後半4ステージが収録された「R-TYPE Ⅱ」にも挑戦した。

 容量の都合上で「R-TYPE」の物語を二つに分けたから「R-TYPE Ⅱ」のタイトルになっているが、後に「R-TYPE」の続編として新作の「R-TYPE Ⅱ」も発売しているのでそれとごっちゃにしてはいけない。

 

R-TYPE2 【PCエンジン】

 

 後半パートに差し掛かったくらいから、当たり判定をきっちり覚えるようになった。これを計算した上で戦うとかなり有利になる。後半は敵の配置がいやらしいし、手数も多くそして体力高すぎる。フォースの特性を理解して挑まないといけない。普通にやっていたらムズすぎる。ボス戦ではよく調べると安全な場所があったりするのですぐに諦めてはいけない。

 

 電源を入れるといきなりはじまる後半戦なのだが、これは前半戦を遥かに凌ぐ激ムズ展開だった。まず最初の一面もすぐに死んでクリアできない。一面は上から下からめっちゃデカイムカデの化け物が出てくる。こいつは腹が立つ。

 難易度があがった分こっちの方がコンティニュー回数が増えているが、それでも普通に死ぬ。

 敵が多すぎで弾が避けられない。今までやってきたシューティングでもこれが一番難しかったかもしれない。一時間かかってまだ最初の面がクリアできない。これはやりこんで覚えていくしかない。やっぱりなのだが、何度も殺されるけど面白い。

 

 二面が一番きつかった。迷路みたいになっている所へ入って行き、たくさんある障害物を突破しなくてはならない。ここで死にまくった。

 逆にラスボスステージとラスボスが一番簡単に行けたかもしれない。それでも死にまくったけど、二日間かけて全4ステージを攻略した。

 

 

 何度も聞いて自然に覚えてしまったボス戦のBGMは好きである。

 

 シューティングゲームはだいたい難しいので攻略をあきらめがちだが、クリアするとなかなかの達成感が得られる。考えるとスムーズにクリアできたシューティングなんて「パロディウス」くらいかもしれない。

 

 とにかくこの「R-TYPE」でとても楽しめた。

 


PC Engine Longplay [169] R-Type Part 2

 

R-TYPE2 【PCエンジン】

R-TYPE2 【PCエンジン】

 

 

 スポンサードリンク