こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

こしのり漫遊記

こしのり漫遊記 その17「こしのり教壇に立つ(下)」

もう一生くぐることは無かろうと卒業の時に信じて疑わなかった(と言っても卒業式のこともたいして覚えていないのだが、恐らく当時の私はそう思ったであろう)我が母校の校門をこうしてまたくぐることになった原因は先週までここで元気に働いていた教師が盲…

こしのり漫遊記 その16「こしのり教壇に立つ(上)」

教育の世界に対しては学び舎に通っている時分から疑問、欺瞞に感じることが多々あった。そんな学校教育に対して否定的眼差しを向けるこの私がまさか教育者側に回ることなろうとは思いもしなかった。そう、私はかつて教壇に立ったことがあるのだ。 私という人…

こしのり漫遊記 その15 「ニートの季節感」

SMAP抜きの寂しい紅白を見たのが昨日のことのように思えるが暦の上ではあれからしっかりたっぷり8ヶ月もの時が過ぎた。 街では楽しい夏休みという名の魔法に約一ヶ月程たっぷり魅せられていた学生連中が魔法を解かれ、不景気な面をさげて道行く姿を見ること…

こしのり漫遊記 その14 「ネットに繋がらない」

焦った。ここ2日間のことである。急にネットに接続できなくなった。ネットに関する知識はそこそこに詰めてきたはずな私でもどうしたものか現状回復の術を見出せなかった。 ネットが出来ない=パソコンを使わない2日間を送ることになる。私は社会の影なる部分…

こしのり漫遊記 その13「和尚と私の夏休み(下)」

寺での生活は半月以上続いた。他所から預けられたガキが住んでいるなんてのは地元の民の間では珍しい話題となり用も無いのに私を見に来る人もいたくらいだ。それも年寄りばかりである。ここの年寄りは決まって私に昔話をして、そして何か食べ物をくれる。餌…

こしのり漫遊記 その12「和尚と私の夏休み(上)」

私は多くの子供達がそうであるように学校という名の子供を一杯詰め込む檻が嫌いであった。こんな表現をすると学校が大好きなお友達、そしてそこで楽しく教える先生達には申し訳ないが私の記憶の中の学校のイメージがコレなのである。 そんな檻から開放されて…

こしのり漫遊記 その11「 ダイヤモンドの苦悶」

これは苦悶話であって自慢話と勘違いしないで欲しい。最初にこれだけ言っておいて本題に入ろう。 ごく最近のことである。私は全く興味がないために5万時間の自由時間が与えれても決して見ることは無いであろう野球試合中継を私のお兄ちゃんが手に汗を握って…

こしのり漫遊記 その10「夏の夜は怪しげなる話を語らおう(下)」

円形脱毛と一瞬見間違った頭に乗っけた白いお皿、肩まで真っ直ぐに伸びたつやつやとした黒髪、全体的に緑っぽい肌の色、背に背負った茶色がかった甲羅、人のような顔ではあるが何故か口を見れば鳥の口ばしのようになっている。間違いない「河童の三平」で知…

こしのり漫遊記 その9「夏の夜は怪しげなる話を語らおう(上)」

このクソ暑い時期に涼を取るひとつの手段として怪談というのがある。これは普通ならヤバ恐ろしい内容のお話を披露して人を縮みあがらせて寒気を誘うものだが、私が持っているネタは確かに「怪談」の字のごくとに怪しげなる要素を含むが怖さの方は多分ゼロで…

こしのり漫遊記 その8「はじめてのチュウ~私と栄子とのあれこれ~(下)」

私がファーストキスを済ませた次の日のことである。栄子からすると私とあの犬との間で起こった椿事は周りに触れて回らないわけにはいかない程の出来事であったらしい。もう随分お兄さんになったといえる歳なのに朝にやってる「ひらけ!ポンキッキー」を最後…

こしのり漫遊記 その7「はじめてのチュウ ~私と栄子とのあれこれ~(上)」

ある日の夕方、私は私のことを必要以上に猫可愛がりする祖母にを頼まれて商店街で買い物をしていた。 その日は何を買ったか今では覚えていないが恐らく野菜か果物かそこらだろう。 私は買いもしないのに魚屋で魚を見るのが大好きであった。まだ生きている魚…

こしのり漫遊記 その6「ジジイの青春の終わる時(下)」

私はメモ帳を左手にペンを右手に掴んで目の前の老人がぽつりぽつりと漏らす言葉を聞き取っては紙面に書き留めた。 普段から紙になり心になり重要なことは書き留めることを習慣にせよ。これは、今は亡き私の祖父が凡庸故に子を教育することに不得手であった私…

こしのり漫遊記 その5「ジジイの青春の終わる時(上)」

あれは私が中学の2年か3年の時である。 当時の私は青春と小遣いの全てを賭けても「タイムスリップグリコ」のオマケ集めを成し遂げたかったのである。このグリコは従来のグリコとは違ってオマケがマジなんだな。こんなことを言ったらグリコの人に怒られるかも…

こしのり漫遊記 その4「17番目の女 皐月(下)」

この時の私は沖縄から音楽業界に放たれた歌って踊る4人組の刺客「SPEED」に大変はまっていた。彼女らの出すCDが欲しい。詳しい理由は抜きにして私はにその望みが叶わない状況下でそれを毎日願っていたのだ。そんな時に意外にもラッキーな情報が転がり込んで…

こしのり漫遊記 その3「17番目の女 皐月(上)」

これは私の人生における唾棄すべき9年間、横に=(イコール)を置いて義務教育を受けていた時分のお話である。 この話をするにあたって、まず何に置いても最初に知っておかないといけない人物がいる。それは私の小学校の同級生の皐月という女子である。この…

こしのり漫遊記 その2「同じ窓から同じ景色を見てはいなかった仲間達」

ある年のくそ熱い夏の日のことである。当時私は冷やかし程度に学び舎に通い、腹のたるんだお肉がズボンのベルトにしっかり乗っただらしない体型のジジイ教師を相手にヘラヘラしながら学問の教えを受けていたのだ。成績こそ良かったものの生活態度のみを切り…

こしのり漫遊記 その1「ゴミから始まったそこそこの冒険」

強靭な肉体を作り上げるために日課のランニングをしていたとある日の朝のことである。 道に紙切れが落ちている。この私の前に紙切れという名のゴミくずが落ちている。私の爽やかな朝がこんなゴミのせいで不快なものとなった。 小さなゴミだし拾ってゴミ箱に…