こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

こしのり漫遊記

こしのり漫遊記 その8「はじめてのチュウ~私と栄子とのあれこれ~(下)」

私がファーストキスを済ませた次の日のことである。栄子からすると私とあの犬との間で起こった椿事は周りに触れて回らないわけにはいかない程の出来事であったらしい。もう随分お兄さんになったといえる歳なのに朝にやってる「ひらけ!ポンキッキー」を最後…

こしのり漫遊記 その7「はじめてのチュウ ~私と栄子とのあれこれ~(上)」

ある日の夕方、私は私のことを必要以上に猫可愛がりする祖母にを頼まれて商店街で買い物をしていた。 その日は何を買ったか今では覚えていないが恐らく野菜か果物かそこらだろう。 私は買いもしないのに魚屋で魚を見るのが大好きであった。まだ生きている魚…

こしのり漫遊記 その6「ジジイの青春の終わる時(下)」

私はメモ帳を左手にペンを右手に掴んで目の前の老人がぽつりぽつりと漏らす言葉を聞き取っては紙面に書き留めた。 普段から紙になり心になり重要なことは書き留めることを習慣にせよ。これは、今は亡き私の祖父が凡庸故に子を教育することに不得手であった私…

こしのり漫遊記 その5「ジジイの青春の終わる時(上)」

あれは私が中学の2年か3年の時である。 当時の私は青春と小遣いの全てを賭けても「タイムスリップグリコ」のオマケ集めを成し遂げたかったのである。このグリコは従来のグリコとは違ってオマケがマジなんだな。こんなことを言ったらグリコの人に怒られるかも…

こしのり漫遊記 その4「17番目の女 皐月(下)」

この時の私は沖縄から音楽業界に放たれた歌って踊る4人組の刺客「SPEED」に大変はまっていた。彼女らの出すCDが欲しい。詳しい理由は抜きにして私はにその望みが叶わない状況下でそれを毎日願っていたのだ。そんな時に意外にもラッキーな情報が転がり込んで…

こしのり漫遊記 その3「17番目の女 皐月(上)」

これは私の人生における唾棄すべき9年間、横に=(イコール)を置いて義務教育を受けていた時分のお話である。 この話をするにあたって、まず何に置いても最初に知っておかないといけない人物がいる。それは私の小学校の同級生の皐月という女子である。この…

こしのり漫遊記 その2「同じ窓から同じ景色を見てはいなかった仲間達」

ある年のくそ熱い夏の日のことである。当時私は冷やかし程度に学び舎に通い、腹のたるんだお肉がズボンのベルトにしっかり乗っただらしない体型のジジイ教師を相手にヘラヘラしながら学問の教えを受けていたのだ。成績こそ良かったものの生活態度のみを切り…

こしのり漫遊記 その1「ゴミから始まったそこそこの冒険」

強靭な肉体を作り上げるために日課のランニングをしていたとある日の朝のことである。 道に紙切れが落ちている。この私の前に紙切れという名のゴミくずが落ちている。私の爽やかな朝がこんなゴミのせいで不快なものとなった。 小さなゴミだし拾ってゴミ箱に…