こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

人も動物も皆仲良く地球の上さ。カモン アップ「ニルスのふしぎな旅」

 

 見たよ!ニルス。

 マジ不思議だったわ~この旅。漫遊の民なる我にはもはや人生のバイブル。

 大昔にNHKでやってた自然をいっぱいに感じられるスキテな作品だ。

 

 

 

 かなり古い1980年放送作品だけれどもカワユイ動物の絵に美しい背景に淡い色使いは時を越えて現代文化人の我にも親しめるものとなっている。日本のまだ穢れ無き子供たち、そして穢れきった大人たちまで全ての人に見て欲しい。今こそこういうのをもっとやってほしいな。最近よくある変なオタクとかニートとかの冴えない男主役のアニメなんかも嫌いじゃないけれども、もっとピュアで動物中心のハートフルなモノを電波で流せば、特にガキ共にとっては人間が持つ最も高尚な感情である情操の教育になるだろう。動物で人はやさしくなれる。私の頃には「山ねずみロッキーチャック」に「ガンバの冒険」に「トッポ・ジージョ」に動物ものをたくさん見て育ったものだ。あれ、ネズミのアニメばっかだな。

 

 

 妖精でもないのに妖精がかぶってるみたいな赤いお帽子をかぶった快活で奔放な少年我らがニルスは、動物をメチャメチャいじめているクソ悪ガキだった。

 とどまることのないニルスの悪行三昧は後にモノホンの妖精の身にまで降りかかることになる。妖精の怒りを買った二ルスは妖精サイズの小人にされてしまいます。私はTVを前にして「ははっ!ザマあ」と笑っていました。

 ニルスが自分たちよりももっと小さくなったということで、今までいじめられていた鶏とか犬とかの動物たちはニルスに逆襲をしかける。

 ニルスの家で飼っている丸っこくて非常にうまそうなガチョウのモルテンは、渡りガンの群れに混じって未開の地である安息の楽園ラップランドへ行くためにまさかの群れへの参加を決心する。ガチョウのモルテンがラップランドまで飛んでいくこと、それは日本からロシアまで私が徒歩で行くに匹敵するくらにい気が遠くなる行程であって・・というかムリ。

 ニルスは動物たちの逆襲から逃れるためにガッツあるガチョウのモルテンの首に巻かれたロープに飛びついて家から脱出を果たします。ついでにペットのハムスターのキャロットもくっついてくる。

 こうして心ならずも壮大なニルスの家出=不思議な旅がスタートする。

 

 飛行に慣れないモルテンは最初の方はヒイヒイ言ってガンについて行くのがやっと。

夜になって寝るときには「体が痛いんだ」と言って疲れた顔をします。思わず応援したくなる。結果すごい進化を果たしてラップランドまで行っちゃうというすごい奴である。

 最初らへんはニルス、キャロット、モルテンの参加をガンの群れの連中は強めに反対します。特にガンのグスタとラッセーの二匹は何かとお荷物野郎共と新人たちに食ってかかる。この二匹がよく口にする「イヤだね~」の印象的な台詞は私の中で流行った。嫌味たっぷりで登場したコイツらも最後のほうでは、なんやかんやでニルス達を認めてしっかり仲間になっていく。グスタのツンデレが楽しめる。グスタの声担当の千葉繁の演技がクセがありすぎておもしろい。

 ニルスとキャロットコンビの掛け合いは毎度たのしい。たまにニルス達の様子見にやってくるコウノトリのエメリックも愛すべきキャラのひとり。失敗には終わったが妖精に掛け合ってニルスの魔法をといてもらおうと影ながら応援してくれるやさしい爺さん鳥である。

 

 小さくされたことで動物と話ができるようになったニルスは、群れでの仲間たちとの暮らしや動物の目線で広く世界を見ることを通して多くのことを学び、後にやさしい少年へと心の成長をとげる。

 最終回で元に戻れたニルスは動物の言葉がわからなくなった。そんな中で彼の感情教育に一役買った第二の母であるガンの群れの隊長アッカに会いに行き別れを告げるシーンは涙した。アッカ隊長が本当に母みたいだと思った。ちなみにアッカ隊長は親を失った世にも珍しいベジタリアンイヌワシのゴルゴ(CV:戸愚呂弟)の育ての親でもある。教育経験にはバッチシ土台が敷かれていた。

 ニルスもそうだがモルテンも嫁と子供を連れて帰還を果たすので見違える成長を果たした。

 

 とにかく好きなのが動物の絵ね。柔らかそうな丸っこいフォルム。最高っす。モルテンの絵が一番かわいい。それとOP、EDどっちもキャッチーで耳障りのよい楽しい曲になっていて大好きである。両曲ともグループサウンズのカリスマグループ「ザ・タイガース」の加橋かつみのソロナンバーである。OPの最初にカモン アップと子供の声で台詞が入るのがテンションあがって好き。EDは曲自体楽しいがアニメーションも可愛くて楽しくて大好き。EDアニメは本編中で長きに渡ってニルス達一行を付けねらう宿敵 キツネのレックスとニルスとで達磨さんが転んだをするような感じの仕掛けになっている。「ララララ~」と口ずさんでニルスの歩くマネをしたものだ。通常のアニメの一話25分前後くらいな所を本作は一話が28分か29分と尺長めなのでたっぷり楽しめる作品であった。