こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

男だらけの惑星を抜けろ「セイバーマリオネット」

 懐かしいぜ「セイバーマリオネット」。90年代の特に前半はアニメを見れば「あかほりさとる」、そして歌手としても声優としても「林原めぐみ」の名を良く目にしたものだ。あかほりアニメはいい・・。本作はあかほり、林原共に関わっている作品です。

 「爆裂ハンター」とかも好きだったな~。そっちもあかほり原作アニメで林原めぐみが出ていた。この人達には昔から世話になってるな~。

 私がロボ少女萌えに目覚めたのも多分本作が初だったと思う。本作に続いて「HAND MAID メイ」「鋼鉄天使くるみ」などのヒロインがロボのアニメにはまっていったものだ。あと「To Heart」に出るロボ少女も良かったね。

 セイバーマリオネットは人気があって、OVA、TVシリーズ一期、新OVA、TVシリーズ二期と続き息が長い作品となった。去年に新作アニメをやると発表したのだがどうなってんだろう。まさかヤルヤル詐欺じゃないだろうな。

  初期OVAは派手にバトルをしてTV版と毛色が違う。ライムが結構ボコボコにされて女子にこんな暴力振るって・・・と少し退いた記憶がある。

 やっぱりTVシリーズが安心して見られて楽しかったです。今回はテレビシリーズを語ろう。

 

信じられない男だらけの惑星

 世の男性諸君がこんな目にあえばゾっとするだろう。なんと本作、舞台は男しかいない惑星。ゲロゲロ~!

 男しかいないので人はどうやって増やすかというとそこは便利に考えられていてクローンを作ることができるのだ。これがいい感じに遺伝子をいじくり回して元が同じ遺伝子でも形質、性格などの差異を明らかにできるようになっている。だから見事に皆家族であってまた他人であるような感じ。すごいこと考えるよね。

 主人公の間宮小樽は偶然にも女性型マリオネットのライムのマスターになり、そこから同じく女性型マリオネットのチェリー、ブラッドベリーも小樽の家に住み着くようになりハーレムロボロボ萌え生活の始まりだ。そしてその後同じ長屋に花形くんという小樽君大好き男が住みつき余計にドタバタした日常になる。

 物語が進んで男だらけのむっさい惑星からの脱却それはつまり女性の復活、そいつが叶うかもしれないという希望が生まれ、闇に一筋の希望の光が射されるのです。

 にしても男だけとかないわ~。

 

ロボにも一寸の魂

 小樽の下に集った三対のマリオネットは他のマリオネットと違い未発達ながら乙女回路という心の回路を持っているのだ。生活に役立てる道具ロボのはずの彼女らに心があるとはこれいかに。それにしても乙女回路ってなんて素敵なネーミングなんだ。キカイダーの未熟な心である良心回路を髣髴とさせるなぁ。 

 最初こそ未発達な彼女らの心だが、物語の中で明らかに人間に近しいものへ成長して行く。三体のマリオネット達の心の成長を親の気持ちで見るのが本作の楽しみ方なんだよね。見ていた当時の私は体全部にまだお毛毛が生え揃わないガキだったけどね。

 マリオネットは当然にして主に忠実であるもの。小樽君にすき焼きを食ってもらおうと買出しにいく回があった。買い物帰りに犬が車に跳ねられそうになった時、ブラッドベリーは犬を助けるよりも主の食事を守るのを優先すべきと判断します。しかし主の小樽君は犬の命の方が大事だろうがと怒るわけだ。

 生き物の命よりも主のすき焼き肉を優先するあたりがマリオネットらしい。この回、小樽君の人情と所詮はロボの未熟な心とが噛み合わない歯がゆさを見せてくれて子供心に響きました。それにしてもすき焼食いてぇ・・

 天真爛漫で一番ガキなライムもは、小樽君へ抱く恋心がマジなものになっていき最初は全然そんな素振りを見せなかったのに着替えを見られて顔を赤らめるようになる。乙女の羞恥心に目覚めたライムが林原ボイスで「恥ずかしかったな」とか言うのがすごく萌えた。

 マリオネットの心の芽生えについて言えば、一番それを感じた大好きなシーンが敵側のマリオネット ティーゲルが魂の叫びを上げるシーン。主のファウスト様のために命を張る根性ある奴なんだよな。「やさしさだけが愛じゃない、抱きしめられることだけが愛じゃない」(←私的名セリフ)と口にし死を恐れず主のために戦うティーゲルに対してライムは「好きな人がいるのにどうして死ねるの」と尋ねる。すると「心があるからさぁ」と高野麗(ティーゲルの中の人)の素敵ボイスで返すあのシーン。最高である。女子ロボなのになんて熱い奴なんだと感激した私の左目から天然水が湧き出て、頬を伝ってコタツの天板に落ちたそれは小さな水溜りとなった。ティーゲルの目からもオイルが垂れて涙のようになっていた。あれはいい演出。この作品はとにかくこのシーンだな。

 その後ティーゲルは一応の修理はしても乙女回路がイカれてまるで別人のようになって故障ロボになってしまう。昔の記憶しかなくて子供だったころのファウスト様のことを話したりしてあれは可哀想だった。ティーゲルの壮絶な最後を前にしライムたちは「悲しい」、「心が痛い」というこれまでに味わったことのない心の変化を感じる。ブラッドベリーは「切ないぜ・・」と言ってた。ここでまた乙女回路が成長するんだよな。ティーゲルいいよ。ティーゲルの愛に生きるゆえに力のこもった名セリフだった。愛の女戦士にバンザイである。

 心の変化とか成長について深いとこを突いたとこがあってただの萌え萌えアニメかと思ったらまさか涙するほど感激するとは思わなかった。

 あとは、ブラッドベリーがサーカス団の小樽くんソックリの子に告白されてあたふたする回もよかったな。恋で揺れる乙女心、女子の心理が描かれた良い回であった。いつも粗暴で酒飲みのブラッドベリーがまんま乙女になっていて萌えた。

やっぱり決めておきたいベストヒロイン

 こうしてメインで三人ヒロインが出るアニメがあれば、学校に行って作品を知っている者同士で「お前さんは誰が一番いいんじゃ?」という例の流れになる。ちなみに本作が放送していた当時だとエヴァンゲリオンヒロインのアスカと綾波でどっちがいいかと意見を集めるのが主流であった。

 ライム、チェリー、ブラッドベリーだと私はもう完全にチェリー。小樽君の家では家事担当で頼れるお姉さんといった感じ。可愛い顔して妄想好きな乙女である。TVシリーズ二期では寺のくそガキにプロポーズされていることから一番可愛いしモテる。そして私チェリーの中の人白鳥由里の声がとても好きである。透きとおるようなええ声しとるんじゃ。「姫ちゃんのリボン」とか「少女革命ウテナ」とか他作品でもいい声を聞かせてもらってお世話になりました。

 男だけど第四のヒロインとされる花形美剣(みつるぎ)くんもかなりおもしろいキャラで好きだった。結構ひどい扱いを受けている。ムキムキのパパを持つ金持ちのボンボンでした。

 

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  そういえば、敵のマリオネット パンターを演じていた喜久子姉さん(井上喜久子)がおめでたのため代役を立てて一時降板したんだよね。

 で、その時の子供が今はデビューして声優をやってるわけだ。これを考えると時間たったな~と思わずにいれない。昨日のことのように思えてもすっかりお歳を取った作品になったな~。 

 新作やるらしいので期待してるぜ!