こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

手嶋くんに男を見た!「弱虫ペダル NEW GENERATION」

 

 

 本日、最終回を見てしまった。

 アニメ三期は完全に手嶋君が主人公じゃんかよ。

 

 今期では、一年前のインハイには未出場の手嶋くんと青八木くんの逆襲を見れた。

 アニメ一期でインハイメンバー決定を賭けた地獄の合宿で惜しくもメンバー選考に漏れちゃった二人がよくぞここまで強くなって帰ってきれくれたと私は涙した。

 

 弱ペダ一期がスタートした時、原作を始め何も情報を知らない状態で見たら絵柄がなんか独特だとあの時は思った。まぁそれも一番最初に丸眼鏡オタクママチャリライダーの坂道を見たからかもしれない。初っ端で今泉君とか真波君みたいな爽やかイケメンを見ていればまた印象が違ったのだろうけれども、オタクのチビが出てきてはこんなにおもしろくて熱い作品とは期待できなかったわけでこの作品の第一印象はそんなに良いものでなかった。あと真波君に絡んでくる委員長の娘いいよね。

 

 私、一度手をつけたならお勉強やお食事を始め、そしてこのアニメに関しても言えるが最後までちゃんとやり終えたいのである。そういう流れでおもしろさ微妙と思ってはいても毎週弱ペダ一期を見ていたわけなのだ。

 

 この作品の見方が変わったのは先にも述べた地獄の合宿で手嶋、青八木が無念の敗北を喫するシーンである。すごくすごく努力してがんばる二人、それだけで涙を浮かべ見てしまう。しかし涙が沸くピークポイントはその後で二人が肉離れを起こしてもう走れなくなってしまうところだ。二人の恩人で師匠の田所さんとインハイを走りたいという強い想いから動かない足に「うごけよ!」と自ら喝を入れる手嶋君の叫びには溢れた涙が頬を伝ってこぼれた。洒落でなくマジで魂を込めてペダルを回しても届かない壁がある。「お前らは十分がんばった」と負けてしまったものの見事なファイトを見せた二人に賞賛の言葉を送る田所さんにはまるで子持ちの親父のような貫禄があった。

 

 若者が若さを出し切って出し切るこのシーンを見て「コイツはただのスポーツアニメじゃねえ」と私は感動した。負けてしまったがこの二人の活躍がただの一般人が一人でしかなかったこの私を本作ファンの一人として引き込んだわけだ。

 

 自転車に限らずスポーツはそもそも勝負事だから勝者と敗者が残酷なほどにはっきりと分かる。勝者は声高らかに天を仰ぎ、敗者は悔しさをかみ締めて顔を地に伏せるという決着の瞬間をこのアニメは実にわかりやすく伝えている。楽しいだけじゃないアニメなんだな。

 

 で、ながながと前シリーズの熱き思い出を語り終えてのアニメ三期の感想。

 

 今期では強くなった二人がチームを率いている。この成長に感動だよね。

 青八木がめっちゃ喋っている。人気声優の松岡くんが演じているのに「コイツ無口だから声きけねえじゃんよ」と過去には不満を言っていたが今期ではそれは解消されたね。

 

 とにかく手嶋くんにスポットが当たっていた。今泉くんの活躍が少なかったくらいだな。

 今期は全体的に手嶋成長物語を楽しんだわけだが、久しぶりに放送再開して一番に熱くなったシーンが一年生レースでの杉元のファイト。過去シリーズでは自転車の玄人ぶって気障なことを言うウザい奴だったが今期では男をあげやがった。手嶋同様に今期で印象が大きく変わったキャラの一人だ。

 2年生に上がってからレースに対しての意識が変わり、自分に目標を課して追い込んで強くなっていった。そんな藤元だが、こちらも惜しくも一年生レースで負けちゃうんだよな。必死でペダルを回したため目を瞑っていてラインを切った時は自分が勝ったと信じ込んでぬか喜びしゃうシーンは私も一緒になって悔しかった。なんで杉元負かすんだよ~。下野紘が勝ったじゃねぇか、アイツも好きだけどココは杉元だろ!と怒ってしまった。

 一期の時は坂道達に混じって一人だけウザい変な奴入ってきたよとバカにしてたけど今期の活躍を見て「なんだ、ちゃんと熱いじゃねぇかよオヌシ」とTVに向かって一人ごちたほどである。

 完全に今までの杉本をバカにしてナめていたので愛を持って杉元を描いであろう作者にごめんなさいを言いたい。

 

 杉元のおかげで初っ端の掴みが良かった今期も最終回を迎えた。

 最終回がまさかの展開で上りの天才 真波VS手嶋くんという畑違いの闘いのようにして手嶋くんが不利である。しかし天才真波を唸らせる手嶋の激しい食らいつきようときたら乾燥肌のこの私が手に汗握らないわけにいかず気づけばお手手がウェッティ。

 真波のマシントラブルで一時トップの風景を拝む手嶋くんのあ歓喜の声は聞いていて胸がキュンとなる。それまで決して勝利を収めたことが多くない彼は「この景色を一生忘れない」という少年のような素直な感想を述べる。良かった、我々ファンはこれを手嶋くんに届けたかったのだと思った。

 手嶋くんが紳士過ぎる。観客の一人も口にしたがチェーンの外れた自転車を待って勝負することは普通はしないだろう。私が手嶋くんなら真波のマシントラブルをチャンスとして絶対に勝ちにいくからまず待たない。そんな中、紳士手嶋は「ティーブレイク」をしていたとツンデレ嘘付きを装い修理を待ってから再び真波との一騎打ちをしかける。彼の紳士ぶりには、自分の考えていたことが恥ずかしくなるくらいだ。

 結果、惜しくも真波に敗れてしまうが彼を勝利を逃したバカ者だと誰が笑うことがあろうか。勝負師としては甘いのかもしれないが人として厳しく美しく生きる手嶋くんに脱帽でござる。

 

 今期は手嶋くん格好良すぎた。それに前よりイケメンになってね?

 大会の途中で終わっているから続きが楽しみだぜ。

 

 弱ペダと言えば、一日の話に何週、何ヶ月と時間をかけるために作品内の時の流れが遅いことで評判だ。しかし、我々はこれを長く長く楽しみたいわけで、一日が終わって欲しくないとリアルの生活でも思う私が、「このアニメまだ同じを日のことをやってるのかいな」と長い一日を擬似的にも味わえるので良いのである。

 

 いくら時間をかけても最後の決着まで見たいものだ。