こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

人々よ夢と希望を失わないで「魔法のプリンセス ミンキーモモ」

 これまた古い1982年放送スタートの魔法少女アニメ。魔法少女ブームを牽引した時代を彩る名作でした。

 私が中学生の頃、平日朝7時からこれの再放送をしており、そんな時間から起きなくても余裕で学校には間に合うのにモモを見るため早起きをしていた。しかし、この放送の後の7時半からは確か「H2」の再放送がくっついており、それも一緒に見たら結果的に遅刻でした。まぁ、中学なんてアニメ終わりに適当に通っておけば大丈夫だよ!

 

 

 本作は、魔物から地球を守るとか魔法で闘うような番組じゃないんですね。

 夢の国フェナリナーサのプリンセスのモモが人間界に降りてきて人々の夢を守るために活躍します。

 子供向け作品だが、大人に対しても声を大に言いたい夢の大切さをテーマとして伝える暖かい作品なのだ。ガキの頃に本作を見ていた私にはこういう形が無い物をテーマに上げ、その大切さを伝えるというのが新鮮だった。こんな夢も希望も失った今の日本国だからこそ響くメッセージ性がある。風刺がかった作風でもあったと今では思えるね。

 一話ごとになにかしらの事件や問題が起きて、解決のためにモモが魔法の力でアダルトタッチなお姉さんに変身する。この大人モモは何かの職業のプロフェッショナルの能力を身に着けている。毎週毎週何かの職業に転職している。子供達、特に女の子達にとっては女性の社会進出への無限の可能性を見せてくれる希望を持てる設定であった。

 これもある意味でグローバルな女子の一つの夢としての演出か、モモは日常会話においてちょいちょい英語を発する。特に「thanks friends」を良く口にする。なんだかルー大柴のごとにくちょこちょこ英語を混ぜてのモモのセリフ回しが印象的であった。そもそも舞台設定がどこかの国という設定なので、日本なのか英語圏のどこかなのかよくわからない。地球のモモの養母がデイジーという名で実はマフィアの娘という設定も日本離れしている。

 お話は最初は普通な感じに始まって中盤からかなりコメディ要素が強くなってはちゃめちゃ展開になる。魔法少女と結びつかないような恐竜、怪獣、その他化け物がよく出て来たアニメだった。後はゴーショーグンをパロッたロボ回があったりしてカオス状態になったりもしてかなり楽しく見れた。次回予告ナレーションでモモが私は一体何のアニメに出ているのかと自らネタにすることもあった。そうかと思えば、どこぞの国の王子様とのラブロマンスもあったり、真面目なエピソード回もたくさんあった。非常にバラエテティに富んだアニメだった。

 夢の国のモモの本当の両親、地球でお世話になるもう一組の両親、この二組の夫婦感間でのコミカルなやり取りも非常に楽しい見所である。特にフェナリナーサの王様のふざけっぷりを軽くかわす王妃様のクール対応が好きだった。めちゃめちゃ身長差のある夫婦で、王妃様がそこはかとなく王様をバカにしているのがおもしろい。地球の両親もクセが強くいい年をこいて、娘のモモが見ている前でイチャイチャするなど存在感が強い。 

 一番衝撃的だったのが、第一部の最終回でモモが交通事故で死んでしまうというとんでも展開である。

 この皆まで見せないモモの死亡シーンの演出が凝っていて忘れられない。おもちゃを輸送中のトラックにはねられるので事故時に積荷から救急車のおもちゃが転がってくる。そのシーンを背景にして本物の救急車のサイレンが聞こえるというあのシーンは神がかっていた。「ドラえもん」でのび太君がトラックに跳ねられると宣言させれて、そのネタ晴らしがおもちゃのトラックにぶつけられるという平和な落ちだったのを思い出し、こちらもそうであって欲しかったと願ってしまった。可愛い女の子が出るアニメと思ったら子供にはトラウマなことになってビックリでした。第2部という救済処置が無かったらずっと子供達には心の傷が残ったであろう。

 トラックに跳ねられる前の回で魔法のステッキが壊れてしまい、モモは変身の魔法が使えなくなり、魔法を失ってから自分と深く向き合うことをする。魔法の力では夢の実現は叶わないという突き詰めたリアルな見解を子供ながらに行い、かなりシリアスな回であった。

 というわけで中々深いテーマを用いたアニメであったのでそれゆえに名作として人々の胸に刻まれているわけだね。アニメでも交通事故はショッキングなのでこの展開は今後の作品では見たくないなと思った。かっちゃんとモモのことがあってからは路上にビビッてしまっていかん。

 

 

じゃあ

ピピルマ ピピルマ プリリンパ パパレホ パパレホ ドリミンパ

アダルトタッチでバ~イ!