こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

女子二人だけの秘密の関係「桜Trick」

 最近は女子しか出てこない日常系アニメが増えてきた。本作も女子達のゆるい日常を描くアニメだけれど、それに加えて友達の関係を一歩抜けての女子同士のLOVEをも描く所謂百合アニメである。百合アニメって国内で結構な本数作られているよな。

 毎話女子同士の濃厚キッスが拝めるありがたい作品に仕上がっている。キッスまで行く濃い百合ラブと思いきや、それ以外のパートは高校生活でのゆるい日常をギャグを交えたりしてコミカルに描いているので「こうゆうの無理~」とかいう奴でも普通に見れちゃう比較的ライトな百合アニメである。入門編にいかが?

 ちなみに「神無月の巫女」(この手のヘビーなやつ)で百合入門を果たした私にはこの程度の百合なんてものともしないぜ。 

 

 

 3年後に廃校が決まった高校に入学した高山春香、園田優の二人は友達以上の関係。他の子たちは絶対しないことをしようと提案し二人はキッスをして秘密の関係を構築しする。実は二人のクラスメイトのコトネ、しずくも従姉妹同士にしてキッスまでする仲のカップルである。とにかく優ちゃんのどうしようもなく可愛い小動物っぷりが最高である。

 春香、優の二人をメインにして他の女子達とのワイワイとしたハイスクールライフを描くハイスクール百合コメディである。第一話にして春香と優は教室ベランダから落ちそうになって死にかけるが、サーカスみたいな空中大回転技を使って危機を脱する所が一番笑えた。

 二人は桜舞散る4月に空き教室 で秘密の関係を持つことになる。春ってのは恋を誘う季節なんだな。桜が舞う描写が綺麗でタイトルにもある桜を象徴しているようだ。アニメでは一年間を描き最終回は三年生の卒業式を描いている。ここでも桜が舞うのが綺麗。

 思いつきのようにしてキッスをした二人だが、それ以降仲良しの友達から少しずつだが確実に恋人の関係に進んでいる。お互い愛する想いが膨れてくるあまりに普通に話すの気恥ずかしくなり顔を合わせずらくなるなど男女にも見られる友情から愛情への発展を描くのは萌えポイントであった。

 舌がはいってのキッスに発展したり、大晦日の回では電話越しにキッスをするという恋人達のニュープレイを見ることが出来た。実にアイデアものである。

 途中から優の姉の美月も春香が好きになり女子だけの三角関係図が描かれる。姉妹で同じ女の子を好きになるという珍しい展開がも面白い。春香と美月の関係もわくわくして見れて面白かった。同級生、先輩からも春香がモテモテだった。

 もうひとつのカップルのコトネ、しずくの二人の関係はお家事情が絡んだりして結構複雑めいている。コトネは金持ち令嬢で婚約者までいるのにしずくちゃんが大好きで高校生活中はしずくの家で同居している。婚約しているので限られた時間は愛する人と過ごしたいと自分に素直に真っ直ぐ生きるコトネの純愛ぷりがすばらしい。

 学校の仲良しメンバー6人には他にゆず、楓の二人がいる。レギュラーで二組のカップルが出るが、この二人はカップル関係ではなく幼馴染の仲良し関係である。6人いて3カップルでいくでしょと思うところをここだけは普通の関係のために緊張感なく安心して見れる。良い配慮といえる。でも、ここ二人もちょっとのきっかけがあればその先の関係になりうるかもしれないと可能性を感じさせる二人である。三月がゆずのことを「蜜柑さん」とか柑橘系の何かと間違えて呼ぶのが面白い。

 今までにあった「シムーン」とか「ストロベリー・パニック」などの少々ヘビーな百合アニメと違い極めてライトなものでとても楽しいアニメでした。 

 百合はアニメ好きが越えていかなければならない一つの壁である。さあ、越えましょう。そして萌えましょう。

 

良作なOP曲

アニメ「桜Trick」OPテーマ『Won(*3*)Chu KissMe!』/EDテーマ『Kiss(and)Love』

アニメ「桜Trick」OPテーマ『Won(*3*)Chu KissMe!』/EDテーマ『Kiss(and)Love』

 

  出演声優達による歌唱。物語内の女子同士のLOVEについて歌っているラブソングである。「誰にもまねできないことがしたいの」の歌詞はドキッと来た。アニソンだけど普通に真面目な良い歌である。

 主演の戸松遥井口裕香はソロで歌手でビューもしているので安定の歌唱力である。

OPアニメでのかなり動くダンスシーンは必見だ。苦手分野なのかしずくちゃんのみ振り付けがちょっとだけ遅れている気がする。