こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

金塊求めてRUN!RUN!RUN!「ロードランナー」

 

ロードランナー

ロードランナー

 

 1984年にハドソンから発売された名作で私が子供の時分には朝から晩まで遊んでいたゲームである。

 日本発ではなくアメリカで開発されてヒットしたゲームを日本版として移植した作品である。海を越えてファミコンソフトの仲間入りをしたなんともグローバルな作品である。愛がそうであるように「おもしろい」にも国境は無いのだと世界に思い知らせたソフトであると言えよう。頭髪の先から足の指先まで日本人の血が通った私にも外国生まれのこのゲームのおもしろさはよく伝わっている。

 

 主人公ランナー君を巧みに操りステージ内に散らばる金塊を全て集めてステージから脱出するゲームである。金塊集めの邪魔をする悪者をドリルで掘った穴に埋めてその上を通過するなどして上手いことかわして進むテクを必要とする、穴の掘り方によっては自分が穴に閉じ込められたりすることもあるなど少々計算を必要とするゲームでアクションとパズルの要素も備えたハイブリッドなゲームである。単純明快なルールながら奥が深いゲームである。

 

 金塊集めの邪魔をする悪者を見るとなんと僕達のヒーロー「ボンバーマン」と同じ姿である。

 私は先に「ボンバーマン」で遊んだ後にこちらをプレイしたのでヒーローが敵に寝返ったと驚いたが実はロードランナーの方が先に世に出たゲームである。「ボンバーマン」「ロードランナー」の二つのソフトには意外な繋がりがあり、なんと「ロードランナー」の主人公ランナー君とファミコンソフト「ボンバーマン」の主人公のボンバーマンは同一人物であるとのことである。

 かつて悪者軍団の地下秘密基地に潜み爆弾製造担当ロボとして働いていたボンバーマンは地下を脱して地上に出れば人間になれるという話を小耳に挟み組織を抜けて地上を目指すというのが「ボンバーマン」のシナリオであって、無事地上にたどり着き人間になった彼が「ロードランナー」でランナー君の姿となって金塊集めをしているという設定らしい。「ボンバーマン」は「ロードランナー」から時間を遡ったスピンオフ作品にあたるわけである。まさかの繋がりである。スピンオフのボンバーマンが本家を食ってどんどんシリーズ化して有名になっているというのが現状である。

 

 単純なようで単純でないゲームで大人になってからまたその魅力に気づける楽しいゲームである。

 今作のヒットに続き「チャンピオンシップロードランナー」もファミコンで発売した。しかしこっちのチャンピオンシップはすごく難しくなっていて私には楽しむ余裕が無かった。

 


ロードランナー

 

おまけ話 

 金塊と聞いて思い出す作品はこの「ロードランナー」とチャップリンの名作映画「黄金狂時代」である。こっちの映画の方はゴールドラッシュで一攫千金を狙う男がその旅先で雪山に遭難して食う物にも困り、挙句の果てには自分の靴を食うという凶行に及ぶという内容である。とても笑える映画だった。ロードランナーとセットで思い出さずにはいられない作品である。

 ちなみに私の祖母に聞いた話だが、日本でも若き日の私の祖父が同じく若き日の私の祖母に向かって急に「金を掘ってくる」と一言残してそのまま2~3週間姿をくらましたということがあったらしい。結果は何も持って帰ってこなかったことからダメだったらしい。いつの世のどこの土地でも金を掘るなんてぶっ飛んだ野望を胸に奮闘する人間はいるらしい。私は地道に堅実に財産を拵えようと思います。

 ロードランナーから学ぶ人生観でした。