こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

超能力者の騒々しい青春「斉木楠雄のΨ難」

 2016年7月~12月まで放送した超能力者 斉木楠雄を主人公とした全24話の爽快サイキックコメディアニメ。これといった話の筋は無く、ただただ毎週笑えたおもしろアニメだった。

 2016年で本作程に次回放送が楽しみだったアニメは無い。

 2018年からは第2シリーズが決定している。

 

 おっ!実写化もするらしいぞ!

 そっちは呼吸以外にすることが無い程に暇になったら見てみよう。

 

 タイトルの読みは「さいきくすおのさいなん」

 

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 生まれた時から超能力者である斉木楠雄は極力目立たず地味に学生生活を送ることを願うが、願いとは裏腹に斉木の周りにはおかしな奴ばかりが集まってくる。斉木は常に塩対応なのにも拘わらずクラスの人気者である。男にも女にもモテる主人公である。

 モヒカンケツアゴの燃堂 力、中二病の海藤 瞬、暑苦しい体育会系の灰呂 杵志、完璧ヒロインの照橋 心美、極貧フードファイター目良 千里など個性的なキャラに囲まれて結果的に騒々しい学園生活を送ることになる。

 キャラクターの名前はサイキック、念動力、テレパシーなどの超能力と賭けたものが多い。

    

 この作品は主人公の斉木のみが良識的思考を持ち冷静にツッコミを入れる役に回り、他は皆ボケ担当キャラである。重責たるツッコミ役の斉木無しに成立しないギャクアニメなのでまさに重要人物にして不動の主人公であるといえる。斉木は無口であるが家庭での会話はテレパシーで行い、学校でのシーンは斉木の一人語りで話を進めるので劇中で口を開いてのセリフは無いにしても全体でのセリフがすごく多い。よって斉木役の神谷浩二のセリフ量がめちゃ多いアニメである。神谷ファンには嬉しい。

 

 私は趣味として難しい文学を楽しむ傍ら、頭を空にして見れるスラップスティックものも大変好む傾向にある。難しいことの後はこういった作品で一息入れて脳のリフレッシュが出来る。「うる星やつら」にハマってから「ケロロ軍曹」「銀魂」など大勢でワイワイする基本的に一話完結のアニメが好きになった。この「斉木楠雄のΨ難」も先に挙げた作品のような要素があるのでとても楽しい。

 

 この作品はギャグの質が実に良い。エロ、下ネタに走らず堅実に笑いを獲っている。キャラの絡ませ方、何気に伏線を張っているなど構成が上手いと感じた。超能力者の設定も上手く活かされている。斉木の何でもありの超人的能力は近しい時期に放送していた「暗殺教師」のコロセンセーを彷彿とさせる。

 

 構成のことがどうやら言ったりもしたがそれよりもキャラクターが個性的すぎておもしろい。特に斉木を勝手に相棒呼ばわりして纏わり就くクラスメイトの燃堂とヒロインの照橋さんが良い。燃堂はアホすぎるからという理由で斉木の超能力でも思考が読めないという設定である。

 照橋さんはというとマジで完璧美少女すぎる。会員数が3万人を越えるイカれた大型ファンクラブの「ここみんズ」が存在する。自分が可愛いのは思い上がりでもなんでもなくただの事実であると主張する達観した女子である。独自の自己分析によって新しい切り口のナルシシズムを掲げている。美少女すぎて常に後光がさしているという演出がおもしろい。

  

 各キャラクターは有名声優が勤め豪華メンバーでお送りする素敵なアニメであった。

 声優好きにはありがたい共演なのが斉木の父役の岩田光央と母役の愛河里花子、祖父役の山寺宏一と祖母役の田中理恵はリアルでも夫婦であるという点。これはナイスキャスティング!

 ちなみに斉木の両親はどちらも旧姓から斉木だったというコントな運命の組み合わせの夫婦である。

 

 実に楽しく一気見しても全然疲れないアニメでした。2期が楽しみだ。