こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

規格外のヒーロー「強殖装甲ガイバー(劇場版)」

 1986年公開の劇場版アニメ。約1時間の作品。

 人気漫画を原作とし劇場版、2回のOVA化、TVアニメ化、そしてハリウッドで実写化までした多彩なメディア展開を見せた作品である。

 なかなか面白くて出来が良いのだが、劇場版とOVAシリーズはDVD化されておらずVHSとLDで見るしかない。外国にだったらDVD化したものがあるとか無いとか・・・

 

強殖装甲ガイバー (1) (角川コミックス・エース)

 

 ダークな変身ヒーロー物であった。「仮面ライダー」の原作漫画を読んだ時の衝撃を思い出した。

 

 主人公 深町晶(ふかまち しょう)が謎の金属物質「ユニット」を偶然拾ったことでガイバーに変身する能力を得る。日本征服を企む組織「クロノス」から送り込まれる化け物「ゾアノイド」と闘うという内容であった。

 

 変身ヒーローものであるのは良いのだが、これは「グロ」くて「バイオレンス」というのが一番の印象。まず、ガイバーに変身する時にユニットからウネウネした触手が伸びて主人公の全身を覆って変身を完了させる。テレビの特撮ヒーローに慣れた後だとこの変身には驚く。また、敵側の変身シーンもグロイな。ヒーローもグロいのも好物なのでこれは私的にはツボだった。

 変身解除のシーンが好きだった。一遍に体からガイバーの装甲が取れ実にスムーズに人間に戻る。 

 ガイバーの必殺技が両胸の皮を剥いだ下から必殺光線が飛び出て敵をぶっ飛ばすという物。なんか一々グロテスクでお疲れさんです。

 

「ジェノサイバー」「寄生獣」「聖獣機サイガード」「戦え!!イクサー1」など今作と近しい時期である80年代後半から90年代初期にかけてはグロとバイオレンス描写が目立つ漫画アニメ作品が目立っていたと考えられる。この時期にはグロやバイオレンスの需要が高かったみたい。

 

 変身ユニットは3つ存在し「ガイバー2」と「ガイバー3」が登場する。原作は読んでないのだが、この劇場版オリジナルの要素はガイバー2に変身するのが女性であるということである。原作ではオッサンが変身するらしい。

 ガイバー2はクロノスのバルキュリア監察官が変身する。戸田恵子が演じている。この人の声は綺麗ですごく好き。

 主人公ガイバーと違って女性が変身する場合は変身時に巻きつく触手がまた違った意味合いを醸し出す。そう、エロティックである。バルキュリアさんが恍惚な表情を浮かべて変身していたのが良かったな。変身後もスラっとしてガイバーでも女性的なデザインになっていた。

 最後に少しだけガイバー3が登場し味方になってくれるが一体誰だかわからずに終わる。

 短い作品だからあっという間だったが、迫力があってとても楽しく見ることが出来た。DVD化すれば良いのになと思う。