こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

RPG黎明期の名作「ザ・ブラックオニキス」

  「ザ・ブラックオニキス」は1984年に発売した日本初のファンタジーRPG作品らしいぞ。

 RPGというゲームジャンルや概念がまだゲーム界に定着しない頃に現れた革命的一本だったわけだ。

 

 これは主に大昔のパソコンゲームとして流行ったゲームである。人気だったので様々なハードに移植され伝説のパソコンPC-88、PC-98MSXなど今となっては化石と言っても過言でない古き良き時代のハードを賑わせた一本なのだ。

 まったく、あの輝かしい時代を思い出すと懐かしくてどうかなりそうだぜ。

 

 で、私はまず身の回りの環境上一番てっとりばやくプレイできるSG-1000版のソフトをプレイしたのだ。

 

 RPGと言っても本作はいたってシンプル。冒険の目的は伝説の宝石ブラックオニキスを捜す事、これに始まりこれに終わる。普通のRPGのようにキャラごと、街ごとにシナリオが用意されるとかそんなドラマ性は一切無い。まず、プレイヤーキャラは言葉を発しない。

 スタート地点のウツロの街には装備品を売る店があり、あとは回復できる病院などがある。そこにいる奴が必要最低限の言葉を喋るのみである。色んなゲームをやったけどRPGなのにこれだけ会話が無いゲームも珍しい。

 

 どこに行けば良いのか誰も何にも教えてくれいない実に不親切な出来のゲームだ。

 そのくせ、スタート時に「PREPARE TO DIE」(死を覚悟しな)と表記され戦闘から逃げ出すと「イツモウマクニゲラレルトハカギリマセン」と表記されこちらに余計な一言を放ってくる。これらには「うるさい!」と思った。

 それと不親切と言えば表記されるのがほとんど英語であること。出てくる人間共に一応名前があるのだが何故か英語表記である。これにはビックリなんだけど。子供だったらわけわからんだろう。

 

 キャラクターのことは「ユウシ」と呼ばれ、まずはこの「ユウシ」を作るのだが、顔に髪型に服装を決めて名前をつける。キャラは5人まで同行できる。自分で5人作るも良いが、街やダンジョンで出会った奴を仲間にすることも出来る。戦闘コマンドにTALKがあるのが特徴的かもしれない。戦闘時に人間に会えば話すことで仲間にすることもできる。

 しかし、私は他人などは一切信用しない。5人はこちらで用意して出会った人間は全て倒して自分を鍛えオニキスゲットのための糧とした。

 キャラを一人作り終えたら「モウヒトリイキマスカ」とちょっと変な日本語で問いかけてくるのが面白かった。

 

 苦手は人はとことん苦手らしい3Dダンジョンゲームである。女神転生とかウィザードリィで御馴染みのヤツね。

 私の初3DダンジョンはRPGと関係の無いゲーム「がんばれゴエモン」で金を払ってする迷路ゲームだか、宝探しゲームだかがあってその時に急に3Dダンジョンになるんだよな。アレは衝撃だったな。こういうゲームあるんだって思った。

 

 というわけで3Dダンジョンとは相性は良いはずなのだが、私の欠点が人名同様に道も覚えられないことである。このゲームは街もダンジョンもかなり広大で道が全然覚えられない。オートマッピングなんか無い時代のゲームでプレイヤーの皆さんは手書き地図なんかを作って貸し借りしてたんだよな。

 迷子になって「もう無理やで」となった。

 

 でも、クリアしたかったので策を考えた。

 2001年にでパソコン版を移植したGBソフトが発売されている。そっちなら地図が見れるし英語ばっかでわかんなかった所が日本語で表記されてやりやすいということがわかった。なのでGB版レガシーモードをプレイ。ゲーム界が生んだ遺産とも言って良いゲームであることから、モードの名に恥じぬまさにレガシー。

 ちなみにファミコンで出たやつもあるけどアレは完全に別物。

 

 地図を出せるので迷子にならない!

 人の事を言えた立場ではないが辛抱の無い今時の若者にこのゲームのオリジナル版はキツイだろうなと思った。特に現代においてレトロゲームをプレイするには娯楽なのにある程度の忍耐力がいるものがあるからな。

 

 コウモリとかコボルトっていうチビな敵は10体20体くらいセットで出てくるので時間がかかって「いい加減にしろ」ってつっこんでしまった。

 

 このゲームで多分唯一のクリアのヒントがダンジョンに潜る前に「イロ イッカイズツ」と表記されること。

 「はて、一体何のことやら」と謎すぎる一言だ。

 

 これはほとんどラストに挑むことになるカラーダンジョン攻略のヒントとなっていた。しかし、ヒントを目にしてから長~いダンジョンを潜って行く内にヒントのことなんて忘れていた。

 

 カラーダンジョンの謎解きに苦戦して腹がたったな。

 そして次に厳しいのがカラーダンジョン攻略後にブラックタワーを昇る時のことである。ブラックタワーを昇る時は非常に慎重に足を運ばないといけない。ブラックタワーに上る途中ではどの壁をもすり抜けて外に出ることが可能となっている。一回外に出てしまったらまた中に戻ることが出来なくなる。こうなると最初からやり直し。この不親切さにはかなり腹が立った。

 

 そしてタワーを上りきったところでブラックオニキスを手に出来るのだが、タワーの敵がバカみたいに強い。一撃で殺されることもある。中には体力の上限を削るというここまでのキャラ育成を水泡に帰すかのような特殊攻撃をしてくる敵がいる。意地悪すぎる。

 

 はっきり言って難易度は結構高めなゲームだったが、これはおもしろい。

 このゲームは敵と闘って倒すということくらいしか現代のゲームと共通することがなく、色々と無い無いづくしのゲームである。なのにちゃんと面白いのだ。

 RPG黎明期とも呼ばれる大昔のゲームと昨日今日出たゲームでは、文字を多く表記できたり段違いに綺麗な画像が表示できる容量の差を除いて、そのゲームの面白さは今だから昔だからは関係無いとわかった。

 そういう意味で「ザ・ブラックオニキス」は技術のハンデなんて無しに今やっても面白いという説得力があるゲームだったと思えた。

 

ザ・ブラックオニキス

ザ・ブラックオニキス

 

 

 


ザ・ブラックオニキス(88SR版)の攻略動画。カラー迷路~ブラックタワー~オニキス発見


SG-1000 : The Black Onyx (JAP)

 

  潜りましょう ダンジョンへ

 手に入れましょう ブラックオニキスを!