こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

ストラダアップ!「電撃!! ストラダ5」

 「電撃!! ストラダ5」は1974年に放送した全13話の特撮番組。

 5人チームで任務に当たるという戦隊モノの基礎が詰まった作品である(と思う)。この翌年に「秘密戦隊ゴレンジャー」が放送しスーパー戦隊シリーズの歴史がスタートした。そういう点では戦隊モノの走りの作品だね。

 青と白の戦闘服がイカすぜ。

 1クールで終わる作品なので暇で暇で仕方無い週末のお供に持って来いの作品である。

 

電撃!!ストラダ5 DVD-BOX

 

内容

 選りすぐりのエリート5人で構成される国際警察の秘密チーム「ストラダ5」はミスターアスモディ率いる犯罪組織ビッグ・ノヴァと熾烈な戦いを繰り広げる。

 このミスターアスモディは覆面をつけているのだが、バイきんぐ小峠と顔が似ている。

 

感想

 まず、ストラダ1ペガサスを演じるのが「仮面ライダーアマゾン」の山本大介である点が印象的。先に見たアマゾンでは半裸で片言を喋るのに対してこっちではしっかり服を着て標準語をすらすら話すのが新鮮であった。

 ストラダ2オリオンは散歩のおじさんこと地井武男が演じている。この時は若いしパーマネントヘアーも決まっていてカッコイイ。

 あと、ストラダ5の司令官のジュピターは宍戸錠が演じている。この人は一般人感がしない出で立ちだよね。

 

 予知能力を持つアンドロメガの予知した世界を見る時の奇抜なポーズが印象的。急にあんなことをされたらビックリする。

 アポロが任務外では寺の坊主をしている設定が面白かった。女好きだし、寺での仕事をサボって漫画を読んでいるシーンでは俗に塗れているなと思えた。

 

 チームメンバーのコードネームが私の好きな星の名なのが良かった。

 

 変身シーンが意外とオシャレで好きだった。

  

 時代の流行だったのかスパイアクション要素を含んでいた。

 発信機が搭載された差し歯とか何気にいいアイデアだった。

 

 

 OPでストラダ5のメンバーが一人ずつ名乗りを上げて最後にジュピターが手榴弾を投げて爆発の中タイトルロゴが現れる演出はオシャレ 

  


ストラダ5 OP

 

 敵の作戦がリアルに悪党っぽい。印象的なのは有名な彫り物師と印刷工を拉致して偽札を製造を強制する回であった。偽札をばら撒きまくって経済を撹乱することが目的であった。見た目では警察も銀行も見抜けない精巧な作りの偽札だったが使うインクが違うために偽者とばれた。

 

 子供には向かない重い回もあり、第5回で医者の兄弟を義手の戦闘兵に改造して最後は爆破して殺す回は後味が悪すぎた。

 

 各回ごとにビッグ・ノヴァの作戦を指揮をするエージェントが登場する。ビッグ・ノヴァには作戦に失敗した者は必ず始末するという鉄の掟が存在する。ストラダ5の活躍によって作戦を遂行出来なかったエージェント達の処刑シーンが「タイムボカンシリーズ」の三悪人へのお仕置きのごとく毎週流れるのが定番となった。結構酷い殺しかたをしている。

 

 最終回でボスのミスターアスモディを追い詰めながらも最終的には逃げられてしまう。最終回で悪のボスをしとめ損なうとは後味が悪い結末であった。

 

  女性隊員の服がノースリーブってのは良い。

 

スポンサードリンク