今年のアニメも楽しい物とそうでない物と様々な物があったわけだが、振り返ってみると萌え系が少なめ目で妹系作品の印象が強かったような気がする。妹萌えが時代の流行なのかその手の作品は最近ではよく見かける。
だいたいのジャンルがいける私でもホモと腐女子系アニメは無理である。この一年はその手の作品が多かったと思う。好きな男性声優がたくさん出ているけど、それとは別であんなに男ばっかり出てこられたら胸焼けするっす。男のアイドルのアニメってのが最近増えたな。ジャニーズは好きなんだけどそれ以外はリアルでもアニメでも求めていないんだよね。
今年は日本のアニメ100周年の記念の年だったと聞くが、100年で色々とアニメも変化したものだよねと深く考えてしまった。
では今年の印象に残った作品、好きだった作品を振り返ろう。
アリスと蔵六
ロリ少女 × ジジイ × ファンタジーという珍しい方程式の下で展開する物語。
考えればあたり前のことを言っているようで実行するのは難しい蔵六の教訓めいたセリフは胸に刺さる。
このアニメを見てOP曲を担当したORESAMAの魅力を知り、ファンになったぜ。
青の祓魔師 京都不浄王篇
2011年に放送したアニメの新作である。前作から間が開き過ぎてちょっと作品内容を忘れているところもあったりした。
まず、京都はいい所だよ。
個人的な一番の見所は坊(ぼん)こと勝呂竜士とその父親との会話シーン。
壮絶な戦いの中で瀕死状態になった父にたいしてぼんが「俺はおとんの読む経が好きやった、せやから絶対死ぬな」と言って不器用な愛情表現をしたのには涙を誘われた。良いシーンだったぜ。
歌詞から悟りの境地のような人生教訓が読み取られるUVERworldの歌うOP曲も良かった。許せば進める。これ、大事。
この曲については私が毎週楽しく聴いているラジオ「井口裕香のむ~~ん」でパーソナリティの井口裕香が絶賛してしていた。さすがゆかち、わかっているな。
ひなこのーと
ド田舎から街に出て来た主人公 ひなこの日常を描くストーリー。
ひなこは人前に出ると緊張してまるで案山子のようになってしまい、実際田舎では案山子として農家で働いていたというそんじょそこらの10代女子が持つことがないであろう過去を持っている。
衝撃的なシーンはひなこが友人から借りたDVDをVHS再生機に挿入して再生開始を待っているというシーン。DVDが何者かわからないくらいな田舎で暮らしていたということは吉幾三の名曲の歌詞よろしくLDだって何者だって言うような地域出身なのだろうと推測できる。
童顔だが、けしからんおっぱいのひなこの入浴シーンが見られたというのが一番記憶に残っている。
OP曲はマジで中毒になる可愛い曲。ひなこが演劇部に所属することから曲中にはセリフ、発声練習に用いる早口言葉が出てきて何度聴いても楽しかった。
NARUTO -ナルト- 疾風伝
原作に続いて長かったアニメも今年遂に最終回を迎えた。疾風伝になってからぴったり500話で完結した。
最終回がナルトの結婚式という締めは良かった。本放送を第一話からずっと見てきたのでまるで同級生を見るようにナルトの成長が嬉しかった。
第一話のアカデミーの卒業試験では、真っ白に燃え尽きてほぼ死体くらいに弱った影分身をやっとのことで一体出すことしか出来なかったナルトがよくぞここまで立派になったものだと思い返すと感慨深い涙の一つも浮かばずにはいられない。
里を追放されたサスケ君が遠く離れたところから鷹を飛ばして「寿」と描かれた紙一枚を送ってよこした通なお祝いコメントも良かった。サスケを想うサクラちゃんの寂しそうな顔が忘れられない。
キラー・ビーの結婚のお祝いがYES、NOの枕だったことに笑えた。
我が青春の思い出の一作であった。
干物妹!うまるちゃんR
あの困った妹が帰ってきた。うまるちゃんはやはり可愛い。
登場する女子4人にはそれぞれお兄ちゃんがいて兄妹で4組が成立するんだよね。どの兄妹で楽しもうかと思うのがもう楽しい作品。
今回は新たに姉妹の組み合わせも登場する。
えびなちゃんは相変わらずけしからんおっぱいをしておる。
普段から摂生している私はうまるちゃんの好物であるコーラとポテイトに随分ご無沙汰しているのでまた味わいと思った。
いぬやしき
猫より犬派の私がこのアニメを推そう。
やばいアニメを作りやがったなと思わせた一作。
なんだかわからない間に何でもありの最強ロボ人間になってしまった冴えない中年オヤジ犬屋敷が主人公。おっさんが主役とか珍しい。
超人的能力を得た犬屋敷はその能力で人を助けた時に人間として生きている喜びを感じる。それに対して犬屋敷と同じくおかなしな体になってしまった少年 皓(ひろ)は能力で人を殺しまくることで人間として生きていることに実感を得る。生への意識が真逆の二人が描かれた。人がたくさん救われ、たくさん殺される話であった。人間って、人生って本当に色々だよね。
犬屋敷と犬屋敷を演じた小日向文世(私はコヒさんと呼んでいる)がなんか雰囲気が似ているのでこれはナイスマッチであった。
バイオレンスなシーン多目の作品となっている。あの「GANTZ」と同じ人が描いた作品であった。そう言えば「GANTZ」のアニメはバイオレンス描写が多くてテレビではカットされたシーンがあって、後に出たDVDでは解禁になったってことがあったな。
アニメガタリズ
アニメが好きという人が楽~に見て笑えばいいと思うよ。という作品となっていた。
アニメを語り合える仲間がいるっていいよね。
アニメ談義とお友達の悪口を言い合うのはいくつになっても不思議と楽しく盛り上がる。
ヒロイン達が可愛いしEDで踊っているのも良し。
ブレンド・S
可愛い美少女店員が様々なキャラ属性に扮して接客するという一風変わった喫茶店スティーレを舞台としたコメディ。メイド喫茶よりも進化しておる。
やっぱり妹萌えなので妹属性の星川麻冬さんが一押しキャラ。
女子同士が仲良く戯れる朗らかな映像を楽しむのがきらら作品なのに、男が出てきてヒロインとイチャイチャするというはこれ如何にという声を周りから聞き私自らも発したが、結果可愛いから何でも良いってなりました。
OP曲がヤバイくらい可愛くて中毒性があるものに仕上がっている。今年よく聴いた10曲に入ってくる名曲でした。
魔法陣グルグル
1994年、2000年にアニメ化され今回でなんと三回目のアニメ化となった。
続編でなくリメイク作品とされ、お間抜けな勇者ニケとヘッポコなグルグル使いククリが旅立って成長するまでの姿を再び見届けることが出来た。懐かしくてどうかしそうだぜ。
キャラクター声優は総入れ替えされた。前2作で緒方賢一のアンニュイな声がドはまりしていたキタキタオヤジがイケメンボイスとして定評がある小西克幸へとまさかのバトンタッチをなしていた。小西バージョンのオヤジもコレはコレで良い。
前作と新作とを知っていればキャラクターボイスの違いも楽しめる。
やはりククリは我が永遠のヒロインの一人である。グルグルキャラはチビキャラなのに女子キャラは皆可愛い。ルンルンお姉さんとか大好きだったな。
ひとつ寂しかった点は、前作でニケ、ククリと共にある意味メインであったパンチの効いたナレーションが無かったことかな。あれがあるとないでグルグルの楽しさに違いが出る。思い出のある作品なので再び綺麗な絵で見ることが出来て良かった。
俺様気質の私のオススメアーティストであるORESAMAが担当した前期OP曲、後期OP曲はどちらもノリノリなご機嫌ナンバー。
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