こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

13人の妹軍団「シスター・プリンセス」

 

 国内の数ある妹アニメの中でも金字塔を打ち立てた作品といえばコレと言えるのが「シスター・プリンセス」である。縮めてシスプリと呼ばれている。本作は2001年に全26話が放送された。新世紀と妹萌えの夜明けを告げることになった時代の記念碑的作品である。これの放送当時は学校のお友達の間で噂に上るアニメと言えば「シスプリ」か「テニプリ」かだった。

 

 私の好きな声優 井口裕香のラジオで度々本作の名が話題に上がることがあるし、先日放送したテレビ番組「ナカイの窓」のアニオタ芸能人集合回でも出演者の天津向がちょろっとその名を口にしたたことで業界では有名は作品である。なお、天津向が「あの人は声優兼神である」とまで言った現在声優兼神をやっている水樹奈々も出演したアニメ作品である。

  

 ちなみにそれまでは「サザエさん」のわかめちゃんがちょっといいな~くらいしか思っていなかった凡人の私に妹萌えという趣味を開花させたのがこの作品であった。

 

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内容

  私にとっても思い出タップリの本作がどうゆうアニメかと言うことをまとめておこう。

 

 進学塾で成績一位だった主人公 海神航はマークシート記入欄がずれていたという理由でまさかの高校受験不合格の烙印を押されることになる。その結果謎の離れ島プロミストアイランドの学校に入学することになり、その島で暮らす家に行くと主人公の妹だと言う少女が出るわ出るわで合計13人も妹がいた(と言っても13人目に関しては明らかに潜りなので正確には12人)という驚きの真実を目の当たりにしてとりあえず皆で仲良く暮らすというお話である。可愛い12人+1の妹軍団と暮らすというワケでホモでもない限りは男子にとってパラダイスのような内容の作品なのである。

 

 13人のヒロインにして愛すべき妹は皆魅力的でとにかく可愛い。皆お兄ちゃん大好きなブラコン娘でこちらには一切危害を加えてこない良い子だらけである。

 皆がお兄ちゃんを独占したい想いがありながらも、妹同士でお兄ちゃんを取り合っての争いなどは一切無く、妹同士は仲良しで喧嘩をすることも無い。

 これだけ数がいてもブスは一人もいないし、個性負けして空気になるような娘もいなかった。女子にはそれぞれ妙味と言うものがあり、それを理解することが私の特技であるので私には13人それぞれが愛すべきお気に入りのキャラであった。ただただ目の保養となる平和なアニメだった。

 

 13人の妹軍団は妹なので皆年下なわけだが、13人の詳しい年齢とか歳の順は分からない。

 妹達の主人公の呼び方が全員違うので「兄」を現す13通りの呼び方を楽しむことが出来る。普通に「お兄ちゃん」「アニキ」などの呼び方からちょっと変わったのでは「アニ君(くん)」というのまである。

 

登場する妹達を振り返る

 登場する妹軍団はそれぞれ個性的で魅力的に描かれている。

 清純可憐な少女から、推理オタク、普通にロリ、ボーイッシュ、病弱な眼鏡萌えとかあとは語尾が「~ですの」とかいう奴や謎な雰囲気を漂わせる者まで視聴する皆さんがきっと満足するであろう各種属性持ちの妹を取り揃えている。

 

 13人の妹のそれぞれの魅力も振り返りたいが全員は人数が多い。

 元来、趣味と気が多い性質の私は複数ヒロインの中で絶対コイツという風に絞ることが出来ない。この場合も皆可愛いんだけど声優好きということもあってオススメヒロインは役者で選んじゃっている。

 

 私は川澄綾子のファンなので彼女の演じる妹 千影(ちかげ)がやはり好き。13人集合のシーンでついつい探してしまう程。タロット占いが趣味で意味深な発言をし中二くさい感じを漂わすずっと不思議な妹であった。仲良し同士の妹軍団の中でも一番単独行動が多いキャラであった。自室は悪魔光臨でもやるのかというような何かの祭壇みたいなデザインとなっていた。このキャラは中の人の人気も相まってファン投票でも常に上位にいた。

 

 名曲であるOP曲、ED曲を担当した堀江由衣ちゃん演じる咲耶も良い。この子が一番グイグイ来るキャラであった。たまに出す小悪魔感がグッドであった。

 やっぱり声が好きな声優である。当時は中の人の人気も中々だった。

 ちなみにOP曲「Love Destiny」はマジ神曲で、堀江由衣の曲の中で私はこの曲が一番好きである。テレビ放送ではOP動画に急に堀江由衣ちゃんのPV映像が挟まれるバージョンもあった。

 

 一番王道ヒロイン感を出しているのが可憐。ときメモ藤崎詩織を思い出すキャラだった。可憐を桑谷夏子が演じているのが意外だった。彼女の演じたキャラと言えば「ローゼンメイデン」の翠星石、「瀬戸の花嫁」の巻を思い出す。どっちもチビで毒舌のキャラだった。若い頃と後になってで演じるキャラクターも随分かわるものだと思わせる。

 

 そういう観点で言うとボーイッシュな健康優良児な妹 衛(まもる)を演じた小林由美子も同じことが言える。昔は可愛い女の子もやってたんだと思った。小林由美子と言えば男の子か、あとはうるさいガキを演じるイメージがある。

 

 天津向も私も大好きな水樹奈々は多分一番年下くらいに見える妹 亞里亞の役で出ている。西洋のドレスを着ていて多分ハーフだろうな。喋るのがすごくゆっくりで奈々様感が出ていないため、最初は声を聞いても誰なのかわからなかった。奈々様はもうこういう役は演じないだろうな。

 

 当時の人気声優達多数参戦の良きアニメであった。

 

 ほとんど妹達で埋め尽くされた画面の中で、異彩を放つキャラがいた。主人公の同級生男子の山田太郎がそうである。妹だらけでの本作では貴重な男性キャラである。

 雑な扱いをされる面白いコミカル要員であるが、有名声優 山口勝平が演じている。中の人が「名探偵コナン」の工藤新一役をしていることから山田太郎が地元では有名な中学生探偵だったというネタ話を放り込んだことがあった。そういえば山田太郎で思い出したが山口勝平はアニメ「魔法のステージファンシーララ」では吉田太郎という似た名前のキャラを演じていた。

 

 現在でもきっとどこかの誰かに需要があるためコンスタントに世に放たれる妹萌え作品、その中でもシスプリの占める地位は高いものであると思える。全ての妹萌え諸君はとりあえず見て損はないはず。

 

 

 やはり妹は最高。

 

 

 

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