こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

3D映画よりも立体的美少女「電影少女 -VIDEO GIRL AI-」

 「電影少女 -VIDEO GIRL AI-」は1992年に発売された全6話のOVA作品である。

 実はアニメよりも先に実写映画化されている。

 最近ヤフーニュースで知ったのだが、なんと今年になって乃木坂46の子を起用してテレビドラマ化までしたとのこと。こっちの実写は見たことないな。なぜ今さらと思うのだが、今の子供が見たらもしかするとVHSが何なのかわからないかもしれない。

 

 今でこそアニメは相当下手をこかない限りはどれもとても綺麗で鮮明であるのだが、90年代は毎週のテレビ作品と比べてじっくり期間を設けて作画に取り掛かるOVAこそガチであった。当時のアニメはほとんどの場合、テレビよりもOVAの方がダンチで作画が綺麗。このOVA電影少女」も例に漏れず90年代前半にしては大変綺麗な画で、今見てもヒロインの天野あい、早川もえみはとっても可愛い。そして、我々青少年を思わず悶えさせる桂正和先生の描く女子はそこはかとなくエロい。ここの見解は同世代の者に否定される気がしない。個人的意見を言うと、桂先生の描く女子は80年代、90年代初期において当時の萌えの最先端を行っていたと思う。当時はこういう萌え~な画はあまりなかったような気がする。一冊も買ったことないけど、絵が可愛いので古本屋で桂作品はよく立ち読みしてました。

 

 それにしてもOVAとテレビの作画のクオリティの違いの事を言うと、「逮捕しちゃうぞ」がOVAであんなに綺麗だったのに、人気が出てテレビアニメになった時には、OVAよりかなりクオリティが下がっていたのにはちょっとがっかりしたと記憶している。

 

 という訳で、かつてOVAってありがたいって思える時代があったんだよね。

 

電影少女?VIDEO GIRL AI? DVD Complete Box

 

 話の内容は、主人公弄内 洋太(もてうち ようた)が失恋から立ち直るために謎のビデオ屋で入手したムフフフなビデオを再生したら、テレビに映し出された美少女天野あいがテレビから飛び出て来て、その後は一緒に楽しく暮らすというものである。主人公の苗字が「もてない」とも読めるし、失恋した後ということもあって、あいにそれをネタにされてイジられていた。

 

 VHSの動作不具合であいの性格が男っぽくなり、豊満なおっぱいが萎むというバグが起こったが、それはそれで良き要素であった。SFチックなラブコメで、たまにお色気攻撃を仕掛けてくるあいについついドキドキしてしまうすばらしい作品であった。

 

 テレビから出てくる女子と言えば貞子が有名だが、あれは怖いので、ビデオガールのような可愛い子ちゃんなら何人出てきても大丈夫だと思った。


 天野あいを演じたのは当時売れ始めていた林原めぐみである。やはり林原ボイスには癒される。もう一人のヒロインのもえみは理知的で色っぽい声が印象的な天野由梨。どっちのヒロインも可愛いし声も良しだった。

 

 基本的な登場人物は主人公とヒロイン二人、そして主人公の親友の新舞貴志。この新舞(にいまい)と言う名前は始めて見たので記憶に残る。

 

 そして他に記憶に残る点は、OP曲を担当したのが当時をときめくアイドルであり役者であり漫画家でもあった「のりぴー」こと「酒井法子」だったこと。映像特典でのりぴーのインタビュー映像も見れる。懐かしい。やっぱり顔が整っていた。これの約15年後にあんなことになるとは思わなかった。あと、原作者の桂正和先生も作詞となんと歌唱まで披露してアニメに参加している。

 

 物語のトリガーにしてキーアイテムだったのが、ビデオテープというのが時代を感じさせて懐かしい。私も一時期はビデオデッキにしゃぶりつき、学校並みにビデオ屋に良く出入りしていた。 あの頃はコイツとは一生付き合っていくんだろうな。とか思っていたのに今ではDVD、BDなどのディスクにべったりでテープは当の昔から本日になっても押入れの中。しかし撮り溜めた物はカセットテープでもビデオテープでもやっぱり捨てられない。想い出が強すぎる。

 まさかかつての最新機器ビデオレコーダーとその記録テープがゴミ同然になる時代が来るとは当時は微塵も想像出来なかった。今の世に「電影少女」を振り返ると、時代って世界って色々と変わっていくんですね。悲しいけどコレ、技術革新なのよね。と思ったのである。

 桂先生には素敵な作品をありがとうと言いたい。この作品のおかげで後の世にもVHSなりベータなりのビデオテープの存在とその記憶が残っていくだろう。

 

電影少女?VIDEO GIRL AI? DVD Complete Box

電影少女?VIDEO GIRL AI? DVD Complete Box

 

 

 

 ビデオテープ万歳!