こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

登れ雪山「アイスクライマー」

 最近、レトロゲームを内臓したゲーム機が発売したというニュースを目にした。どうやら世の中にはレトロゲームブームが来ているようだ。「ゲームセンターCX」出演のよゐこ有野君の功績がこうさせたのか分からないが、とにかく良い傾向である。

 

 そんなレトロゲームがレトロの肩書きを得るに至らないまだ現役だった頃から遊んでいたオールドユーザーの私は、自分にとってのレトロゲームは一体なんだったかと考えた。

 

 我が家にはファミコソフトだけで500本くらいあるのだが、その中でも比較的最初にプレイした思い出のソフトが「アイスクライマー」だ。最近「大乱闘スマッシュブラザーズ」に登場したことで若い世代にも馴染みかもしれないが、スマブラが出た時に、アイスクライマーの原作を知る者は私の周りにはいなかった。マリオやカービィよりは認知度が落ちるかな。

 

 懐かしく思い出したのでさっきウィキペディアで調べたら、キャラクターはエスキモーであり、青い服の男の子の名前はポポ、赤い服の名前はナナで女の子とのことである。

 え!そんな設定があったんだ。

 今まで名前も知らなかったし、エスキモーとかって設定は絶対ないと思っていた。そしてどっちも男と思っていた。

 

 まずこのゲームを動作させて最初のOP画面で流れるBGMが名曲。今でもたまに歌っている。主に風呂で。

 このゲームのルールは単純、ただ雪山を登って行くだけ。しかし操作性にクセがある。ジャンプで上に登って行くのだが、キャラの垂直飛びの成績は良い、しかし上に跳ねるだけで全然前に進んでいない。

 山を登って行くと、足場に飛び移って茄子とか他の野菜をゲットするボーナスチャレンジがあるのだが、そんな感じでジャンプの高さばかりあって距離が全然なので、足場ギリギリでジャンプする技術が必要。無駄に難しい。それにしても何故フルーツでなく野菜?

 仲良く協力プレイしていた私のお兄ちゃんと共にキャラの出来損ないのジャンプ力にはイライラしていた。

 あとは、邪魔するアザラシとかをハンマーで殴り殺して進むゲームです。

 

 クリアしてもずっと一面からループするので特にエンディングとかはない。予めエンディングが用意されていない、まるで人生のようではないか。そういう所もこの作品の好きなポイントである。深いよね~任天堂の考えることって。

 

 イライラすると言えば、二人同時プレイ可能な本作では、二人の足並みをそろえて山を登らないと遅れて登る者の方が不快な思いをし、最終的には喧嘩にまで発展することも多々あった。このゲームが原因で喧嘩をした人は最低でも200人はいるはずだ。

 山を高く上って行くと、画面は上へとスクロールされる。二人でプレイする場合では、二人の内で登るのが速い方に合わせてスクロールされるので、遅れている方が画面スクロールによってフレームアウトしたらとりあえず死亡扱いされる。これは理不尽。

 

 我々兄弟においては、私の方がゲームもクライミングも腕は上なので、お兄ちゃんを置いて先に行ってしまいがちであった。私の配慮が足りず、お兄ちゃんのプレイキャラを無残にも殺してしまった時、彼は「テメェ死ねや!足並みくらい揃えろや!」と先に死んだ分際で私にも死ねと毒を吐く。その「足並みくらい」を合わせることは雪山登りでも人生においても難しいことなのである。このような人生観が得られるゲームでもあった。

 


ファミコン アイスクライマー Ice Climber

 

 兄弟愛や友情に亀裂が生じるというリスクがあるが確実に面白い。面白いにリスクは付き物さ。今でも私はお兄ちゃんと仲良しです。

 すごい古いゲームだけど、22世紀になっても兄弟で遊んで楽しいゲームだと思う。

 

アイスクライマー

アイスクライマー