「ダライアス」はアーケードから始まって、その後色んなゲーム機に移植された有名なシューティングゲームである。
家にはスーパーファミコンのだったりセがサターンのだったりもあったが今回プレイしたのはPCエンジンソフトの「ダライアス・アルファ」。
このゲームは「ダライアスプラス (1990年発売ソフト)」の発売を記念して購入者の内、抽選で何人かに配布されたという非売品ソフトということである。
そんな訳でレアと言えばレアなソフトの一つである。
このゲームの特徴は、通常ならザコが一杯の通路を抜けてボスという流れの内、最初の行程を飛ばして初っ端からボスとやりあえるという点にある。
そう、いきなりクライマックスなのである。
なかなかぶっ飛んだ着想が光る一作であった。
「ダライアスプラス」に登場する全16隊のボスを連続で倒す。中身はそれだけのものとなっている。面倒な所を飛ばした美味しい所取りのスペシャルソフトである。
ボスはいずれも水棲動物をモチーフとし、タコ、イカ、エイ、カニ、エビなど貧乏していた時分の私には垂涎物のあれこれで揃えられている。ただし、それらをかたどっただけで、戦艦だったり、メカだったりする。
ボスのグラフィックは美しく、そして格好良い。なかなか芸術的なボス共であった。ゆえに破壊の楽しみも湧くというもの。16体全てぶっ壊してやった。
緊張と集中の状態にある中での長丁場となるので、結構疲れる。
気持ちが途切れたら闘いを続行するのは無理なので、集中して一気にやり抜くしかないゲームだった。
最初はシーラカンスの戦艦がボスで、こいつは楽にいけた。
続く2体目のイソギンチャクのボスが急に攻撃を読みづらい奴で、ここでもうゲームオーバーになった。
このゲームも結構きつかった。丸一日掛けてクリアした。
よく見ると、安全地帯とか有利に立ち回れる場所を見つけることが出来た。
死んで挑戦を繰り返してボスの動きを覚えるのみが攻略方法だった。
個人的にてこずったボスはイソギンチャクとタツノオトシゴだった。
コイツらは嫌い。どっちも基本、食べられないし。
ラスボスはイカで、コイツも素晴らしいデザインだった。
イカを討ち取ってムービーに入り無事クリア。
とにかくボタンを連打し、回避のために画面とにらめっこしていたので、あっという間に終わったように感じた。なのでエンディングで感動するなんてこともなかった。
アーケードからの移植だけど、PCエンジンがかなり画像が綺麗なので再現率は高いのではないかと思えた。今さらながらPCエンジンって優秀なハードだったと思える。
PC Engine Longplay [113] Darius Alpha
これの本元の「ダライアスプラス」もプレイしようと思う。
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