今朝読んだYahoo!ニュース記事で、WHOから「ゲーム依存症」が正式な疾患と認められたと知った。
これに対して私はまずは怒り、次には情けないと思うばかりであった。
ゲームのやりすぎで日常に支障をきたす状況に陥る。そうなるには人それぞれで苦しく辛い事情もあるのだろうが、それでも愚の骨頂と思わずにはいられない。気の毒には思うが、だからといっても看過できない由々しき事態である。
だいたいゲームというのはすばらしい発明であり、娯楽でもある。
病気の元になって然るべきものではない。
私だって未だにゲームは楽しんでいる。しかしゲームは、生活をより豊かにするアシストと行うのみで、それで病気になるなんてことはない。
娯楽を娯楽として楽しめていない娯楽音痴がゲームで病気になるのだ。
「ゲーム依存症」と表記すると、ゲームが病気の元と思われがちなのが悲しい。
その実、「ゲーム依存症」のファクターはゲームではなく、重ねて言うが娯楽を娯楽として楽しめない人間の方にある。
酒やギャンブルに関しても依存症という言葉が付きまとうが、あれらは当然人を堕落させたり狂人たらしめるために生まれた文化ではない。
それが何であんなことになるか、それは人間が悪いからだ。
酒は毒にも薬にもなると言うが、あれは当然にして利用者の扱い一つによる。
人生の薬になったはずのものを、知識と節度なき愚かな者が手をだして毒にしてしまうのだ。
この世の多くの文化や習慣自体に罪があるというパターンは意外に少ないのではないか。罪が生まれるなら、それらに上手に向き合えない人間が悪い。
全く情けない。
私の好きなゲームを理由にして病気になられたら、世間にはゲームが悪いと考える人も少なからず現れるはずだ。
あるものに「依存」するのには、この社会が生きづらいとか何とか理由は様々あるだろうが、それにしてもやっぱり現代人の精神が弱い。もっとバランス取れよと思う。
この件に関しては色々な角度から見て、考えたが、総括すると「ゲームを理由に現実から逃げる人間の弱さがダメ」ということである。
私も褒められた人間ではないが、今回はその辺のことは全て棚上げにして偉そうに言うとやっぱりこの意見だ。
だいたい忙しい(と想う)WHOなんていう世界を股に掛けている組織に、こんな愚かなことに対して頭を絞って新たな病気の名前を考えさせていることが情けない。
ああ、情けない。
ゲームが好きで、ゲームを理由に精神を蝕まれるならそれで本望と言う輩もいると想うが、世界が動くようなことになっているからな。これには怒りと情けなさがこみ上げる。
そんな訳で今朝は気分が悪かった。
しっかりしろや現代人!
ニートでも紐でもいいから精神だけは汚さずにいろよなと声を大にしてい言いたい。
とにかくゲームに罪はありません。
ゲームは情報技術が詰まった素晴らしき発明です。
ゲームをして何も恥じることはない。
私はゲームを愛していて、そして病気は一つも持っていない。