こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

女子高生同士のピュアなラブストーリー「あさがおと加瀬さん。」

 「あさがおと加瀬さん。」は2018年6月に公開された劇場OVA作品である。

 

明日への扉(「あさがおと加瀬さん。」主題歌)

 

 高校2年生の山田結衣は緑化委員会の内気な女子、それとは性質がまるで逆とも思える陸上部のエース加瀬友香、この二人の女子が出会って惹かれて付き合うようになるというピュアな青春ラブストーリーである。ユリってすばらしい。

 

 60分で終わってしまうが、見終わった時には「良いものを見せてもらった」という感想を漏らしてしまうすばらしい出来だった。

 

 「あなたの隣では、世界が咲いて見えました。」のキャッチコピーがステキすぎる。これ大好き。

 

 山田も加瀬さんも可愛くて、二人がいちゃつくシーンはただただ目の保養となった。

 山田の友人で相談相手でもある三河っちもすばらしきヒロインである。

 

 

 本編よりも先に公開した奥華子が歌うMVで、二人の馴れ初めが何となくなく分かる。こちらには本編で使用していない映像が使われているので見る価値あり。

 

 本編ではいきなり二人が付き合い始めたというところから始まる。付き合うということ自体に経験がない上に、それが女の子同士ということでもっと付き合い方に戸惑いを感じてははにかむ二人が初々しく、そして可愛い。

 可愛らしい山田に対して、加瀬さんは男前だからこのカップルは加瀬さんが攻めなのかと思ったら、意外と加瀬さんに受け体質な部分が見えた。これはギャップ萌え。

 天然も入りつつの山田が攻めというポジションのカップルのようである。

 

 内気な山田に対して、加瀬さんは陸上部ではヒーロー、クラスでは人気者である。そういう訳で取り巻きが多い。手作り弁当を食べてもらうために昼食に誘いたいが、取り巻きの多さによってそれが出来ない山田のもどかしい日々を見ていると、意地らしくて可愛いと思えた。

 

 加瀬さんがタッパもあればおっぱいも結構あるというハイスペック女子だと分かった。

 加瀬さんが、それまで仲が良かった女子達が更衣を終えた後は余所余所しい態度になったと山田に言うシーンがあった。あれは加瀬さんが脱ぐと凄かったから、周りの女子がそれを見て圧倒されたという理解で良いのだろうか。女子の友人関係のあり方の繊細な部分は理解するに難しいこともある。

 

 好きなシーンは、初めて山田の部屋に行った加瀬さんが山田が部屋からいなくなった内に山田の布団の残り香を味わっているところである。ああいう心理は分からないではない。

 

 加瀬さんが夕方のバス停で急に盛って山田にキスしたり、山田の部屋でもキスするのは見ていてドキドキした。 

 

 後半は加瀬さんが陸上の推薦で東京の大学に進学して二人が離れ離れになってしまうという問題が起きる。

 進路を取るか、恋と友情を取るかで二人の心が揺れ動く様を描いていた。シリアスな恋の試練もありの作品だった。

 

 加瀬さんは東京行きを決意する。加瀬さんが乗る東京行き新幹線が発射する直前になって山田も飛び乗るという大胆な流れになる。この場面を見ていた学校の先生はさぞ驚いたろうと思う。

 結果、二人は離れ離れにならないハッピーエンドだったので良かった。

 

 ユリ女子の青春、尊いばかりである。

 

 私のお気に入りの声優「あやねる」こと佐倉綾音が出演することは知っていたが、あやねるがそっちなの?と思ったくらいに山田をやるのものだと思っていた。しかしまさかの加瀬さんの方を演じるとは、こういう男前女子もいけるのだなと思った。

 あやねるは、以前にラジオでユリ作品を見たり読んだりすると言ってたから芝居をする上でも理解があったろうと思う。

 

 エンディングが「明日への扉」を山田と加瀬さんでカバーしたものだった。この曲ものすごい懐かしい。オリジナルのCDを中古で買ったな~。二人の可愛い声で歌ったこのバージョンもまた良いものであった。

 

 

 60分は短い、もっと見たかった。

 面白かったので、二人が付き合う前からゆっくりとテレビアニメでやってほしいと思った。