こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

サクラの奇跡再び「D.C.S.S. 〜ダ・カーポ セカンドシーズン〜」

 「D.C.S.S.ダ・カーポ セカンドシーズン〜」は2005年7月~12月にかけて放送された全26話のテレビアニメである。

 

 各26話で二期まで放送されるとは中々やるなといえる人気作であった。

 

 アニメ一期が2003年に放送され、そこから2年経っての二期なのだが、この時代の2年はデカい。かなり絵が綺麗になっている。00年代に入ったくらいから日本アニメはどんどん進化していったのよく分かる。

 

 そんな訳でダ・カーポ一期に続いてダ・カーポ二期も見たので感想をつらつらと書いていこうと思う。

 

「D.C.S.S.~ダ・カーポ セカンドシーズン~」「D.C.~ダ・カーポ~」UMDシリーズ7

 

 一期ラストで純一君と音夢が結ばれてから2年後の初音島を舞台にして、再び愛の学園ストーリーと枯れない桜の奇跡の物語が展開する。

 原作の音夢エンドのその先をアニメオリジナルで描いているとのことである。

 

 純一達お馴染みのグループは高校生になり、萌先輩は学校を卒業してお家で家事手伝いをしているとのこと。ことりの姉は結婚して子供を産んで教員を辞めている。二期は新ヒロインが4人追加されているぞ。

 

 最初は音夢が出てこない。空っぽになった音夢の部屋があって、純一の同級生の間でも音夢の話題は禁句みたいになっている。「何コレ、死んだの?」と想ったら6話から生きて登場する。音夢だけは島を出て2年間看護学校に通い、現場実習で風見学園に舞い戻ってくる。2年の間に全く駄目だった料理の腕が少し上がったという音夢の成長が見られた。

 音夢もことりも作っていた「焼きそばサラダ」という料理が美味そうだった。

 

 音夢が留守の間にことりに恋のアドバンテージが発生し、一人暮らしになった純一のお世話がかりということで家に上がって飯を作ってくれるし、風呂も使っている。

 これ、どうなるのよ。音夢は忘れてことりと出来ちゃうのかとドキドキした。

 学校では鍋大好き姉妹の妹水越眞子が土鍋に詰めた弁当をくれたりするし。土鍋を弁当箱にするとか、ナイスなセンス。保温は良いはず。眞子と言えば杉並と仲良く喧嘩するシーンが和む。

 

 二期を盛り上げて、かき回してくれた新ヒロインのアイシアが日本に来たは良いが泊まる所もないので純一の家で世話することになる。アイシアがかなり可愛い。最初だけは無口で謎な少女だったが、急にキャラを捨てて明るく元気になる。これには安心した。

 純一と同じくアイシアもちょっとした小物が出せる魔法を使える。

 

 何でもお構いなしに願いを叶える枯れない桜は、悲劇を生むこともありがちだったが、アイシアは魔法は皆を笑顔にする幸せなものと考えて修行するわけである。

 後半では外国に行ってたさくらが帰ってくる。なんと飛び級で勉強して教員免許を取って帰ってきた。ここでアイシアとさくらの魔法に対する価値観の違いがぶつかり合う。

 

 一期よりも更にモテモテになった純一君。ヒロインは皆純一に恋しているが、音夢だけが純一の恋人のポジションに立つことができる。失恋した者は皆漏れなく悲しみを味わう。ここを皆が笑顔になるようにしたいのがアイシアの願いで、それを叶えるためにアイシアは枯れた桜の花を再び咲かせてしまう。

 このアイシアの考えは分かるのだけど、恋愛ってのは勝者と敗者が必ずあるものだから苦しいけど仕方ないで納得するしかないんだな。日本が重婚大いにOK、恋する当人らが愛人の有無もOKとかなれば、全員で仲良くできるのになと想った。恋をよく知らないアイシアだからこその素直な意見だが、これには深く考えさせられた。

 自分が純一の恋人になるまで何度も世界を繰り返すつもりかとアイシア諭したさくらの言葉も胸に刺さったぜ。

 

 結構しっかりと恋の厳しさも描いていると想った。後半はシリアスだった。

 

 結局は音夢がメインヒロインを持っていくのだが、純一を巡るヒロインの恋の物語に一波乱あってそこは面白かった。ことりとアイシアの心情がよく描かれていた。

 

 最後の純一と音夢の結婚式は良かった。こうして純一はジジイになって、声がチョーのおっさん声に変わってい行くのか……

 

 二期を見てから萌先輩の魅力に改めて気づいて更に好きになった。プール回でのフェンスにおっぱいを押し当てるサービスシーンは良かった。妹の眞子の制服がノースリーブになっているのも良い。

 

 

 

 

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