こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

夢破れた者たちがお宝を目指す「冒険者たち」

 「冒険者たち」は1967年公開のフランス映画。

 

 ここのところ名優アラン・ドロン主演映画をBSプレミアムで放送しているので楽しんで見ている。それにしても顔面が整っておる。

 

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 エンジン技師のローラン、飛行機乗りのマヌー、美術家のレティシアの三人の男女は色々あった末に仕事が上手くいかず、夢敗れる結果となる。

 そんな彼らが、海に沈んだお宝の情報を耳にし、三人して一攫千金の冒険に出る。

 海洋ロマンと男女の青春を堪能できる名作。

 

 先日見たアラン・ドロン主演の「太陽がいっぱい」同様に海の上でのシーンが多め。綺麗な海は目の保養になるぜ。そしてヒロインのレティシアはいい女。

 

 印象的なのが、マヌーが飛行機で凱旋門をくぐるという仕事を請け負うこと。これは仲間達のいたずら発注だったのだが、なかなかすごいこと言ってる。

 

 コンゴの海に沈んだ飛行機の中にお宝ががっぽり詰まっていて、一行は無事にそいつを引き上げる。この後からまた色々起きるから相当騒がしい青春を送っている。

 

 マヌーがラストで悪党どもに撃たれて死んでしまうこと、そして中盤でレティシアが死ぬことは予想できなかった。

 

 レティシアの地元の博物館のラクダの剥製は、お客さんが毛を抜くから剥げている話が印象的だった。 

 

 日本人としてびっくりしたのがラストシーンの舞台となる海に浮かぶ要塞島の存在感。なんだこれ!と想う施設だった。こんな建物はまず見ない。でかいし中に人がいなくてすごい不気味。

 海洋ロマンものと想ったら、最後は要塞島に置きっぱなしになっていた爆弾をローランが敵にぶん投げてドンパチやるという派手な展開になった。ここをレストランにするっていうローランの願いはその後どうなったのか、考えると切ない。

 

 太陽がいっぱいでは人殺しだったアラン・ドロンが、今回は敵に撃ち殺されてしまう。悲しい最後だった。

 

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