ついにこの時期がやって来た。
ワンクールが終わって回顧する時である。
今年もたくさんのアニメを見て充実した一年であった。本当に2018年も速かった。去年の年末にも行ったアニメの振り返りをが、まるで昨日のことのように思える。しかしサバを読むことなく一年はきっちり一年経っているのだから仕方ない。
今期は2018年の神クールだったと思う。
楽しくて好きになったアニメが一番多かったと思う。
良いラストクールであった。
ではたくさんあった楽しいアニメやそうでもないアニメまで、とりあえず見たのを全て丸っと振り返ろう。
- あかねさす少女
- うちのメイドがウザすぎる!
- 俺が好きなのは妹だけど妹じゃない
- 学園BASARA
- 寄宿学校のジュリエット
- 狐狸之声(きつねのこえ)
- グラゼニ
- 人外さんの嫁
- 蒼天の拳 REGENESIS(第2期)
- SSSS.GRIDMAN(グリッドマン)
- ソラとウミのアイダ
- ゾンビランドサガ
- アニマエール!
- おこしやす、ちとせちゃん
- DOUBLE DECKER! ダグ&キリル
あかねさす少女
ラジオ研究部に属する5人の高校生達がパラレルワールドに行って旅する楽しいアニメだった。こういうの結構好き。
最初は神社で電波さんの儀式をしていたのでヤバイアニメと想ったら、意外にも楽しかった。
メインの5人の少女達の愉快な掛け合いは好きだった。
キャラデザに桂正和先生の名前がある。絵に桂感がなくて最終回まで気づかなかった。
タイトルから主人公があかねって名前かと想ったら明日架だった。
明日架が味噌屋の娘でカセットウオークマン聞いてるし、竹輪が好きっていう設定は好みだった。私も学校の帰り道は駄菓子やパンよりも腹が膨れておいしい竹輪を買う派だった。
ウオークマンが物語のキーアイテムってのも良い。カセット好きなんだよね。それから味噌もね。
別世界にいるシリアスカ、エロ優も良かった。
水着回を用意したのは褒めてつかわす。
うちのメイドがウザすぎる!
一途にお嬢様を愛し、お仕えしたメイドの話。この内容で嘘はない。聞こえは良いのだが、その過程がかなり面白おかしく、そして変態的なアニメだった。これは毎週楽しみだった。
退役軍人の鴨居つばめは一時無職になり、次の職業がメイドになる。
つばめは初潮を迎えた女には興味がないと豪語するロリ限定の同性愛者。
元軍人なので強いし、身体能力もすごい。普段はメイド服で見えないけど、腕も足も筋肉バキバキで腹筋はシックスパックになっている。片目には眼帯を付けている。そして副業でドール作りをしていて、月に30万くらい儲けている。といった感じで可愛い顔からは想像できないステータスを有しているツッコミ所満載の設定が面白かった。
愛しのミーシャお嬢様と仲良くなるためにあらゆる小細工を有するつばめの姿は面白い。お嬢様とお友達になりたいからとネカマになってゲームで友達になったり、28歳なのに小学生のフリをして登校する奇行も愉快であった。
放送初期では不登校ヒッキーだったお嬢様が、家にいたらメイドに気持ち悪いことをされるから退避するために登校するようになるという変わり種の復学術が見られた。
ずっとつばめを拒絶するお嬢様だったが、最終回ではつばめの愛が伝わって良かった。
中盤から追加される第二のメイドみどりんも楽しいキャラだった。みどりんのドMぷりも楽しい。
脊髄だけで生きてるおバカ少女の森川ゆいも好きだった。
俺が好きなのは妹だけど妹じゃない
出た!時代が移り変わっても廃れることなき不朽のコンテンツ「妹萌え」の新参者。
そんな妹萌えの新顔作品に対して、妹萌えの金字塔たる先輩作品「シスター・プリンセス」からエールが送られた。
第一話では伝説のアニメ「シスプリ」に登場する伝説の妹達が総出演する。これはすごすぎてその時ヌードルを啜っていたフォークを落としたくらいである。ただただシスプリ復活に感動した。
しかしこのアニメ、そこで力を使い果たしたのか、あとは作画崩壊をお届けすることになる。
妹の涼花は可愛いと思うしアッヒーことアヘ顔Wピース先生なんかは面白くて好きだったが、作画は残念。Yahoo!の注目ワードにまで作画崩壊ネタが上がっていたのはウケた。
それにしてもアヘ顔Wピース先生とか初登場時には吹いた。名前がヤバイ。演じたのは赤﨑千夏だが、この人はクソ女と変人の役ばっかりやるな。好きな声優である。
それでも「妹萌え」という概念の素晴らしさを謳った良き作品ではあると思う。
兄は最後の最後になってやっと自分が妹萌えだと気づく。妹は一番近いようでその実遠いもの、そこの所を悟ったということがワンクール走り抜いた先での成長であった。
クソとかあとはクソとか言われても私は妹萌えなので妹を出せばとりあえずチャンネルを合わせます。
学園BASARA
バサラは二度と再びアニメをすることはないと想っていた。なんとなくね。
かなり久しぶりのアニメ化だが、本編を離れた学園ものというギャグとおちゃらけの世界。正直ダレトクなのだろうと思った。
話はくだらない。にしても声優が豪華だな。よくこの顔ぶれを集めたものだ。
亡き辻谷耕史の演技が見納めになると想ってしみじみと見ていた。
個人的には孫市先生が好き。
寄宿学校のジュリエット
対立関係にある寄宿学校の二つの寮の生徒間で交わされる障害を乗り越えた愛を描いている。
私の好きなシェイクスピア作の悲劇「ロミオとジュリエット」の設定を落とし込んだ学園ラブコメである。
第一話からハマったな。何がって、ヒロインのペルシアが可愛すぎる。次いで犬塚の友達の蓮季。とにかくヒロインが良い。
ペルシアを演じる茅野愛衣の声も可愛すぎる。女の身であっても世界を変える強さを欲するペルシアの真っ直ぐな生き様は萌え。
犬塚とペルシアのカップルが共に奥手で、それでもゆっくりなペースで愛を深めていくのには胸キュンだった。
ED曲が好きだった。
狐狸之声(きつねのこえ)
たまにある中国ものっぽい。
最近話題に上がったものにゴーストライターってのがあるが、この話は主人公フーリがアイドルに声を当てて歌うゴーストシンガーをするというもの。
こんなことってあるんだ。まさか知らないだけで日本にもコレやってるヤツいるんじゃないだろうな。口パクですらないという新手のズルを見た作品であった。本人の声と想ったら実は違うヤツの声っていう、まさに狐につままれたような想いをしたアニメ。
謎の人物スカイから送られるメールに怯える日々を過ごすフーリはちょっと可哀想。
グラゼニ
グランドに埋まっている銭を掘り起こすことに邁進するプロ野球投手凡田夏之介の物語第二部である。
アニメ一期ではヒロインのユキちゃんが後半まで出てこないことで焦らされたが、今回は結構出番があった。やっとユキちゃんが夏之介のことを認識してくれたので良かった。ユキちゃんを演じるM・A・Oの声も可愛い。
プロを引退した先輩選手が解説者として生き残るサクセスライフが描かれたり、プロの契約交渉シーンが描かれたりと素人は絶対知らないエピソードが面白かった。球団と選手とで行われる契約金交渉のやり取りはシビア展開だった。
登場人物にも言ってる者がいたが、野球って他のスポーツと違って何であんなに給料が桁違いに高いのだろうか。
アニメ以外で野球に全く興味がないので知らないが、そこまで人気あるのかなと想った。
人外さんの嫁
何だこの「恋と嘘」を変化球にもじったみたいな作品は。
突如人外なる何かしらと結婚するように告げられた男子高校生達は大人しく結婚してしまう。しかも嫁は人間の方なのね。
人外さんは奇抜なキャラデザでキモ可愛い狙いかな。
人外さんの中には包帯に顔を書いてるやつがいて、あれはちょっと笑った。
しかしこれ、子孫繁栄は無理だろうな。
ショート枠であっという間に終わった。半年後には記憶から消えてるも。
EDアニメでダンスする人外さんはキモ面白かった。
蒼天の拳 REGENESIS(第2期)
北斗の文句ならコイツに言えでお馴染みの霞拳志郎の物語第二部である。そして完結する。
拳志郎達一行は、アニメ一期終盤で登場した謎の覆面男二人と渡り合うことになる。こいつら二人は綺麗なジャギ兄さんといった感じ。
2クール目では飛燕に続いてヤサカが壮絶な死を遂げる。エリカは通算3人目の父を亡くすこととなった。
拳志郎、そしてその朋友(ポンヨウ)達の熱き生き様を見せられた。
ラストで拳志郎は死んだってことだよな。玉玲さんとの間に子供が出来たのに可哀想。
SSSS.GRIDMAN(グリッドマン)
早すぎた名作と言われた特撮ドラマ「電光超人グリッドマン」に時代が追いついたので、今度はアニメとして復活した。そしてタイトルに「S」付きすぎ問題。
放送前に大石昌良がBSの音楽番組「Anison Days」でこのアニメスゴイよ的な宣伝をしていたのを思い出す。
グリッドマンは格好良いし好き。しかしアニメ化に関しては何も期待していなかった。しかしこの作品、化けた。まじ最高だったよ。
まずすごいのが実写版でもアニメ版でも緑川光がグリッドマンの声を担当していること。オリジナルが25年前に放送してるから、緑川が四半世紀の間役者として生き残っていることに感動。実写版の時よりも低めの声で演じている。
ヒーローものだが、素晴らしいのは六花とアカネのツインヒロインの存在。マジでどっちも可愛い。
見てる男共は毎週はぁはぁ言ってたと思う。
実写版の武史のポジションにアカネが置かれている。武史が根暗なオタクだったので、あそこは可愛い女子に変えて良かったと思う。
演出も憎い。懐かしの怪獣アノシラスが出てくる。
最終回は特に良かった。実写版を覚えているファンは胸熱だったと思う。最終回は坂井紀雄が歌った実写版のOP曲が挿入歌で流れるし、実写版ED曲の方もメロディーだけが流れる。この実写ファンを意識した感じも良かった。
そして印象的だった最終回ラストシーン。目覚めたアカネらしき少女はまさかの実写。六花がアカネにあげた定期入れも映っていた。
六花から定期入れを受け取ったアカネが「どっか行けってこと?」と返したのはちょっと笑った。
作画良しでOP、ED共に主題歌も良かった。
次はウルトラマンをアニメ化するという。この調子でファイヤーマンやミラーマンもアニメにすればと思う。
ソラとウミのアイダ
環境変化から地球の海で魚がとれなくなり、人類は宇宙イケスを作って宇宙で漁をするようになる。宇宙漁師を目指し、日々訓練する少女達の物語が尾道を舞台に展開する。
尾道、行ったことないけど映画「転校生」のロケ地だよね。懐かしい。
そしてこのタイトル、中島みゆきのヒット曲をどうしても思い出す。
SF要素もあり、精霊的なヤツも出てきてファンタジー要素もある。
明るい作風だが、もしかしたら現実でもそうなるかもしれない怖い未来設定の下で物語が展開される。
登場ヒロインは皆可愛い。
おすすめヒロインはメインで登場する訓練生たちの指導者の鳴海高子。演じている浅川悠の声もすごい好き。
最終回で水着シーンがあるのも良し。
ゾンビランドサガ
日本人ってアイドルが好きだから、また今期もアイドルアニメが来たよ。
どうせ似たり寄ったりでしょ。
ゾンビが歌って踊るとかまたバカ言ってる、やってる。
↑
と想っていたが、この作品はそうではなかった。他のアイドルアニメとの差別化に成功している。面白かった。
佐賀県を舞台に展開されるゾンビ少女たちのアイドル活動が描かかれる。
メインキャラのさくらは第一話がスタートして2分くらいで車に跳ねられて死ぬ。
死んでゾンビになった少女達は「フランシュシュ」というグループを組み、深夜放送でもずっとうるさい謎のプロデューサー巽幸太郎の指導の下、アイドル道を駆け抜けていく。
メンバーは死んだ時期がバラバラで中には昭和の人もいる。価値観やアイドル活動の方向性に違いが生じてグループがバラバラになりかけるが、それを乗り越えて売れて行く。
メンバーは皆「伝説の~」という肩書を持っているが、メンバーの「伝説の山田たえ」は何が伝説なのか色々と謎設定が施されていた。
山田たえはライブシーンでカメラに抜かれる率が圧倒的に低いメンバーで、踊る姿もどこか無気力。コイツだけうめき声をあげるくらいで喋らないが、声がベテランの三石琴乃という無駄に豪華なキャスティングなのもまた謎。
キャラ絵が可愛い。
個人的に一番好きなのは種田梨沙演じる水野愛。ゾンビになる前にもアイドルをしていて、死因はライブ中に雷に射抜かれるというもの。これはちょっと笑った。
人間が雷に打たれる確立ってものすごく低いってテレビで言ってたから、やっぱり持ってるものを持ってるスターは違う。しかしスター性を持っていても、命を落としたらなにも無くなるんだけどね。
メンバーの過去が徐々に明かされる展開も楽しかった。
メンバー星川リリィの過去も色々衝撃的だった。リリィが「お星様が呼んでる」と行って夜に布団から抜け出るところも笑った。
アニマエール!
今期のきらら枠もしっかりやる部活もの。
女子がだらだらやってる日常ももちろん良いが、目的を持って活動する展開もまた良い。
チア部で奮闘する少女達の姿が描かれる。メインの女子5人は皆可愛良い。チアの衣装も可愛い。
萌えるし癒やされるので毎週楽しみであった。
メインキャラの名前には動物名が入っていて覚えやすい。
それにしても、こてっちゃんこと舘島虎徹の名前にはVシネ感がある。こてっちゃんは可愛い女の子なんだけどね。
チアをやりたいのに体が硬いし高い所が怖いという主人公こはねのポンコツぶりが愛らしい。
初期にこはねが穿いてたおしりで応援できるズボンが可愛かった。
普段はクールで目があんまり開いていない有馬ひづめがチアをやれば別人のように明るい少女になるギャップは良かった。
本人は未登場だが、ひづめの兄の話題がちょいちょい出てくる。ひづめの語る内容から、兄はなかなかの変態紳士&シスコン男だと推察出来る。
きららヒロインはおっぱい枠置きがち。初期には佐渡宇綺がそうだと想ったら、5人目にチームに合流した牛久花和が真のおっぱい枠だった。花和で「かな」と読むのは初見では絶対無理。
やはり名前に牛が入ってるだけ強い。ヒロイン5人は甲乙つけがたい可愛さだが、牛久さんが一歩リードかもしれない。
顧問の犬養先生も何気に好きだった。
おこしやす、ちとせちゃん
京都の街を舞台に可愛いペンギンのちとせちゃんが気の向くままにブラブラする話。
京都の街は風情がある。そしてちとせちゃんがモフモフで可愛い。「ピンドラ」を思い出す。
ショートアニメですぐ終わるけどしっかり癒やされる。
堤真一のナレーションが暖かい。毎回思う。
DOUBLE DECKER! ダグ&キリル
キャラデザが桂正和先生で、タイトルも「タイバニ」ぽいので期待して見た。面白かった。
色々なタイプのヒロインがいて良かった。
ディーナとマックスは大分攻めた設定のヒロインだった。声が早見沙織なのにピー音が被さる口汚い言葉を連発するディーナは活き活きして良かった。
大人しいヒロインのケイとユリがやっぱりいいね。
コンビ刑事の話で、時にはスリルがあって面白かった。テンションの高いナレーションも好きだった。
続編があるっぽい終わり方だったのでやるならもっと見たい。
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