こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

平成最後だ!「第69回NHK紅白歌合戦」を見た感想

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 いや~、明けた明けた、見事に明けたぞ新年。と言ってもそろそろ明けて一週間が経過する。去年もコレ、ブログに書いた気がする。

 

 毎年そうだけど、年末年始は見る番組がたくさんあってかなり楽しい。今年も例によって例のごとく正月を楽しんだ。

 やることが多くてリアル放送をゆっくり見ることが出来なかった平成最後の紅白歌合戦を、昨日やっと見ることが出来た。

 

 結果を言うと、楽しかった。

 

 NHK頑張ったなって思った。これの1日前には歌える声優とアニソンアーティストを集めて4時間のライブをお届けした番組をやってた。そっちでも良い仕事をしたと言えよう。あっちも楽しかった。

 

「紅白なんて時代遅れ、NHKもね」

「日本の音楽はアイデアが枯渇してもはやクソ」

「裏でやってるガキ使の方が絶対おもろいから」

などなど、紅白歌合戦に対する厳しい意見を私生活のあちこちで耳にすることがある。確かにある。

 しかしだ、年末最後のお祭り、それも平成時代ラストのお祭り、そう聞くとやっぱり気になる。そしてなにより私という人間が、音楽が大好きなんだもの。

 

 という訳で、年末に一生懸命レコーダーのHDD残量を確保する作業を行ってバッチリ録画しておいたものを見た感想を上げていこう。

 

 今年も2MC+ウッチャンという安定のフォーマットで4時間半の長丁場をお届けしていた。しかしこの長時間、HDDをに負担がかかる。実際に見た所は2時間半程。十分な撮れ高だと思う。

 

 まず、去年同様にOPムービーが結構凝った作りになっていた。

 OPムービーでSMAP初音ミクが見られたことが嬉しい。ちょっとだっけ映ったSMAP歌唱映像で早くも泣きそうになった。

 

 

 SMAPTOKIOが消えた後のアイドル枠は純烈とキンプリが持っていったんだな。デビュー20週年の嵐が出演ジャニースの中では一番お兄さんのポジになってる。嵐も長い間頑張ったと思う。司会の翔くんもよくやってる。しかしNHKと嵐のこの仲良しぶりから察するに、次は大野くんか松潤を司会にする気なのかな。いや、大野くんはないか。関ジャニの村上も次の司会を狙っているらしい。

 

 ゲスト審査員席に出川のテッチャンがいるのがウケル。友達のチェン(ウッチャン)の応援に来たらしい。途中で「そだねー」の娘達と絡んでいるところの間抜けな感じがが面白かった。ポンコツを売りにしているが、彼は天才だと思う。

 

 知る人ぞ知るウッチャンのもう一つの顔「ミル姉さん」を久しぶりに見れたのも良かった。

 

 櫻井君の相棒として司会をしている広瀬すず天童よしみや欅坂の曲紹介でミスってたな。笑って流せるレベルの失敗だったけどね。天童よしみの時の途中まで言って止めるあのナレはちょっと気になった。

 

 

 今年のNHKが良くやったと言える点は、大物ゲストを呼んだこと。

 

 平成最後なので、番組を卒業したお祭り男のサブちゃん+その面白い弟子二人を呼んだこと。

 今年デビュー40周年のサザンオールスターズ

 昭和、平成、おそらく次の時代においても輝き続ける歌姫荒井由実改め松任谷由実、通称ユーミン

 滅多にテレビで見れないMISIA

 そして個人的に一番驚いたのは、謎多きシンガー米津玄師の参戦。

 この辺りが見どころだった。

 

 サブちゃんなんて「仮面ライダーアマゾン」の強敵十面鬼みたいなデカイセットに乗って登場したし、弟子二人がなんか面白い。

 ユーミンはどっかで中継かと思ったら二曲目で本当に会場に来たし、サザンはサブちゃんとユーミンも巻きこんで「勝手にシンドバット」を歌って最高だった。ボーカルの桑田は原坊の前で何をユーミンとイチャついてんだよって思ったけど。

 MISIAはデビュー曲の「つつみ込むように…」を急に歌い出すし、イントロのホイッスルみたいに高いシャウト、あれはCDを聴いて真似して歌おうと思っても出ない高い声だったな。今でもこの曲の8センチシングルを大切に保管している。

 

 中継だけど、米津がよく出たなと思う。これは良かった。

 マジでどこだよっていう教会みたいな所でキャンドルサービスをする幻想的な演出は良かった。あとは何かが乗り移ったごとく魂に訴えるパフォーマンスを披露したバレエダンサーも良かった。踊りがすごかった。

 「Lemon」のPVの最後の方で皆して両手を上げてお祈りするアレもやってた。

 米津はやっぱりヒールを履いてくれるのかなと期待していた。足元が暗くてよく見えなかったけど多分履いてないと思う。

 最後にちょっとだけ挨拶して米津の喋り声を始めて聴いた。ウッチャンも「米津さんが喋ってる~」て感動していた。

 他にはDAOKOの歌も米津が提供したものだし、セクゾとキンプリも一緒に踊る中で子供らが披露した歌も米津提供だったし、今回は米津無双だったな。

 

 謎多きシンガーだが、今年の曲と言えば米津の「Lemon」かDA PUMPの「U.S.A.」だったな。

 

「U.S.A.」はやっぱり楽しい曲。出演者が皆出てきて踊ってた。私はちゃんと気づいたが、後ろにいるJUMPの知念君がサビ以外も完璧に踊っていたのは素晴らしかった。

 

 何気に毎年郷ひろみの勢いしかないステージがお気に入り。今年は色んな連中を従えて「アーチチ」を歌っていた。ぬらりひょんじゃなくてひょっこりはんもいた。良いひょっこりだった。

 

 お休み中の岩橋の魂も連れて堂々と紅白初パフォーマンスを披露したキンプリも良かった。曲の最初の所では、その場にいない岩橋のスペースを空け、ライトも一人分照らしていた。こういうことされるとちょっと泣きそうになるんだけど。岸君の歌声はやはり最高。

 

 セクゾのマジックを使った演出もすごかった。映像技術を使ってメンバー4人を倍に増やしていたので、それならお休みの松島も映像で出せば良かったのにと思った。

 

 

 歌を全然聴いてなかったけど、それでも良かったのが三山ひろしのパフォーマンス。またけん玉乗せギネスに挑戦したが、あの失敗の許されない状況で頑張る皆のけん玉パフォーマンスを見たら応援しない訳にはいかない。ドキドキしながら見た。成功して良かった。

 

 林檎姉さんと一緒に歌った宮本浩次がやっぱり面白い。彼のあの異質な感じがクセになる。二人ともタイプは違えど一流の表現者

 

 一流の表現者と言えば、石川さゆりもそうだ。情感たっぷりに名曲「天城越え」を歌い上げるパフォーマンスは良かった。「またこの歌かよ」って思うヤツもいるだろうけど、毎年でも聴きたいんだよこの歌は。

 先日、同じくNHKで放送した「第5回明石家紅白!」で、キンプリ岩橋が好きと言ってた歌詞「わさび沢」、キンプリ髙橋が好きと言ってた「刺さったまんまの 割れ硝子」の歌詞部分を石川さゆりが歌った時にはクスリと笑ってしまった。
 そして、熱唱する石川の横には、まるで音波攻撃でも飛ばすかのように力強く弦を弾くギタリスト布袋寅泰の姿が見られた。まさか布袋さんが応援に来るとは思わなかった。紅白で見れて良かった。

 

 あとは、星野源のミニコーナーで声優の宮野真守が映っていたのが嬉しかった。

 

 何気に「Aqours」のステージも楽しく見ていた。アニメ好きなんでね。

 そう言えば、CDTVの年越しライブでは、キスマイの宮っちが自分が歌う番が終わったら、後は客席に混じってAqoursのライブを見ていたのが面白かった。キスマイ兼ラブライバーなんだよな彼は。

 

 全体的に白組の歌手に好きなのが多くて、優勝も白組だった。でもユーミンが来たからって理由だけで、今年は赤の勝ちでもよかった。

 

 司会のウッチャンも言う通り、カオスな舞台となっていたが、なんだかんだで楽しんだ。

 結局私という人間は、そして多くの日本人は音楽が好き。

 

 次の時代も楽しい紅白を作って欲しい。

 

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