5月4日の晩にNHKで「全マクロス大投票」を放送した。我々視聴者と演者の休憩のために途中で朝ドラを挟んで計3時間半も放送した。
最近すごく想うのだが、NHKはオタクに媚びている。言い方が悪いかな。オタクを味方にして引き込もうとしている。
今年の春からは「ガンダム」と「進撃の巨人」の新作、アニソン特化の歌番組「アニソン!プレミアム!」までスタートさせた。
アニメはもはや日本の文化。
そんな文化も長続きすれば時に迷走し、末には廃れて朽ちることもある。そんな中、日本アニメ史の中で未だ輝き続ける作品がマクロスシリーズ。
昨日の放送を録画して今日見たけど、やっぱりマクロスってすげぇ。良い。スコだな。改めてそんなことを思ったのである。
マクロス自体はもちろん良いものだ。加えて昨日の特番は、マクロス愛溢れる良き作りだった。NHK、良い仕事した。
申し訳ないけど先に言っておくと、私はマクロスよりも後に放送した同じく超時空シリーズの「オーガス」とか、同じく可変戦闘機が活躍する「モスピーダ」派である。それでも、マクロスだって好きで見ていたのでやっぱり昨日の放送を見れば胸が熱くなった。
そんな感じで、昨日の特番を見てたぎったマクロス愛を語ろうと想う。
マクロスシリーズの特徴と言えば、まずは格好良い「可変戦闘機」が出てくること。そして「歌」があり、もどかしい男女の「三角関係」がある。
メカ、歌、三角関係。どれも私の大好きな要素である。
特にメカではかなり良い味を出している。ガンダムならMS、MAと2タイプに変形するのが、マクロスのメカは3タイプに変形が可能。
マクロスのメカは飛行機、人型、どちらもでもないその間の飛行機に腕が生えたみたいなやつへと姿を変える。この間のタイプが斬新で良い。愛しき中途半端さがメカ好きにはたまらない。
私が一番最初に見たマクロスは劇場版映画の「愛・おぼえていますか」。
ミンメイちゃんが可愛い。最初に思ったのはこれだったな。
番組ではツインヒロインの内ミンメイか未沙かどっちなのか談義をしていたが、私も最初はミンメイちゃんだったけど、最後には未沙が良いとなった。未沙を演じた土井美加のお姉さんボイスがすごい好きなんだよな。ディズニーの吹き替えやりがちな声優さんイメージがあるんだけど、こういうヒロインもいける。お姉さんからババアまで出来る良い声してるんだよな。
最初のマクロスで一番覚えているシーンが、主人公達が敵に捕まってそこで男女のキッスを見せろって展開になるやつ。
敵の異星人共は種族間で男女仲が悪い。人間の男女が協力し共生しているのが信じられないとか言う。本当に男女が仲良しならその証拠を見せろと迫り、そしてキッスをさせる。
ミンメイとカイフン兄さんがキッスしたのを見て異星人共が「おおぅ……」とか唸っているのが童貞臭い反応で面白かった。
あと、伝説のパインサラダは食ってみたい。
これの主題歌の「愛・おぼえていますか」がマジで好き。人生で300回は聴いてる。涙腺に来るんだよなこの曲。これを歌うために飯島真理がロスから帰還したのには感激。本人が歌うところ初めて見たし。
「マクロスF」は良く見ていたのだが、あれがもう10年前とか信じられない。シリーズ人気1位だった。まぁ納得。
個性の異なる二人の歌姫がツインヒロイン。エヴァの綾波とアスカ・ラングレーがそうだったように、ツインヒロイン作品だと雑談で「お前どっち派?」ていう定番の問いが飛び交う。ちなみに私はシェリル派で、私のお兄ちゃんはランカ派だった。
シェリルが完全にエロいし、金髪だし、イキった女と見せかけておいてちょっと弱さも見せ、努力もしているのが萌えだった。高飛車女な感じを出して演じた遠藤綾が良い仕事してた。
10年経っても覚えているのが、シェリルとアルトが更衣室のロッカーに隠れる回があって、その時に携帯が鳴り、ヴァイブレーションでシェリルが感じて艶めかしい吐息を漏らすというシーン。あれはエロくて良かった。
マクロスFではランカの歌う「星間飛行」がめっちゃ可愛くて好きだった。サビ前の「キラッ」のところとかめっちゃ好きだわ。10年経ってもまだ名曲だったな。
ランカが新人時代に人参のCMみたいなので歌うところとかを見ると、アイドルの下積みって大変だなと思っていた。
たくさんヒロインが出てきたけど、マクロスのヒロインで結局のところ一番萌えなのは「マクロス7」のミレーヌかな。何せピンク髪ヒロインだからな。ピンク髪にはかなわない。櫻井智の声も綺麗だし可愛いからめっちゃ好きだったのに、声優引退したからもう聞けないじゃないか。
「マクロス7」はまさかの男が歌うという異色作だった。申し訳ないけど、最初はバサラのことをうるさい男だと思っていた。ロックで骨太な熱血漢だと後で分かったけどね。
そんなこんなでまたマクロスが見たくなった。
BDで最初から見たい。
今は「マクロスΔ」ED曲のルンピカビームのやつを聴いている。あの歌は反則的に可愛い。
というわけで、マクロスシリーズは一流エンターテイメントの大銀河ロマンスだった。
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