こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2020年のアニメ感想(7月~9月)その3

 

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

 4月放送開始予定がコロナのせいで7月に延期となった。八幡の青春の決着を見るまで私は死ねない。絶対に混迷のコロナ時代を生き延びてやる!と思って生き延びた結果、先日無事に比企谷八幡青春の決着を拝むことが出来た。シリーズ三作を追って来て、この大団円を見れたことに感動である。

 

 今回シリーズの太い柱となったエピソードはプロムをやるかやらないかという問題。いろはす考案でアメリカかぶれの宴をやり始めるからPTAとかも顔を出してきて表向きにも面倒事になっていた。そして裏では、八幡、ガハマ(由比ヶ浜結衣)、雪ノ下の関係性もまたややこしいことになっていた。これはストレスが溜まる青春だ。

 

 雪の下が単独で動き、八幡&ガハマも別口でプロムのために行動する。プロムを行うのを手伝ってあげたい、手伝ってもらいたいという思いがありながらも、体裁のことがあって3人が協力関係にならない。ここに複雑な人間心理が織りなす人間ドラマが見られる。それが良いのだが、一方では七面倒臭い関係性だなコイツら、と思わずにはいられない。

 

 喜久子姉さん(17)演じる雪の下母、毒舌の姉陽乃が連合軍で学校に殴り込んでくる学校会議シーンには緊張感が走っていた。この二人を相手に大立ち回りする八幡もなかなかのものである。

 陽乃が部の3人の関係性のことを友情ではなく共依存だと指摘するシーンにはドキリと来る。可愛いしエロいけど絶対怖いお姉さんだ。まぁ結果そこが良いよね。

 

 八幡とガハマのラブな時間が中盤まで見られ、後半は雪乃ターンでもう本当にすごかった。

 ガハマ母の破壊力もすごかった。心身共にフルウェポンだった(特におっぱい)。

 

 最後ということで、これまで登場したお馴染みのメンバーも次々と顔を出し、まるで同窓会気分だった(一生行ったこと無いけど)。うるさいデブオタクの材木座がプロム編で初めて役に立つしちょっと格好良く見えた。材木座ラノベ音読会もまたやって欲しいものだ。

 

 断片的に八幡の青春に介入しては存在感を見せる平塚先生の活躍にも惹かれる。めっちゃ好きになるわ。先生と八幡とのちょっとドキッとする展開も良かった。雪乃がデレの総攻撃を仕掛けて来た最終回に、まさか平塚先生までなかなかの爆弾を打ち込んで来るとは思わなかった。忘れられないヒロインである。

 

 最終回であの雪乃の口から「好き」の言葉を引き出した八幡の青春の戦いは絶対に間違ってはいない。告白のタイミングで、今では神曲となってしまった「ユキトキ」が流れた時には血液が沸騰した。後半の歌詞にある「雪解けと一緒に春にかわっていくよ」のように、何だかこいつらの困った青春の冬も終わり、春になったと思えた。あの歌詞のネタバレがここにあったのか。めっちゃ感動した。

 最終回序盤のタピオカドリンクを飲むデートシーンもニヤけが止まらぬ。学校では拝めない雪の下の特別な私服姿、特別な髪型、なにからなにまでご馳走様だった。

 

 八幡はツインヒロインのどっちに行くのか、ずっと気になっていたが、雪乃エンドだったか。しかしラストのお悩み相談のガハマのアレは、自分は負けヒロインではないという宣戦布告だったようにも思える。八幡の楽しい青春はまだ続くのだろうなと思える良き最後だった。

 我が青春の一作だった。マジありがとう。

 

ゆらぎ荘の幽奈さん(再放送)

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 本放送はもちろん見ていたが懐かしくて再度見た。

 改めてエッチだし可愛いし楽しいアニメだった。それから週毎に明かされるコガラシ君の霊にとりつかれた歴が濃い。

 

 この時はお名前を知らなかったけど島袋美由利が幽奈役だったのか。「ギャルと恐竜」のギャルや「はねバド!」の荒れた部長をやっている人と同じ声とは思えない。なかなか注目の女優である。

 

 初見よりも二週目の方が楽しく見れた。これは二期をやって欲しいぞ。

 

 OP曲とOPアニメーションも可愛くて好き。OPアニメの幽奈のピンクのナース服コスがお気に入り。

 


Lapis Re:LiGHTs(ラピスリライツ)

Lapis Re:LiGHTs vol.3(初回限定版) [Blu-ray]

 個人的にマジで今期のダークホースだった。前情報ゼロで視聴したところ、可愛いし面白いのでだいぶハマった。ヒロインがうんさかわんさか出てきて皆可愛い、おまけにまぁまぁエッチなので目の保養でしかない。

 魔法学校を舞台にした女子の青春とアイドルライブの二刀流の魅力で攻めた一作で良かった。要所々々でクスリと笑えるコミカル要素が見れるのも良い。

 どうやらラブライブ的な企画で、アニメで披露した曲を声優達もライブで再現するみたいな例の楽しいメディアミックスものらしい。

 

 だいぶ良かったので感想として言いたいことがたくさんアリすぎる。なので以下に箇条書でサクッとまとめよう。

 

  • 前期アニメ「プリコネ」のペコリーヌと同じくお姫様枠だったのでティアラちゃんに沼ル。
  • ドッジボール回、ボードゲーム回がはちゃめちゃでかなり笑える。
  • ボードゲーム回でロゼッタがロリッタになるのがありがたい。
  • アシュレイとラビィ、エミリアとガーネットあたりのカップリングが百合萌え的に素晴らしい。
  • ラビィは貧乳キャラ雰囲気を出しているだけで胸部にはかなりのものを持っている。
  • OP曲がキラキラして可愛い。
  • OPアニメでサディスティックキャンディの二人が叩いてかぶってジャンケンポン的な遊びをしているのがコミカルで好き。
  • 冒頭から畳み掛けるように各グループのオルケストラを展開させた最終回が最高。
  • Rayのメンバーを演じている声優陣が強い。(花澤香菜ちゃんとかあやねるとか)
  • 伝説のRayメンバーなのに人望の薄いアンジェリカの雑なキャラ性が一周回って好き。あと、オルケストラの時にキャラ変わりすぎでウケる。
  • ロボヒロインとしてあるふぁ、褐色ヒロインとしてラトゥーラを置いたことでとりあえず私のニーズを満たしている。
  • エリザとティアラの美しい姉妹愛には腹が満たされる。

 

  そんな感じで最高でした。曲もこれから色々探して聴こう。二期があったら絶対見る。

 

Re:ゼロから始める異世界生活 第2期

 コロナのせいで春スタートが夏に伸びた。

 

 白鯨討伐の続きからスタート。白鯨を始末したのにレムのことを皆が忘れていてまだまだ事件は深い闇に突っ込んでいくこととなる。今回も色々とお話が動いたようでまだまだ全然とも言える。エミリアが試練に臨んでからスバルが時間を行ったり来たりして、なんだかお話の方は複雑で難しいことになっている。

 

 久しぶりに見てもスバルくんが見事に死にまくって精神も削られてかなり可哀想。可愛いウサギさんが出てきたと思ったら、群れをなしてスバルを食い殺すエンドルートが怖い。

 厳しい試練の中でエミリアヤンデレヒロイン化してしまうバッドエンドルートがあった。いつもの可愛いエミリアと違いすぎてショッキングだったが、アレはアレで良かったとも思えた。

 

 新キャラのエキドナのキャラが立っている。紅茶に見立てた体液を飲ませてきがちなダークなヒロインかと思いきや、たまに可愛いから注目してしまう。エキドナはじめ最強魔女共が次々と出てくる展開が印象的だった。

 懐かしの恐ろしい殺し屋女のエルザがまた登場した。やっぱめっちゃ怖い。能登麻美子がコレをやっているのがビックリ。

 

 勝ち気なチビのエリザベスの謎に迫る展開が見られた。その中でいつもと違ってしおらしいエリザベスが見れたのが印象に残る。新井里美の芝居が好きだった。

 

 ロズワールについては、恐らくコイツがだいぶ真実に迫るネタを握っている曲者だと睨んでいた。やはり当たりで、ロズワールが色んなことを知っていた。

 

 異世界に来る前のスバルのヒッキー生活に迫る展開は珍しいものだった。息子を頭ごなしに否定せずに優しさで包み込むナツキ家のお父さんとお母さんがすごく良いやつだった。コレを見るとヒッキーでも日本にいた方が平和だなと思える。

 夢の国とされる異世界に来ても思考をサボらせることなくもがいて前に進む苦労人のスバルを応援したくなった。

 

銀河英雄伝説 Die Neue These(NHK放送版)

 こちらは平成もかなり終盤に迫った時に放送したものの再放送だ。令和時代になってまた銀河英雄伝説がテレビで見られるなんて誰が思っただろう。なんだかんだで存在がありがたいスペースオペラ大作である。

 コロナストップアニメ作品が多数出たNHKの中でも再放送だからコロナストップ無しで順調に完走した貴重なアニメ枠でもあった。ありがとう。 

 

 7月から9月にかけては後半となる2クール目を放送して最終回を迎えた。

 戦争の中で間違った権限を振りかざし、ただでさえ荒れた時代をもっと荒れさせるウザい貴族共の戦いが目立った要素になっていた。いつの時代も愚かな者が率いる愚かな軍団がいて、そんな愚かなコンテンツは長続きせずにやはり終焉を迎える。ラインハルトを金髪の若造などとディスっていたバカ貴族連中を綺麗に一掃する展開は爽快なものだった。

 

 仲良しだったラインハルト、キルヒアイスの関係に亀裂の入る展開はスリルがあって興味深いものだった。敵襲からラインハルトを見事救ったものの、激しく負傷して命を失うキルヒアイスが可哀想だった。親友を失い、姉とも離れて孤独を極めたことで、より覇道を歩むに向く指導者になっていくラインハルトの物語が悲しくも勇ましいもので注目できる。

 

 対してのんびり屋さんのヤン・ウェンリーものんびりしている内にどんどん出世して危険な立場になっていく。青春時代を共にした友人が死んだ日にはずっとサングラスをかけて目を隠していたヤンの姿が印象的だ。軍人向けの性格ではないのに、頭が良いから戦争を円滑に行う才能があるというミスマッチな要素がぶつかって出来たヤンのキャラ性が良かった。あとはここの部下のグリーンヒルが癒やし要素ありのヒロインで良かった。

 

 違う勢力に属する二人のメインキャラが、最終回では共に愛した者の墓参りに行くという展開を見ると、胸が締め付けられるような想いになる。互いが互いの愛しい人を殺すというのも戦争の見方として確かなものである。それでも互いに愛しい人を亡くせば悲しい。本当になぜこんなに怖くて悲しいことを人は繰り返すのだろうとも思えた。

 

 キャラの心理描写を分かりやすくする作用のあるナレーションも良い仕事をしていた。

 

ハクション大魔王2020

 これも一時はコロナ延期になったけど先日無事完結した。

 

 皆でキャンプに行く回で色んなキャンプ知識がわかったのがタメになった。牛乳パックでホットドッグを作るのは真似してみたい。最近では家庭で焼き芋をしていたら消防や警察を呼ばれるなんてこともあるらしいので、お外で火を使って何かやることが気軽に出来なくなったな。これが大魔王が現役だった50年前とは違う今の事情とも思える。そういえば冒頭の50年前のあるあるネタも役立った。

 

 大魔王と初代カンちゃんが再会するところも良かった。おじいちゃんのカンちゃんが孫のカンちゃんに、若い内には何でも挑戦しろ的なエールを送る展開にもほっこり出来る。先代のカンちゃんも本当にまともになったよな。

 

 このオチは見えていたが、やはりカンちゃんとあくびちゃんはお別れすることなる。わかっていた流れだけど、なんとかしてお別れ回避ルートを突き進む子どもたちの戦いにちょっとうるリと来た。最後はカンちゃんがあくびちゃんに愛の告白をして男を上げたなと思う。

 

 2020年版ではチビ、中間、すごくお姉さんの三段変化で男子ユーザーを楽しませてくれたあくびちゃんが時を越えて魅力的なヒロインだった。当然だが、主に壺の中の世界で見られる一番お姉さんの姿が一番良い。

 

フルーツバスケット 2nd season

 2nd seasonも2クール目突入である。

 益々各人物の心理に迫る細かい描写が見られるのが特徴的だった。

 

 とりあえず文化祭のシンデレラをベースに敷いた全然違う劇が面白かった。

 生徒会活動を通してどんどん人間らしくなって行く由希の物語が爽やかに描かれるのも良い。前々から言動が気になる真知に注目した展開も良く、その真知が結構勢いをつけて由希との距離を縮めるのが意外な展開だった。真知にも萌える。

 

 透は夾と由希のどちらとくっ付くのか、そこがずっと気になっていた。今期放送でそこにも決着がついたのではなかろうか。由希の中での透は、お母さん的な癒やしを与えてくれる憧れの女性という決着となり、真に異性愛を持って接しているのは夾であると分かる。由希が透に抱く想いのことをいわゆるバブみというのではなかろうか。

 文化祭エピソードでは透の方が夾にドキドキしている描写も見られ、二人が益々仲良しになっていると分かるのが良かった。

 

 個人的には作中全ヒロインの中で魚ちゃんが推しなので、彼女の物語に注目してしまう。魚ちゃんと紅野はどうなるのか気になる。花ちゃんが夾の師匠にロックオンしているのも気になる。

 

 依鈴と潑春の男女関係のことや、慊人の真意と正体に迫る展開など、毎話見所たっぷりで面白かった。

 作中で最もお色気要員な依鈴の活躍が良い。服装とかもまぁまぁエッチ。荒れた感じの依鈴が透にちょっとずつ懐く流れにも萌えた。

 

 慊人が女子だったこと、これは多くの人間に衝撃が走る真実だったはず。しかし、作品ファンの我が妹が、屁でもこく感覚でサラっと「あきと、女だから」と壮大なネタバレを食らわせてきた後だったので、驚き半減の状態で見ることになった。

 

 基本は飄々、要所々々で素の邪悪さを出す紫呉先生の言動にはドキリとくるものがある。

 

 やっぱりフルバは面白い。

 

 

文豪とアルケミスト~審判ノ歯車~

 4月からスタートだったが、コロナ被害で放送したりしなかったりで最終回は8月の頭という半端な時期だった。

 

 後半は芥川が闇サイドに落ちて二人になったりとやや複雑。なぜ小説を書くのか、書くことで不幸になったのではないか、といった文豪の暗い行動心理を掘っていく点で、それこそ文学で取り上げそうな展開になっていた。小難しいことも少々言っているが、頷ける点もある流れで普通に楽しんで見ていた。

 

ぽっこりーず

ぽっこりーず ぽっこりふぃぎゅあ [2.すわるぱつひこ](単品) ガチャガチャ カプセルトイ

 マジで何なのか謎なアニメだが、とにかく可愛い。サックリ一分で終わるアニメで頑張ればノー瞬き視聴も可能。よく分からないのに見ると癒やされる。最初はややキモ感もあったが、今ではぽっこりお腹がすっかり好物になってしまった。主に登場するのはお腹ぽっこり動物達だが、それに混ざり初期構造上ぽっこりになって当然なヤカンのキャラがいるのが面白い。

 

メジャーセカンド 第2シリーズ

 ヒロイン達が可愛すぎてしんどい。華があって毎週かなり楽しい。

 メインヒロインは睦子なのだろうが、今期ではアニータ、千里、沢、太鳳あたりもぐんぐんと我々視聴者をハメるべく魅力を見せつけてくるので困る。推しが渋滞しがちだが、個人的には怪我を押しても頑張ったアニータが頭一個抜けて推しヒロインかもしれない。もちろん左殺しとして覚醒したぽっちゃりヒロイン関取の活躍も忘れてはいけない。

 

 女子が野球で男子にかじりついて行くことへの限界、というテーマに突っ込んだ展開が見られたのが興味深い。沢、太鳳の心理からそこら辺のことがよく分かる。女子の力の限界まで出し切って戦い、それでも男子に敗北すれば立ち直れなくなる程のショックを受けるという女子ならではの心理が語られていた。

 男子に本気で挑戦することへのリスクを理解するからこそ沢と太鳳が一歩下がって冷めた目でチームを見ているのがよく分かった。二人がチームの皆と足並みを揃えず、ファミレスで茶をしばいたり、女子らしくおしゃれを楽しむ点は悪いものと否定は出来ない。色々ある女子プレイヤーのリアル性ある事情が描かれていた。これは応援したくなるなぁ。

 

 やはり私の中では沢、太鳳の二人が黄金コンビ(ユリ萌え的に)で癒やされる。

 沢がイケメンで美しいので2クール目から一気にはまった。もう投手がいない極限状態で実は自分も投げれるとジョーカーを切ってくる展開は格好良かった。ヒジ爆弾がある沢のことを本気で心配する太鳳の友情も美しい。沢が金髪ロングヘアーを金髪ポニテにチェンジさせてマウンドに立つ姿には萌えた。

 

 今期では藤井千里も良い味を出していた。スライディング時に「ズサ~」と言うアレは真似したくなる。千里が投手として試合に出る展開も印象的だった。スタミナが切れた時には緩いテンションで降参するのが面白い。それにしてもあの藤井くんにこんな娘が出来るなんて、吾郎くんの高校編を読んでいた時には微塵も予想できなかった。というか似てない。

 

 気になるのが千里の姉の存在。9月ラスト放送では風呂上がりの千里と会話するシーンで登場していた。どうやらこの姉も野球部の仲間になる展開が待っているらしい。これは楽しみだ。千里の姉が中坊のくせに夏目漱石の「それから」を読んでいたのが意外。あれ、だいぶ難しい本だぞ、中学生には早いと思った。

 

  野球大会を勝ち進むに内に懐かしのキャラの卜部&アンディのコンビ、そして眉村道塁と再会して戦う展開が楽しめた。道塁、睦子あたりの尻が良かった。

 

 お話も盛り上がったけどやはりヒロインが可愛いのが一番楽しめる要素だ。もちろん初代シリーズから推しヒロインだった清水の人妻っぷりも楽しんでいる。煮込みハンバーグを作って子どもたちに食わせている清水にも萌えたな。やはりメジャーは優秀なスポーツもの大河ドラマである。

 

もっと!まじめにふまじめ かいけつゾロリ

 コロナで一時期放送が無かったが再開してからもなんとなく見ている。

 まったく危険要素のない幼児向けアニメである。緊張感なしで向かい合える作品もたまには良い。そしてなによりゾロリはチビのバイブル。大きくなっても見ると落ち着くのだ。

 

 ゾロリが相変わらず惚れっぽいし逆玉に乗ろうとする展開が何度か楽しめた。

 昨今増殖傾向にある「クレームを言いたいがためにツッコみ要素を探しまくる暇で意地悪な視聴者」共に対抗して、あらゆる角度から見てクレームの余地なき新進気鋭なスゴイ番組をゾロリプロデュースで作るという回があった。これがバカっぽいけど世相を反映した賢い感じもして面白かった。こんな感じで今後のNHKにはモンスタークレーマーへの完全なる封じ手を打って欲しい。

 

 準レギュラーくらいのテンポで出てくるローズやビートが好き。早見沙織を推しているので彼女が演じるローズ登場回はアガる。

 

遊☆戯☆王SEVENS

【ロミン】 遊☆戯☆王SEVENS トレーディングスライドキーホルダー

 これは本当にロミンが可愛いという感想がなによりも一番に浮かぶ。視聴目的のほぼ全部がロミンを見ることにある。ぶっちゃけデュエルの王とかどうでもいいからロミンを出せと思うばかりだった。そんなロミン信者の願いを叶える話題の回となったのが、ロミンが謎の青いカレーをつくるロミンズキッチン回である。アレは神回だった。もう今回はロミンのことオンリーで振り返ろう。

 

 敵のスパイ的な立場にあったロミンはルークから見れば間違いなく裏切り者。ロアと対戦した騒ぎが終わった後になってもルークのヤツがグチグチと「裏切りもの」と言ってロミンをいじめるのが悪い。「お前はいつまでそれを覚えているんだ、忘れて許してやれよ」とルークに強くツッコみたい。

 

 ルークと和解するため、ガクト会長指導の下、カレーを振る舞うことになったが、ロミンがマジでクッキングが駄目なのが面白かった。炊飯機と食器洗い機の違いが分かっていないし、米を洗わないどころか買ってきた袋のまま炊飯機に突っ込むのには笑えた。

 

 何か調理をミスれば頬を赤らめたロミンが「私わかんないんだもん」的なことを言う無意味な萌えカットを多々入れてくる制作会社のやり口が色々分かっているもので素晴らしかった。

 

シャドウバース

#01 これがシャドバだ!!

 早いもので放送から半年経過。相変わらずルールも大して分かろうとしないまま、こうゆう娯楽があるという教養を得るため、そして単純なノリで毎週見ている。

 

 2クール目では、ヒイロ達がもっと規模の大きなシャドバ大会に挑戦する物語が描かれる。ジャングルをまるごと貸し切り、その中でサバイバルマッチを行うという金が動く大会になっていた。大会開始前には、束の間の休息ということでビーチで遊ぶ一行の姿が見られた。ヒロインのミモリの水着シーンもあった。ちゃんと水着回も用意する良い仕事ぶりが見られた。

 

 新たなステージに来て新たなキャラクターも数人投入された。どうやらネタ枠っぽいカリスマシェフの田部丘マイセル、とんでもないブルジョワお嬢の財前寺ミヤビ、そして綺麗所として存在感を放つ賞金稼ぎのジュスティーヌ姉妹が登場した。

 ミモリ&アリス対ジュスティーヌ姉妹の女子4人でやり合う回は華があって楽しめた。ミモリとアリスの間にある女子の友情とやや複雑な人間関係を掘っていく展開も印象的だった。

 

 ヒイロがなんだかんだで強く、負け無しで進んでいる。コイツはビギナーにしてはすごいなと思う。相棒のカズキはジャングルの動物に狙われるばかりでまともにシャドバでバトル出来ない状態だったのが面白い展開だった。

 カズキにツンツンしていたカイがここへ来てデレを見せるのも目立った変化だった。最近の二人はかなり仲良しである。

 

 楽しい大会の模様をお届けするばかりと思いきや、大会に暗躍する闇の勢力シャドウナイツが登場し、次には災いの樹という災厄の存在も明らかになって行く。

 ヒイロ達が大会でハッスルしている間、皆の暮らす街は人が住めたものでない状態になり、果てには世界存亡の危機にまで瀕することになっていた。これはまた意外な方向に意外な規模を広げたとんでもない展開になったものだ。

 

 3クール目からは、もはや暇つぶしの娯楽を越えた世界を救うためのシャドバガチバトルが展開すると推測出来る。

 加速度的に作風の変化が見られ、これは油断していると置いていかれる。10月から展開する新章に備えて気を引き締めておこう。

 

ポケットモンスター

 格闘戦士トレーナーのサイトウの登場が華やかで良かった。強いヒロインも萌えるな。しかもサトシとのポケモンバトルに勝っちゃうのもスゴイ。実はスイーツ好きというのも萌える。

 

 前作シリーズの舞台だった島にサトシが里帰りした回が印象的だ。推しのヒロインだったマオ、リーリエが再登場したのも良かった。久しぶりに会っても可愛かった。

 

 ピカチュウバリヤードが家出してふたり旅する回が可愛かった。揉め事少なめなスタンド・バイ・ミー的な感じがした。

 

 サトシとゴウに引っ張られてその気なくなにかしらのイベントに関係することになりがちなのがコハルだが、なんだかんだで付き合いが良くて一緒に楽しむ点が良い。コハルは可愛い。

 

 謎の男マツマルが毎度繰り出すなぞなぞ問題がだいたい分からないから悔しい。

 これは昇格なのか、10月からは放送が金曜日に移るという。おめでとう。

 

 

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2020年のアニメ感想(7月~9月)その2

 

TSUKIPRO THE ANIMATION(第1期・再放送)

 これから二期をやるらしい。本放送を見ていないのでなんとなく見た。

 複数の男性アイドルユニットの活躍を追うもので、皆仲良く頑張っていて良かった。普通に見て楽しんだくらいで、これといって暑く語りたい感想が浮かばない。 


デカダンス

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 巨大な移動要塞を舞台に物語が展開するオリジナルアニメということで興味を惹かれた。だいたいのオタクは動く大きな要塞が好きで心惹かれるものである。私もしっかりワクワクして見た。

 

 人々の生活を脅かす歪な化け物「ガドル」の存在が際立っていた。これを相手取って戦うタンカー達を描くアクションパートはなかなか迫力があった。デカダンスが起動して巨大ガドルをぶっ飛ばすシーンには興奮した。

 

 一話の導入は良かったと思う。素直に面白そうだと思った。次の瞬間にこの重厚な世界観はゲームのことと分かるのは衝撃的だった。ナツメ達人間キャラと違い、ネットのアバターキャラがちょっと間抜けでコミカルなデザインだったのにはギャップあった。

 

 ヒロインのナツメが可愛い。今期の推しヒロイン上位に来る。熱血バトルヒロインだけど可愛いところはしっかり可愛くて好きになる。泣いて笑って怒って悲しんでの色んな表情を見せてくれる飽きないヒロインであった。片腕が無いナツメが、用途に応じてアタッチメントを装着する点はまるで女ライダーマンのようである。この点はライダーマンファンとしては反応せずにはいられない。

 

 ナツメはうら若き女子であるが、要塞の整備や掃除をするハードワーク行い、後にはタンカーとして化け物ともやりあうこともあっておしゃれ要素がない。若い女子にしてはダサい格好しているなとずっと思っていた。しかし、大きな戦いが終わってから3年後の世界を描いた最終回後半では、キレイな服を着てピアスをつけ、そして髪も伸ばして大人っぽい女になっていて安心した。こっちのナツメの物語もあと一話くらい見たかったなと思える。

 

 カブラギとナツメの師弟関係もほのぼのとした感じに見えて良い。カブラギもこの弟子は可愛いと思うはず。

 

 システムに認知されないバグの存在を大きく取り上げている。ゲーム世界の物語として描いているが、考えてみれば私達の社会にもバグのような存在がいるし、実際にバグのようなお友達を数人見たことがある。バグだって意志を持ち、自分の世界で一生懸命戦っている、そんなことが見て取れる作品テーマ性は嫌いではなかった。

 

とある科学の超電磁砲T

 話数にすると2クール分を1月から途切れ途切れで放送し、9月末にやっと完結を迎えた。コロナで放送予定がめちゃくちゃになったが、それだけに完走出来た喜びが一入だった。BDになったらまた一気に見ることで美琴の青春を振り返ろう。

 

 後半エピソードは、夢の中で見たことが学習に繋がるインディアンポーカーといういかにも胡散臭いアイテムの存在が目立っていた。人の夢がカード情報になって売れるという面白い闇商売も始まっていた。とあるシリーズきっての下卑たキャラ青髪ピアスが美琴と食蜂のムフフな夢を見て売りに出しているという展開が面白くて好きだった。これの内容は確かに気になる。

 美琴、絹旗の貧乳に悩みがち女子二人がおっぱいが大きくなるカードの取り合いを行う展開は愉快だった。

 美琴が食蜂のおっぱいを鷲掴みにしたシーンも印象的だ。実際に触ることでそのデカさに恐れをなした美琴が落ち込む姿が楽しい。

 

 インデックス三期では残念すぎる最後を迎えるフレンダがこちらではまだ存命。サバ缶好きという意外な共通点からフレンダと佐天さんが友達になる意外な流れが見れたのが良かった。ここ二人の間で絡みがあるとは予想だにしないことで嬉しかった。

 フレンダが変化球なヤンデレ陰キャのスナイパーとやりあうバトル展開は格好良くて楽しめた。

 元気なフレンダの活躍を見ると、なんでインデックス三期であんな扱いにしたんだろうと悔やまれる。作者はどう思っているのだろう。

 

 私の推しの婚后光子が後半エピソードではほとんどでこなかったのが寂しかった。しかし最終回には顔を出して御坂妹と友達になっていたので安心した。

 黒子も指摘していたが、美琴と食蜂がギャンギャン口でやりあう内にいつしか仲良しになっているのに萌える。

 

 スカベンジャーが可愛かったけど思ったよりも弱かった。

 操歯涼子のドッペルゲンガーと美琴が戦う時には大怪獣バトルみたいになってすごかった。美琴が電磁波で作った巨人がレールガンをぶっ放すシーンは迫力満点ですごかった。全体的にアクションパートが熱い作品だった。

 

 最終回がめっちゃ平和でここまで見て本当に良かったと思った。 

 

ド級編隊エグゼロス

ド級編隊エグゼロス 11 アニメBD同梱版 (ジャンプコミックス)

 ヒーロー(HERO)はHとeroで出来ている。だからエッチなヤツが強い。

 発想こそバカっぽいけど、これは全話視聴した結果良かったものと言える。

 

 エロスパワーを持つ若い男女達が戦隊を組んで侵略異星人を倒す分かりやすいお話で見やすい。所々バカっぽいのが好きになる。

 多くの作品の悪役がそうするように、本作に登場する侵略異星人も地球侵略を最終目標にしている。しかしヤツらの作戦が変わった、しかも気の長いものなのが面白い。人は情欲があるからアレをして子孫を反映する。ならばアレをするに至る欲求を人間から殺してしまおう。そうすればこれ以上人類は増えなくなる。こうして生命の根源を枯らすことを最優先にして異星人は侵略活動を行う。要は、人のエッチな心を取り除くのが奴らの目的である。

 なんだかすごく的を得た頭の良いこと言ってるようでやはりバカっぽいスタイルの侵略者のマインドが面白い。それに負けじとエロを爆発させるエグゼロス諸君の青春も楽しめる。

 なんだろう、頑張れば中学生の頭でも構築できる世界観のような気がするけど、今まで無かったんだもんな。この作品は色々面白くてスゴイ!

 

 ヒロインがとても可愛くてエッチ。

 エグゼロスの中でも群抜きで強いエロスパワーを持っている雲母(きらら)と烈人くんの色恋のストーリーも楽しめた。雲母を演じた加隈亜衣の演技がどうしようもなくエッチでお耳が心地よかった。

 

 桃園百花の「ヒーローならエロいこと考えなあかん」という考えは、若い女子が持つにはインパクトが強いもので忘れられない。

 

日本沈没2020

 

 ちょっと前に実写映画を見たけど、それとはだいぶ感じが違った。日本をきっちり沈ませるのは同じだけど、こちらでは主人公の家族のサバイバル物語を映していくスタイルを取っていた。もっとバックの国の政治家の動きなどは捉えていなかった。実写版で見られた潔白な総理大臣の活躍は無しだった。

 

 同じタイトルを冠しても過去作とは中身が随分違うということで、新しいものを楽しめたと言えばまぁそうなのだが……なんだろう、色々とツッコみどころもあるなんとも言えない出来だった。作画がところどころ怪しかったりもした。

 

 主人公が日本と外国のハーフという点が印象的。弟の方は日本にいながら外国かぶれで、日常会話では基本的に日本語、たまによく分からないタイミングで英語もぶっ込んできたりする。2つの言語を順に喋るコイツのトークにやや違和感。

 

 お父さんが長芋を掘っていたら不発弾を掘り当てて急に死ぬ、一緒に逃げていたお姉さんが謎の毒ガスで即死する、薬物中毒のおじいさんが酷い症状になってこれも死ぬ。一緒に避難生活をしていた仲間達が急に、それも割とあっさり死ぬのが怖い。

 地震で死んでしまった者を餌として食う鳥や犬の描写もあった。ニュースには乗らないけど、こういう食物連鎖も多分あるのだろうと考えると怖い。

 

 現代ならではの要素として、スマホ情報に頼ってサバイバルを行うこと、人気YouTuberが仲間になることが挙げられる。モールス信号を読むアプリとかすごい。即席方位磁石の作り方、缶切り無しで缶詰を開けるシーンなどの実践向けサバイバル知識も盛り込んでいた。

 YouTuberの青年KITEがかなり有能なアシストキャラだった。こんなに出来るYouTuberがいたんだ。

 

 中盤で謎の宗教団の集落に寄るところは一気に作風が胡散臭くなって焦った。死んだ人の声が聞こえるというおばさんが出てくるが、これがインチキと思ったらどうやら本物っぽい感じもしてやはり謎。この集落は大麻使用に寛大でカレーに入れて食ったりしている。大麻の効果でKITEや眼鏡の先輩がちょっと変なことになるシーンが怖い。

 

 日本がなくなるので船でよその国に移る流れになる。もちろん一度に皆は無理なので、そこはマイナンバー抽選で乗船権利を獲得することになっている。この政策がちょっとリアルな感じもする。

 この船に乗る乗らないのシーンでやや物議をかます要素があったと思う。抽選にはずれて船に乗れなかったおっさんが、自分は高額納税者だから優先しろ的な文句を言っていたことが記憶に残る。国の未来のために金を収めても、その国が無くなれば高額納税者というステータスも無価値になることが分かる。怖いな。

 未来ある若者を政府でピックアップし、これを優先的に船に乗せることになっている。主人公は優秀な陸上選手なのでこの枠に入ることが出来る。引きこもりのキャラも出てきたから、確かにそこと比べると様々な観点で国の未来に繋がる人材を先に選ぶ方がお得だろう。頷ける部分もあるけど、ここ一番で平等よりも選民の思想が上に来る政策が怖い。

 その後には日本人しか船に乗せないという差別的な集団が出てくるのも怖い。主人公とその弟はハーフで、母は完全に外国人だからそこには乗れなかった。胸糞悪い連中も出てくるんだよな。

 

 オチでは、世界が一つになってなんだかんだで平和になったみたいなことになっていた。

 この作品については各方面から様々な意見が飛んでいるらしいが、私は主人公を演じた上田麗奈を推しているので、とりあえずその点では楽しめた。


忍者コレクション

 忍者と聞けばだいたい興味を持って見るのだが、コレは「思ったのと違った」というのが何よりも強い感想である。確かに忍者はいるのだが、ぶっちゃけ忍者アニメのガワを被った「闇芝居」って感じだった。嫌いではないが、最初のイメージと大きく違ったのは確か。出演していないのに津田寛治の「闇芝居の時間だよぉ」のお決まりセリフが聞こえてくるようだ。

 

ノー・ガンズ・ライフ

 これも4月スタートが7月スタートに延期したものだった。

 

 今回の続編では十三が事務所で呑気に探偵業なんてやっていられないくらい次々に大きな事件が展開していた。

 

 ヴィクターの事件でヒロインのメアリーが強力なおっぱい爆弾を打ち込んだのが一番印象に残る。

 

 これまで謎だった十三の過去とガンスレイブユニットの持つすごいパワーに迫るエピソードが見所となっていた。十三以外にもいたガンスレイブユニット達のことが分かる。銃頭が一つどころに集まるとインパクトがすごい。

 銃の引き金を引くことへの責任と恐怖を突き詰めた物語展開は重めだが見ごたえがあった。過去を飲み込んで未来への一歩を踏み出す決意をした十三の物語が見れてよかった。

 

 ペッパーとセブンのコンビが再び登場する後半展開も面白かった。十三とセブンがぶつかり合うバトルパートは迫力満点なものだった。

 

バキ 大擂台賽編

 毒手で死にかけた状態でバキが中国の武術大会に参加する。途中でルールが大きく変更し、中国チームと無国籍混成チームに別れたチームバトルを行う展開が楽しめた。バキのチームにあの勇次郎やオリバがいるのがスゴイ。中国拳法4千年の歴史をぶち破るバキの戦いが楽しめた。

 

 畳み掛けるように次々展開するバトルパートは爽快なもので楽しめた。

 死にかけたバキを復活させたのは、ヒロイン梢江の愛と烈海王の真心だった。今回シリーズの意外な発見となったのが烈海王が優しくてツンデレだったこと。もちろんメインヒロインは梢江であるが、今回に限っては烈海王も隠しヒロインになっていて萌えだった。烈海王を演じた小山力也の芝居をこれまでたくさん見てきたが、その中で最も萌えな芝居がココで見れたと思う。

 

「海王」の名前を持つヤツがめっちゃいて混乱する。狸ジジイだった郭海皇だけは同じ読みでも表記が違う。郭海皇と勇次郎のバトルには緊張が走っていた。意図的に生死を操ることが出来る郭海皇がガチの死んだふりを出来るのがすごかった。

 

 オリバが闘った相手のハンドポケットという戦法が面白い。

 試合中に相手をヘッドハンティングし、シェイクハンドを求めてだまし討を食らわす寂海王の戦法も面白い。こいつの所作がずっと詐欺師臭いし、演じた青山穣の声もそれっぽい。

 

 日本に帰ってからはマホメドJr.が梢江をかけてバキにバトルを仕掛けてくる展開が楽しめた。武者修行で日本の格闘家に次々挑んでボコボコにされるマホメドJr.の傷だらけの青春が楽しめた。

 バキがものすごく強化され、中国編ではとても強く見えたマホメドJr.も瞬殺されるオチだった。敗北後には、全身の水分を体外に流すごとく泣きまくるマホメドJr.の姿が見られた。

 

 最終回では、同時期に日本にやってきた例の最強最悪死刑囚5人のその後が描かれた。これがいずれのエピソードを見ても不気味だった。なにやら怪しげなエンドとなっていた。続きがまだあるなら見たい。

 

八月のシンデレラナイン Re:fine(再放送)

 去年の夏を盛り上げたあの女子野球アニメが帰ってきた。春の女子野球アニメ「球詠」が終わったことで軽くロスってるオタクへの救済処置となるまさかの登板だった。

 去年流したものは作画が色々アレとか、放送を落としたなどのちょっとしたトラブルもあったが、今回はそれらをしっかりカバーしてリニューアルしたものをやり切った。

 二期もやれば良いんじゃない?というのが個人の感想である。

 猫耳フードのチビヒロイン茜ちゃんが推しヒロインかな。夏にその服は暑いだろうと想いながら茜ちゃんの青春を再び見ました。

 

ピーター・グリルと賢者の時間

 最強の戦士ピーター・グリルが、最強の遺伝子を欲しがる異種族のメスに子種を狙われるお話。婚約者のルヴェリア先輩がいながらも、魅力的4人の異種族ヒロインに迫られては貞操を守り切れないピーターを通して男の悲しい性をコミカルに描いている。

 女達と深く関係したことを後から悔やむピーターくんを見て、タイトルの賢者ってそっちかということに気づく。

 毎週とても楽しかった。

 

 オーガの姉妹は文句なしにエロ可愛く、次に出たチビのエルフはチビゆえ需要に足らないと想いきや、そもそもエルフであるということだけで及第点なのでやはりアリだった。最後に出てきた褐色のオーク娘のピグリットがもうどうしようもなくエロくて可愛いのでコレが一番良かった。

 

 ルヴェリア先輩も可愛い。ピーターにとってはメインヒロインなのだが、ピーターを中心にした騒ぎの一番外にいる人物でこれはちょっと可愛そう。事の真実を知ったならルヴェリア先輩が可愛そう過ぎるといつも思っていた。

 

 ちょっとマシなテイストではあるものの「異種族レビュアーズ」的要素もありなハーレムラブコメだった。この手の発想がバカなのに、ブラッシュアップしたものをエンタメ作品としてちゃんと上に上げてくる流れが好き。

 

 二期もあるのなら見たい。

 

富豪刑事 Balance:UNLIMITED

 4月に2話だけ放送して続きは7月に延長した。

 

 加藤春は公務員や警察である前に正義のヒーローである。これを強いメッセージとして伝えたエピソード展開が格好良かった。世の警察屋さん諸君にもこうあって欲しい。

 

 全話通してのことだが、とにかく金に物を言わせた豪快な捜査を行う展開が楽しめた。毎話のラストに事件解決までに使ったあれこれの明細書が出るが、恐ろしい額で背筋も凍る。

 

 庶民の加藤と金銭感覚ぶっ飛びすぎな神戸のデコボココンビの関係性が良い。みすぼらしい加藤の家に神戸がお泊りする回が地味に楽しかった。

 新幹線立てこもり事件では、多分「純烈」ぽいアイドルのおっかけをしていたおばさん軍団の活躍が楽しかった。

 楽しい要素もあれば、神戸家の暗い歴史を辿るシリアスな事件もあり、見所は様々な面白い作品だった。

 

 神戸のサポート役を行う鈴江が色っぽくて出来る女でなかなか良かった。警察サイドには佐伯まほろという曲者ヒロインもいて良かった。まほろも面白くて可愛いヒロインなのでもっと活躍させてほしかった。

 

 長さん、竹井さんの警察コンビを新旧毛利小五郎声優である神谷明小山力也が演じたのが個人的に熱い要素だった。

 

 SixTONESが担当したOP曲がガチで格好良い。

 

放課後ていぼう日誌

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 4月にちょっとだけ放送してすぐに終わった。コロナ被害を受けた最初期の番組の一本だったな。面白かっただけにコロナがにくい。しかし7月からは無事最終回まで見れて良かった。

 

 ひなちゃんがとにかく可愛くて萌える。最初は魚とか餌の虫も駄目と言ってビイビイうるさいガキだなと思ったが、根が素直で釣の面白さを知ればどんどんハマって楽しむ様が可愛くて好きになる。最終的には部員達に先んじて釣り場に出かけるくらいの釣りガールに進化していた。好きなことをどんどん追求していく向上心たっぷりなところが可愛くて好き。

 

 黒岩部長の気だるそうなおじさん感と生足出しがちな性質が良い。対して心身共に女子感多めな大野の存在は直球の癒やし。釣った獲物をテキパキさっくりと調理しちゃう大野の女子力はすごい。夏海はいれば楽しいチビで良い。ていぼう部4人のキャラバランスが好き。

 遅れて登場した顧問の先生もおバカと思いきやかなり魅力的で良かった。着衣水泳講習回では先生の水着姿を拝めてお得だった。

 

 楽しく釣って食うだけではなく、海に出るのだから注意として着衣水泳の講習があり、ライフジャケットの有用性も伝えるタメになる展開もあったのが良い。鷺の足にからまった釣り糸を取るエピソードでは釣り人の正しきマナーも訴えていて良かった。ダラダラするだけではなく、伝えたいことはしっかり伝えた良い釣り番組だった。

 

魔王学院の不適合者~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~

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 2千年前に死んだ魔王が転生して学生ライフを送る異世界バトルものだった。毎クール据え置きの勇者だとか魔王が出てくるその手のやつである。

 やはり魔王様ということで、初っ端からオチまで主人公のアノスが笑えるくらい強い。

 種族、階級で分かりやすく差別的言動を行う者共をアノスがメッタメタに痛めつける展開は爽快である。殺す→復活させるをずっと繰り返すアノスのみが実行出来る処刑法がエグい。

 アノスのクラス担任や、勇者学園の教師など、学校の大人達も差別行為を行うのはいただけない。エミリア先生がアノス親衛隊の可愛い子ちゃん達を黒焦げにしてしまうのはショッキングだった。

 

 ミーシャ、サーシャの姉妹ヒロインが美しい。本作は絵が綺麗でヒロインが可愛く、バトルシーンも楽しかった。

 息子のことが好き過ぎるアノスのママも可愛いかった。演じた豊崎愛生のテンションも面白い。言動が荒くとも両親想いなアノスの良いヤツなところにギャップ萌えを食らった。

 序盤はノーマークだったミサも後半から萌える。ミサとレイが色っぽい関係になっていくのは予想できなかった。二人のラブ関係も楽しめてよかった。

 

 勇者学園でのエピソードを見ると、どっちが魔王だってくらいに勇者学園の生徒の素行が悪い。これはぶっ飛ばさないと気が済まない連中ばかりだ、と思った中にいるまともなヒロインのエレオノールはかなり可愛かった。登場が遅かった分、彼女の活躍をもっと見たいと想った。

 

 アノス親衛隊がアノスを讃えまくる歌を歌うことでアノスの戦闘が活気づく展開も面白い。親衛隊の中に石原夏織が演じるキャラがいて、彼女の歌の美味さも際立っていて良かった。

 

 ぶっ飛んだファンタジーだなとか想いながらも楽しんで視聴出来た。

 

ムヒョとロージーの魔法律相談事務所

 第一期から間が空きすぎていて結構忘れていた。

 序盤からムヒョとロージーが事務所追い出しをくらい、コンビも一旦解散してしまう展開は意外だった。ソロ活動期間を経てコンビ再結成した二人の更なる絆が見れて良かった。

 

 バトル展開は結構面白かった。出てくる敵がグロくてなかなか強烈な印象を残してくれる。こちら側についているが見た感じは化け物の幽李、ルアラリエのデザインはインパクトがあるが結構好き。

 

 ゴリョー、エビスのコンビは最初こそクソ野郎と思ったが、後半ではコンビの絆を見せ、結果的に好きになった。ロージーと一緒に合宿に参加してからどんどん良いやつになるエビスの活躍に注目だ。ゴリョーの高い声を小林裕介が出しているとは思わずテロップを見てびっくりした。

 

 ナナとキリコのコンビが可愛い。リノ先生もエロくて好きだった。

 

 エンチューとの決着がつかないままなので続きが見たい。

 

モンスター娘のお医者さん

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 今期はピーター・グリルとコレが楽しい異種族枠だったな。

 世の中のお兄さんのマニアックな趣味も細分化し、もはやこの世のものではない人外への萌えの想いが膨らんだ結果「モンスター娘」なる新進気鋭のジャンルが誕生した。なんだかんだ意見もあるだろうが、こういったジャンルの確立を向かえたことはオタク界の良い歴史になるのではなかろうか。

 

 本作はお医者さん青年がモンスター娘達に医療行為を行うお仕事ラブコメディである。医療行為シーンがイコールしてモンスター娘のセクシーシーンである。そこが見所。人間とは事情が違うモンスター娘特有の医療行為となるので、ちょっとエッチに見えてもそれは仕方ないのである。

 萌えとエロだけの作品には終わらず、医療行為を行う医師の矜持や生死を選ぶ患者心理、異種族間の共生と戦争なき平和な世界のあり方を伝えた良い作品だった。

 患者の苦痛を完全に取り除くことは無理だが、少しでも柔らげたいというグレンの考えは一端の医師のそれであると言える。

 

 グレン先生が大好きで、先生が他の女を診察したり、言い寄られるとかなり嫉妬する看護師のサーフェが一番推せるヒロインだった。ヤンデレ感も出した大西沙織の芝居も良い。昔から蛇女にはロマンを感じるのでサーフェは色々ツボった。

 

 いくら何でも1つ目ヒロインには萌えないとこれまで想っていたが、今作で登場する1つ目の武器職人のメメは結構イケた。

 モンスター娘の中では蜘蛛娘もないかな~とか想っていたが、今作の蜘蛛娘のアラーニャは悪くない。自分の中に新たな可能性を見つけることが出来たきっかけとなる良い作品だった。

 

 長らく無口キャラで通していたスカディが、手術が終わった後半からすごい追い上げを見せたのが印象に残る。実は一途で甘えん坊なところもある妹キャラだったのか。お兄ちゃん呼びしてくるスカディには萌えだった。

 

koshinori.hatenablog.com

 

 

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2020年のアニメ感想(7月~9月)その1

 今年も早い早い。あっという間に夏も終わった。それにしても今年の夏は元々コロナで危ないっていうのに、その上クソ暑くてまともにお外にも出られなかった。2つの要素が加速度的に私をヒッキーモードに追い込むものだから、それゆえしっかり集中してお家でアニメを見ることが出来た。これも怪我の功名としよう。

 

 コロナのせいで春に少し放送して延期したもの、スタート自体を春から夏に見送ったものがここ3ヶ月で楽しめるようになったのにひとまず安心だ。

 連続シリーズ作品のお預けは特に悔やまれるものだったので、コロナ騒ぎを生き延びて無事シリーズ展開が見れてよかった。「俺がいる」なんかは今回で完結だったので、オチを見ない内には絶対に死ねないと思った。

 

 コロナのせいで色々とんでもないことになったが、それでも夏クールは楽しい作品にたくさん出会えて楽しかった。

 こんな騒ぎの中でも趣味を楽しめたことで、今一度命があることに幸福と感謝の念を抱けた。

 

 そんな悟りを開きながらも楽しんだ2020年第3クールアニメ達を振り返ろう。

 良作、クソなど作品の質には様々あるが、どれもこれも一期一会。そう思って大事にな思い出にしよう。 

 

 

A.I.C.O. Incarnation

A.I.C.O. Incarnation(3) (シリウスコミックス)

 当初はNetflixオンリーだった数年前の作品が、今回は普通にテレビで放送された。発売中のBDを去年視聴したのだが、アイコが可愛いし、白石晴香の初々しい芝居もまた見たいということで再び視聴した。 

 

「Incarnation」とは肉体を与えるという意味である。この言葉通り、科学実験で生まれた人工生命が、ヒロイン橘アイコと同じ体を得ることで大いなる事件が展開して行く。二人のアイコが対面するシーンは幻想的にしてミステリアスなものだった。

 改めて見たサイバーパニック巨編だったが普通に楽しめた。気を抜けば一瞬で死ねる危険地帯を旅するものだが、道行くパーティーには華のあるヒロインが複数人いるので目の保養となった。

 

 ミッション時に身につけるアイテムは、アンダースーツっぽい見た目だけど人工生命体である。これがまるでピョン吉が入ってるかのごとくぴょんぴょん跳ねて勝手にどこかに行ってしまうところは、もう一度見ても異質な光景だった。あとウケる。

 能力覚醒したアイコが銃を両手に持ってぶっ放すシーンには「セーラー服と機関銃」の薬師丸ひろ子を彷彿させるものがあった。

 栄養補給に特化して単調な味わいしかないレーションの組み合わせを様々考えて他のメンバーの舌を楽しませようとするアイコの気遣いに心がほっこりする。アイコのこういう優しくて素朴な人間性が好きになる。可愛い。

 

 改めて色々と仕掛けがスゴイアニメだったな。これを見れば、リアル世界でも科学や情報技術をナメてかかっていると人間の方が食われかねないという危機感を得る。


天晴爛漫!

天晴爛漫! 第3巻 [Blu-ray]

 4月スタートで数話放送したが途中でコロナ延期となり、7月から再スタートで無事完結した。

 

 すごい規模の自動車レースが始まって盛り上がったのだが、ぶっちゃけ途中からそんなにレースしてなくない?というツッコミを喰らいそうな流れもあった。でもギル一味とやり合うアクションパート、ライバル達と同じ目的で動くことで天晴が人間らしくなっていくドラマを描く点には見所があった。全体的なことを言うとなかなか楽しかったと思う。

 一話の段階ではメカにしか興味がなかった天晴が、最終回にはアルや小雨との別れを寂しがる人間的な一面を見せたのにやや萌える。よくもこんなに人間が変わったなと思える。天晴と小雨のデコボココンビ感にも癒やしをもらった。

 

 レースの途中で皆でお風呂に入る回は騒がしくて楽しかった。

 人間のガキのホトトを仲間にした後、小雨がその場の流れでペットのホトトもパーティーに加えるところはちょっと面白かった。 

 

 各キャラの個性、ビジュアルも良く、声優も有名人ばかりで良かった。

 男勝りの武闘派レーサーのジン・シャーレン、貞淑だけど酒にめっちゃ強いソフィア

の二人は、タイプが違えどそれぞれに萌え要素がある良きヒロインだった。

 

異常生物見聞録

異常な入居者

 異常生物上等である。一人おっさんだったけど後のは可愛かった。

 

 主人公は人間で大家さん、その他にメインで登場する者たちは人間のテイストをとりつつも正体は異種族である。主人公と他パーティーの関係性が大家と店子という点が印象的な楽しい異種族感交流が見られるものだった。

 

 人狼、吸血鬼、人魚といずれもファンタジー好きな男子の好物となる要素が含まれたヒロインが用意されている。どれもなかなか可愛かった。そして他にもいる心強い仲間が、見るからに玄田哲章ボイスが似合いそうなゴリゴリのおっさんだった点はインパクト大だった。可愛いヒロイン達の中に玄田ボイスの黒いマッチョなおっさんがいるのはミスマッチなようで融和性があるものだった。やはり玄田哲章ボイスのおっさんキャラは癒やしである。そんなこんなで最終的にメインキャラはなかなか良いバランスになっていたと思う。

 

 人狼の莉莉と吸血鬼のヴィヴィアンが最初は仲良く喧嘩し、後半では喧嘩をしつつもその実仲良しユリ萌え要素も放つようになっていたのが良い。ユリ萌え要素的に見ると侮れない今期イチオシのカップルだった。意外にヴィヴィアンの方がデれるウケタイプなのが良い。

 

 シレっと主人公の上司になってあれこれ指示を出す立場のワタリガラスもちょっと良い感じのヒロインだった。いつもカップヌードルを食っていてイマイチ信用がおけないすっとぼけたキャラ性が好きだった。「日常」でめっちゃうるさいユッコをやっていた本多真梨子が、ワタリガラス役では大人っぽいお姉さんの感じを出しているのが意外だった。


宇崎ちゃんは遊びたい!

宇崎ちゃんは遊びたい! 2021年 カレンダー 壁掛け CL-138

 ヒロインの宇崎ちゃんは大学生の女の子である。そして私が知る限り、大学生の女子とは遊びたい盛りなのである。遊びたくて仕方ない宇崎ちゃんの気持ちは良く分かる。だがしかし、ボッチで映画に行くお友達をディスるアレだけはいただけない。

 

 ラブコメにしては変わった男女の距離感を描いたものだった。友達の範疇はとっくに突破しているが、恋人関係にはなにか決定打が欠けるという桜井と宇崎ちゃんの関係性がもどかしく歯がゆくもあるが、結果楽しい。亜細親子や榊が二人の関係を面白がって見るのも分かるもの。

 後半では普通に互いのお家に遊びに行くし、お泊りもしているから「お前らさっさとやることやっちまえ!」とツッコミたくもなる。

 

 今期の曲者ヒロインだった宇崎ちゃんがやはり良い。彼女が身につける神ファッションアイテム「SUGOI DEKAI」Tシャツの存在が面白い。ホント、すごいデカイものを胸部にぶら下げていた。

 宇崎ちゃんのうるささとおっぱいの圧に隠れがちだが、サブヒロインの亜細亜実もかなり優秀なヒロイン。こちらも落ち着いた感じのメガネお姉さんで可愛い。

 

 宇崎から先輩への絡みが時にマジウザなこともあり「お前ガキか!」とも思うが、胸部がまったくガキではないからこのアンバランス加減が愛しくなり、やがてハマっていくことになる。

 宇崎ちゃんを演じた大空直美氏の放つ舐め腐ったガキ感の演技も素晴らしいものだった。

 

 桜井の方も普段はキレてばかりだけど、最後にはやっぱり優しいのでギャップ萌えを食らう。これは確かにモテると思う。

 

 個人的に注目なのは宇崎ちゃんの母を早見沙織が演じたこと。これまで彼女の活躍を見てきたが、まだ若いと思っていたらもう母親役もやるようになったのか。女優として成長すると共に年齢も上がるわな。時の流れを感じた。早見ボイスの母がまた良かった。母もなかなか変なキャラで好きだった。この母こそがとんでもないものを胸部に持っていて、その部分が娘にスムーズに遺伝しているのは一目瞭然のことである。

 

 亜細マスターの中の人がGガンのナレーションで「ガンダムファイトレディGO」を言う役なので、それ関係ネタの演出が見れた。これには全国のガンダムファイターOB達が喜んだと思う。

 

 鳥取旅行エピソードでは、鳥取が産んだ最大の遺産青山剛昌氏の代表作「名探偵コナン」とこれでもかってくらいにコラボしていたことが記憶に残る。


うまよん

うまよん マウスパッド【A】

 次は何のアニメがちびキャラ化でやるのかと思っていたところにウマ娘が来たのは嬉しい。

 

 レースやウイニングライブで魅せる展開もよかったが、今回は学校での授業やその他日常生活を3分くらいで見せる緩いテンションのものだった。ガチレースの時間以外はゆるく可愛い青春を送っているウマ娘達の姿が楽しめた。

 

 私が推しているトウカイテイオーのターンが結構多かったと思う。

 逃げ切りシスターズが可愛かった。

 

 本編があれだけ可愛いチビなのに次回予告の時には3Dになって出てくるのがすごい。3Dでリアルなウマ娘達もめちゃ可愛かった。

 

 次回予告でサザエさんのように3本のエピソード名をあげるのだが、その内一本しか来週には放送しない。3本の内一体どれが来週に見れるのだろうとワクワクして待てる仕掛けが良かった。

 

炎炎ノ消防隊 弐ノ章

炎炎ノ消防隊 弐ノ章 Blu-ray 第4巻

 久しぶりの新シリーズだ。

 今回では、天照や教会の謎に迫るミステリアス展開が印象的だった。良いものと信じていた教会が実はそうでもないというショッキングな事実が浮き彫りになり、なにやらきな臭さが増す展開となっていた。

 

 新たに登場したヒロインの因果が、光と闇を行ったり来たりした結果、敵側につくダークヒロインとなってしまったのも印象的。

 戦闘シーンがやはり大迫力で楽しい。炎のエフェクトが美しい。

 

 よその大陸に渡って調査するエピソードでは、よその部署と混成チームを作ってシンラが旅することになった。いつもと違うチームで動くだけに、従来と比べるとちょっと変わった雰囲気が楽しめて良かった。

 

 環、アイリスらいつものヒロインも良いが、他にもリサ、プリセンス火華も推しである。プリセンス火華のターンをもっと増やして欲しい。

 

 実は元教会関係者だったジョーカーとチームを組んで動く紅丸の動きも気になるものだった。ジョーカーが少年時代に教会で受けた教えの「人間は個ではなく集」の内容が結構恐ろしいもので印象的だった。

 

彼女、お借りします

【Amazon.co.jp限定】彼女、お借りします Blu-ray vol.3 (全巻購入特典:描き下ろしB2タペストリー[水原千鶴]引換シリアルコード付)

 こんな商売があるんだとビックリした。なんとレンタル彼女をテーマにしたアニメである。すごいな、何がすごいって派遣されてくる彼女共のレベルが高すぎる。

 

 主人公の和也くんがヘタレで見るからにザ・童貞って感じ。しかし良いヤツで好感が持てるから彼の恋の物語を応援したくなる。和也がおばあちゃん想いなのは良いが、その結果レンタル彼女の水原をマジカノとして紹介するのは如何なものかとは思う。このおばあちゃんが受け身オンリーのキャラかと思えば、新たな流れ産むイベントをぶっこんだりしてなかなかの仕掛け人だったのが面白い。

 

 メインヒロインの水原千鶴がつんけんしてばかりと想いきや、優しく理知的で芯が強いところも持っているから結果沼ル。雨宮天の色っぽい演技も最高に良い。

 

 他のレンカノも良い。更科瑠夏のやや強引だけど素直で一途なところは萌えるし、最後にちょっとだけ出てきた桜沢墨もタイプは違えどなんだかんだで男に受けるツボを突いてくるから良い。出てくるヒロインがマジ可愛い。

 それにしても更科には虚言癖があるという設定で和也が自分の家族に説明したのは可愛そうだった。墨のターンがあまりにも短かったのでもっと活躍させてほしいぜ。

 

 気になる闇の女なのが、和也くんの元カノの七海麻美である。全話見たけどまだ真意が読めない。マジで怖い。最終回で水原と麻美が二人切りでやりあうところは色々怖くて緊張が走った。麻美が和也に寄せる執着にも似た闇の想いの正体は何なのか、二期があるらしいのでそちらではそのところをはっきりさせて欲しい。演じている悠木碧ごと怖いわ。次の日にはプリキュアをやっている女優とは思えない程テンションの違う演技が光っていた。

 

 OP曲「センチメートル」の歌詞に「君がいいと言えない」とあり、和也くんもなかなかそれが言えないでいる。しかし、最終回では水原に「君がいい!」と正面から言ったのが格好良かった。最後にちょっと成長を見せたのが良かった。

 

 木部くん、栗林くんら男友達との友情も描いているのが良かった。

 大学生の和也くんが、性の欲求を開放するために自らを慰める時、まさか上半身まで使っているとは思わなかった。あのシーンはややインパクトの強いものだった。

 

巨人族の花嫁

巨人族の花嫁 プレミアム版 [Blu-ray]

 毎クール据え置きのショートエロ枠である。

 今回の物語は、人間の少年が異世界に潜り込み、そして巨人族のオスの嫁として迎えられるという「なにそれ?」な展開になっていた。異世界に行くだけでもう大変なのに、その先に異種族とのBL要素が待っている。これは流行りの要素をぶっ込んだもので、異世界好きお兄さんとBL好き腐女子の両方が反応するものとなっていただろう。

 

 主人公は異世界ものにありがちがな不貞腐れ少年ではなく、元の世界ではバスケ部のモテ男で十分にリア充勢に数えることが出来る。元々リア充なのに異世界BLも楽しむというわけで総合的に幸せ者である。

 

 巨人のカイウスが男の花嫁でも普通にウェルカムなのにやや怯んだが、もそも種族が違うのだから性別のことなんて些細なことだというカイウスの考えを知れば「まぁそれもそうだな」と納得。

 

 カイウスにはかつて巨人族メスのフィアンセがいたと分かる。元フィアンセは褐色の健康体で良かった。

 

 大柄で健康体のカイウスならいつだって晃一に襲いかかることも可能だが、そこはじっくり愛を深めるスタイルを取って強引なことはしてこない。同性だということが念頭にあっても、やはりカイウスは誠実ないいヤツだと思う。

 カイウスを演じた小野友樹が美声で迫ってくるから、最初こそBLを否定していても、後には心代わりした男子諸君も幾人かいたことだろう。彼の芝居には、ノーマルをウェルカムBLへと促進させる効果がある(と思う)。

 

 巨人だからカイウスがやはり強い。愛する晃一を獣人達にさらわれた時には、向こうが何人で来ようが大立ち回りして全部のしてしまう。オスの人狼も晃一を食っちゃおうとするからハラハラした。

 ラストでは、国、次元、種族、性別の全てを越えて愛し合う晃一とカイウスの姿が描かれた。これは掛け値なしに美しく、平和な画ではないかと思えた。愛と平和の形には様々な可能性があるということが分かった。ありがとう。

 

GREAT PRETENDER

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 詐欺師達の仕事ぶりを描いた興味深い作品だった。詐欺師を題材にした映画として「ペーパー・ムーン」「スティング」などを好んで見ていたこともあるので、この手の詐欺ものは好みだった。

 

 まずは主人公青年エダマメが、ハリウッドにある有名な「HOLLYWOOD」のモニュメントに逆さ吊り状態になっているところから話が始まる。「どんな導入だよ」とツッコみながら楽しく視聴開始した。

 

 エダマメが就職した先が桜業者だったことで人生がおかしくなる展開は可愛そう。頑張って就職した先で詐欺師として警察に捕まるとか最悪。

 カプセルトイは国境を越えて通ずる占いだと言ってあちこちでガチャを回すエダマメの姿が印象的だ。色々酷い目にあって芽の出ない人生と思いきや、エダマメは意外に器用に何でもこなし、飛行機整備士や寿司職人など結構何でもこなす男だった。エダマメは順応性ある良き若者でもあった。

 

 日本を脱した後にロウランと共に色んな楽しい詐欺を通して展開する人間ドラマがなかなかに面白かった。ロス県警、FBIまで詐欺集団の息がかかっていて一体何が真実なのかと混乱状態にもなってしまった。

 ただのドロップを日本製の麻薬「サクラマジック」と言い張って売り出す詐欺とかはどうかしているぜと思いつつもドキドキして見れて楽しめた。

 

 詐欺集団の仲間にして本作の華となるヒロインのアビー、シンシアが好きだった。

 序盤のアビーはガキって感じだったけど、一旦エダマメ達と別れて再会した時には髪がちょっと伸びて女らしくなっているのが良かった。やはり元気な褐色ヒロインって良いものだ。

 アビーに対して落ち着いた大人の色気を出してくるシンシアはもっと良かった。謎の女スパイ感も良かったが、後半で見られた詐欺師になる前の汚れなき女優の卵時代も可愛かった。今と昔の二面性が楽しめる良きヒロインだった。

 

GETUP!GETLIVE! #げらげら

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 まさかの漫才アニメだった。一分という短い放送時間でもクスリと笑える楽しさをお届けする良いコンセプト番組だった。

 漫才師の役を行う声優たちのトークテンポやボケの間とかも結構良かったと思う。

 今期話題の萌えアニメ「かのかり」の放送枠のケツの方でヌルっと入ってきてサクッと終わる。水原にドキドキした後に漫才を見て心がダウンでき、その後お布団に入って寝やすくなるという効果が実感できた。良い放送順だったと思う。 

 

恋とプロデューサー~EVOL×LOVE~

 各話最初に表示される赤の女王の格言はタメになる。同じ場所にいるためには何もせずに突っ立っているのではなく、その場で一生懸命足踏みしていないといけないのである。「鏡の国のアリス」って結構謎な話だったけど良いことも言っている。

 

 肝心な物語の中身は、記憶喪失のヒロイン、それを取り囲む4人のイケメン、そしてイボルバーという異能力者、ここらへんがキーワードとなって展開するSF要素ありの乙女ゲーム的アニメだった。これが割と楽しめた。

 

 まずは記憶喪失のヒロイン「わたし」がかなり可愛い。金元寿子の声もめっちゃ可愛い。毎週この子を見て癒える。ずっと「わたし」表記で結局本名は謎。二人称として「お前」「ポテチ姫」などの呼び方があった。

 イケメン達と関わる中で、欠けてしまったわたしの記憶が徐々に埋まっていくミステリー展開が楽しめた。まぁ他にも色々それっぽい感想も言えるが、とりあえずヒロインが可愛いから最後まで見たというのが一番の感想である。

 

 わたしが着てくる衣装が凝っていたことも印象的だった。わたしはテレビ番組を作る会社の女社長である。重責を担っていてもまだ若い。ならばおしゃれも色々楽しみたい、そして立場のある人間とたくさん会うのに服がダサいと舐められる。そんなこんなでファッションセンスは磨くしかないものになっている。各話でわたしが見せる可愛い服装に萌える。いい具合にエッチなんだよな。

 

 イケメン達からすれば守ってあげたい可愛いヒロインだが、わたしは頑張る社会人の一面もしっかり見せている。ゼンに舐められないように、キラを番組に呼べるようにと目標を持って頑張るOLの一面を見せるわたしのことは応援したくなった。社会人としては男共にも負けないとガッツを見せる点で好感がもてるヒロインだった。

 

THE GOD OF HIGH SCHOOL

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 優勝したら願いが叶うという大規模な格闘大会を舞台に、若者達の青春の戦いが描かれるものだった。この大会がまずよく分からないのだが、やはり良く分からないままに謎の展開になってきた。大会の裏で暗躍するテロ組織みたいなのが出るし、運営側も色々と謎を握っている。大会に出場する子どもたちのドラマと裏でバチバチやりあってる連中のドラマ、2つの要素で結構楽しめた。

 

 登場する格闘技は様々で、中にはよく分からないものもあるが、とにかくバトルシーンはカッ飛び迫力のもので楽しい。前期放送アニメ「神之塔」と同じく見るまで全く謎の外国発アニメだったが、謎アニメだけで話題を終わらせるのは勿体ない結構楽しいものだった。

 

 かなり序盤でミラが急に結婚する流れになったのには焦ったけど後は安定して毎週楽しく見れた。

 後半は小さくまとまった格闘大会どころではなくなり、借力という完全なる異能力をバンバン使って街全部を飲み込んだとんでもない戦いが展開した。

「カギ」という強力なアイテムを手にしてからのジェガルの能力がやばく、登場キャラクターの方でも無茶苦茶をやっていると指摘していた。後半の荒唐無稽さもこの作品ならではのノリと飲み込んで楽しく拝見出来た。

 

GIBIATE

 ジビエと呼ばれるどこからどう見ても「化け物」な連中を相手取って戦う人間達の物語を描いている。変わっている点は、江戸時代から現代にタイムスリップしてきた凄腕戦士達をパーティーに加えて旅すること。

 キャスリーン達現代人とはミスマッチな和装で固めた千水、兼六、雪之丞を見ると、ちょっと「バジリスク」感があると懐かしく思えた。

 

 世界はまともに人が住めたものでないくらいの範囲でジビエに侵略されている。敵の数が多すぎて死ぬのを待つだけだろうくらいに思えた。

 厄介なのがジビエから傷をくらったらその人間もジビエになること。となれば敵の数も増える一方でもうどうにもならん。傷をもらえば即死かジビエ化するかなので、基本的には一撃喰らえば負けになる。旅の途中でジビエになってしまう仲間も出てきて、その場合にはせめてもの情けで首を飛ばしてやることくらいしか出来ない。キャスリーンの母親もジビエ化する展開はエグかった。

 人外のヤバい敵がいる中、途中からは同じ人類であるヤクザの鳩波一味とも事を構えることになるから大変だった。

 そんなこんなでなかなかハードな戦いを描いていた。あとは敵のデザインがだいぶ気持ち悪い。

 

 ジビエウイルスの感染によって人間が化け物になるという要素が、今の日本を困らせているコロナウイルスを想起させる関係から(らしい)、当初の予定よりも放送局の範囲を絞ることになったらしい。今の日本は「感染」「ウイルス」などのワードに敏感にならざるを得ないからこういった憂き目にあうのは仕方ないことかもしれない。

 

 現代人ヒロインのキャスリーンが可愛い。彼女の趣味であるビデオカメラ撮影でだいたい全部のキャラにインタビューしている。毎話冒頭で見られるキャスリーンが撮影したキャラインタビュー映像が印象的な演出となっていた。

 

 雪之丞の壮絶な死は記憶に残るぜ。潔白な男、良き父の顔も見せて闘った末に絶命してしまったことはショックだった。OPアニメで見せる雪之丞のドヤ顔が個人的に好きだったので彼の死は寂しかった。三味線をジャンジャン慣らすOP曲は格好良かった。

 

 ヨシナガ博士には何かあるとは思っていたけどコイツがボスだったか。声がシャアだからな。だいぶケツの回で衝撃の設定を一気に喋るからビックリだった。

 博士が暴走して彩愛をジビエ化し、ヤクザ一味も消す流れはひどい。彩愛も言っていたがアレは博士からのとばっちりだったと思う。

 

 最終回では千水も傷を追ってウイルス感染の疑いがあるとされ、パーティーを抜けて一人で戦うことになっていた。一人でジビエ軍団に立ち向かう千水という画を残してオチになっている。向こうがあの量だから恐らく千水は無事ではなかろうと厳しい未来を予想してしまった。

 

食戟のソーマ 豪ノ皿

 4月に2話だけやってあとは7月に延長になった。

 SAOで元気な松岡くんの声が聞けない寂しさを埋めることが可能な今期アニメがソーマとエグゼロスだった。これも今期の思い出である。

 

 前回シリーズで圧政を敷く学園運営連中を一層し、今回シリーズからはまさかのえりな主権で学園運営がスタートしている。すごいお嬢様だな。

 初っ端から水着回を見せることで景気の良い幕開けとなった。ソーマ達が世界規模の料理大会「BLUE」に挑戦し、その先で謎の闇お料理人軍団ノワールと事を構え、コレを駆逐するまでの物語が描かれた。

 朝陽がえりなを嫁にもらうとか言って揉めるので序盤はハラハラした。

 

 これは偏見なのかもしれないが、その一方で紛れもない真実だとも信じていることがある。それというのがソーマはお料理人アニメのガワを被ったエロ枠でもあるということである。やはり物語の端々にエッチな要素が見られる。週末放送番組でこれはありがたい。

 ゆかち(井口裕香)演じるランタービが新たなその手の要員となってありがたかった。うるさいチビの感じも出しつつもしっかりエロかった。遂に井口裕香もソーマシリーズに参戦かと嬉しくなった。

 朝陽の右腕的存在の女料理人サージェも新たな魅力となっていた。チェーンソー、スレッジハンマーをはじめとしたRPGの武器アイテムを用いて料理を行うサージェの荒い料理スタイルが目立っていた。料理の魅せ方も面白い。

 

 朝陽の作ったすごい料理を前にしてソーマが作ったのがチャーハンだったのには拍子抜けしたが、結局チャーハンは国境を越えてすごいものだと分かった。

 

 前回シリーズでも見られたおさずけパルスがもっとバカっぽくかつエッチに展開し、後半回はだいぶ楽しかった。もう皆裸になっているから良い。

 

 ソーマを見る上では、この作品のメインヒロインはえりなかそれとも田所恵かという論争が田舎の端っこで見られたりしたのだが、このオチを見るにえりながメインぽかった。ちなみに私はどちらも好きで、どちらが推しかは決めれない。

 

 これからもえりなに飯を食わせてきっと「美味い」と言わせてみせるというソーマの想いは、考え方によるとプロポーズ的にも捉えることが出来る。良い関係だ。

 

 もうこれでシリーズは完結なのか?

 いずれにせよ長期に渡って我々を楽しませてくれた飯テロ&エロス要素の合わせ技作品だった本作の存在には感謝だ。

 

ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld

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 ついにこアリス編も完結を見た。コロナで放送が春クールから夏クールに延長となったが最後まで見れてマジで良かった。

 

 敵側の情報操作により、アメリカをはじめとした外国人プレイヤーが全部敵に回る展開が怖い。情報に踊らされる人々を描くことで、情報技術の便利さと共に怖さも見れたぜ。

 

 女神アバターで降臨されるアスナシノンリーファが皆推せる良きヒロインだった。

 前向きに倒れて戦線離脱したベルクーリ閣下の最後には思わず泣いた。動かぬベルクーリ閣下を見て「おじさま……ベルクーリ閣下!」と呼び名を変えて数回呼びかけるアリスの様にも泣けた。ベルクーリ閣下の時間を越えて敵を切るすごい技が格好良い。

 

 なんといっても良かったのがやっとキリトの復活が見れたこと。マジでいつまで沈黙を続けているんだって思ってた。

 敵味方含めたくさんの人間の死を見たことでいかにキリトの心身が傷ついているのかが分かるキリトの精神世界を描く回も良かった。サチを失った悲しいシーンが久しぶりに見れた。

 やっと元気なキリトの声、元気な松岡くんの声が聴けた時には安心した。

 

 生死問わず、これまで作中で活躍した多くのキャラが登場する集大成的な流れが熱い。劇場版キャラのエイジとユウナまで来たのは意外。推しキャラだったユウキの魂が見えるところで泣けた。認知度はいまいちらしいが、スリーピングナイツのノリちゃんも参戦したのは嬉しい。

 ユージオの魂がキリトの戦いを応援してくれる展開も泣ける。キリトにはユージオの姿が見えている描写も良い。

 

 現実世界でキリトとアリスが平和に過ごす最終回も良かった。最終回後半ではグラディウスR-TYPEみたいな世界に行ってるのも印象的だった。

 

 バトルシーンが最高に熱い。見所は色々で楽しかった。

 生きているのに死んでいるかのようなお友達に今度会ったときには、魂の色は何色ですかって言ってやろうと思う。

 

koshinori.hatenablog.com

 

 

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