こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2020年のアニメ感想(10月~12月)その4

 

ひぐらしのなく頃に

 令和に入ってまさかのリブート。しかもひぐらしが黙り始める時期からの放送スタートとなった。まぁコレに関しては、過去からの付き合いで新作をやれば見るしかないよな。

 昭和後期の平和に見える田舎を舞台にし、そこで主人公は可愛い子ちゃんと楽しい日常を送る。きっと楽しいほんわかする作風だと最初こそ騙されるが、中を見てみれば恐怖と狂気で溢れている。旧作を見た時には、意外性たっぷりな展開に衝撃を受けたものだ。表向きはゆったりした和風にして古風な感じがあるのに、それがそうでもなくなってくるところに作品の不気味さと魅力が詰まっている。

 何度も死ぬ男 富竹ににまた会えるとは、長生きもしてみるもんだなと思える。作品の名セリフである竜宮レナの「嘘だ!」がまた聴けたのも良かった。あとレナの戦闘力がだいぶ高いと思う。

 沙都子をDVおっさんから救うエピソードから異質なテンションに切り替わって来たなと思える。どこで意外な方向にチャンネル切り替えがあるか分からないのがひぐらしの特性だな。

  圭一の同級生の4人のヒロイン達は、基本的には可愛らしいのだが、時に狂気性をかなり強く出した一面を見せるのが特徴的。各ヒロインを演じている可愛い声の女優達が、狂気性をあらわにする芝居にも注目できる。

 メインキャラを演じる声優のチェンジはなく、皆あの頃の記憶を呼び起こして元気に芝居している。病欠なく皆揃ったことがありがたい。 

 まだ続きがあるので要チェックや!速く羽入とかにも会いたい。

 

ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rhyme Anima

『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima 2(完全生産限定版) [Blu-ray]

 ラップをやるアニメとは噂に聴いていたが、どんなものかと思っていざ視聴してみたら結構面白い。声優がラップに挑戦するという面白みのあるプロジェクトだった。やっぱり声優は滑舌が良いし、声も良いのでラップをしても様になるな。

 この作品世界では、過去に戦争で人がたくさん消えたことから、多くの兵器を撤去し、人々の攻撃アイテムはマイクのみになっている。ある意味平和的な戦略だと言えよう。

 マイクを通して発したラップの力が精神に感応し、それで攻撃が可能となる。打撃ではなく精神をえぐる系のものらしい。やはり言葉と音楽の力は強いということを伝えた良い設定だと思う。

 ヤクザや強盗もチャカではなくマイクで攻撃してくるのがちょっと面白い。その昔、ドラえもんのゲームでジャイアンの武器がマイクだったことがあったが、あんな感じで皆ジャイアンみたくなっている。あとジャイアン声優の木村昴も出演している。

 設定として光る部分はまだある。無能な男共には「まかせてらんねぇ!」ということで、作中では有能な女性陣が政治、軍事を回している。大ボスは小林ゆうが演じている。まぁ、ちゃんとしてくれるなら国の頭はおっさんでもお姉さんでも犬でも猿でもなんでも良い。

 こんな世界観の下、ディビジョンバトルというラップ大会が開催され、メインとなる人物12人、各3人に別れた4チームがぶつかり合う。ラップばかりしている連中ではなく、色んな仕事をしている人間たちが、その経験も反映した面白いラップを繰り出すのが魅力になっている。

 警察、ヤクザ、傭兵が手を組んだMADTRIGGERCREWのメンバー構成は異質なもので面白い。ビジュアル的に一番映えるチームだったと思う。左馬刻様の口の悪さがだんだんとクセになる。調べると、左馬刻の誕生日が11月11日、つまりはぴょんぴょんの日だった点が愛しい。

 毎週新曲が披露され、その時にはバンと歌詞がアップされたリリックビデオみたくなるのがおしゃれで格好良い。マイクを手にしてバトルを始める時には、スタンド能力みたくバックにスピーカーやステージが出てきて派手に相手を攻撃し始める。この演出も凝っていて楽しい。

 個人的に推しチームは麻天狼である。観音坂独歩のブラック企業戦士経験を歌詞にした闇のラップが面白い。カリスマ医師の寂雷先生、カリスマホストの一二三の二人が光の存在なのに、一人影の住人という感じの独歩くんの存在が逆に目立って面白い。

 ラップをするのは男ばかりと思えば、ヒロインのアイリスもラップを披露したのは意外だった。貴重な女性ラッパーである。アイリスが好きだった。

 最終回では、OP曲の2番を本編ラップシーンにぶっ込んだのが良かった。このOP曲がだいぶハマる。思わずDLして最近は鬼リピートしている。

 左馬刻の妹はどうなったのかとか気になるので、二期があれば是非見たい。

 

秘密結社 鷹の爪 ~ゴールデン・スペル~

第1話 ゴールデン・スペル

 鷹の爪が久しぶりにお茶の間に帰ってきた。相変わらず愉快でおバカなノリで面白かった。今回の新作では、津田健次郎佐藤利奈中田譲治ら有名声優が参戦した。こんなふざけたアニメなのに、豪華な出演者の顔が並ぶようになるとは、蛙男も出世したものだ。

 総統の学生時代が明らかになったが、色々可哀想過ぎた。

 

100万の命の上に俺は立っている

 いっぱいある生細胞の内、一組だけが受精卵になっていく。その過程で命になれずに終わっていく生細胞もあっただろう。それら終わって行った多くの細胞の上に成り立つ受精卵が、後の私やその他の人間になるのである。 生物学を専攻した身からすると、タイトルが意味することは、上記にダラダラ記述したソレなのかと思ったらマジで全然違った。ややインテリ思考を働かせ、内容を全く知らない状態で本作の作風をイメージしたらこの結果である。

 内容はそんなに壮大なものではなく、よくあるゲーム世界に入っていくアレだった。現実世界なんてクソくらえの考えの根暗な主人公がいて、後は可愛い子ちゃん達でパーティーを組んで旅する楽しい感じのやつだった。だが、この世界はゲームと思わせておいて、この世のどこかにある現実だということが後になって判明する。

 四谷くんが主人公なのに勇者になれず、農民や料理人としてなんとかやっていく様が印象的だった。四谷くんは待ったなしの根暗だけど、パッと見は華やかな新堂さん、箱崎さん、時舘さんらヒロインらも、実は青春の暗い悩みがあったりするのが分かるものだった。思春期の若者には、色々な悩みがあるという心理描写を行うパートが多かった。

 時舘さんが可愛いし、妄想癖の激しいところは面白かった。

 学校の女子メンバーも良かったが、向こうの世界で出会ったカハベルにときめくものがあった。戦闘狂のヤバヤバ女かと思いきや、四谷くんが寝ている間にキスしたシーンには大変萌えを感じた。二期もやるらしいので、カハベルにまた会えるのを楽しみに来年を生きよう。

 強烈に印象的だったのがゲームマスターの存在。「~しまっ」という調子で語尾を切ってちゃんと発音しない独特の喋りが面白い。おっぱいに手形がついた謎の格好は笑える。各ゲームマスターを演じる声優が豪華だった。有名声優に混ざって格闘家の天龍源一郎がいたのもウケる。天龍がこれだけ何を言ってるのか分からないのを聴いた後だと、プロ声優がいかに滑舌が良いのかが良く分かる仕組みになっていた。

 100万繋がりで、我々がチビの頃から母に何度も読んでもらった本の「100万回生きた猫」とコラボしていた回があった。猫だって100万回も生きていればこんなアニメで仕事をする日も来るもんだなって思えた。

 

まえせつ!

まえせつ! 第1巻 [Blu-ray]

 らきすたの人がキャラ絵を担当しているとかで注目できるものだった。女子高生、女子大生のヒロインたちが漫才をするという珍しいものだった。

 客層に合わせてネタをいじることが必要だとか、小説家みたく日常生活のあちこちでネタを拾うというお笑いの手引も見えるものだった。

 ヒロイン達が頑張ってもお客さんにネタが全然受けなかったシーンも描かえる。ウケが取れない状況を見ると辛くなるな。

 ヒロインたちが喫茶店で美味そうなものを食っているシーンが結構あったのも印象的。 

 リアルな芸人が本人役で出演する仕掛けが印象的だった。ウケが取れない新人からスタートして、最終回ではNON STYLEのまえせつ担当まで成長するヒロインたちの物語が楽しめた。

 

魔王城でおやすみ

【Amazon.co.jp限定】魔王城でおやすみ 2(全巻購入特典:アニメ描きおろしおやすみブランケット 引換シリアルコード付) [Blu-ray]

 魔王に囚われたお姫様の日常が描かれている。勇者の救出を待つまでの間、お姫様がいかに暇な時間を送るのかがよく分かるものだった。勇者の冒険ではなく、こっちをメインに描く発想は面白い。勇者サイドの物語は、ほんの箸休め程度に挟まれるくらいの雑な扱いになっている。

 実家ほど睡眠環境が整っていない魔王城の生活の中で、とにかく安眠を求めてあれこれの活動を行うスヤリス姫のコミカルな物語が楽しめた。普通に牢屋を抜けてあちこちに出回っているし、意外と戦闘力も見せ、魔物を襲って現地でアイテム調達もしていた。序盤から危険地帯に足を踏み入れて普通に死んでしまっているのには笑える。快眠に執着する姫の物語を見ると、改めて睡眠の質を高めることって大事なことだと思えた。

 今期でいうと、ごちうさのチノちゃんよりもテンションを控えてスヤリス姫を演じた水瀬いのりの演技にも注目したい。彼女が担当したOP曲も大変良かった。「すや~」と言って眠るシーンは癒やしの名場面だった。魔王城の住人達をはじめ、その他のキャラの声優も結構豪華だった。

 スヤリス姫の母親を早見沙織が演じているのも印象に残る。今期では「神達に拾われた男」でもヒロインの母親役を演じていた。彼女もすっかりお母さん声優がハマるようになったものだ。

 

禍つヴァールハイト -ZUERST-

 イヌマイルは典型的な巻き込まれ型の主人公だな。レジスタンス組織に流れで参加し、軍のお尋ね者にまでなる冴えない青年イヌマイルの物語が見れた。最終回の騒ぎの中で、イヌマイルは死んでしまったと思ったけど、生きていたことが分かって良かった。妹想いの良い兄貴だったので好感が持てるキャラだった。

 中盤からは、人をバケモノに変えてしまうヤバい研究が明るみに出て、グロい改造人間達と戦う流れになる。初回からはこの作風になっていくことが予想できなかった。

 津田健次郎の演じた軍の悪いボスが不気味で怖かった。こういうクレイジーなキャラの芝居がハマっているな。

 クールなヒロインのシャアケが好きだった。演じているのは、また花守ゆみりだ。今期は良く出ているし、クール系の芝居がハマっているな。

 

魔女の旅々

【Amazon.co.jp限定】魔女の旅々 Blu-ray BOX 下巻( 全巻購入特典:原作描き下ろしイラスト使用B2布ポスター引き換えシリアルコード )

 すぐに思ったけど、ファンタジー性がもっとあるキノの旅みたいだ。

 女の魔法使い、それは遥か古から男子が好きなコンテンツである。というわけで、これは可愛い!と思って楽しく視聴した。主人公の魔女イレイナはちんちくりんだけど足が良い。自分の能力と美に大変自信があることがよく分かるモノローグが印象的。可憐な見た目だが、中身は図太く強かというシャープなヒロイン性には光るものがある。女はこれくらいグイグイ来るくらいが丁度良いとも言える。演じた本渡楓の声もハマっていた。

 最初は魔女のキラキラした冒険の物語が見られると思ったが、シリアスだったり鬱な展開、人間心理の真実性について突っ込んでいくシニカルな展開もあり、予想とはちょっと違った大人向けな内容になっていた。でも、たまには振り切って変な笑える話もあった。バラエティに富んだ短編が詰まった楽しい作品だった。

 イレイナのことが好きすぎるユリ要員のサヤのキャラ性は面白かった。おまけにサヤの妹もかなりの曲者で笑えた。 

 全然関係ないけど、見た目とかジョブがそれっぽいということから、押入れに入っていたニンテンドーDSソフト「魔女になる。」を思い出した。

 上田麗奈の担当したOP曲も不思議な魅力があってハマる良曲だった。

 

魔法科高校の劣等生 来訪者編

 久しぶりの新作だ。また最強の妹ヒロインの深雪に会えるのが嬉しい。

 小難しい展開も見えたようで、シナリオに関してはなんとも言い難い。とりあえず新作として印象的だったのは、転校生ヒロインのリーナの存在。リーナがとにかく可愛い。昼間は学生、夜には暗殺者、2つの顔を持つハイブリットなヒロイン性が魅力的だった。絶妙に間の抜けたアクションが見える点にも萌える。すごい派手な着物で初詣にくるとかがそうだった。

 シリアスな戦いを描く上での箸休め回となったバレンタインデーエピソードも印象的。会長さんの危ないチョコレート作りのエピソードが楽しかった。

 なんと言ってもやはり一番注目してしまうのは、本命ヒロインの深雪の言動。お兄様好き好きな気持ちが出ている点に萌える。なんで自分は妹なんだろうかという自問がつい口に出てしまうところは印象的だった。

 ほのかの嬉し恥ずかしい乙女心が自身の行動に反映するアンドロイドの存在も印象的だった。ほのかから達也への淡い想いが見えたことに萌える。

 次には劣等生ではなく優等生のシリーズを始めるとか。なんだか面白そうなので次にも注目だ。

 

無能なナナ

 あれ、私の知っている無能と全然違う。むしろナナは有能である。見ればそういう意味の無能かということが分かる。今期では「おちこぼれフルーツタルト」でも全然おちこぼれじゃないじゃんと思ったが、こちらもそんな感じでタイトルに矛盾があるっちゃある作品。

 クラスの人気者である表の顔、抜群に頭のキレる暗殺者である裏の顔、2つの顔を持つ異質なヒロインのナナのキャラが立っている点には注目。かつては同じように裏と表、または光と影それぞれの顔を持つ吉川ちなつという役を「ゆるゆり」で演じた大久保瑠美がナナを見事演じている。ちなつちゃんを演じた経験がココに絶対活きていると想う。悪い顔も持っているヒロインだが、可愛いのでやっぱり好き。

 一話を見た段階では、中島くんがおちこぼれから這い上がってクラスのヒーローになる主役だと思ったのに、まさかのミスリードの逆転展開で一話目にしてナナに始末された流れは衝撃的なものだった。原作を全く知らない立場だから、これは視聴者を騙す変わった仕掛けだと思った。

 ナナの尻尾を掴もうと立ち回るキョウヤの言動にも大変注目出来る。異能力者が多く登場する中でもミステリーの要素がある点が面白い。キョウヤが追い詰めるのをなんとかナナがかわす、これが繰り返される緊張の心理戦も面白い。キョウヤを演じる中村悠一の冷静に分析する探偵ぽい語りは雰囲気が出ていて良かった。あとは犬飼ミチルを演じた中原麻衣の弱々しい声での演技が可愛かった。

 後半ではナナの上司役で亡き藤原啓治が登場。生前の収録だったのか。また声を聴けて嬉しくなった。

 

憂国のモリアーティ

【Amazon.co.jp限定】憂国のモリアーティ 6 (特装限定版)(5~8巻連動購入特典:描き下ろし5~8巻収納BOX引換シリアルコード付) [Blu-ray]

 ちょっと前には「歌舞伎町シャーロック」なんてアニメをしていたが、次はモリアーティか。シャーロキアンとしては反応してしまう。

 完全犯罪プランを売り出すモリアーティの闇に紛れて行う歪な正義感が見える点は興味深い。表には悪さがバレないように上手いことやっている法で裁けない連中をさっくり始末する道筋を用意する点は頭が良くて爽快。序盤では腐った貴族階級の精神を扱っていて、この点は社会派な感じもあって注目出来た。

 中盤からはまさかのホームズも登場の流れになる。この調子こいた感じのホームズもなかなか良いではないか。全体的に結構好きな流れだった。

 

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 4 (特装限定版) [Blu-ray]

 はっきり言って今期で一番良かった。素晴らしい。感動した。

 無印、サンシャインに続く三作目。最初こそ、先代の2チームで十分楽しんだから「もういいわ」と思ったが、見ていくとハマり、沼り、今では今作が最強だと思っている。令和もオタクを牽引するのはやはりスクールアイドルだった。

 今回のラブライブが一体どんなものだったかを簡単に言えば「侑ちゃんのハーレムアニメだった」というのも一つの正解の見方だと言えよう。侑ちゃんは宇宙一幸せな女子高生だと思う。羨ましい。今回ならではの新しい点は、9人のアイドルの活躍をずっと見ている侑ちゃんというヒロインを第一の、または第十のヒロインとして置いていることだ。アイドルではない等身大の女子として成長する侑ちゃんにまず注目してもらいたい。そして後半でぶっ込まれる歩夢ちゃんと侑ちゃんのユリ展開もすごく良い。

 今回の9人はマジでとんでもない魅力をぶちかましていて、単一のパワーがすごい。なぜって言うと、前シリーズからの差別化を計った今作の仕掛けに、登場アイドル達は基本的にソロで戦うという要素があるからだ。チームへの依存は持たず、個人で一つのステージを作り、ショーとして回す。各員がこれ行うパワーがあるからピンでの迫力がより増す。そんな訳で一人ひとりの個性と存在感にも際立つものがあった。今回のラブライブは全部がエースで主役と言える。素晴らしい。

 序盤に登場したカスミンの強烈なキャラ性は、この世界へのナビゲーターに向く良いものだった。旧シリーズのニコちゃん、ヨハネちゃんあたりで慣れた人間だとカスミンを入り口にしやすい。他にはプレーンな魅力がハズレなく良い歩夢ちゃん、カリスマモデルの果林ちゃん、すぐ寝る彼方ちゃん、度肝を抜く出で立ちの電子パネルアイドルの璃奈ちゃんなどなど、全国の紳士淑女に向けてきっと需要がある各種9タイプのアイドルを取り揃えている。キャラデザから個性までグッジョブとしか言いようがない出来である。あと、合宿回のせつ菜ちゃんのポイズンクッキングも面白要素だった。

 登場するアイドル達は、マジで文句ゼロの可愛さを誇る9人であり、各員の歌唱を含めたパフォーマンス、個別のシナリオを見ても好きになるしかない感じになっていた。全13話を視聴した今となっても遂に推しが気まらなかった。延長戦の前半も後半も戦ったけど、結局押し勝てなくてやむなくPK戦で勝敗を決することになったサッカー選手の気持ちがこんな感じだろう。というわけで、一人に決められず等しく全部を愛して箱推し勢になりました。

 それから絵柄が他シリーズと違っているのも特徴的。私は今作の絵柄が大変好みだった。

 毎週がハイライトとなり、9人のアイドル達のソロライブが9週連続で展開した。全曲すばらしいもので、MVも素晴らしい。このシリーズも足掛け10年くらいになるけど、初期の頃と比べると、ライブシーンのCG技術が昔と今とではダンチだ。OP曲のダンス映像なんて鳥肌モノだった。OP、ED共に神曲だった。

 ずっとソロでやって来た9人が、一つのステージでチームとして一曲を歌った最終回が神すぎて泣けた。泣けるくらい可愛くてマジで最高だった。9人それぞれが全く要素のかぶらないてんでバラバラの衣装でステージに上り、見た目としては一体感がまるでないのに、歌えば全てが一つになったと感じた。最終回で見せた新曲パフォーマンスが良すぎたので、これのCDは確保決定だな。

 二期を是非やって欲しい。

 

レヱル・ロマネスク

『レイルロオドサミット、開幕す』

 昔あった「鉄道むすめ」というコンテンツを思い出す。

 調べてみると、原作は恋愛ゲームだとか。知らなかった。時間があればそちらもプレイしてみたいものだ。

 皆で集まってご当地お土産品を作ろうという鉄道系ヒロインものだった。

 可愛いヒロインが多く登場し、各員が身にまとう鉄道職員ぽい衣装は華があって好きだった。ヒロインたちがわちゃわちゃと楽しく活動するを見て癒やされるショート枠アニメになっていた。

 

One Room サードシーズン

 ファーストから見ているが、やはり可愛い。前作からの据え置きヒロイン、追加の新ヒロイン共に可愛く萌えるもので良かった。ふざけた土下座アニメではなく、一人称の萌えアニメならこちらが本番である。

 花守ゆみり演じるOLのお姉さんの織崎紗耶がエロくて良かった。

 土いじりをする琴川晶もアクティブなヒロイン性があって良かった。富田美憂の芝居が可愛すぎる。

 次作にも期待する。

 

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2020年のアニメ感想(10月~12月)その3

 

ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN

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 前のアニメは、へたった作画のギャグものスピンオフだったのでがっかりしたのが記憶に新しい。そんなところに来て今回はちゃんと本編の続編ということでしっかりした画でウィッチ達の戦いが見れた。かれこれこの作品もあしかけ10年くらいのシリーズになっているのか~。実に感慨深い。そんな今回の新作ではベルリンがやばいことになっているので、その開放を目指す展開になっている。

 久しぶりに空を飛ぶ宮藤芳佳の姿が見れてやや感動。久しぶりの飛行なのに、蜘蛛の巣が貼られたオンボロのストライカーユニットで飛んだのが印象的。

 宮藤には悪いけど、個人的には坂本さん目当てでチャンネルを合わせている。坂本さんが帽子の下の美しい髪を見せてくれた一話の作りが良かった。結局坂本美緒を愛でるアニメなんだよな。坂本さんが正式に軍団を離れた状態で物語が進むのはちょっと寂しい。代わりに入った新顔の静夏ちゃんが可愛くて好きだった。

 坂本さんのように、ミーナも年齢の問題で活動限界が迫る展開が熱かったぜ。

 デカい戦車に乗り、豪快なテンションで騒ぐ玄田哲章ボイスの軍人がいちいち面白かった。美少女ばかりの中にあのようなゴリゴリのおっさん軍人がいたら目立って仕方ない。

 最終回のバトルシーンは大迫力ですごかった。宮藤を守るためにガッツを見せる静夏の戦いにやや泣ける。

 箸休め回となった謎の土偶の力で皆のおっぱいが大きくなる回は、ユーモアとお色気が詰まった楽しいものだった。宮藤がおっぱい星人ということがよく分かった。

 

戦翼のシグルドリーヴァ

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 こちらもややストライクウィッチーズぽい感じがあった。

 美少女達が戦闘機に乗って謎の化け物「ピラー」を討伐する物語が展開する。パイロットの少女達が、ウインクをして目の位置で敬礼するのが可愛格好良くで好きだった。

 可愛い子ちゃんが出るだけの萌えアニメではなく、結構シリアスで厳し目のストーリーが見られた。敵が不気味だし強いので人間側もかなり追い詰められ、仲間もなかなかの数が消された。園香とお姉ちゃんとの別れの物語は悲しかった。

 キャラクター達による人間ドラマが暖かいもので良かった。仲間意識があって統率のとれた軍の人間関係が見えるのが良い。戦うヒロイン達を盛り上げるおっさんの隊員達も面白い。

 アズズのツンデレなところが可愛くて萌えた。


それだけがネック

 ネックとは首という意味である。首から上にネックとなる事情がある武藤くんを主役にした変なお話だった。

 主にコンビニを舞台にして人間ドラマが展開する。このあたりはリアル性もあるが、やはり武藤くんの首から上がファンタジー過ぎてそちらにばかり意識を持っていかれる。武藤くんの握ったおにぎりを食ってみたくなるアニメだった。あと店長がちょっと可愛い。

 首関係のアニメという訳で、主題歌は首関係のバンドが歌っている。深夜にやっているアニメなのに歌がうるさいのが面白かった。


体操ザムライ

体操ザムライ Blu-ray Disc BOX(完全生産限定版)

 微妙に古臭く、そして愛しいあの時代が舞台になっている。OP曲が「上海ハニー」のカバーなのが懐かしい。エイジアンランデブーて何なのだろうと未だに想う。

 最初の引退会見での「引退しま~せぬ!」がウケる。じゃあなんでここに来て話したんだって感じになる。辞める辞める詐欺を働いたからには、その後しっかり返り咲きを目指す荒垣の活躍と共に、謎の居候忍者レオの物語が描かれていた。

 水樹奈々が謎の黒いギャルを演じたのが印象的。そしてメインヒロインのレイチェルが一番可愛い。これはモてるだろうと思った。最終回で髪の伸びたレイチェルも可愛くて良かった。「とらドラ!」にも出てきたような変な鳥を飼っているが、この鳥を叱りつけるレイチェルも元気が良い少女って感じがして萌えた。

 体操シーンの描き方は迫力があって良かったと想う。レイチェル目当てで見ていたからたくさん感想を言えないが、全体的に楽しい作品で好きだった。


ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIII Vol.2(初回仕様版)(2枚組) [Blu-ray]

 我らがベル君の冒険の物語もここまで続くとは思わなかった。放送のとっくの前にCDが出ていたのを聴いていた井口裕香の担当するOP曲から楽しめた。

 今回のテーマは、楽しい冒険だけではなく、やや重めなものだった。人間のように喋るモンスターのウィーネとベルが出会うことで、「モンスターと人間の共存はありえるのか」という作品世界に物議を醸すテーマが展開した。

 ベルとウィーネ達モンスターの関係がメインになっていて、今回はツインヒロインのアイズもヘスティアも出番が少なめだったような気がする。

 大好きなアイズからもモンスターは敵だから狩ると言われ、その末にベルとアイズの二人が敵対するという意外な展開も見れた。ヘスティア・ファミリアが、ロキ・ファミリアとやりあうというまさかの展開には緊張が走った。

 ウィーネを助ければ街の皆に敵視されるけど、見捨てるわけにはいかないという板挟みの状態で苦悶するベルが可哀想にも見えた。そんなこんなで冒険者として違反行為をした末にエイナさんから愛のビンタを喰らうシーンにちょっと純とした。


ツキウタ。 THE ANIMATION

 1の方を夏に再放送していたのをチェックしてからの2だが、なんか出てくるメンバーが違っていた。別段感動した要素もなく普通に毎話見ていた。ブレーメンの音楽隊を話題にした回では、「こんな話だったっけ」と思って少し勉強になった。

 

D4DJ First Mix

#D4DJ_01 First Mix

 最近たまにCMで見るやつだと思って視聴したところ、結構ハメに来やがる。バンドリ的な画と作風で意外にもハマる。DJ音楽って楽しい。迫力のライブシーンも楽しかった。なんか変な時期に放送がスタートして話数が中途半端。タイトルにFirst Mixとあるから、secondもあるのか?

 とにかくキャラクターが可愛い。メインキャラの愛本りんくって素敵な名前だな。愛で繋がろうとうことなのかな。テンションが上がると「ハッピーアラウンド~」と言って笑顔で踊りだしちゃう様が可愛くて萌える。DJマッシュもクールと美が合わさったキャラで推せる。まともかと思ったら結構変だったむにちゃんも可愛い。「むにちゃんかわいい」の歌も楽しかった。レトルトカレーにカルチャーショックをウケるお嬢様の麗ちゃんも良かった。

 キョウコさんにチケットをもらったことをりんくから聴いた時には、気になって誰だその女と突っ込むむにちゃんが可愛い。基本的にりんく好き好きな感じのむにちゃんに萌える。

 ダウンタウンの浜ちゃんの名曲「WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント」を奈々様とRaychellが格好良くカバーしているのも良かった。同じ曲でも雰囲気変わるよな。

 

とーとつにエジプト神

 マジで唐突に始まりやがった。仮題をそのまま上げてきたようなタイトルだな。エジプトにもいっぱいいるあれこれの神様について学べるコミカルアニメで楽しめた。


土下座で頼んでみた

土下座で頼んでみた Blu-ray 本気で頼んでみた版

 あの衝撃的問題作だったOVA「嫌パン」の要素をテレビ向けに柔らかくした感じのアニメ。一話を見た時には、腹を抱えながら「どこのバカが考えたアニメなの?」と突っ込んでしまった。

 主人公の土下 座(どげ すわる)が、毎話登場する可愛い子ちゃんにエッチなお願いをしていくという物語を一人称視点で展開する。ただのスケベではなく、土下座の達人でもある主人公が、効果的に土下座をぶっ込むことでおバカな交渉を進めて行く展開に注目出来る。女子達もおバカなのか、それとも土下座の魔力がそれだけすごいのか、なんだかんだで交渉に応じてセクシーシーンを見せてくれる。エンディングでは、そんな魔力ある土下座講習を歌詞にしたとんでもない曲が流れる。土下座の魔力にはマジでご用心だな。

 おっぱいは赤ちゃんのご飯だから、赤ちゃんプレイを仕掛ければ女子のおっぱいを好きに出来るというアホ丸出しな作戦を展開する回が一番笑えた。

 読みは「きゃんたま」の喜屋武珠というヒロインが登場したのには吹いた。

 毎度バカみたいなノリで女子にアプローチを仕掛ける土下 座をご機嫌に演じた杉田智和も面白い。楽しそうに芝居をしているなと思える。

 同じ一人称視点で女子と楽しむアニメとして、今期では「One Room サードシーズン」も放送されたが、あちらとはえらくテンションが違う。この土下座アニメを見た後だと、いかに「One Room」が綺麗でまともなアニメなのかがよく分かる。あと富田美憂はどちらにも出演しているので助かる。

 バカみたいなアニメだけどすごく楽しかった。


刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火

 二話のみのOVAがテレビでも放送。今回はメインキャラが違うではないか。こちらも今回のダンまちみたいな感じで、本来の敵とも意思疎通出来るなら仲間になれるのではないか、みたいな感じの物語が展開していた。なにせ短いので特に感想もなく、普通に楽しく拝見した。


トニカクカワイイ

トニカクカワイイ Blu-ray BOX

 羊頭狗肉の商売だって少なくないのが現在の商業の実態であるが、そんな中このアニメは、看板に偽りなしの清さを武器にしている。どういうことかというと、タイトルにまったく嘘は無く、お嫁さんヒロインの司ちゃんがマジで可愛いだけのアニメになっているのだ。マジで可愛いからビビるわ。透明感ある鬼頭明里ボイスによってもっと可愛く見えるから困る。

 かの有名な桂ヒナギクの生みの親である先生が手掛けた作品ということで、同じくピンクのロングヘアーヒロインの司ちゃんにヒナギク的要素を感じて萌えた。

 ナサ君と司ちゃんが毎週ヤバいくらいにイチャつきやがるからニヤけが止まらない。そんなわけで、親とか年頃の妹の前で視聴するにはおすすめしない。できれば一人で見るべし。

 恋愛はすっ飛ばして即結婚から入るという変化球なラブコメディになっていたのが斬新。こういうのも愛の形としてはアリ。結婚が先か恋愛が先かなんてのは、卵が先か鶏が先かみたいな問題で、どっちが先でも後でもなんとでもなる……あれ?それは違うか。

 愛を証明したから結婚するのではなく、愛を証明するためにも結婚するのだというナサくん考案の愛の方程式が格好良い。

 序盤からまったりと役所に結婚届を出しに行くシーンがあったのには色々と勉強になった。案外さっくり届け出が終わるものなんだな。

  結婚したのは良いけど、嫁入り道具がゼロだからなんやかんやと準備するのも大変。意外と結婚シュミレーション的な要素もあったかもしれない。新婚生活にあたって布団やテレビを買い、もっと大きな買い物では指輪を買いに行く展開もあった。あんなちっぽけな石がついた輪っかなのに、結婚指輪ってバカみたいに高いんだという事情が分かった。覚悟のいる買い物だなぁ。現代の若者なら良心的価格のブランド「4℃」くらいでお安く手を打つことをおすすめしたい。

 ナサ君の生活が今流行りのミニマリストそのもので、なんとも簡素なお部屋になっているのも印象的。布団の知識をすごく持っているなど、普通に見えてすごい博識なナサ君のキャラも面白い。司ちゃんとの新婚生活の中で童貞然としたドッキドキな態度を見せるナサ君にも萌えるものがある。お嫁さんが好き過ぎる男子である点から、「月曜日から夜ふかし」に出てくるヨメニーを思い出す。

 皆でストリートファイターを遊ぶ後半回は、「ハイスコアガール」みたいになっていた。

 司ちゃんが意外にもゲーム好き、そして強いというのが分かった。令和時代にもなってメガドラ、レーザーアクティブを餌としてちらつかすと食いつくお嫁さんがいるのはウケる。レトロゲーマー兼何でもコレクターであるさすがの私も、レーザーアクティブばかりは持っていない。欲しいなぁ。

 ナサくんと司ちゃんのイチャつきを毎週見せることで、日本の、中でも範囲を絞ったオタク人口の中での結婚率上昇に繋がる作品になったことであろう。

 主人公夫婦のイチャイチャの歴史をギュッとまとめた最後の総集編回も良かった。総集編ラストでは「ニュー・シネマ・パラダイス 」のラストを彷彿させるかのような二人のキスシーンが連発され、大変キュンキュンした。 


ドラゴンクエスト ダイの大冒険

【Amazon.co.jp限定】ドラゴンクエスト ダイの大冒険 1(特典:B3タペストリー) [Blu-ray]

 すごくまともなファンタジーがリブートした。こういうのを見ると、日本も王道を外した変なファンタジーで溢れかえる国になったよなと思える。土曜朝に流す安心安全なファンタジーである。

 色気のある芝居に定評がある美声の持ち主種崎敦美がチビの少年ダイを演じるのは意外な配役だった。別に違和感なく楽しめている。新作では声優が皆変わっているが、良い布陣だったと想う。

 ダイと言えば、まあまあの量のセクシーシーンがあったことが記憶に残っている。うちのお兄ちゃんに「ダイをまたテレビでやるんだよ」と教えたら、「ダイって結構エッチなやつだよな」というのが一発目の返しだったので、世の中的にはこのイメージが少なくないのだろう。

 土曜朝なのでエッチィのはいけないと思いますと局の方でも懸命だけど邪魔な判断がなされることは予想していた。そんな訳で、お色気成分控え目での展開になっていた。個人的にはずるぼんのセクシーシーンを新作で見たいと思っていたのだが、まぁ無かったわな。新作ではせっかく日笠陽子を起用していたので、エロい芝居があれば良かったのだが、まぁ我慢だな。

 技エフェクトが格好良いし、やはり最新技術で作ることで新しい作品として楽しめる。クロコダインが敵だけど熱いヤツで好きだった。ゴメちゃんも可愛い。

 今回は原作の最後までやるっぽいので続きも楽しみに見よう。

 

NOBLESSE -ノブレス-

 高潔なる貴族の魂を前面にプッシュしつつ、とんでもないバトルを繰り広げるものだった。大方がジョルジュ・ド・サンドみたいなもんなバトル作品だった。今作もいつしか安定の放送枠を勝ち取った外国発アニメらしい。

 これといって感動出来る点もないのだが、普通に毎週見て楽しんでいた。声優は良い顔ぶれだった。


ハイキュー!! TO THE TOP(第4期)

 4期の後半パートが放送。まず思うことは、とにかく一試合が長い。

 強敵稲荷崎高校との激戦が熱く描かれた。試合の合間には、各員の回想シーンが多く入るが、これが邪魔になることはなく、それだけ各員が熱いものを胸にしてコートに立っていることが伝わる要素になっていた。熱い試合に熱い人間ドラマも見れるものだった。特に試合後半の方は息を呑むすごい展開となり、見ているこっちが緊張した。

 試合時のアクションパートの描き方は迫力が伝わる良いものだった。ブラスバンドなど応援席の方もリアルに描いていた。演奏のリズムの変化で、選手のサーブのリズムも変化することがあるということが分かった。サーブの瞬間には、応援も演奏も黙らせる宮侑の声なき号令が名シーンとなっていた。

 コートで戦う選手の姿はもちろん美しいが、弟たちに激励を飛ばす田中の姉ちゃんの勇ましい応援パフォーマンスも格好良く、美しいものだった。今回一番印象に残ったのは、田中の姉ちゃんの活躍が素晴らしいということだった。そして田中のことを陰ながら応援している叶歌の姿も愛らしく美しい。二人の幼馴染エピソードも見れて良かった。

 個人的に一番頑張りが見えたのはツッキー。嫌味を多く言い、バレーへの取り組に冷めたものが見えた時期もあったが、今回はマジで本気の戦士になっている。日向程熱意が前面に見えるものではないが、本気になっているのが見えるツッキーの成長が嬉しい。後半には体力の限界を迎えてふらつきながらもプレイするツッキーにちょっと泣けた。

 

半妖の夜叉姫

 今度は犬夜叉殺生丸の娘達が頑張る。とわ、せつな、もろはの個性的3人の姫達の物語が楽しめる。皆可愛いので良かった。個人的にはもろはが一番お気に入り。

 一話目では犬夜叉やかごめをはじめとした旧作パーティーが勢揃いした。まずは往年のファンへのサービスをしておいて、それからせつな達の物語に入って行くよい仕掛けが見れた。

 今のところでは、犬夜叉の物語程危険度は高くないように見える。可愛いヒロインたちでわちゃわちゃ行うライトな感じも見えて良い。とわが現代の日本に来て、お嬢さんの服装でバイオリンを弾く姿には萌えた。

 これは普通に続きも見ようも思う。

 

 

 

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2020年のアニメ感想(10月~12月)その2

 

おそ松さん 第3期

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 まさか3期が来るとは思わなかった。一話目では、松野6兄弟自らが作品のオワコン化を認めた内容の自虐ネタがぶっ込まれていた。しかし、なんだかんだで世の需要があるようだ。この私だって新作をするなら見たいというのが本音である。そんな訳で3期も楽しく拝見した。

 相変わらずマジでどうしようもない6人の馬鹿共の楽しい宴が令和時代でも楽しめた。

 第一話では、コンビニのイートインコーナーにいる6人のやり取りが印象に残るものだった。まだ日の高い内からコンビニで優雅にトークをしているコイツらは、ある意味勝ち組なのかもしれない。短い昼休憩しか持たないサラリーマンなら、こうも長々とリラックス出来るお昼を過ごすことは不可能である。

 一話目からネタをぶっこみすぎて笑えた。もう一組別の人気声優6人組を呼んで結成した新おそ松さんが面白かった。

 一話目から6人兄弟がウ○コになってしまう展開も印象的。人間の姿でニートをしていたらウ○コ扱いされるけど、ウ○コの姿でなら何をしてもウ○コだからスルーされて楽という意外な方向性の悟りを開く6つのウ○コの物語に笑えた。これはどこのバカが考えた悟りなのだろう。ちょっと感心も出来るニートの心得が見えた。

 これが作品の特徴であり強みでもあるということから、これでもかという勢いで自分たちがニートであることを押ししてくる6人兄弟の言動が面白い。登山回では、真昼の電車は空いているのに、なんで皆は朝の満員電車に乗るの?ということを言ってるのがネタすぎる。ニートと違って会社に行くからだよと視聴者が突っ込める仕組みになっていた。ニートである以上、しっかりニートを満喫している6人の姿が面白く可愛らしくもあった。どうせニートなら楽しまなきゃ損損という考えも頷ける。

 新キャラのお助けロボットが松野家に派遣された理由も愉快なもので記憶に残る。最も優先的に救うべき対象は、自立出来ないニートであるというから6人のニートがいる家に一番にやって来たのが笑える。

 友人の結婚式に行った帰り道だけが描かれる回があったが、そこで人生観を語る6人兄弟のやりとりがリアルですごかった。ちょっとだけ真面目にニートの将来も考えた興味深いエピソードだった。

 社会問題でもあるニートをテーマに取り上げ、そこにこれでもかと笑いをぶっ込んだちょっとだけ社会派な一面も持つ楽しい作品だった。あとは、女子レスラーに転向したトト子ちゃんの物語も笑えた。1月からは後半パートがまだ続くのでそちらでもしっかり笑わせてもらおう。

 

おちこぼれフルーツタルト

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 おちこぼれの芸能人達が、一つに集まってアイドルを始めるという萌え萌え枠だった。これは可愛い。だからきらら枠にチャンネルを合わせることは止められない。

 絶妙に品のないネタも取り入れつつ、ユリ萌えとアイドルを楽しめる良い作品だった。マジェスティックプリンス以来のおちこぼれたって良いじゃん!といえる軍団の物語だった。重ねて言うがめっちゃ可愛い。というか普通に優秀な軍団で、このレベルで落ちこぼれアイドルならリアルで戦っているアイドルが厳しすぎる。

 アイドルとして売れて金を回収出来なかったら、皆で住んでいる家も奪われるというスリルの中で一生懸命頑張るヒロインたちが可愛い。食費も結構切り詰めていて、カレーばかり作って食っているのが目立っていた。

 グループ内では仁菜とロコが仲良しで、衣乃はロコはじめ可愛い女子全般が好きで、はゆとへもは衣乃が好きで、といった感じでグループ内でのラブの関係が分かりやすく見えるのもユリ萌え的に楽しい。手広く女子達とイチャつきたい衣乃の欲望は図太いもので感心する。キャラの名前が皆二文字なので覚えやすいし呼びやすい。

 アイドル達も良いが、お調子者プロデューサーの穂歩もナイスバディの面白お姉さんで良かった。日笠陽子のハイテンションな演技も良かった。

 

大人にゃ恋の仕方がわからねぇ!

【Amazon.co.jp限定】大人にゃ恋の仕方がわからねぇ! オンエア版(A4クリアファイル(絵柄:単行本1巻表紙イラスト)付) [DVD]

 多様化極まる恋愛というものに対する向き合い方は人それぞれであり、万人が共通の答えにたどり着くものではない。だからこそ、大人になっても答えが見えないこともある。それが恋愛というもの。別に分からなくても恥ずかしいものではない。そんなことを思いながら楽しめる大人なラブのショート枠だった。今期はちょっと大人なラブを熱かったショート枠からも目が離せない。

 

神様になった日

神様になった日 1(完全生産限定版) [Blu-ray]

 Key、マエジュン、メインヒロインの声があやねる、前情報としてこの3つだけ分かればとりあえず視聴決定。

 とあるシリーズヒロインのインデックスを思い出すロリのシスターヒロイン佐藤ひなは、今期の推しヒロインだった。童貞を殺すロリを自称しているなどの点はアホっぽいけど、神様の力があるから侮れない。前作のKeyアニメ「Charlotte」に引き続きあやねること佐倉綾音がメインヒロインを演じたのは印象的。テンション高く元気にひなを演じるあやねるボイスに癒やしをもらった。

 変な映画を撮る回、ツッコミどころ満載の麻雀大会回、ラーメン屋を復興させる謎のドキュメント回などKey作品特有のおバカで謎なノリは相変わらず健在である。映画回では例の有名なハサミ男のコスが出てきたのが懐かしかった。陽太のお父さんが息子たちがバカをやる時に付き合いが良いのにも笑えた。

 後半の廃人状態になったひなの姿が痛々し過ぎる。作品前半の元気な少女感がまるで死んでいるこの変わりようには鬱展開を感じてならない。リトバスの鈴ちゃんが心を病んであんな感じになっていたのを思い出す。最終回でふらふら歩いて陽太の腕に抱かれるひなを見ると、AIRのガオこと美鈴の物語も思い出す。

 すごい力を持っている人物達の名前が佐藤、鈴木というそこらにたくさんいるものなのに対し、その他一般人の方が名前に神様要素を感じるものが多かったのも印象的だった。

 作品を盛り上げたOP曲、ED曲、挿入曲はどれも良く、楽曲担当をやなぎなぎ縛りにしたのも良い判断としか思えない。


神達に拾われた男

【Amazon.co.jp限定】神達に拾われた男VOL.3(全巻購入特典:「描き下ろし原画セット(2枚セット/リョウマ・エリアリア)」引換シリアルコード付) [Blu-ray]

 今期は神様枠アニメが二つある。

 ブラック企業戦士のおっさんが、ショタとして異世界に来るという導入には、デスマ的要素を見た。くしゃみしてベッドから落ちて死んだという転生までの流れは実に間抜けなものである。やっぱり疲れた人間程異世界に行きたいと想うものなのかな。社会派な一面を出すのかと思いきや別にそうでもなかったりする安定のなろう系枠。

 スライムと同居するチビ主人公の物語が描かれる。主人公を演じた田所あずさのショタボイスはとても良かった。

 勇者として冒険するのではなく、スライムを扱って廃棄物を回収したり洗濯屋さんをしたりする平和なものだった。ブラック企業戦士時代に不当な扱いを受けた経験からか、こちらの世界に来て雇用主になってからは、ホワイト企業を目指すことに邁進する主人公の姿が印象的だった。原作者がブラック企業出身者なのかな。

 スカベンジャースライムとかは生活に役立つ面白い特性があった。

 

キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦

【Amazon.co.jp限定】キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 第2巻( 全巻購入特典:アニメ描き下ろしイラスト使用全巻収納BOX引き換えシリアルコード ) [Blu-ray]

 タイトルがバカ長い。

 イスカとアリス、敵対する勢力に所属する二人の戦士が心惹かれあう様を描いたもので、ロミオとジュリエット的な要素が見られる。アリスが可愛いし、演じた雨宮天の演技もとても良い。

 あくまでメインヒロインはアリスのはず。これを思ったのは私だけなら良いのだが、途中からミスミス隊長がメインヒロインを食うぐらいに頭角を現してはいないだろうか。ミスミス隊長のターンが多いし、登場シーンでしっかり我々ユーザーのハートに何かを刻んでくるので、アリスに悪いけど、いつしかこっちの方が好きになってくる。加えて「イスカ兄」と言って慕ってくる音々も可愛い。音々を演じた石原夏織の声がずっと好き。石原夏織が担当したOP曲も良かったので最近は良く聴いている。

 アリスのメイドにして強いボディガードでもあった燐も良かった。花守ゆみりがクールヒロインを低い声で演じるのが良い。

 バトル展開と女子が可愛いという点で楽しめた。

 

ギャルと恐竜

ギャルと恐竜 Blu-ray Vol.4

 現代に面白くて可愛い恐竜がいる、ちょっと箸休め程度に入るミニコーナー、後半の急な実写版など、変化球な工夫が見られる面白い作品で好きだった。コロナのせいで延期になっていた続きが今期に再開。また恐竜くんとギャルの楓に会えてよかった。

 恐竜のアクションがいちいち愛らしく、愛らしい間抜け面もやはりお気に入りである。楓はとにかく優しいギャルで好きだった。清楚なお嬢さんが好きだけど、こういうちょっとガサツな感じのヒロイン性もイケると分かった。

 最終回で黄色い赤ちゃん恐竜が新キャラとして登場した。あいつは一体何だったのか。最終回といえば、実写パートで見栄晴が再登場したことも忘れられない。見栄晴で始まって見栄晴で終わった番組だった。ありがとう見栄晴


キングスレイド 意志を継ぐものたち

 聖剣を取りに行く勇者の話や装備品を見ればかなりRPG感がする。でも今期はダイの大冒険のリニューアル版があるので、王道ファンタジーはそっちでいいかなって感じ。とか思いつつもちゃんと視聴する真面目な気質持ちなのがこの私である。 

 聖剣を求めるカーセル達一行と共に、王国で傭兵部隊をやっているダークエルフ一味の物語も展開する。どちらかというとダークエルフ達のターンの方が楽しめた。ダークエルフのメスとなると褐色ヒロインになるので、妹のダークエルフが良いと思って注目している。強い行動理念があるダークエルフ達の物語の方がシリアスで魅力的だった。

 カーセル達一行の中では、どうしようもなくバカっぽい感じが愛くるしいクレオが良かった。やはりピンク髪の可愛い子ちゃんはスルー出来ない。胸元を強調したヒロインが多かったような気がする。


くま クマ 熊 ベアー

くまクマ熊ベアー 第1巻≪くまゆるとくまきゅうのもふもふクッションカバー付き完全限定版≫ [Blu-ray]

 またゲームの中に入っていく例のヤツで、もしや危険なのではと思って恐る恐るチェックしたが、これは可愛くて萌えて平和なのでなんとなく見て癒えて丁度良いって感じのアニメだった。

 この手の作品にありがちな主人公がチート能力持ちという据え置き設定はそのままだが、珍しい点は装備品がクマのきぐるみオンリーとなっていること。美少女がクマの姿になる分には萌えて助かる。RPGでいうところの呪い効果みたいなもので、これ意外装備出来ない。この装備がものすごく強いので冒険に出る分には問題ないのだが、クエストの受注やお偉いさんに会う時に格好が格好なのでやはり舐められたり警戒されたりするので困ったりもする。クマのきぐるみを着ていると下着が一切汚れないという特殊効果があり、清潔感バッチなのが良い。

 可愛い主役の少女ユナは、どうやら今流行りの廃ゲーマーぽい。ちょっとだけ映るお家のシーンは、生活感ゼロなものだった。根は良いやつで、困った人は見捨てられず、悪人はとっちめるという良い行いをしている。そしてクマであることを餌にして幼女を釣っては仲良くしている。そんな感じで羨ましい生活を送っている。

 サバサバして言動が男前なユナのヒロイン性は、王道のヒロイン感とは外れたものだが、これはこれで良いなと思えるものだった。料理がしっかり出来る点も良い。

 メジャーセカンドでクールなヒロイン沢弥生を演じた河瀬茉希の芝居が好きになった。こちらのユナの演技もハマっていたので良かった。緩い声で「クマパ~ンチ」を言うのも好きだった。推せる声優である。

 OP曲も担当した和氣あず未演じるロリヒロインのフィナが可愛い。フィナがメインヒロインのユナのハーレム物語だったという作風理解も出来るもので、間違いではないはず。


ぐらぶるっ!

第1話~第4話 グランブルーの空で/ビィの暇つぶし 他/元気づける三姉妹 他/海の上のカリオストロ 他

 まじで一瞬だけ「ぐらんぶる」の再放送が来た!と思ったのは私だけではないだろう。

 あのグランブルーファンタジーの尺、経費、テンションなどなどを控え目にして展開するスピンオフである。基本的にギャグ展開でマジであっという間に終わるのでたくさん感想が出てくるものでもない。とりあえずルリアが可愛い。


ゴールデンカムイ(第三期)

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 今回シリーズからは、杉元とアシリパが別行動を取ることになる。杉元とアシリパ、各サイドの物語を追う展開となっていたのが印象的だった。

 樺太へと舞台を移すが相変わらずずっと寒そう。骨太な大筋とは打って変わって笑えるおふざけ要素がちょいちょい入る仕様も相変わらず健在。

 序盤では、男連中がヤミボクシング試合に臨む展開が楽しめた。杉元サイドの面々ってなんだかんだで仲良しだよな。真面目とおふざけのメリハリをきっちりつける物語運びが本作の売りである。

 アシリパの父やキロランケの壮絶な過去が分かる展開も印象的だった。回想の時と現在とでソフィアの容姿が変わりすぎなことから、時の流れって残酷とマジで思えた。

 樺太の氷上でついに杉元とアシリパが再会する後半展開が熱い。

 凍った場所に皮膚が接して剥がれなくなるという雪国ならではの危険なあるあるネタが見られた。そんな時はおしっこで溶かすしかない。白石のおしっこが役立つ展開が数回あって草。

 後半パートを見ると、緒方が悪いな~と思えた。緒方の狡猾で謎めいた感じのキャラ性に津田健次郎の声が良くマッチしていた。逃走した緒方に対して「元気になって帰ってこい、ぶっ殺してやるから」と意気込んでいる杉元が頼もしい。

 まだまだ続くようなので4期も楽しみだ。それにしても見れば見るだけ寒くなるアニメだったな。次は夏に放送して欲しいぜ。


ご注文はうさぎですか? BLOOM

【Amazon.co.jp限定】ご注文はうさぎですか? BLOOM 第5巻(初回限定生産)(おうちでDJ Nightライブ映像ディスク)(全巻購入特典:アニメ描き下ろしB1布ポスター[ココア・チノ]&缶バッジ3個セット[76mm]引換シリアルコード付き) [Blu-ray]

 安定の萌え枠。久しぶりのごちうさでも感じるのは日常が帰ってきた、そして魂の安息地に戻ったというものだった。なんかよく分からんけどすごく落ち着く作品なのだ。チノちゃん可愛い。

 ハロウィン回で多分、というか絶対チノの母親に遭遇する展開が良かった。

 青山先生と編集者の真手凛のカップリングがとっても好き。青山先生がシャロちゃんのパンツ覗きに行き過ぎ。うらやまっ!

 そろそろ進路を考える面々の心の成長が見て取れる。教師志望のリゼちゃんが、最終回では大学に受かったと分かる。進路関係のことで親父と喧嘩して怒ってしまうリザちゃんの物語に萌えた。めっちゃ可愛良い。

 今期の週末は、本作と「神様になった日」の二箇所であやねるの元気なロリボイスが聴けてお耳が心地よかった。ありがとうあやねる。 

 今回もOP曲とOPアニメが神っている。今回のOPでは保登家のママさんもガッツリ登場。恥ずかしがって顔を隠すママさんが可愛かった。OPには出てくるくせに、本編には保登家メンバーがなかなか出てこないのに焦れる。最終回で出番があって良かった。欲を言えば、ココアとモカの保登姉妹がユリユリ萌え萌え共演するのも楽しみたかった。

 最終回のラストのラストでココアに「ありがとう」の思いを伝えて微笑むチノちゃんが可愛すぎて血液の温度が上昇した。いっぱい幸せになったけど体に悪い最終回でもあった。

 

呪術廻戦

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 主役の虎杖が飄々とした掴みどころのない男だけど、とにかく良いやつで好き。心優しいおじいちゃん子という点は共感と好感が持てる。虎杖役の榎木淳弥は最近いろんなところで見るからヒットしているんだなと感じる。

 一話目からバトルシーンの迫力がすごかった。テンションの上がるハイスピードバトルが見どころだ。

 呪術師の学校がなかなかの面積をもつ大きな施設だが生徒が少ない。学校に喋るパンダがいるのが面白いけど謎。

 本作で一番掘り出し物要素だったのは、やや遅れて登場した五条先生の3人目の生徒にしてスーパーヒロインの釘崎野薔薇に出会えたこと。かなりやらえる。今期の推しヒロインだ。田舎からやって来た愛すべきお上りさんで、可愛いジャージが欲しいとかほざくあたりがコミカルで可愛らしい。呪いの定番である釘打ちを攻撃方法にしている攻めたヒロイン性も良い。この学校は男子がたくさん来ることを想定したのか、女子もちょっとデザインいじっただけで男子と同じく学ランになっている。釘崎他女子生徒の学ラン姿というのも萌えるものがあって良かった。釘崎を演じた瀬戸麻沙美の低い声での芝居も好き。

 呪霊のやり口がかなりグロく、凶悪性もモロに出ているのでかなりショッキングな描写も目立っていた。バイオレンス要素の強いバトルものということで、個人的にはかなり楽しめるものだった。

 シリアスな展開もあるが、キャラがコミカルで面白い点も目立っていた。ポストカカシ先生枠を取れそうな勢いの五条先生が格好良いし、ユーモアもたっぷり持っていて良い。定時には仕事を上がりたい七海の考えはマジでよく分かるものだった。


進撃の巨人 The Final Season

 巨人とはいつ進撃してくるのか分からないものである。そんな訳で、10月からではなく、12月の真ん中あたりからという予想できないタイミングで進撃もとい放送がスタートした。

 なかなかびっくりなスタートとなり、エレン達の物語の続きではなく、ライナー達巨人勢力のもっと若い連中が戦っているところから始まる。どこ?そして誰?なにをやってるの?といった感じで、最初は意表をついてこちらを置いてけぼりにしていくような展開が見られた。やるな、面白いスタートだ。

 声があやねるのガキが体を張った作戦で勝利をもぎ取るハード展開で始まっていた。今後はどうなるのか楽しみだ。一体どうやって終わるのだろうか。あと、早くミカサに会いたい。

 

 

 

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