こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2021年のアニメ感想(1月~3月)その2

 

 

 

WIXOSS DIVA(A)LIVE

WIXOSS DIVA(A)LIVE!<初回生産限定盤> Vol.1 [Blu-ray]

 また来た、闇のカードゲームアニメ。と思ったが、前シリーズと比べるとだいぶポップである。

 今回作品は3人1チームでのカードバトルとなり、バーチャル世界で可愛いアバターを用いて戦う。カードゲームの実力とは別に人気ポイントみたいなものがあるらしく、ランク上位に行くには人気者である方が有利らしい。カードゲームでの勝者は、ウマ娘のウイニングライブみたいにライブを行い、それで人気を獲得する。人間心理の闇を掘り起こす展開が目立つのがこのシリーズの大きな要素でもあったのに、新作は随分と萌えを盛り込んだポップなものになったな。

 

 複数のチームが登場し、各話のEDは毎度違うチームが担当することで、毎週新鮮な要素が味わえた。

「うちゅうのはじまり」といチームがいる。なんか壮大な名前で嫌いじゃないネームセンス。

 

 よく見たら、にじさんじ所属ライバーが映り込んでいるシーンがあった。

 

WAVE!!~サーフィンやっぺ!!~

WAVE!! ~サーフィンやっぺ!!~ Vol.3『ハワイ編』 [Blu-ray]

 サーフィンは天国に一番近いスポーツであると作中で語られている。そんな危険性もあるからこそ、波を制した時の快感がたまらないものらしい。どちらかというと山派な私にとっては新たな気付きが得られるものだった。

 

 主人公マサキをサーフィンの世界に連れ込んだショウが、まさかの急死展開を迎えたのは意外。友人の死を越えてサーファースキルを上げるマサキの物語が描かれた。

 マサキの友人のウクレレ奏者ナルのキャラ性がユニークで良かった。ウクレレを聴かせてくるくれる友人とは、気が利いて良い。

 波乗りの男共ばかりが登場するが、サーフィンショップ店員のお姉さんとマサキの妹は可愛かった。

 波乗りシーンでの海のグラフィックがとても綺麗。動く波の描き方にも優雅なものを感じられる点は良かった。

 初音ミクっぽい作中作キャラクター「みるる」の信者のサーファーがいたのが面白かった。みるるも可愛くて良かった。

 

ウマ娘 プリティーダービー Season 2

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 ぶっちゃけクソアニメもちらほら見られた今期作品の中で群を抜いて良かった。

 こんなに良い作品がまだ作れるんだから、日本アニメシーンはもっと頑張れよと思える。数打てば当たるの考えがあるが、アレで言うと、撃ちまくった割にはヒット率がいまいちなのが現在のアニメ業界の実情である。

 

 とりあえず最終回のウイニングライブのナイスネイチャが可愛すぎて殺されるかと思った。それからヒシアマ姉さんのゴールパネル欲しい。

 

 大変感動したので別途だらだらと感想を記載

     ↓

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裏世界ピクニック

裏世界ピクニック Blu-ray BOX下巻(初回生産限定)

 これも一応異世界ものなのか。普通に日本で暮らしている女子大生二人が、偶然見つけた謎ゲートを通じてこっちの世界とあっちの世界を行き来する奇妙な冒険物語だった。だいぶ危険な冒険でピクニック感は薄い。都市伝説要素を絡めた化け物を倒して行くのが特徴。

 

 メインキャラの空魚、鳥子のコンビはどちらも可愛くて好きだった。それぞれ花守ゆみり茅野愛衣が演じ、この二人は近い時間帯に放送していたアニメ「ラスダン」でもコンビで出演していた。聴きたくなる声をしている二人で良かった。

 緩くユリ要素も感じた。自由奔放で可憐な鳥子は同性にもモテると思う。

 二人の裏世界冒険を支援する小桜も可愛いチビで良かった。人間の怖がり度は、個人の体組織の条件である程度決まってくるという小桜の生物学的怖がり屋さん分析は面白いもので聴く価値があった。

 

EX-ARM エクスアーム

 毎週放送事故風な通常運転でやり抜いたサイバーアニメ。色々ビックリなアニメだった。
 大体は3D、たまに2Dも混ぜつつ進行するアニメなのだが、そのどこに放送事故風な要素が見られるかというと、キャラのアクションが何か変なのだ。アニメだからリアル人間ではない。にしてもリアル性にかけるキャラの描き方になっていて、絵に命を感じるのがアニメの醍醐味なのにその要素が薄い。なんとなく見ていれば分かるのだが、目、表情のアクションがおかしいというか、怖い。そう、なんか怖いのである。


 出演者は演技力がある人気者が集まり、その点は豪華だ。しかし、控えめに見ても違和感が拭いきれない3Dアニメに合わせての演技なので、その点は残念。EDにキャラ原画らしき画像が見られるが、本編よりもそちらの方が女子キャラが美しく描かれている。キャラの3Dへの落とし込みにミスっている。

 

 主人公が車に轢かれてから物語が本題に入っていくという点は、奇しくも同クール放送作品「無職転生」と共通している。主人公が「禁書目録」の主人公上条当麻っぽい。
 お話としては特になんともって感じだった。ぶっちゃけ3Dのことが気になってシナリオが入ってきづらい。
 ヒロイン同士がキスして未知なるパワーを産むユリ萌え展開は悪くない。

 

SK∞ エスケーエイト

SK∞ エスケーエイト Vol.3(完全生産限定版) [Blu-ray]

 意外に楽しいスケボアニメだった。

 スケボーは山に近い田舎だとタイヤが走らないし、人がゴミゴミの大都会でも走りにくい。田舎と都会の要素が適度に合わさった土地でこそフルで楽しめる。そんな良い条件が揃った街に暮らすキャッホーな連中が夜な夜なスケボー闇試合を行う感じが楽しめた。

 

 レース展開は迫力があって楽しく、登場キャラも結構好きだった。

 子安武人演じるボスキャラのアダムが、子安らしいミステリアスさと不気味さをかもしていて印象的。スケボーに乗って踊ったりするのは面白い。スケボーでチェリーを殴ったアレはいかんだろうとツッコんでしまった。

 水戸黄門の歌よろしく、後からスケボーの世界に来たランガに追い抜かれ、劣等感で萎えてしまうランガの悩ましい青春が見られた。泥臭く足掻く青春を送る少年ランガを演じた畠中祐には、この手の役がハマっていると思う。

 聖飢魔Ⅱみたいなメイクでバッチリ決めてくるシャドウが、実は花屋さんで美人店長に優しいというこのギャップにはやられる。昼夜で落差がある愛せるヒールキャラだった。

 

 スケボープレイヤーにとってはあるあるとなるスケボー事故を順に見せていくEDアニメも好きった。

 

エビシー修業日記

 頑張るテレビマンの話。

 テレビってのは演者が全てでなく、むしろ彼ら裏方のテレビマンいてこそ番組になるものだと分かる。

 弁当の買い出しはチョイスセンスとスピードが大事、停電を考えると大事な書類は絶対にEVでなく階段で届けるなどのテレビマンのあるあるネタを見せつつ、忙しきテレビマンエビシーの毎日がコミカルに描かれている。

 例の蜘蛛女のアニメに次いで、ここでも人外キャラに声をあてる悠木碧の芝居に注目だ。

 なんか聞いたことがある声だと思ったら、EDは藤井フミヤが歌っていた。

 

おとなの防具屋さん(第2期)

 そういやあったな、こんなアニメ。懐かしく思いながら久しぶりの新作を視聴した。

 OPでスタッフロールを読み上げる謎の親切心はそのままにスタートする。監督のことを変態呼ばわりするのは前回と同じ。

 全体的に絵が動いていない。エッチなショートアニメなのでたくさんお金をつぎ込むことはしないだろうが、にしてもこんなに動かないアニメだっけ?と思った。

 リリエッタは相変わらずエッチで可愛い。新キャラも追加され、より楽しめる新作になっていた。

 スケベな中学生みたいな発想のどうしようもないアニメなのに、出演者が有名人ばかり。そこはグッジョブ。

  チビの頃に遊んだゲームジャケットに描かれた女戦士の中には、結構エッチな感じの装備をしたヤツもいたなと確かに記憶している。そこからアイデアを膨らませてこのようなエロ防具精製アニメに漕ぎ着けた作家陣のガッツを称賛したい。

 このアニメが言いたかったことは、どこの世界にも程よい不健全が必要ということだったのではないか、という考察を勝手にしておいて感想を終わる。

 

オルタンシア・サーガ

オルタンシア・サーガ 下(完全生産限定版) [Blu-ray]

 なんか西洋風な世界観のゲームぽい感じがするぞと思ったら、どうやらゲーム原作らしい。

 出演声優が豪華なので、とりあえず耳で楽しめた作品。

 堀江由衣演じるマリユスが、前半は身分を偽って男装の戦士として登場し、中盤からは本来の姿であるお姫様の姿を見せた。彼女の男女それぞれの演技を見れたのは良かった。やはり堀江由衣推しである。

 キャピキャピしたテンションでお姫様のフリをした偽物のマリーが可愛かった。伊藤静のキャピキャピしたテンションの芝居は昨今ではレアなものだと思う。

 ドジっ子メイドさんのノンノリアも可愛かった。上田麗奈の声も好きだな。

 そんなわけでヒロイン、それを演じた声優で楽しめた。

 

俺だけ入れる隠しダンジョン

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 ええやん!このスケベな感じ!

 異世界スケベファンタジー作品であり、内容は取るに足らないものだが、ヒロインが可愛かったので毎週楽しみに視聴した。スケベ要素とヒロインの可愛さだけで戦った作品だった。出演者が良く、こんな内容でOPとEDの曲もとても良い。

 

 同時期に放送していた「ラスダン」とタイトルが被ってどっちがどっちだか混乱しがち。昨今のこの手のアニメには似たようなタイトルが多く、名前も長いので、放送が終わって数週間経ったら何のアニメか忘れてしまっていることもしばしば。

 

 巨乳の幼馴染、可憐なお姫様、兄さん好き好き妹、エルフのお姉さん、イケてる受付嬢、荒い感じで来る美人教師、そして堀江由衣演じる眠ったままの師匠、といった具合で変態紳士諸君の需要のどこかには刺さる多彩なラインナップ揃い踏みなヒロインズが優秀。ヒロインはどれもめっちゃ良かった。

 ヒロインズとのスケベイベントを迎えることでスキルポイントを得られるというスケベ中学生が考えついたような都合の良い設定には笑える。

 

 リア充をとにかく罵るという負け犬が徒党を組んで開いた謎大会の回がアホすぎてウケる。

 権力者のわがままにより、一話冒頭で就職先を奪われて即ニートになる主人公の都合を描く点には、理不尽な階級社会問題の要素が見られた。理不尽な権力社会に打ち勝つノル少年のラッキースケベな青春に注目出来る作品だった。

 

怪病医ラムネ

怪病医ラムネ 第4巻 [Blu-ray]

 現代医学的にはありえない怪病を扱ったものだが、その中で精神的に病んだ人間の姿を描く点にはリアル性と社会性があると思えた。

 怪病という現実味のないものを触れ込みにしているが、本当に怖い病は黒くくすんだ人間の心にあるのではないか、というリアルを突いた考察が勝手に思い浮かぶものだった。

 

 浮気者の男の股間の棒が竹輪になる、子を失ったことで真実に耳を塞ぎたい母親の耳が餃子になるというアイデアは面白い。食べられたらもう全部終わりな上に、どこかしらフェチズムを感じないこともない。

 

回復術士のやり直し

回復術士のやり直し Vol.1【通常版】 [Blu-ray]

 サクッと感想を言ってしまえば、これはもう最低なエロアニメだった。最後まで視聴した者に「原作からやり直し!」ツッコませるまでの前フリがこのアニメだったのか?

 

 盾の勇者とは異なるお下劣なやり直し物語だった。比較すれば、盾の勇者がどれほどマトモなアニメかが良く分かる。

 最初に見た時には、どんなに酷い目にあったらこんなに酷い話を考えつくのだろうと思った。中二童貞の夢が詰まったようなプロットだが、なかなかどうしてそんなに嫌いじゃない。私の中の中二が肯定している部分もマジでちょっとあったりなかったりする。

 見る人を選び、逆に見ない人をも選ぶ品性を欠いた代物ではるが、やりたい放題にのびのびと話を作っている点には、清々しさを見もする。

 

 確かに人生をやり直したくもなるくらい主人公ケアルは酷い目にあっていると思う。でもコイツもなんだかんだでやり口が酷い。私の中でここまで好感と共感が限りなくゼロに近い主人公との出会いも珍しい。

 フレアへの復讐プログラムに含まれていた「火で炙ってアッツアツの棒か、いきり立った俺様の棒かどちらか選べ」っていうのが最低過ぎて笑える。

 ターゲットに復讐する時に見せるケアルの顔が本当に悪い顔なのが印象的。腹立つけど笑える顔なんだよな。ケアルの顔芸アニメもである。

 可愛い姫様に変態プレイを強要され、ゴリマッチョ男にも犯されるなど、その分野に理解がある者からすれば、ケアルがされたこともご褒美と取れるのだろう。

 

 日課として男女のソレを繰り返すケアルを描くのが最低過ぎてやはり笑える。仲間にした女共の一人セツナを演じる石上静香のことは推しているので、彼女の濡れ場シーンの芝居が見れたのはちょっと良かった。

 チビで可愛い魔王のイブを演じた高森奈津美、後半に登場した女版ケアルを演じた日笠陽子は共に推しの女優なので、二人をこんな変態アニメに出演させたのはある意味罪とも考えられる。だが、芝居において変態の世界を知れば、俳優としての成長に繋がるとも考える。

 

 最終回が特に最悪なエロ描写を見せてくれるヤバいものだった。お上品に育ってきた私には全く理解出来ない愉快な性癖が随所に見られる作品であり、面白くはないけど、下品だからと途中で視聴を止めるとなんか負けた気がする。そんなわけで我慢比べのごとく苦戦しながらも最後まで視聴した作品だった。作品ファン以外でもこういう理由で視聴するヤツもいるんだって自分のことながら思ったりもする。

 

 他作品ではなかなか見ない特殊性癖、普通に変態な要素が詰まっているので、話題作りとなる点はある。でも中身はロクでもない話だった。

蜘蛛ですが、なにか?

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 これはぶっちゃけ悠木碧が好きでないと視聴がきつい。

 そんなに面白いものではないが、主人公ヒロインが異世界転生して蜘蛛のモンスターになる点は異質にして珍しい。この蜘蛛女がとにかく喋りまくって素直にうるさい。それが作品の味噌なのだろうが、やっぱりうるさい。

 

 主人公の蜘蛛がずっと暗い洞窟の中にいてうるさいサイド、主人公と同じく転生してきた同級生達の学園ライフが描かれるサイド、二つの物語が交互に描かれるのが特徴。後者の方が好きかも。 

 

 必ずしも人間に転生するわけでなく、ドラゴンになる者、現世では男だったのに女に転生する者もいる点はちょっと面白い。転生後は俺が主人公だみたくなって暴走した痛い同級生がとっちめられる展開にはスカッとした。

 蜘蛛が洞窟でバトルを繰り広げるシーンの描き方には迫力があった。ヌルヌル動くカエルのモンスターがキモかった。

 悠木碧の良さがタップリ出たED曲はネタすぎて笑える。

 

 まさかの2クール目もあるらしい。悠木碧推しなので、付き合いで残りも見るか。

 

ゲキドル

ゲキドル [2Blu-ray + CD]

 ゴクドルズ第二章かよと思ったら全然違った。

 立体映像装置を用いることで、より臨場感が増すという進んだ舞台演劇を行う集団のお話だった。キャラデザに一昔前の古臭さを感じる。

 舞台演劇、アイドル、SF展開を混ぜたもので、ちょっと混乱もする。そして序盤からなんか怪しいとは思っていたがやはりユリ要素もあった。偶然なことに、前期の素晴らしきユリ枠「アサルトリリィ」から連投でこちらでも赤尾ひかるが主演を張った。

 杖をつく過去に傷ありな感じが良い榊原かをるが好きだった。

 せりあが好き過ぎるヒロインのまこちんこと樋口真琴も良かった。なかなかまこちんと呼んでくれないせりあに、なんとかしてまこちんと呼んでほしい彼女の青春物語が面白い。


怪物事変

怪物事変 4 (特装限定版)[Blu-ray]

 読みは「かいぶつ」でなく「けもの」。ちょっと前にやっていた「アイドル事変」を思い出すタイトル。

 人の世にこっそり隠れて生きる半妖のような者達を描くバトルものだった。

 

 火羽がコミュ障でマイペースすぎる。首が吹っ飛んでも再生可能な能力はチートだろうって思う。泥田坊と呼ばれて実家でこき使われる序盤の火羽の扱いが酷い。令和に聞くと泥田坊って結構パワーワードだよな。

 

 花澤香菜がセクシーな悪者女の稲荷さんを演じたのが良かった。自分の残り香が味わえるだけでもありがたく思えとマウントを取る稲荷さんのキツイキャラ性は嫌いではない。

  最初は敵だったのに、なんだかんだで火羽に懐いている紺も可愛いヒロインだった。

 

 

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2021年のアニメ感想(1月~3月)その1

 年明けから怒涛の勢いで多くのアニメがスタートし、2021年の第1クールもあっという間に終わってしまった。様々な番組を楽しんだが、同時に目が疲れた。

 

 今期も泣けるもの、胸熱くなるもの、期待の続編など楽しめる作品が多々あった。そしてこれだけ母数が多ければ、箸にも棒にもかからない笑ってしまう出来の作品が出て来るのも毎クール据え置きとなっている。

 そんな当たり外れのあるギャンブル性も新アニメチェックの醍醐味である。時間を奪われはするが、金は減らないので健全なギャンブルと言えよう。

 

 そんなこんなで様々な作風が楽しめた今期作品の振り返りを行おう。

 

 

 

犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい

 呪術廻戦終わり後にヌルっと入って来る明るく笑えるショートアニメ。どちらも2クール続き、セットで楽しめるアニメだった。呪術廻戦のシリアステンションから一変して安らぎを得られるこの組合わせはナイスなものだった。

 相変わらず犬はバカで猫は偉そう。許容範囲の広い主様のキャラ性も好きになる。

 何気に大橋彩香の担当する主題歌が2クール目から変更になっていた。

 

おそ松さん 第3期

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 相変わらずろくでもない内容を垂れ流し続けた2クール目も通常運転で楽しめた。

 とにかく明るく楽しいニート童貞を描いているが、これを見ている同族達は、必ずしもそれを全て肯定されていると思って慢心してはいけない。松野家の六つ子の図太さだけには、見習う価値がややある。

 

 第一クールに引き続きコンビニイートインでだらける6兄弟が描かれている。やがては軽く出禁を食らい、店の前でたむろしても結局追い出されるのはウケる。ニートって一日が長いし、居場所がないとは言わないものの、極めて少ないのだなとも思えた。

 

 金が欲しいからバイトを始めようかと6兄弟が話し合った時に、「こうして生きているのがアルバイトみたいなもの」という謎の名セリフを吐いてバイトをしようとしない一松が面白かった。

 

 ロボットのおにぎり兄弟が漫才大会優勝を目指す展開、一話で警察に捕まった偽物おそ松軍団が帰って来る展開なども楽しめた。 

 

 何もない人間は、やっぱり何もないゆえ大きな悩みなく精神が健康でいられて良いと思えた。どうせニートをやるなら楽しく!というある意味前向きな作品だったと思う。社畜ではない道を行って日々笑っているならなんだかんだで勝ち組。

 

 これに懲りずに4期もやるガッツがあるなら、その時はやる気を買って視聴してやっても良い。

 

キングスレイド 意志を継ぐものたち

 まさか2クール目があるとは思わなかった。

 ヒロインの中におっぱいを強調したファッションのヤツ多いよね。

 クレオのアホっぽさがそろそろにクセになってハマる。小澤亜李の声も可愛い。

 カーセルが諸々の真実を知り、同胞を失ったリヒトもまた多くを知ることになる。それぞれが思いを新たに冒険を進める2クール目だった。

 リヒトの妹を推してたのに「死ぬのか!」とややテンションが下がった。リヒトと行動を共にする勇ましいお姫様もかなりイケてると思う。

 1クール目からカーセルサイドよりもダークエルフサイドの物語の方が好きだった。聖剣、魔王を巡る物語の後半で、カーセルとリヒトが遂に合流する展開が楽しめた。

 

呪術廻戦

呪術廻戦 Vol.2 Blu-ray (初回生産限定版)

 姉妹校とのガチバトルが面白い。バトルシーンの作画が神がかって良かった。

 

 強いのは強いのだが、とにかく言動が奇人めいている東堂葵が面白い。初見の相手を試す定番の問い「どんな女が好み」を数回口にしたのが印象的。解答によっては酷い目に合わされることから、怪人赤マントの質問を思い出しもする。タッパがあってケツがデカイ女と答えるのが正解で、虎杖は見事正解する。この二人とは好みが合いそうだ。私もそんな女は悪くないと思う。

 虎杖や高田ちゃんが登場する架空の青春の想い出を作って陶酔した東堂のアレはもはや幻術レベルで笑える。

 そんなわけで東堂が推せる。年末特番に顔出しで登場した東堂の中の人こと木村昴も面白い。

 

 姉妹校とのバトルの中で、我が推しの釘崎野薔薇が活躍するところが格好良い。トンカチで殴るととんでもないことになるからピコハンで相手をぶっ叩く気遣いなところも良し。例え先輩でもあっても安定のガラの悪さで接する釘崎のヤンキー気質にも萌えるものがある。瀬戸麻沙美のドスを効かせた低音ボイスの芝居にもぐっとくるものがあった。

 

 2クール目からだと三輪霞もかなり魅力を出していて萌えた。三輪を下した真希さんてあんなに強かったのかと驚いた。

 

 京都メンバーのなかにアルティメットメカ丸というメカ丸出しなヤツが混じっていたのには初見で笑えた。メカっぽく加工されているが、声が松岡くんではないか。野球回では故障中のメカ丸の代わりにピッチングマシーンを出すのにマジ笑えた。

 

 姉妹校とのバトルに乱入してきた化け物共に対して圧倒的力を見せた五条先生が格好良い。老害共に対してシニカルかつコミカルに攻め込む図太さにも惚れるものがある。

 五条先生がいつも食ってかかる相手のジジイがギタリストだったのは意外だった。

 伏黒は元ヤンだと分かった。人の過去も様々である。

 

 なんと言っても笑えまくって楽しかったのは野球回だった。

 唐突に笑える野球回に入る展開が敷かれた作品といえば「CLANNAD」「サムライチャンプルー」などがあり、最近では「ドロヘドロ」が上げられる。この作品もおもしろ野球回ありなアニメ一覧に入ったな。

 

 2クール放送のアニメが終わった次には劇場版が待っているので、そちらもチェックせねば。忙しい。

 

進撃の巨人 The Final Season

 軍から逃亡したファルコとガビがお世話になった家族が、まさかサシャの家族だったという展開には残酷な運命を見た。全てを知ったサシャの妹と料理人が激怒するシーンを見た時はきつかった。

 演じているあやねるは好きだが、ガビって色々キツイ子だよな。ここを好きになるファルコの女子の趣味もちょっと変化球かもしれない。悪い子ではないのだけど、やっぱりキツイんだよな。

 エレンが軍を出て、ミカサ、アルミンと袂を分かつという新展開が見られた。この先どうなるのだろうか。

 

 16話という中途半端な話数でまさかの残りはお預けを食らった。コレでファイナルと銘打っておきながらファイナル一歩手前で終わったな。終わる終わる詐欺感がないこともないが、まぁ待とう。

「え~!作ってないのかよ!仕事早う!」と思ったが、時間が空いただけしっかり作ってくれると思うからその内放送する残り話数にも注目だ。

 

 地震速報で放送中断した回があった。地震で大変な時にアニメアニメと不謹慎かもしれないが、やはり途中で見れなくなったのは悔しい想い出として後に残る。

 今期では「名探偵コナン」を見ている時にも地震で放送を中断したことがあった。国の内情が良好でなく、謎の病気が流行っているのに、その上国土まで荒らす地震は勘弁。日本よ平和であってくれ。

 

D4DJ First Mix

 1クールものだけど去年の変な時期からスタートしたので、最終回も変な時期になった。でも作品としては楽しかった。

 

 りんくがピキピキに引き抜かれるかもしれないと知ってからのマホちゃんの焦りようときたら可愛くて笑える。むにちゃんは予てからりんくラブだったが、マホもだったのかという気づきが得られた。女子の仲良しさんな空気感が見えるもので良かった。

 ムニちゃんとりんくがやや揉めた末にラップバトルを行う流れがヒプマイ感もあって良かった。ムニちゃん可愛い。

 最終回は各軍団が出揃って怒涛のパフォーマンス披露を行って楽しかった。やっぱりピキピキには敵わなかったが、りんく達も善戦したと思う。

 まだアニメで描き切れていない他のグループもいるらしく、そちらは続編で登場することを期待する。タイトルに「First Mix」とあるので、2ndもきっとあるのだと思う。ちょっとだけ出てきたマーメイドという軍団が元気でエッチな感じがして良かったので気になる。

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

 主役のダイの成長が見られるのはもちろんのことだが、最初はポンコツだった相棒のポップのレベルアップも見られるのが良い。悟空の横にいるクリリンの成長を見たあの喜びと同じものを感じる。

 魔法銃士だったマアムが、怪力を活かして武闘家に転身する流れからパーティーを抜けることになった。マアムと別れる時にポップが愛の告白をするのかしないのかと焦らしておいて、やっぱりしないという流れにちょっとドキドキするものがあった。

 パーティー紅一点の座がマアムからレオナに交代する流れが見られた。どちらも好きだから文句はないのだが、マアムが強くなって帰ってくる展開が見たい。

  バランの襲撃を退けたあたりでアニメ旧作は終わっている。2クール目でそのあたりまで描かれたので、映像化されるのは初となるこの続きを描く3クール目が楽しみだ。

 

半妖の夜叉姫

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 2クール放送の最終回を迎えて答えが出たが、どうやら私はもろは推しっぽい。田所あずさのギャンギャンうるさいガキっぽい芝居も好き。

 

 殺生丸が子ども達と出会う展開が見れたのが印象的。

 あの日拾ったガキのりんが母になったのかと思うと感慨深いものがある。

 最終回では殺生丸が天生牙を娘に託していたので、ここから新たな物語がどう動くのか気になる。次の世代に意志を託すみたいな感じがしたあのシーンには胸熱くなるものがあった。2期は多分来年だな。続きにも期待。

 

ひぐらしのなく頃に

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 とんでもなく負の道をループする沙都子とリカちゃまの物語には、鬱要素がありありで精神を痛めつけられた。リメイクと思いきや全然違う新ルートに入って行ったな。

 沙都子とリカが都会の学校に進学するも、沙都子は成績が振るわずに落ちぶれていくのは可愛そう。沙都子がループ能力を持ってあれこれ行うことで、後半クールは主役になっていたな。もっとレナの活躍も見たいと思う。

 続編の「卒」がその内放送とのことなので、そちらも要チェックや!

 関係ないけど、家を掃除していたらニンテンドーDSの「ひぐらしのなく頃に 絆」が全4巻セットで出てきた。これはこのまま大事に保管しておこう!

 

アイカツプラネット!

 しばらくアニメ展開をお休みしていたアイカツシリーズが帰って来た!

 というわけで、往年のシリーズ好きとしてはとりあえずチャンネルを合わせる。

 しかし、これを見るに、もう本来のアイカツアニメシリーズは、オールスター揃い踏みとなった前作で最後だったのだろう。栄光の名「アイカツ」を冠するだけで、中身はかなりイジった別物になっていた。

 この方向性で攻めた新作の作風は、かなりのギャンブルになっていると思う。なぜって、まさかの実写だから。実写パート多め、時々アニメという方向性は意外すぎる。コメットさんかよ。実写ならラブパトリーナに任せてアニメやっとけ、というのが初見での感想だった。

 いちごちゃんがしゃもじをマイクに持ち替えたあの日を知る身としては、シリーズにこんな未来が待っているとは全く予想出来なかった。

 

 時代の流行りであるバーチャルアイドルをテーマにしたもので、しかも身バレしている。身バレありきでVチューバーをするみたいな感じだった。

 人気バーチャルアイドルのハナちゃんの中の人が疾走し、その代わりとして素人だった主人公がハナになりきる。ガワが一つあれば、中の人が入れ替わってもなんとか継続出来るというバーチャルアイドル事情を前面に出した今風の仕掛けになっている。これも時代だなぁと思える。

 

 出てくる女優さんの好き嫌いについて特に意見はない。ただ、実写アイドルの需要は個人的には無いんだなコレが。これはどこに需要があってこのフォーマットで攻めることになったのだろう。

 

 初代からシリーズを楽しんでいることもあるので、ここまで来たら付き合いと思って続きも見ようと思う。

 

アイ★チュウ

TVアニメ 『アイ★チュウ』 Vol.1[DVD]

 複数のアイドルの卵達が奮闘する話。

 喋るクマが校長先生のアイドル学校で頑張るアイドルの途中段階にある者達をアイチュウと呼んでいる。ちょっと可愛い響き。この呼び方は嫌いではない。

 印象的なアイドルは、男の娘アイドルのこころちゃん。正体は男と分かっているが、顔は可愛い。村瀬歩の女声演技は素直にスゴイと思う。喉どうなってんの?

 楽しくアイドルをやるだけでなく、設定された枚数だけお客さんにCDを売るという厳しい試練も越えて行かないといけない。やっぱりどこの業界にもノルマっていう厳しい壁があるよなと分かる。

 女プロデューサーが可愛かった。豊口めぐみのお姉さん系ボイスが好きなので、このキャラも好きだった。豊口めぐみといえば、同クール放送作品「ウマ娘」2期でも指導者の立場で出演しているが、そちらでは厳しい系のお姉さんを演じている。彼女の演技の幅も楽しめて良かった。


アイドールズ!

アイドールズ! IDOL Survival [Blu-ray]

 ライブをやれば空席祭りな地下アイドルが、とりあえずキャパ100人を埋める事を目標に頑張る話。なんかファンが3人くらいしかいないらしい。

 丁度一年前には、推しの地下アイドルが武道館に行ってくれたら死んでもいいとか言っているオタクを描いたアイドルアニメを放送していたのに、そこと比べるとこのアニメときたら目標地点が低い。というか「空席祭り」というワードは常用ワードなのか?このアニメで初めて聴いたワードだった。

 

 中身はかなりコミカル。ローテンションだけど、ギャグに全振りだな。アイドルをするよりも、家でウダウダとくっちゃべるのが多め。この作風は嫌いではない。むしろ好みだった。ちょっと前のアニメでいうところの「てさ部」的なやつだった。

 

 いきなり武道館でライブをやろうとして予約の電話をかけているのはウケる。

 途中で謎の事務所からデビューの話がかかるが、「茄子で人をしばく軍団」という特殊コンセプトで攻めることになり、ちょっとの瞑想の末、自分たちの決めた真のアイドルの道を歩むことになっている。

 

 ふざけていたけど、歌はちゃんとしていたと思う。OP、ED、最終回の挿入歌、合わせて3曲の持ち曲が聴けたが、どれも意外に良かった。3曲がセットで収録されたCDも何気にチェックしてしまった。

 OPアニメーションはなかなか素晴らしいと思う。そりゃ少女も大志を抱くわけだ。

 

 メンバーのあみちゃんの中の人が水野亜美という冗談みたいな名前だった。いや、本名なら冗談だと言うのは悪いのだが、しかし水星の御加護を持つ伝説のヒロインと同じ名前なので反応してしまった。


IDOLY PRIDE

IDOLY PRIDE 3 (完全生産限定)【Blu-ray】

 てか今期はアイドルものが多い。アイマスの再放送もあったしな。タイトルあ行のアイドルものが多いのが今期の印象の一つだ。それからちょっと前にやっていた「アサシンズプライド」とややタイトルが被るとも思った。どんな職業でも大切なのは、それを行うにあたっての「プライド」を持つことなのだ。

 

 こちらの作品だが、とっかかりがなかなかミステリアス。

 アイドル事務所の男性マネージャーの過去の記憶がまず最初に描かれる。伝説のアイドル長瀬麻奈が交通事故で亡くなり、その後彼女はマネージャーの元に幽霊となって戻ってくる。なかなかスピリチュアルなアイドルものだな。

 まず幽霊ヒロインの要素があり、彼女の妹達世代のアイドルが頑張る姿も描かれる。

 出てくるアイドル達はとにかく可愛い。おすすめヒロインは佐伯遙子。最初は事務所でお茶を組む事務員さんと思ったが、実はアイドルだった。おっとり系と大人のエロスの要素で魅せる良きヒロインだった。

 

 メインで描かれるアイドルの川咲さくらだが、大した志があるわけでもなく、己のフィーリングに従うままに事務所に入ってくるので謎なヤツだなと思った。実は死んだ長瀬麻奈の心臓を移植された少女らしい。運命の物語を見た。

 

 所属アイドル達は「月のテンペスト」「サニーピース」の二つのグループに別れて頑張る。月と太陽の二つの要素で攻めるとは、仮面ライダーBLACKぽいじゃないか。それか「太陽とシスコムーン」を二分したみたい。

 

 TrySail、スフィアメンバーが作中アイドルグループの中の人になっているのは話題作り要素になっていたと思う。星見プロダクションのアイドル達が、アイドル大会でTrySailやスフィアを倒しているのは印象的だった。

 

 長瀬麻奈、長瀬琴乃の姉妹アイドルが確執を越えて愛を深める物語でもあった。亡き姉を思って琴乃がソロ曲を歌った最終回にはちょっと感動できるものがあった。

 

 成仏する前の最後の時間をマネージャーと過ごす麻奈の物語にもグッと来るものがあった。ここは二人の愛の時間が流れていてキュンキュンした。幽霊の彼女からもらうキッスを描くシーンは美しかった。

 

 総合的に楽しくて良い作品だったと思う。

 

アズールレーン びそくぜんしんっ!

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 とっても可愛い。

 製作、放送が遅れまくったことが記憶に新しい本編のスピンオフとなるショートアニメ。ジャベリンやラフィー達チビのヒロインをメインにしたものである。

 戦争がなく、皆がほのぼのした日常の中にあるのが嬉しい。綾波がジャベリン達と普通に青春を過ごしているのが見られて安心した。

 萌えと適度なお色気もありで、目の保養になった。ラフィーのだらけ具合には癒やされた。

 

 理想の枕的なものが欲しいラフィーが、枕代わりになる良きおっぱいを求めて色んなヒロインを訪ねる最終回はかなり良かった。

 

 

koshinori.hatenablog.com

 

 

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萌えと涙と熱き鼓動が止まらぬ!「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」

ウマ娘 プリティーダービー Season 2」は、2021年1月から3月にかけて放送された全13話のテレビアニメ。

 

 2018年放送の一期から3年後に展開した二期もとても良かった。

 最初こそ「馬の擬人化だぁ?」「なにがプリティダービーじゃ!」とツッコんだものだが、パッと見冗談みたいなこのプロジェクトがこんなに素晴らしいものに成長するとは思わなかった。

 アニメ二期はマジで熱く、その熱を受けて現在はゲーム版もすごい盛り上がりを見せている。このウマ熱は大変嬉しい。

 

 今期も冗談くらい大量のアニメが放送されたが、個人的にはその中で最も良かった、または好きになったのがウマ娘二期だった。

 

 もはや日本アニメはクソ、ゴミばっかり。

 もうアニメなんて、もっと言えばテレビがオワコン。

 どうせ斜陽産業。

 良い原作も無く、もはや業界はアイデアの枯渇を迎えている。

 

 などなど多彩なディスりを食らうこともしばしばなのが昨今のアニメ事情だが、そこへ来てこんなに素晴らしい作品を産むなんて、まだまだ出来るじゃないか日本アニメ!

 日本のアニメ業界はまだまだ衰退には遠い。むしろここから伸びる!まだまだ元気だ!と言わしめた活気ある名作となったのがウマ娘二期だった。とにかく良かった。コロナの煽りも受けて元気が落ちつつある業界に希望の光を見た。

 

 そんなこんなでとにかくこの作品に感動した。本当に出会えて良かったコンテンツだと心から思う。そんな私がウマ娘二期のことをあれこれ振り返ろうと思う。

 

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今回の主役

 アニメ一期ではスペシャルウィークサイレンススズカをメインに物語が展開したが、今回は同じくスピカのメンバーであるトウカイテイオーメジロマックイーンをメインにした熱き物語が展開する。スピカメンバーの中でも合流が遅れた新顔二人が見せる新たな物語がとにかく熱くて心が震え、そして泣ける。

 

 トウカイテイオーシンボリルドルフに憧れてトレセン学園の門を叩くまでの過程から描かれる。よりチビの時代のロリテイオーを楽しめる第一話は必見。ルドルフ会長がテイオーを気にかけて可愛がるという二人の師弟愛が濃く見える物語性も良かった。それにしても会長は美しい。

 

 明るく元気に歌って踊るウマ娘のイメージが強かったトウカイテイオーが、度重なる怪我に苦悩し、レース引退を決意するまでに追い込まれる過程が描かれる。飄々とした少女に見えるテイオーにも実はあった内なる葛藤、それを熱き競技者魂で乗り越える戦いが見どころになっていた。

 

 OP曲の歌詞にもある素敵なフレーズ「仲間でライバル」のテーマ性が随所に見られるのも作品の良さであり、泣かされるポイントになっていた。テイオーとマックイーンは同じチームの仲間であり、ライバル関係にもある。互いが互いを高め合う関係性は爽やかであり、格好良い。それから二人ともめっちゃ可愛い。

 テイオーが怪我による困難な壁に当たれば、マックイーンも怪我を患うことがあった。その都度互いが互いを支え合って困難を越えてまたレースに戻る展開には美しき女の友情を感じた。この二人のカップリングがナイス過ぎる。

 

 同門のライバル同士での対決が叶うシーンでは、どちらを応援すべきかとハラハラした。史実に基づいた物語なので、競馬ファンならオチが分かっているのだろうが、こちらは素人で何も知らないから毎度ハラハラとワクワクが止まらなかった。

「負けても泣かないでくださる」とレース前にふっかけたマックイーンが格好良かった。

 

 ライバルのテイオーにばかり気を取られてレース全体を見失っているマックイーンを叱咤激励するメジロ家のおばあ様の言葉が忘れられない。小さい頃マックイーンに読んであげた「うさぎとかめ」の物語になぞった格言を放つのだが、これが勝負への心得を見事に捉えた素晴らしいものだった。

 うさぎは亀を見ていた、亀はゴールを見ていた。

 このセリフには感動した。今期アニメ全部を含めて一位の名ゼリフだったと思う。これを考えた人がすごい。

 ライバルの存在は確かに己を高める重要なものだが、それよりもっと大事なものはゴールの先にある。勝負にも試合にも勝つ。これが一流の勝負師であるという年長者ならではの矜持が語られた名シーンだった。これぞ名門メジロ家ボスのセリフだと思った。おばあさまの声がハマーン様だった。

 

 マックイーンに負けて無敗の三冠娘の夢が崩れたことで一時競技者として気の迷いが生じるテイオーを描く点は印象的。

 なんだかんだあっても勝利したい気持ちを抑えられるウマ娘はいないというマックイーンの言葉が心に残る。その通りで、一時は調子を落としたテイオーも勝利したい願望がこみ上げて調子をあげていく。調子を落としてレースにボロ負けしてもまだ悔しいと思えたことに競技者として死んでいないと希望を得たテイオー復活のシーンには共感出来るものがあった。勝者、敗者問わず挑戦者の心理が良く描かれている。

 

 度重なる怪我により遂に引退を決意するテイオーのシリアスな物語も描かれた。そんなテイオーの引退に至る決定打となったのが、調子をあげて風のように走るライバルマックイーンの姿を見たことだったのが痛い。それと知らずテイオーの復活したい思いを打ち砕いたマックイーンがいることが残酷だ。

 第9話ラストシーンで、マックイーンに置いて行かれるイメージを見て涙ながらも自分はもうあんな風に走れないと答えを出すテイオーが可哀想すぎて寄り添ってあげたくなった。無邪気にタイムを尋ねるマックイーンがいて、悲しくてストップウォッチを押すことも出来なかったテイオーがいる構図は、勝負の世界の残酷さを描いたもので心に残る。

 

 ツインターボはじめ、多くの者から引き止めを食らってレースの世界に戻ったテイオーを描いた直後、今度はマックイーンがウマ娘不治の病を患って選手生命維持が難しい状態に追い込まれる。本当に苦難の道を行く二人の物語に胸が痛くなり、熱くもなる。

 選手生命が絶たれることを受け入れられないマックイーンの複雑な心境が描かれる展開には緊張感が高まった。

 毅然とした美しきメジロ家のお嬢様が、もがき苦しんだ末、雨の中ずぶ濡れになって泣き崩れる12話後半シーンには強烈な印象を受けた。ここまでなにもかも曝け出して泣くマックイーンの姿にショックを受けた。激情を迸らせるマックイーンの作画、情感を込めてマックイーンを熱演した大西沙織の芝居が凄まじく良いものだった。このシーンの芝居を見て、これまで大西沙織という女優を推して来て良かったと思えた。こんな時にいやらしいが、普段キリリとした乙女が涙を見せるというギャップには素直に萌えもした。

 

 マックイーンの無念を背負って臨んだ復帰レースでビワハヤヒデを下し、見事一位を取った最終回のテイオーの走りには感動しかしなかった。仲間達からモブまで、皆が泣いた最終回レースの描き方は素晴らしい。レースを盛り上げた明坂聡美の実況の功績も忘れてはいけない。

 テイオーを応援したいけど、負けるところを見るのは怖い。そう思ってなかなか会場入り出来ない最終回のマックイーンが可愛い。最終回のマックイーンは、たっちゃんを見守る南ちゃんみたいなメインヒロイン感がすごくてキュンキュンした。マックイーンの涙が美しい。

 

 テイオー、ビワハヤヒデナイスネイチャの三人で「ユメヲカケル」を披露した最終回のウイニングライブが可愛すぎる。CGに甘えずに手書きで作り込んだこのライブシーンは必見。録画したのを何回も巻き戻して見ている。

 ステージの上ではめっちゃアイドルしているネイチャの投げキッスに脳が殺された。一位のテイオーがセンターを張るステージなのに、最終回のウイニングライブでは他の二人を食う勢いでネイチャがめっちゃ可愛いかった。スタッフがネイチャ好きだろと思える。三位の分際で可愛さがすご過ぎる最終回のネイチャに注目。

 

 一期OVAを見てハマったビワハヤヒデは、頭でっかちだけど美しいキャラでかなり良い。格好良くてクールでエッチなのが良い。炭酸抜きコーラの有効性を説くのが名シーンになっていた。

 

 テイオーとマックイーンが再びグラウンドを走ったところで、伝説の曲「うまぴょい伝説」が流れてエンドだった。一期同様、オチに持ってくるナンバーは伝説のこの曲だったな。マジで泣けた。

 

 泣かせるばかりでカロリーを持っていく回が続く中挟まれた箸休め回となった11話も萌え萌えでよかった。テイオー、マックイーンのハロウィンデート回となり、可愛すぎて死ねる出来だった。

 この回ではキタサンブラックサトノダイヤモンドのてぇてぇ(尊いカップルにも萌えまくった。

 

ヒールからヒーローになったライスの話

 二期ではライスシャワーがヒールからヒーローへ、180度違う立場に転身する物語も濃く描かれている。とにかくライスが好きになるライス愛ある構成になっていた。

 調べたところ、ライスは1989年生まれのお馬さんであり、現在は天国に旅立っている。このような形で自分の人生を描かれたことを天国のライスはきっと喜んでいるだろう。

 

 ミホノブルボンメジロマックイーンら人気者達の記録がかかった大会で、記録潰しに出たヒールとしてブーイングを食らったライスが、心を痛めてレースを辞退する展開が描かれる。ただ皆に認めて欲しかっただけなのにブーイングを食らって悲しかったと告白するライスを見たらマジで可哀想になった。馬券を買っているという厳しい事情もあってのことだろうが、素直に勝利者を称えることが出来ない観覧マナーの無さはちょっとどうなの?って感じ。

 ここでライスの精神を保つべく動いたのが、サイボーグウマ娘ミホノブルボンだったのが意外。自分に勝ったお前はヒーローだと不器用ながらもライスを称賛するブルボンの愛が見えたのが良かった。無感情キャラと思ったら意外にも思いやりのある優しいヤツでミホノブルボンが好きになった。

 ミホノブルボンがマジカワイイ。こいつだけトレーナーを「マスター」呼びするので、テンションがFateのサーヴァントぽかったのも印象的だった。レース衣装が初音ミクが着ていそうな奇抜な物だったのも記憶に残る。

 

 ライスがマックイーンに勝つレースを描いた8話はマジで泣けた。この暗いキャラをここまで持ち上げる展開があるとは思わなかったので度肝を抜かれた。

 普段は前髪で隠れたライスの片目が、本気モードになると出てくる描写が格好良かった。精神集中したら青い炎が宿るシーンも良い。

「ライスはヒールじゃない、ヒーロだ」のセリフにも痺れるものがあった。

 個人的には鬼太郎、トロワ・バートンに次いでハマった片目隠れキャラがライスだった。

 

 マックイーンとのレースに勝ってブーイングをもらったライスに対してブルボンが言った「ブーイングはチャレンジャーの勲章」というセリフに救いがあって泣ける。勝って幸福を掴む者がいれば、その裏には必ず負けて悲しむ者がいるという勝負の世界の真実を説くブルボンの言葉には胸打つものがあって良かった。

 

 今回シリーズでは、ここ二人の友情も間違いなくハイライトシーンとなった。

 ライスを熱演した石見舞菜香の脳みそをとろかすボイスも良かった。本気を出した花澤香菜レベルにIQを下げる癒やしボイスだったと思う。ライスの歌う「ささやかな祈り」も名曲だった。

 ライス主役回では、OP絵が差し替わるという特殊フォーマットも見られた。このあたりの芸の細かさも評価出来る作品だった。

 

 アニメではトレーナーとの絡みがなかったが、ゲーム情報によると、ライスはトレーナーをお兄様orお姉さま呼びしてくるとか。この感じで妹萌え属性を出してくるとか危険人物やな。

 

チームカノープスのメンツが面白い

 スピカ、リギルに次いで新しく登場した軍団がチームカノープスだった。アニメ一期のどこかでメンバー募集のポスターが学校に貼られていたが、チームとして可動することになったのは今回からのこと。

 

 前作から結構登場していたナイスネイチャ、今回からの新顔ツインターボイクノディクタスマチカネタンホイザの4人からなる面白いチームになっている。ネイチャは常識人で、あとは曲者となっている笑えるチームバランスなのが良い。

 この4人のウマ娘なのだが、調子にムラがあるのか、粒揃いながらもなかなか勝ちきれないという点から大変応援したくなる。

 

 ネイチャも二期を見ればコイツが好きになると言える良き味を出したキャラだった。テイオーに勝つのが夢だと言ってとにかく頑張る姿が美しい。負けて「くそぉ!」と本気で悔しがるのを見ると、勝たせてあげたいと思ってしまう。演じた前田佳織里ラブライブのニジガクのやつにも顔を出して鍛えているので、芝居と歌がとても良いと思える。

 最終回で特にネイチャが化けたと思う。最終回のウイニングライブでのネイチャが死ねる程可愛すぎてビックリだった。こんなにステージ映えする女だったのか。

 

 まともに見えて結構ネタキャラの一面もあったイクノディクタスもキャラが立っている。イクノがターボにキン肉バスターを食らわせているシーンがあったのには笑った。

 ほんわか系天然さんのマチカネタンホイザはめっちゃ可愛い。神社でなんかゴニョゴニョとお願いをしている最中に鈴が落ちてきたのを食らって鼻血を吹くシーンが面白可愛い。美少女なのに鼻血ブーのシーンがあるとかウケる。実際にマチカネタンホイザはレース前に鼻血を吹いたことがあったと聞く。小ネタまで史実から引っ張ってくる器用さが見られた。

 

 一番化けたのはツインターボ師匠の存在だった。まさかこんなおバカに泣かされるとは思わなかった。ツインターボの頑張りには大変泣かされた。

 引退を決意したトウカイテイオーを情熱だけで引き止めにかかるツインターボの頑張りが見えた10話はマジで泣く。ターボの熱意とキタサンブラックの献身的な愛でレースに戻ってくるテイオーを描いた10話の泣かせる展開は不意打ちだったのでビックリした。

 テイオー引退ミニライブをジャックしてツインターボ魂の走りをモニターに映す作戦を考えたのがカノープスのトレーナーだった。クセの強いメンバーに振り回されるだけの昼行灯だと思えた彼が、ここ一番で男を見せたのもまた良かった。それにしてもミニライブの割に人集まりすぎ。

 諦めないことが勝利への鍵となることをかつてターボに教えたテイオーに、今度はターボの方からこれが諦めないってことだと教える展開が見られた。この熱いメッセージのキャッチボールには、やっぱり熱いから心も熱くなる。

 魂の走りで逃げ切って一位を取ることでテイオーに諦めるなと伝えたターボの男前な一面には惚れた。一位を取って倒れ込んだターボの全て出しきって満足な表情がイケメンなのも良かった。

 こんな感じでただのおバカと思ったツインターボが、意外にも熱いヤツで仲間想いな点に泣けた。

 それまでいつも名前を間違えて呼んでいたテイオーが、この騒ぎをきっかけにツインターボの名前をしっかり覚えるのも良い演出だった。

 

 その他小ネタ

 萌えとスポ根で攻めるのが本番のアニメだが、一期からもちょこちょこ目立つ要素としてぶっ込んでいたのがギャグだった。今回でもクスリと笑えるおふざけパートがたくさんあって良かった。

 

 作品の隠れキャラである大食いオグリキャップが今回でもちょこちょこ登場している。オグリをもっと出して欲しかった。こいつの友達のスーパークリークってめっちゃ可愛いよね。

 オグリ、スペちゃんの大食いキャラに次いで、今回からはグラスワンダーもめちゃ盛りで飯を食う大食いキャラになっていた。スズカが海外遠征に行って留守なのを良いことにスペちゃんの彼女ポジを占めているグラスちゃんも可愛い。

 

 皆がウマ娘らしく元気に走って登校するのに、ゴルシだけセグウェイで学校に来るのに笑える。後に怪我したテイオーが乗ることになるので無駄アイテムでもなかった。アニメにセグウェイが出てきて笑えたのなんてクレヨンしんちゃんの焼き肉ロードのやつ以来だわ。

 マックイーンが鋼鉄の蹄鉄でトレーニングする時にゴルシの腰を踏みつける三段落ちのギャグ展開も良かった。

 やっぱり基本はふざけているゴルシのキャラも史実通りだとか。ゴールドシップって変な馬だったと聞く。そんな基本ふざけているゴルシの仲間想いで気遣いさんな一面も描かれていた。

 レースに負けて傷心中のマックイーンを探しに行くテイオーに、隠れる用の木の枝を渡した何気ない気遣いは良かった。テイオーの引退宣言を受けてスペちゃん、ウオッカ、スカーレットが泣いて引き止める中、引き締まった顔でただ「戻ってこい」とだけ言うゴルシには男前な一面を見た。肝心なところで欲しい言動をくれる頼もしさを持つスピカ最古参メンバーで好きになるウマ娘だった。

 

 アニメ一期の段階で既に「ゴールの人」のイメージが定着していたヒシアマゾンのネタいじりが見られた。本人不在でもゴールの人として使えるよう、ヒシアマゾンが印刷されたゴールパネルやゴールの旗が商品化されてレースに使われているのにウケる。

 

 今回新たに登場した愛すべきギャルコンビのダイタクヘリオスメジロパーマーも良い味を出していた。それにしてもギャル語はよく分からん。

「表はあっても占い」という占い館を経営しているマチカネフクキタル、その相棒のメイショウドトウのコンビも良い味を出していた。

 救いはあるのかないのかをやたらと聞いてくるメイショウドトウがちょっと面白い。

 マチカネフクキタルは招き猫を背負って走っているけど、アレ絶対邪魔だろうって思う。

 

 ウマ娘の活躍ももちろん良かったが、今回はモブのくせして準レギュくらいになっている面白いキャラも追加されていた。

 失敗の多い美容師とヘルメットの客の二人の攻防、やたら説明口調でいつもレース場にいる二人組のオタク、このご時世に昭和ルックスなヤンキー男たちなどがそう。本編進行のためにはこれといって用のないキャラだが、物語を邪魔することなく華を添えていたので良かった。

 

まとめ

 一期よりもシリアス展開が目立ったが、そこを越えて栄冠を掴む展開を描くことで、一期よりも熱い物語が楽しめた。とにかく泣けるポイントが多く、涙と鼻水がたくさん出た。そのためこの作品を見る度にティッシュが減って困った。

 今期一番熱かったアニメだったので、これで終わらず5期くらいまで作って欲しい。ゲームでアホ程稼いでいるらしいので、次もきっと作ってくれるだろう。とりあえず作るだけの資金は集まると期待する。

 最終回ではキタサンブラックサトノダイヤモンドロリコンビが大きくなってトレセン学園に入学するところで終わっている。こうなると二人がレースデビューして強くなる展開も見たいものだ。貴重なガチロリ枠だったのに、大きくなってしまったことで消滅してしまったが、まぁ良かろう。次なる展開にも期待だ。

 

 競馬の世界って素晴らしい!

 もううまぴょいから逃げられないぜ! 

 

 

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