こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

国民的お菓子のパッケージにいるアイツのアニメ「キョロちゃん」

キョロちゃん」は、1999年7月から2001年3月まで放送された全91話のテレビアニメ。

 

 お家が割りと厳しかったことから、これまでの人生で大衆が楽しむジャンキーなあれこれをたくさん食べて来なかった。貧乏ではない。ただ我が家の大人達の教育方針でそういった物と距離を置いた幼少期を過ごすことになったのだ。スーパーのお菓子売り場にある大衆向けのお菓子もその対象となり、あまりたくさん食べて来なかった。

 そんなお菓子達の中でもメジャーかつ良質な物と認められたことで、チョコボールは保育園のおやつ、子供会で配るブツとして出回ることが多かった。だから私が口にする機会も多かった。

 同時代に生まれた子供達の中で圧倒的にチョコボールを食った回数が少ないであろう私にとって、チョコボールは菓子の中で一番親しみのある物だった。

 

 そんな私はキョロちゃんという多分鳥みたいなアイツがとても好き。可愛い。お友達になりたいと思っていた。その夢にちょっと近づくプロジェクトが商品キャラのキョロちゃんを主役にしたアニメである。

 パッケージに張り付いて動かず物言わぬヤツが動いて喋る。これは当時の子ども達にとって結構感動的なことだったのではなかろうか。お菓子パッケージのキャラがアニメ化して広く公共電波で顔を売るなんて大出世だな。今思えばすごい事だ。それだけ多くの人間に愛された鳥がキョロちゃんなのだ。

 

 チョコボールって何年と食べていないけど今でも売っているのかな。また食べてみたい。

 これってあるあるだと思うけど、歯の発達がまだってことからか、チビの内には柔らかいキャラメルタイプが良い。でも大きくなるとサクサクのピーナッツの方が良い。そういう風に好みが変わって来がち。

 このお菓子は当たり付きで、当たりが出ればおもちゃの缶詰がもらえた。これなのだが、私の親も兄弟も少ない購入数の割にはラッキーなことに当ててしまっている。実は我が家で私だけ缶詰を当てたことがない。一体何が入っているのだろう。ちょっと憧れの世界。

 

 このアニメだが、人気だったらしく2年も放送している。しかも世紀末から新世紀を跨いだ旧時代最後期にして新時代最初期のヒット作にもなった。そんな記念碑的作品を令和時代も熟してきた今(←個人の勝手な見解)になってしっかり見る。放送時期を知ればなんとなく緊張感を持って集中して見てしまう。よく分かっていない世紀末という概念に得体の知れない憧れ、恐れ、そして二つ合わせたワクワクを感じる。なんでだろう?

 改めて古いよな~。古さを知る参考までに、同年スタートの他のアニメには今もなお続くワンピースがあったということを記しておこう。ルフィとキョロちゃんはだいたい同期。

 

 ここで軽めに自分語りをしておこう。

 この私は両親にしっかり愛されて今日まで大きくなってきた。だから育児放棄はなかった。でもね、どうしても「育児」が邪魔なシーズンがある。大人には大人のそういう都合がある。

 我が家の大人達は揃って小金持ちの商人をしていた。商人っていうのにはジャンルがさまざまある。そのどれもが時期の前後はあれど書き入れ時という波乱を迎えることになる。

 そんなクソ忙しい書き入れ時にチビが傍にいるとうるさい。マジでうるさくて商売に集中できない。書き入れ時に子を手元に置いているとシンプルに邪魔なのだ。

 というわけで、客足が途絶えるまでの割りと長めの期間、私は親戚の家に預けられた。そこでたっぷり見せられたビデオが何を隠そうこの「キョロちゃん」アニメだった。

 親戚の家の子供は私よりもうんと先輩だが、そいつがまだチビの時に見ていた物が残っていた。だから私はそれを見ることが叶った。

 これがなんだかとっても楽しかったんだな。とにかくキョロちゃんが可愛い。仲間の鳥達も可愛いし、皆でワイワイして楽しい。

 

 そんな昔の記憶がふと蘇ったのがこの9月のこと。

 丁度その親戚が梨の良いのが入ったから取りに来いと連絡をよこしてきた。めっちゃ食いたいので誘われるがままにホイホイと親戚の家まで出向いた。

 梨をもらったらついでに「キョロちゃんのビデオもおくれよ」と頼んでみた。待つこと7、8分でビデオが出てきた。

 当時はテレビ放送をVHSに録画したのを見せられていたのかと思っていたが、まさかの全話収録DVDだった。ここの子供が相当好きだったらしいので、全話入りBOXを買ったという。

 これを借りて帰る。そして梨を食いながら久しぶりにキョロちゃんを見た。

 

 すごい可愛いし、結構元気に絵が動くな~。そんな事を思いながら梨を齧る日々が続いた。 

 91話あるのを2週間かかるかかからないかで完走した。結構ハイスピードで見てしまったな。梨を食うペースも上がる上がる。

 

 他の人間が作品に寄せる感想が気になってAmazonの商品レビューをちょっとだけ見てみた。そこでレビューより前に表示される商品価格を見てびっくり。昔の商品だから当然当時の価格で買える新品在庫はない。在庫がなさずぎてレアなのか、30万円近い額で出ている。マジかよ。確かに良い商品だとは思うが、その額を払ってまで誰が欲しいんだ。今の子供にも良いものだと思うからBDで出してやれよ。

 

 親戚からは「壊れて見れなかったらごめんね」と言われたが、特典映像も含めて普通に全部再生出来た。ということは、これは問題ない商品として30万で売っても問題ないなぁ。

「壊れてたぞ」と嘘をこいてこっちで引き取って金に換えることは容易だが、そこまで金に困っていないし、なによりも育ちが良いことからそれを行う自分に嫌悪感を抱いてしまう。自分の嫌いな自分にはなりたくないってのが人類共通のアンサーだろう。だから今はちゃんと親戚の家に返しました。という汚れの少ない人間であるアピールをしておきたかった。

 

 というわけで梨を食いながら見たチョコボールキャラアニメの感想とかを書いていこう。

 

テレビアニメーション キョロちゃん DVD BOX

 

内容

 冒険家のマツゲール博士は、エンゼルアイランドの遺跡調査に乗り出した。そこでゲッツした謎の卵から、これまた謎の鳥が生まれた。それが我らがキョロちゃん

 

 それからキョロちゃんは親でもあるマツゲール博士にくっついて数年間世界を冒険する。そしてその後、生まれた場所のエンゼルアイランドに帰ってくることになった。

 

 エンゼルアイランド到着前に嵐にあい、キョロちゃんと博士が乗った船は難破してしまう。海に流されたキョロちゃんはなんとかエンゼルアイランドにたどり着いた。だが博士は行方不明である。

 キョロちゃんは単身エンゼルアイランドに乗り込み、そこで自分と同じ用な鳥の仲間達と出会う。

 

 博士の行方が分かるまで、キョロちゃんは愉快な仲間達と一緒にエンゼルアイランドでの暮らしを楽しむのだ。

 

感想

 まずOPアニメからご機嫌だ。コレを見るだけで楽しい。

 本編には登場しない素麺の束のようなキャラが3体出てきて、そいつらとキョロちゃんが楽しく踊っている。なんか全部可愛い。

 

 一期OP曲は、キョロちゃん感がまるでゼロなご機嫌ナンバーをココナッツ娘。が担当。そしてED曲担当はWhiteberry

 どちらも当時の人気者達で名前を聞くだけで懐かしい。どちらもアニソン担当の経歴があったのかと初めて知った。

 二期のOP、ED曲は「キョロちゃん」というワードがバッチリ入ったこれ用に作ったアニソンが使用された。

 人気が出て専用曲を作る余裕が出たからこの変更なのかなと今なら思うことが出来る。

 

 キョロちゃんがやっぱり可愛い。お菓子パッケージの絵だとどんな性格か想像出来なかったが、かなり元気で活発でとっても気の良いヤツ。

 演じた伊東みやこのなんとも言えない謎の鳥声が最高にマッチしている。この声がクセになる。

 キョロちゃんの嘴は実質武器みたいなものでものすごく固く、破壊力もすごい。そんな体質も知れる。嘴で地面を掘り進み、岩をも砕く。穏やかな性格をしているからすぐに忘れることだけど、何気に戦闘力が高い鳥なんだな。

 

 監督に「本郷みつる」の名がある。早々にこれに気づいた。この名前はしんちゃんを見ていれば目にして覚えるもの。そんなわけでしんちゃんのノリに似たものを感じるアニメだった。

 キョロちゃんが変に勘が良く、それによって周りの大人達が振り回されて結果ちょっと不幸なことになるパターンが何度かあった。大人から見たややウザいお子様な描き方もあり。しんちゃんでも同じようパターンがあり、この重なる点に安心する。

 

 作風は実にバラエティに富んでいて、子供はもちろん、時には大人が見てもジワる内容もあり。キョロちゃんが仲間達と現実で楽しく日常を過ごすもの、謎のアイテムでファンタジー展開に入るもの、ちょっと突っ込んだブラックユーモア、シニカルに風刺がかったやや大人なエピソードなどが順繰りに連続する。

 島には一応政治家がいて、それらが選挙を行い、その中で賄賂を送るとかの汚職を扱う内容があった。あくまでもやんわりとしたギャグテイストだが、子供よりも大人に分かるこんな感じのネタがいくつかあった。

 

 多く登場する作品キャラの掘り下げ展開もあり、全話見れば全員の良さが分かって好きになる。キャラがユニークで可愛くて本当に好きだった。

 キャラの名前はざっくり「目」周りのフレーズが使われたもので覚えやすい。主役のキョロちゃんの名前は目が「キョロキョロ」していることから来ている。その関係からマツゲール、マスカーラ、パチクリ、ミッケン(眉間)、クリン、マナジリ、ジロリ、マクモーなどなど、目の周辺範囲に絞った思いつきのような名前が並んで楽しい。

 

 キョロちゃんと一番最初に出会った仲間のパチクリくんはちょっとイケメンでしっかり可愛い。どこまでもいいヤツで元気でちょっぴりおバカな感じ。このキャラ性には、リアルにもいそうな一番近いお友達という親近感を得た。パチクリくんのキャラ性が割りと等身大で好きだった。

 活発な男の子なのに、セクシーなお姉さん役のイメージが強い本田貴子が演じている。彼女が子供でしかも男子を演じているのはレアかもしれない。やっぱり役者ってすごいもので、しっかり男の子声で違和感が無い。

 

 ピンク鳥のクリンちゃんが可愛い。クリリンから一文字引いただけでこの可愛さとは、秀逸な鳥ヒロインだ。そのお姉ちゃんのマスカーラさんも可愛い。女子キャラ達はキュートでとても良い。ブチギレモードが存在するマスカーラさんの二重人格設定も面白かった。

 

 キョロちゃん達仲良しグループの中で一番小さなミッケンくんは声がハム太郎。一番幼いことで雰囲気的には可愛らしい感じを出しているけど、よく見るとすごい顔をしている。ちょっとブス。

 卵の殻を装飾品にしていることから、コイツには最もカリメロ感を抱く。そういえば久しぶりにアニメを視る前からも、小さな鳥キャラアニメとして共通するので本作とカリメロが記憶の中でごっちゃになっていた。カリメロも楽しかったよね。

 

 賢く図太くそしてケチというリアルな主婦感が全面的に出たメトリさんなんかは、ウザイのに愛嬌があって後々好きになってくる。

 逆に金持ちで傲慢なジロリ、その嫁のメメリッチョ、息子のチロリら金持ちファミリーもなんだかんだ愛嬌があって面白い。

 

 たまにキョロちゃんだけが潜り込んで見ることが出来る夢か現実か謎の世界観のエピソードがある。そういった回のゲストキャラは普段の仲間達でなく、特別な面々となっている。

 喋る雪だるまがいたり、田中さんという人しかいない謎の世界の話などの楽しい展開があった。

 その中でも特に印象的なのが、キョロちゃんだけに見える異星人のメンタマルちゃん。メンタマル星からやって来た小さな異星人なのだが、頭が剥げて鼻毛が出たおっさんの見た目なのだ。それでいてお目々は子供のようにくりくり。おやじっちのようなすごく老けたチビのガキって感じ。そしておならをよくするが、それはものすごく甘くて良い香りがするという安全な設定。

 こんな顔で声がものすごく可愛い。で、これは声が若いけどテロップを見る前にあの人だと気づく。そう、若き日の釘宮理恵である。必殺ツンデレ萌えボイスと呼ばれた彼女がその才覚を見出す前のぺーぺーな頃の芝居だ。

 調べたところによると、本作が地上波デビュー作品となったとのこと。あのお声がテレビで聴けた最初の機会か。それってめっちゃレアじゃん。釘宮マニアは絶対に要チェックや。

 このブス可愛いおっさん顔で萌える釘宮ボイスというミスマッチが、見ていく内にはこれぞ正解に思えてくる。脳を騙す釘宮理恵の芝居に注目だ。

 メンタマルちゃんは評判が良かったのか、よその惑星のキャラなのに3度も登場した。最終回にもちゃんと来てきくれたのが嬉しい。

 

 グリグリ警部と怪盗ギロッシュを森田順平が演じている。この警部も結構出番の回ってくる人気キャラだった。そしてマツゲール博士とナレーションは、亡き納谷六朗が演じている。

 森田、納谷のこのコンビが共演とは感慨深い。しんちゃんの新旧園長先生声優という共通点があるからな。

 

 グリグリ警部とは同僚になるニラミ警視がギロッシュ逮捕のため本部から派遣されてくる事もあった。こちらのニラミ警視は、亡き塩沢兼人が演じている。懐かしい。放送途中でお亡くなりになり、途中からは納谷六朗と声優を交代している。

 声優好きならではの見方をすると懐かしい事に感動できる。

 

 物語本編には全く絡まない名物キャラに、メスの棒人間のいさこというキャラがいる。キョロちゃんと同様にこちらも緩くて楽しい本作ならではの看板キャラとなった。

 アニメの最初と最後のみに登場する。最初はテレビから離れて見てねの注意役。最後は次回予告ナレーションで登場する。顔も声も眠そうでなんだか愛嬌がある。なんかこういう謎ポジの名物キャラって妙に記憶に残って好きになる。

 演じたさねよしいさ子は、後期EDソングも担当している。キョロちゃんの絵描き歌はしっかり覚えた。

 

 どこを見ても楽しくて可愛い平和なアニメでとても良かった。親戚の親も楽しんで見ていたと言っていた。それも分かる。

 NHKでやっても良いくらいの安全な名作だった。

 今度久しぶりにチョコボールを買って食べてみようと思う。

 

 

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2022年のアニメ感想(7月~9月)その11

 やっぱりなんだかんだあっても異世界アニメってやれば必ず見るんだよね。

 で、最近のことなんだけど、それらを見ている私の後を通りかかった我がお兄ちゃんが「お前それ昨日も見てたじゃん」と言って来たことがあった。

 そうなんだよな。事情を知らない人が見れば昨日と同じ物と思っても大きく不思議は無いんだよな。実は別番組なのにさ。

 

 似ているアニメだけど話を作った人間もアニメを作った会社もまるで違う別個の物なんだと説明すると、「ほぼ同じ物を一週間の内に何個も見て何がオモロいの?バカなの?」とヘラヘラ笑いながら返された。

 

 うるせぇな。そんなもんこっちが一番思ってるわ。そういうことは作家に言えや!

 とか思いながらも、内容が似たりよったりのしょうもないけど憎めないあんちくしょう共を毎クール見て行くのである。ちょっと虚しいと思いつつも、趣味なので充実感もあるわけで、つまりは結果オーライなのだ。

 

 お兄ちゃんに言われて思うが、確かに最近の異世界作品は同じような物ばかりだな。

 このジャンルに絞れば作家同士は持ちつ持たれつの関係であり、言ってしまえば暗黙の了解で雑なパクリはオールスルーになっていると言っても過言ではないはず。こっちの業界の作家同士でその点に深く突っ込むヤツがいたら何回も裁判沙汰になっていることだろう。

 アニメ全体がそうだし、中でも異世界ジャンルは最大限自由の利く大らかな世界なのだ。あんまりうるさいことを言わない良き世界だとは思えないか。

 

 異世界をバカにする者は異世界に泣く。ということは無いと思うので、これに関してはマジで言いたいヤツには好きなだけ言わせておけって感じ。

 

 では自由のコンテンツである今期アニメについて振り返ろう。

 

 

ダイの大冒険

ドラゴンクエスト ダイの大冒険 2 [Blu-ray]

 

 もう少しで100話目が見える。ここへ来てまだ終わらないんだ。

 楽しいんだけど、ボスのアジト突入後からが長すぎてちょっと間延びした感もなくはない。マジでその点だけ小文句が出るが、詳しく細かく原作を辿っているとも評価出来るので、総合的にはすんばらしいアニメだと思う。

 

 ボスを追い詰めてやっつけたと思ったら話が二転三転して、ボスの核たる部分は実はミストバーンだったと判明。子安ボイスがやはりボス声としてマッチしている。マジで良い声だな。

 

 キルバーンってどこかで会った気がするけどなんだったっけ?と数ヶ月考えてやっと答えが分かった。仮面ライダーオーガだな。シルエットが同じじゃないか。

 

 バーンってここまで強かったのか。世界を終わらせるくらいのマジでやばい事をやってのけるからダイも思わず戦意喪失してしまった。

 戦う意味が無くなれば勇者の勇ましき力にも封をするしかない。そのセオリーで分かりやすく力で圧倒してダイを黙らせるバーンの冷徹さがシンプルに怖い。淡々と「意味ないよ~」という内容を説明する冷たい喋りに背筋がゾクッときたぜ。

 

 で、そんな追い込まれたダイの精神の柱になったのが、あの日のヘタレのポップだった。コイツ本当に良いポジションにいるな。サブ主役でなく、ダイと並んでツイン主役の所まで登ってきた。兄弟子として完璧な背中を見せている。

 あの日のヘタレだって100週間くらいあれば刮目して見るに値する良い男になる。世のヘタレ男子達よ、希望を捨てるな。総員ポップになれ。

 そんなわけで尻上がりに調子が良くなってくるポップが素敵すぎる。格好良い。

 

 ダイは生まれから特殊な力があった強者だけど、ポップはそうではないただのパンピーだった。それが強者に並び立ち、世界の行く末を左右する最終決戦の場にいる。この事に感動するわ。

 ザコから着実に強くなって行くポップは、視聴者目線で見て一番共感できるヤツだと思う。そして私は強く好感も抱いている。豊永氏の熱の籠もった演技も良い。

 

 そろそろオチが来るのだろうけどポップはマジで最後まで頑張れ。

 ジャパンファンタジーここにありという素晴らしいオチを見せてくれ。続きに期待する。

 

シャドウバースF

Shadowverse EVOLVE エントリーデッキ シャドウバースF第1弾 「天竜ライト」

 部活メンバーがすっかり出揃い、各員がもっと仲良くなっていく様子が見えるようになった。その点にほのぼのとする。

 

 正確がまるで異なるツバサとレンの二人のヒロインが結構ラブラブしている回があったのが良かった。白と黒の良き組み合わせだ。

 2クール目からツバサ先輩が改めてすごく良い。一見するとツンツンして冷たい感じに思えがちだが、レンとの絡みには面倒見の良いお姉さんの感じが見える。結果萌える。

 富田美憂のブリブリした芝居は当然良いけど、ツバサの時のツンツンした芝居も味が出ている。役者として熟したな~とついつい上から目線で絶賛してしまう。

 

 うざいウサギのジェントルマンの正体が発覚した。厭味たらしいメガネの男子が正体なのかなとばかり思っていたら、なんとびっくり!美少女だった。こうなると普段のアバター姿や森久保祥太郎ボイスでの喋りについてもなんだか可愛いと思えて来てしまう。森久保祥太郎の声が真実を覆うフェイクとして役立っていたために、正体が女子とは見抜けなかったぜ。私の美少女レーダーにもまだまだ改良の余地がある。いや、ないか。

 

 2クール目では前作ヒロインのアリス、ミモリが顔出ししてくれた。偉大なる先輩美少女達にありがとう。それぞれを演じた小倉唯本渡楓の元気な芝居をこちらのシリーズでもまた見れて良かった。

 ミモリとアリスが一時的に揉めたりするけど結局仲良しな事が分かった。こいつらもしかして付き合ってんの?

 

 ヒロインズの事ばかりでなく、肝心な主人公ライトの事も振り返ってこう。

 清々しいまでにヒールキャラなハルマをなんとかしようと一同が奔走するが強すぎて勝てない。主人公が一度は完全敗北してしまうという意外にも骨太な厳しいルートが敷かれた。頑張れ。

 2クール目後半では、疲れた感じが微妙に色っぽい担任の女教師とライトがバトルした。やる気のない先生だなと思っていたら実は結構なやり手戦士だった。この先生もちょっと好きなんだよな。元気なちゃっきりガールも良いけど、真逆のダウナー系っていうのもそれはそれで悪くない。私のストライクゾーンも広い。

 

 眠そうな主人公のライトよりも相棒のスバルの方がキャラが良いし、良き友達になれそうで好感が持てる。何気に極上のママ要素持ち先輩キャラの母嶋フワリやミモリともお近づきになっていてリア充なモテ男体質を見せている。

 フワリのキャラ性は良い。もっとたくさん出て欲しい。やっぱり今期でも皆に「ママ」って呼ばれているのにはウケる。

 未婚で子無しの学生キャラに癒されるママ味を見るという例はあまり無いと気づく。これは意外にも稀有な人材だ。出来ればこのママもセブンスフレイムに引っ張り入れたかったな。ていうかママ味ってなんだ?と今一度その定義や概念について考えてしまう。そんな実りある夏時間でした。

 

 カードバトルのルールなんてこれっぽっちも分かっていないけど、キャラ自体、各員の絡みなどを見て楽しんでいる。

 10月からも放送は続くのでこの先も元気にシャドバしようぜ!

 

オリエント 淡路島激闘編

オリエント(13) (週刊少年マガジンコミックス)

 

 一話目からずっと落書きのような作画で画面が雪崩れている。ショックだわ~。

 強敵登場のスリル、そこから続きに続く戦闘の流れは良い。お話、キャラ共に楽しめるものだが絵がダメだな。

 和風なアクションものでこの省エネ作画となると「MUSASHI -GUN道-」を一瞬だけ思い出してしまう。今後のジャパニメーションの歴史にあのような怪作の存在を刻むことは二度と再びあってはならない。

 

 主人公一行が野良戦士だった所からしっかりと軍隊に属すことで気分一新の新章が開幕した。

 しかし環境が変わってからの武蔵のチームデビューが上手く行かず、同僚と喧嘩して物理的に負かされ、次には言葉でボロクソに精神も荒らされてでめっちゃ可哀想。戦いの方法を知らないことで皆とチームワークが取れず、個々の能力でもザコいから益々可哀想。

 前向きに頑張るのは良いのだがチームから浮いて痛々しい。学校にもこんな感じでクラスをまとめようとノリノリで来るけど、空回って余計に空気を悪くして終わる残念な奴いたわ~と思い出す。今回の武蔵がそんな感じで、序盤はまるでバカみたいに描かれている。心が痛い。

 本作の作家は、なろう系にみたいにキャラを甘やかす方針は取らず、主人公をかなり追い込むタイプの人間なのだな。それもまた良し。

 武蔵がそんな感じなのに小次郎とつぐみは他のチームですごく楽しそうというこの対比よ。

 

 みちるの父を名乗る杉田ボイスのおっさんが顔も中身も醜悪でやばい。

 敵が邪悪で強いという点にスリルがあり、そこが楽しめる要素になっていて良かった。

 それから甲高い声のOP曲が面白い。

 次もやるなら絵を頑張って欲しい。


カードファイト!! ヴァンガード will+Dress

 今回もカードバトルのことはともかく、キャラが可愛いのでキャラアニメとして楽しんでいる。

 

 とんでもないビギナーズラックを見せてくれる新ヒロインのウララが登場。ここへ来てまた可愛い子ちゃんが投下か。

 

 すごく強いプレイヤーの廻間ミチル役でSnowManの佐久間くんが出演している。すげぇな。先輩のキスマイ宮っちはプリキュアに出ているし、ジャニーズアニオタ枠が幅を利かせている。ジャニーズ達の事も応援しているので、アニメ業界と上手く融和して大成してくれ。

 

 今回はずっと大会の模様をお届けして各員のほっこりな日常回成分は少なめだった。緊張感あるシリーズになっていた。

 キャラの濃いスキンヘッドの彼が今回は出ないのかと思ったら最終回にちょっとだけ顔見せしていた。

 

 なんかまだ次の戦いへと続きそうな感じなので、次作があれば見ようと思う。

 

ようこそ実力至上主義の教室へ 2nd Season

ようこそ実力至上主義の教室へ 2nd Season 第1巻 [Blu-ray]

 

 久しぶりすぎるだろう。一期からどんだけぶりやねん。かなり内容を忘れている。

 鬼頭明里久保ユリカも出ていたのか。出ている人間達のことも結構忘れていた。佐藤利奈が演じた格好良くてエッチな先生の事は良く覚えていた。じゃあ私の脳みそってそういうことなのか。

 割りとゼロに近い段階で2期にようこそされたのでしっかり見ていく。

 

 そうそう、毎度の出始めに先人のありがたい語録をこうして出していたな。この気取った感じのスタートだったわ~と思い出した。名言は好きだけど、言いたい、聞かせたいっていうヤツは嫌だ。

 

 ようこそしてくれた割に教室内風景が「どうした?」といった感じ。初手からの違和感が作画が疲れていること。疲れが出るのが早いだろうが。女子が可愛いアニメなのに作画がダメじゃん。第一の感想がそれ。

 

 主人公の綾小路ってこんなに眠そうな顔したモブ男だったっけ?

 眠そうな顔でボソボソ言うコレは最近じゃ流行らないだろう。後半まで見ていく内に、実は中身は冴えまくりな実力者だと分かったから安心したけど、見た目の好感ポイントはゼロだな。

 

 櫛田ちゃん怖すぎるだろう。一期後半で綾小路におっぱいを揉ませてありもしない事実の捻じ曲げフラグを立てた事は思い出したぞ。堀北を退学させたい理由もシンプルに怖いんだけど。こんなに危ないヤツだったのか。

 

 堀北がメインヒロインで優遇されるのか思いきや、今回はそうでもない。運動会編では結構追い込まれていた。

 二人三脚の練習の時の堀北がめっちゃ感じ悪い。足の遅いヤツが速いヤツに合わせろという一見勝利に近づく戦法に聴こえるようで、よく考えると無理じゃんとなる酷いことを言っていた。マックスで遅いんだから速いヤツに合わせるなんて無理だろうが。堀北って結構酷い子だったんだ。

 

 そして我らが竹達彩奈演じるギャルの軽井沢がメインヒロイン級に成り上がっている。三下感のある退場まで近道なヒロインかと思いきや、2期ではメインの扱いだった。この面倒臭くて脆いヒロイン性は、もちろん面倒臭いのだけどそれはそれでかまってあげたい可愛げがあって結果的に良かった。この手の基本は面倒臭いのに最後にはそれを押しのけて可愛いが勝つ女をやらせたら竹達彩奈は最強だな。萌えたぜ。

 

 ウザ怖いけどこのヒール感が何か好きになる龍園との決着がハイライトとなった。軽井沢を拉致って寒い所で冷たい水をぶっかけるという最低な事をやってのけたのは許せん。

 実は腕っぷしも一級品だった綾小路が無表情で龍園一門を撃退するというまさかの物理押しの決着となった。あいつ、あんなに弱そうな顔ですげぇ強かったのか。強いのを隠したがる割には早々に最強無双を披露しちゃう脇の甘いなろう系主役がたくさんいるので、一期まるまると二期の大半も実力を隠し通した綾小路の計画性と自制心はなかなかのもの。ドラゴンボーイ撃退乙。

 

 堀北、櫛田、軽井沢あたりのメインのイケてる女達が綾小路の周りを囲んでいる。今回はその他にもいたなんかよく知らん女からも声をかけられることで綾小路の青春が急に華やかになっていた。こいつそんなにモテモテ系だったんだ。

 最終回は可愛く華やかにクリスマスデートだった。佐藤さんが振られてしまって可愛そう。綾小路の振った時の説明は分かりやすく丁寧で嘘がなかったが、それだけに残酷。綾小路は愛という感情が無い心の隙間がデカい男だったのか。気の毒に。

 

 最終回の作画を見れば、最底辺に落ち込んだ時と比べて随分と持ち直したと評価出来る。可愛い軽井沢が一時はブスになっていたからな。

 

 それから高円寺という良く分からないヤツが気になる。ただの面白いお兄さんかと思いきや多分そうではないすごいヤツな気がする。微妙に「スクールランブル」の東郷くんぽい感じのする男だな。今後はコイツを要チェックや。

 

 この先の綾小路の色々ありそうな青春物語も気になるので、ゆっくりと作品を追って行こう。

 

koshinori.hatenablog.com

 

 

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2022年のアニメ感想(7月~9月)その10

 

 

 

うたわれるもの 二人の白皇

うたわれるもの 二人の白皇 Blu-ray BOX 上巻【期間限定版】

 

 萌え萌えな可愛い絵だけど、しっかりと和テイストな戦略系作品で深みがある。

 久しぶりの新作は気合の入った初回1時間SPだった。同期作品だと最新の賢者枠も初回1時間放送だったが、あちらよりずっと出来の良いアニメで安心した。

 

 前作から5、6年ぶりの放送となった。その間に種田梨沙が体調不良で一時活動休止し、藤原啓治が亡くなるという大変な出来事があった。出演者が色々と大変なことになたのを越えて迎えた新作なのでしっかり見るしかない。

 藤原啓治の後を引き継いだのは利根健太朗。藤原の雰囲気を出しての違和感無き仕事ぶりを見せてくれた。あやねるとラジオをやっていた時からモジャ先輩はきっとやってくれる男だと信じていた。(←知っている人は分かる昔話)

 

 久しぶりすぎて内容を結構忘れている。前作のOPだった「不安定な神様」は定期的に聴いているから覚えていたんだけど。今回のOPの「人なんだ」も格好良い素敵な曲だった。まさに我々の事じゃんって感じの内容の歌。

 

 ぶっちゃけ何がどういう状態か整理がつかない感じだが、とりあえず楽しく見ている。

 がっつりではなく、やんわりと獣系なヒロインがわんさかなのでその点も可愛い。ヒロインが可愛いだけでもお得だという緩い見方でも楽しんでいる。

 

 クオンの合流が遅いのでどうした?と焦れたが無事合流出来てよかった。

 姫様と覆面状態のクオンの美少女ガチバトルが見所だったな。クオン可愛いけど怖い。こんなにバチバチな武闘派だったっけ?

 種田梨沙の演じる凛々しく強い女はやはり良い。

 

 ノスリのお当番ターンが可愛い。オシュトルの前で乙女な感じをかなり出していて萌えた。

 

 1クール目終盤に来てアトゥイがオシュトルにキッスをかますキュンシーンが用意された。今回はそんなにモテモテモードで行くのか。

 ていうかあんなにほんわかなアトゥイを原由実が演じていたのか。気づかなかった。今期だとよその番組ではガイコツ男の配下のアルベドという邪悪なセクシーヒロインを演じている。あっちの低い声の芝居が通常営業なイメージだから「こんな役もやるのか~すげぇ」ってなった。

 最終的にオシュトルは誰を選ぶんや。美少女ホイホイな状態が楽しい。

 

 萌え萌えオンリーで終われる脳みその休み時間ではない。メインで見せる要素は硬派な軍略ものである。緊張感ある軍事的駆け引きや、物理オンリーに物を言わせた合戦展開もあり。

 うざいおデブのデコポンポの片付けは終わった。2クール目からは新たなしんどい戦いが始まるとお知らせしたところで9月分の放送は終わり。10月からも続きを見よう。

 

黒の召喚士

黒の召喚士 1 (ガルドコミックス)

 

 長々としたタイトルの割には内容で言いたい事は短いという昨今の異世界モノらしからぬショートなタイトル。タイトル的にはなんだか硬派な感じがしたが、中身はいつものやつ。普通に面白くない。

 

 主人公がダサい。バトルジャンキーという危ない性格持ちだとのこと。コレはお友達になりたくない。

 勇者パーティーとやり合いたいことから、悪者の振りをして接触するのには引いた。

 勇者がボコボコにしてくれたら良かったのだが、まぁ主人公なので無双して蹴散らす。勇者の方を主役にしたサイドのお話でも良かったかも。

 

 記憶を無くした主人公が、スライム、おっさんの鎧騎士、後はそんなに萌えないヒロイン共を引き連れて冒険するいつもの感じのヤツだった。異世界迷宮に続いてこちらも奴隷を買うのかよ。ホントどんだけ奴隷好きやねん。たまには野良のギャルでも捕まえてこい。後半になって出て来た妹ポジの追加ヒロインはいらんかったな~。

 こんな愉快なメンバーでブラブラして米を食うみたいな話だった。

 

 導入の気になる要素は、異世界へのナビゲートをしてくれた女神様の存在。上田麗奈の素敵なお声のこの女神様だが、訳あって後半まで主人公の傍にいても姿が見えない。主人公が一目惚れした存在だけに、初お披露目時には結構ワクワクした。さすがに少しは可愛いけども、基本のキャラ絵の「可愛い」成分が省エネなアニメなので、可愛さを描くには限界があるということは察して上げて欲しい。

 そういえば上田麗奈は、「異世界道中」でもろくに顔が見えない女神様の役で出ていたな。

 

 バトルシーンで急にどこかのオンラインゲームみたいなCGになるのは印象的な要素だった。なんだったんだあのバトルシーンは。

 

 これの第一回放送を見てから最終回まで見た付き合いの良いユーザーは何人いたのだろうか。最初から最後まで見た私はかなり付き合いが良い人間だと言えよう。

 声優は皆良かったし、皆で焚き火を囲む映像をバックに流れる鈴木みのりのED曲も格好良かったぞ。ジャズバーで聴いてもしっくり来る曲だと思う。

 

ハナビちゃんは遅れがち

ハナビちゃんは遅れがち(1) (ヒーローズコミックス)

 

 パチスロ機の美少女擬人化アニメだとのこと。我が家の家訓で遊技場の出入りはダメとなっているので、パチスロなんかやったことがない。だから擬人化されてもなんのこっちゃだ。ていうかマジで何でも擬人化する世の中なんだな。

 

 よく分からんけどパチスロ娘達が可愛くて楽しいし、各員を演じる声優も良いので楽しく視聴した。何人かウマ娘と声優が被っているが、ウマの次にはパチスロ機になりきった芝居をするってどのくらい不思議な感じがするのだろうか。

 ハナビちゃん役の和氣あず未は、今期だとプリマドールでもチビロリのマシン娘を演じている。彼女が演じるこの手のチビの芝居は可愛くてグッド。さすがはあじゅじゅ。

 

 とりあえず古くからある伝説の機種にそんなのがあったのかと勉強になった。

 この手の店の営業ルールも時代と共に変わっていったという事も学べた。詳しくは不明だが、今はイベントでサービスしすぎるとダメになったらしい。お客の方は儲けにくくなったということみたい。

 

  毎度入れ替わりのOP曲は毎週の楽しみだった。ED曲も含め主題歌がなんだかおしゃれで楽しくて良かった。

 

異世界薬局

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 今期は「異世界おじさん」「異世界迷宮(以下省略)」そしてコレ。頭に「異世界」がつく作品が3つも同時に放送された。この世のどこにもない異世界に思いを馳せるのはもはや国民性な模様。

 

 異世界転生した主人公は、日本では医者をしていた。というわけで医学を用いて展開する異世界物語になっている。

 中身が空っぽだったキリオドラッグにもう少し内容を詰めた感じの作品になっている。

 

 従来の教養ゼロの異世界モノとは一線を画す「医学」というそこらのオタクが触れる機会もない高等学問がテーマに盛り込まれている。物語に教養があればあるで良いのだが、所詮は異世界ものなので、そんなに難しい要素は別にいらんとも思う私はかなりの天邪鬼なようだ。これを言ってしまう私のシニカル具合もいよいよ大台に乗っかりそう。

 

 主人公の前世の名前は完治で妹は治癒。なんとも医学の申し子のような名前。でも妹は死んでしまい、兄もこの世の病を完治とはいかずに異世界行きになる。皮肉と真実の見える導入展開になっていた。過労死の要素も昨今のなろうではトレンドらしい。どうせ過労からの脱去を叶える妄想話を描くくせして、無駄に序盤だけその要素をぶっ込むよな。

 

 主人公が頑張って薬局を作ったら、古参の薬局コミュニティが新勢力を潰そうとムカつく嫌がらせをしてくる展開が印象的だった。業界のシビアな縄張り争いが見えた。

 リアルの薬局事情にもこういうのがあるのかな。事情を知ろうにも全然病気しないからこの手の事務所に出入りしすることがないんだよな。

 医療関係者は、クリアな心で人の心身のケアに励もうという戒めにもなるアニメだったのだと思う。

 

 質の悪い白粉は美容のためとはいえ、健康に良くないなどちょっとだけお勉強にもなった。 

 後半はご時世ともマッチする黒死病をテーマにした真面目な内容が展開する。カミュのペストを読んだ事があるが、その時にはマジで酷い時代と世界があったんだなと思ったものだ。そんなカミュの本を感じる内容が見える。

 後半はご時世にマッチして皆が防護服やマスク姿で登場する。今の時代にやることで社会派な一面も見えた作品だった。

 

 もっさいチビガキが主役だが、豊崎愛生が男子ボイスに挑戦しいている点はありがたい。

 メガネヒロインのエレオノールが可愛かった。

 

 石原夏織の歌うOP曲の「夢想的クロニクル」は好きだった。

 

連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ

ルミナスウィッチーズ 第1巻 [Blu-ray]

 

 このシリーズも裾野を広げたな。今回は危険なネウロイ撃退ミッションではなく、歌って踊るアイドルウィッチ達の物語になっている。ストパンでやるアイマスラブライブみたいな感じかな。まぁ今期はラブライブの本家も放送していたけど。

 

 何気に今期はアイドル枠も豊富だった。ラブライブスーパースター、シャインポスト、一応はExtreme Heartsもそうだったし、歌謡ロボが登場するプリマドールもその枠でカウント出来るものだった。というわけで歌うヒロイン百花繚乱の夏だった。

 

 OP曲の「ル~ミナ~ス」の良い感じに力を抜いた歌い方がちょっと癖になって来る。OP曲のダンスの最後に皆で星を作るフォーメーションはシャインポストでも見られた。あれって何か可愛いよね。

 

 たくさんの可愛い子ちゃんが出てきたけど赤毛メガネのシルヴィが一番可愛かった。

 とにかくたくさんいるので名前を覚えるのが大変。そこの所の視聴者事情を見越した上で、毎度キャラ名を字幕表示してくれる親切設計は助かる。

 

 そういえばこれも「うたわれるもの」みたいに緩くケモ耳ヒロインアニメなんだよな。ユニットを装備して力を発動すると可愛い獣耳が出てくる設定は良し。

 各員に小さくて可愛い動物の使い魔がいるのも愛らしい。

 

 途中1話は出演者によるオーコメ回となった。そこでキャストが活動から4年経過していると語っていた。ということはコロナ前からもプロジェクトが動いていたのか。知らなかった。4年も頑張っているのだな。じゃあこれからも頑張れとエールを送りたい。

 

 何気に宮藤芳佳ら世界観を同じくする他作品の仲間達がちょこちょこ顔出ししていた。シリーズのオールドユーザーにも向けたちょっとのサービスもナイス。

 

 とりあえず可愛いし楽しかったので何も文句の無い作品だった。

 アニメ製作を担当したシャフトは、同期放送作品「RWBY」も担当していたのでお疲れだったな。「RWBY」のアニメーション自体に落ち度は無かったが、脚本でやらかしがあった。ルミナスウィッチーズでは「しつこいんじゃ!いい加減にしろ!」と怒ってしまうような流れは無くて良かった。


Obey Me! The Anime Season 2

第5話 アスモデウスパラダイス

 

 謎のイケメン達と戯れる謎のアニメ第2章である。

 いつしか始まって終わる感じだった。頭を省エネモードにして見れるショートギャグだった。

 

koshinori.hatenablog.com

 

 

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