こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2017-01-01から1年間の記事一覧

今さらだが「ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち」をプレイする その2

5章構成のストーリーには大変感動したので感想を書き殴っていこうと思う。 第一章 王宮の戦士たち 本作で我々プレイヤーに操作が許される最初のキャラが第一章の主人公である王宮戦士のライアンである。このライアンはピンクの鎧を身に纏うというハイセンス…

今さらだが「ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち」をプレイする その1

あのヒット作ドラゴンクエストの第四弾「ドラゴンクエストⅣ」は1990年にエニックスより発売したファミコンソフトで神RPGである。 Ⅰ~Ⅳまでがファミコンで発売されドラクエⅤからはスーパーファミコンへとステージを移していく。 もう30年くらい前のゲームだが…

女性の自我の目覚めを描く「人形の家」

イプセン作の戯曲「人形の家」を読んだ。 日本では弘田三枝子が歌うこれと同じ名前の「人形の家」という楽曲が大ヒットしたのを思い出す。私も良く聴いていた。いずれもマストで子供の遊び道具ということから布施明の「積み木の部屋」という曲とごっちゃにな…

訳がわからない。だがそれが良い「ゴドーを待ちながら」

サミュエル・ベケット作の戯曲である。 本作はとある田舎の一本道が舞台。エストラゴンとウラジーミルというかなり歳のいった冴えない浮浪者が主な登場人物の2幕構成のストーリー。 途中にポッツォという高慢ちきなジジイとその下僕のラッキーというのが出て…

「岡村靖幸」という天才についての思い出 その3

先日DAOKOとコラボした曲をリリースしてから再び岡村熱が燃え上がり、古いアルバムを聞き返したりしている。それにしてもその当時も今になっても岡村ソングはキラッキラしているな。 彼のやる音楽は唯一無二であるから岡村靖幸が満たしてくれる私の音楽的欲…

女の特性を知る「かわいい女・犬を連れた奥さん」

戯曲作家として有名なチェーホフの小説作品。 表題の2編の他に「中二階のある家」「イオーヌイチ」「往診中の出来事」「谷間」「いいなずけ」の合わせて7編が収録されていた。全体的にどことなくアンニュイ感が漂っている印象があった。 「かわいい女」に「…

ヘヴィメタルボディのお巡りさん「機動刑事ジバン」

「機動刑事ジバン」は1989年放送開始の全52話の特撮番組。世が平成と呼ばれるようになって第一発目のヒーローである。平成特撮の始めの第一歩がココに詰まっている。 記録メディアの主流がビデオの時代にはパッケージ化しない特撮番組も結構あった。この作品…

きっと来る良い便り「空の境界 未来福音」

「空の境界 未来福音」は全7章+αで構成されたあのすばらしき映画「空の境界」の新作で2013年に公開した。今回も恐ろしく綺麗な絵ですばらしい作品に仕上がっている。 先のシリーズとはまた毛色が違ってそんなにバイオレンス感も無く話の構成も独特な群像劇…

悲しき戦争の終結へ向けて「重装機兵ヴァルケン」

「重装機兵ヴァルケン」は1992年発売のスーパーファミコンソフトである。アサルトスーツと呼ばれるカッコイイリアルロボットを操縦して敵を倒すアクションシューティングゲームだ。 主人公ジェイクは22歳で徴兵され兵士としてロボに乗り込み戦争に駆り出され…

昨日のMステの岡村靖幸

私のこの一週間の楽しみは2つあった。それというのが一つはちょっとばかし小金が手に入ったのでたまの贅沢でカツレツでも食いに行くということ(これは一昨日食いに行って非常にうまっかた)、そして二つ目が岡村靖幸がMステに初登場するということだ。彼の…

久しぶりだぜ!「GODZILLA ゴジラ(2014)」

先日、「シン・ゴジラ」が地上波初放送した裏で私は2014年のハリウッド版ゴジラを見ていたのだ。公開から3年も経ってやっと見た。 TOKIOの松岡君が出た2004年公開映画「ゴジラ FINAL WARS」でゴジラ映画は終わりだとなりそれ以来新しい物は見ていなかったと…

どこからなのかはよく分からない「空の境界」

「空の境界」は全7章+終章で構成される劇場アニメ。2007年~2010年にかけて公開し完結を迎えた大作である。 絶対に空(そら)だと思ったらタイトル読みは空(から)の境界であった。 第1章の段階からアニメのクオリティーがすごい。特にハイセンスでスタイ…

迫り来る死から生をを振り返る「イワン・イリッチの死」

ロシアの文豪トルストイの書いた恐ろしい作品。 ロシア人作家の作品の登場人物はとにかく名前が覚えづらい。ロシア文学を好んで良く読むのだがこの名前の問題には困ったもんだぜ。 一官吏であるイワン・イリッチが不治の病にかかり、迫り来る死からそれまでの…

おつかれ安室ちゃん!「安室奈美恵」を振り返る その2

引退発表後程なくしてベスト版を出した安室奈美恵の懐かしい楽曲を聴き直している今日この頃です。 withスーパーモンキーズ時代の5ショットが見たいので引退までにやるライブのどこかでMAXを呼んで欲しいものだぜ。「太陽のシーズン」のダンスが超好きです。…

おつかれ安室ちゃん!「安室奈美恵」を振り返る その1

聞いたで! 来年9月で安室ちゃんが引退するらしい。 去年のSMAP解散に続いてまた音楽界が寂しくなる。 私は安室奈美恵をデビューから今までずっと聴いていたという程どっぷりハマったファンではない。しかし、私の人生のある時期が彼女の歌を聴くことによっ…

RPG黎明期の名作「ザ・ブラックオニキス」

「ザ・ブラックオニキス」は1984年に発売した日本初のファンタジーRPG作品らしいぞ。 RPGというゲームジャンルや概念がまだゲーム界に定着しない頃に現れた革命的一本だったわけだ。 これは主に大昔のパソコンゲームとして流行ったゲームである。人気だった…

ぴょんぴょんの日やで!「ご注文はうさぎですか?」を語る

本日11月11日は「ぴょんぴょんの日」である。 心がぴょんぴょんするアニメ「ご注文はうさぎですか?」の新作エピソード公開日なのでこのような素敵な日に命名されたらしい。いや~朝から心がぴょんぴょんするわい。 「ご注文はうさぎですか?」は長ったらしい…

幼い頃の繊細な感情を綴る「銀の匙」

夏目漱石も絶賛したという名作「銀の匙」を読んだ。 農業高校を舞台にした漫画あるいはアニメ、そしてセクゾの中島ケンティーで実写化もした「銀の匙 シルバースプーン」の方では無い。ちなみに私はシルバースプーンの方に登場する御影というヒロインキャラ…

「岡村靖幸」という天才についての思い出 その2

1990年に発売された彼のアルバム「家庭教師」を聴いて衝撃を受けた。 無知な子供を教え導く神聖な職業であるのに不思議な事にどうしてもエロティックな印象が付きまとう「家庭教師」という意味深な言葉をタイトルに持ってきている。 予想通り色々深い作りに…

「岡村靖幸」という天才についての思い出 その1

我らが暮らす日本国にはシンガーソングライターを生業にしている人間が数多く存在する。 多く存在するシンガーソングライターという人種の中でもその質はえげつないほどにピンキリである。上は宇宙空間に抜ける程天井知らずの上等上質な腕を持つ者がいて、下…

こしのり良い曲 その8 最近聴いている曲

ちょっと前まではオリコントップ10入りするような大衆に広く好まれる曲はだいたい聴いていたのだが、最近では音楽の劣化、もはや枯渇したアイデアのために大衆的な音楽に飽きが来て聴くことも少なくなってきた。それに私の音楽的趣味と大衆の好みに差が出来…

妹萌えの私が楽しんだ「同級生」の思い出

「エルフ」というブランドを知る人は世の中に一体何人いるだろうか。このブランドはちょっと大人なゲームを売っているのだが、その中に「同級生」というゲームがある。タイトルの通り同級生の女子と仲良くなって素敵な学園ライフを送るという内容だ。 もうす…

規格外のヒーロー「強殖装甲ガイバー(劇場版)」

1986年公開の劇場版アニメ。約1時間の作品。 人気漫画を原作とし劇場版、2回のOVA化、TVアニメ化、そしてハリウッドで実写化までした多彩なメディア展開を見せた作品である。 なかなか面白くて出来が良いのだが、劇場版とOVAシリーズはDVD化されておらずVHS…

拳法を巧みに操るニューヒーロー「七星闘神ガイファード」

「七星闘神ガイファード」は1996年に放送された全26話の特撮番組である。 「ウルトラマン」と「強殖装甲ガイバー」を合わせたような見た目のカッコイイヒーローだ。 特撮ヒーローものなら東映作品をしゃぶり尽くしていた私にとってはちょっと珍しい東宝さん…

「機械・春は馬車に乗って」

横光利一(よこみつ りいち)による十篇の短編小説が収められている。 「春は馬車に乗って」という素敵なタイトルに惹かれて読んでみた。 これはタイトルどおり素敵なお話であった。 機械・春は馬車に乗って (新潮文庫) 作者: 横光利一 出版社/メーカー: 新…

悪の軍団出身の異色のヒーロー「アクマイザー3」

「アクマイザー3(スリー)」は1975年~1976年にかけて放送された全38話の特撮番組。 アクマイザー3はヒーロー名ではなく、主役のザビタン、イビル、ガブラの三人のヒーローの部隊名である。ある意味戦隊モノとも言えるだろう。 ジャンケルというフェンシン…

記憶を辿る「カイバ」

「カイバ」は2008年放送の全12話のアニメ。 アニメと私との相思相愛関係にとって壁となる有料チャンネルWOWOWで放送した作品であり、リアルタイムでの視聴は出来なかった。 タイトルは人の脳における記憶能力を司る器官である「海馬」(カードゲームを行う社…

失われゆく栄光を偲ぶ「桜の園・三人姉妹」

ロシアを代表する劇作家アントン・チェーホフ作の戯曲である。 チェーホフ四大戯曲の内2作が収められている。過去に他2作の「かもめ」「ワーニャ伯父さん」も読んだのでこれで四大戯曲は無事コンプリートである。 4作共通して言えることは、喜劇要素とどうし…

5周年だぜ!ジャニーズの五つ星「A.B.C-Z」を振り返る その2

A.B.C-Zの楽曲には様々なジャンルの物があり、ちゃんと歌えるグループであるとわかる。アクロバットとダンスも一流でパフォーマンス力が高いグループだ。 ジャニーズのどのグループも新曲を出せばチェックするが現在新曲が一番待ち遠しいグループがA.B.C-Zだ…

5周年だぜ!ジャニーズの五つ星「A.B.C-Z」を振り返る その1

5周年というこの絶好のタイミングでジャニーズが誇るアクロバット集団「A.B.C-Z」の楽曲をおさらいすることにした。 A.B.C-Zとは 五関晃一 戸塚祥太 塚田僚一 河合郁人 橋本良亮 この精鋭5人からなるジャニーズグループである。 今月に入ってからは皿を洗っ…