こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

省エネハイスクールライフ「田中くんはいつもけだるげ」

 

 

 2016年放送の「頑張らなくても青春は楽しい」をキャッチコピーにした男子高校生田中くんのダラダラとした日常を描くアニメである。すばらしいキャッチコピーに私は「その通り!」と即納得してしまった。

 そう!ダラダラできる時にダラダラしてしっかり楽しんでおくこと。それこそ青春における正解の選択である。誰がなんと言おうがそれが私の答えである。

 

 

田中くんってこんなやつ(+太田くんの話も)

 色白もやしっ子の田中くんは面倒くさがり屋で常に力を後へ後へ残しておくような楽な選択を模索する高校生です。闘争心、競争心、諸々のやる気の欠如が目立つ今頃のユトリ若者に多く見られる気質の持ち主です。私もそうです。

 田中くんのスクールライフはそのダルダル振りをしっかり者の友人の太田くんにサポートしてもらうことでやっとこさ成り立ちます。(すぐ寝る田中くんを太田くんがおこしてあげたり時には担いで教室移動を手伝ったりとおんぶに抱っこ状態)

 太田くんは昔のキムタクのように髪を後ろでしばった巨漢でED映像ではバク転を披露することから身体能力高めと思われる男だ。

 田中くんはその内に太田くん無しの人生は考えらないとか言い出します。

 無気力でぼ~とした奴かと思えば街中で目にしたポスターの人生の主役というフレーズから「自分は脇役でよい、主役は疲れるので他に譲る」というぼぅ~と生きているだけでは到達しないであろうダルダルの境地の悟りを行って見せた。独自の感性を持っている。

 オフモードになったクラスメイトの白石さんを他の生徒は白石さんと認識出来なかった中、田中くん一人のみがそのおっぱいのサイズから見事白石さんだと言い当てたことから鋭い目利きの持ち主と言える。

 多くの男子高校生諸君がそうであるように彼もまた、御多分に洩れずおっぱい好きである。

 

田中くんのダルダル感だけで終わる作品ではない。

 

 このアニメ、第一話では「なんじゃこりゃ、ダラダラして男同士の仲良しアニメかい」と思っていたらそれ以降の話は魅力的女子キャラが次々出てきます。一話で見るの止めなくてよかった。田中くんのダルダル感と共に女子を愛でるアニメでもある。

 まず宮野さん(通称 みゃーの)という天使のように可愛いチビが出てくる。自らのチビであるという一部の方にとっては最強のエレメントにコンプレックスを持っている。田中くんのけだるい様に大人の余裕感を醸していると感じ、自分もけだるさをマスターしたいと田中くんに弟子入りを申し込む背伸びしたお年頃の不思議ちゃんである。小さくで元気一杯な娘ということがTVを通して感じられる愛すべきキャラである。私がチビ女に惚れ込んだのは「魔法陣グルグル」のククリ以来のことである。チビは武器になりえる。

 お次の愛すべき女子キャラは宮野のことが大好きなスケバン女子の越前さんである。いま時スケバンかいな!?ちなみに私は「スケバン刑事」シリーズを見て以来スケバン属性が目覚めてしまった(特に第2作の少女鉄仮面伝説のナンノを見て)。そのため彼女のことは光って見えたね。マジで。不良はカモフラージュで実はやさしい子である。お年寄りを助けてたりもするし、近所の子供からも人気を獲得している。私は不良のギャップ萌えにやられてしまいました。太田くんとは家がお隣さん同士で幼馴染である。

 三人目は問答無用で学園のアイドル的存在の白石さん。めちゃ可愛い。しっかり者でクラスの人気者の彼女は高校デビューに合わせて無理をして作った姿で本当は眼鏡で髪をくくったダサダサな格好でいるのが楽な子なのだ。オンとオフの差があるため仮面優等生のようで「彼氏彼女の事情」の宮沢雪野を彷彿とさせるキャラ。しかし地の姿が特別に変態とかでもなく普通の子である。おっぱいが大きいらしいです。

 後はお兄ちゃんのことが大好きな田中くんの妹に、太田くんの妹も出てくる。ちなみに私にも妹がいて十分に愛情を注いで可愛がったのだがその割に懐いていない。どうゆうわけだか原因がわかりません。

 

結論

 正直、田中くん抜きでも主たる女子キャラの3人を出しとけばそれで成立!

と言えるアニメでした。全12話の考察が我ながら浅い。

 

 

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