こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

主人公が超弱い「スペランカー」

 先日テレビを見ていたら「スペランカー」の続編がニンテンドースイッチで発売中というCMを見た。しかしこのニンテンドースイッチという最新のゲーム機のことは良く分からない。一体どんな機械だろうか、すっかり時代遅れ人間になったものだ。「金を貯めてPS3を買うんだ」と息巻いて早数年、いまだにPS3を手中に収めること叶わずで、そうこうしている間に次のPS4が登場し既にPS3は過去の物となってしまった。こうして最新の物が知らぬ間にレトロゲームになって行くのである。

 そうして今回思い出したのがかつて遊んだファミコンソフトの「スペランカー」である。こんな古いゲームの新作が2017年になってもまだ発売するなんてなんとも嬉しいことだ。

 ファミコンスペランカーは1983年に発売し結構売れたソフトの一つである。私は小学生の頃にこのソフトでよく遊んだものだ。

 洞窟探検をするゲームでエレベータで地下へもぐって冒険をする子供心くすぐるソフトである。ファミコンソフトって説明書でも読まないといきなり始まって何を目的にして何をするゲームなのかというテーマの根っこが掴めないものが多数ある、という気がする。本作も子供ながらにコイツは何で地下にもぐっているんだと思いながらも冒険を続けていた。

 耳に残るステージBGMが時を経て今でも脳内再生可能である。基本BGMが突然不穏をイメージさせる音に変わると画面端からオバケが現れたりする。ちょっと世界観が謎。ジャケットにリアルで迫力があるなオバケの絵が書いているので「ああ、コイツか」とわかった。ファミコンあるあるだが、綺麗なジャケット絵から頭に広がる世界観のイメージがいざプレイをすると現実は明らかにプレイ前イメージに劣る。ファミコンジャケ買いは通用しない。実際にやって審議のほどを確かめるしかないのだ。

 本作を何度もプレイしたけど結果クリアをしたことがない。しかし何故かハマって定期的にやってしまう不思議な魅力のソフトであった。クリアできなくても素直におもしろいと感じた。ファミコンのヒットソフト「ドンキーコング」のマリオもそうだったがこちらの「スペランカー」の主人公も弱い。本当にちょっとの段差を落ちると死んでしまう。子供らがその耐久力の無さに笑うゲームであった。この前見た新作のCMでは史上最弱主人公という風にイジられていた。

 そういえばヒットを受けての「スペランカー2」もファミコンで出たがこれは店で見ただけでプレイはしていない。

 スペランカーのカセットには何故かLEDがついている。本体にセットして電源を入れるとカセット上部のLEDが光る。この余計なおしゃれ機能には痛い思い出がある。私が自分の部屋でファミコンをしている時に勉強をしているかを確認しに父が覗きに来ることがあった。縦も横もデカい巨体の父の足音は部屋の遠くを歩いていても察知が可能である。父が部屋に着くまでに、まずテレビを消して次にファミコン本体には風呂敷をかける。そして机について勉強してますよのポーズを取る。風呂敷を被った闇の中でLEDの光が隙間から漏れる。それに父が気づきファミコンの電源が入っているとバレて叱られたことがあった。同じ苦い経験をした者は是非一声かけて欲しい。あのLEDが無ければ父をやり過ごせていたのに「おのれスペランカー」。

 ちなにみコレに似た体験がドリームキャスト機動時の「ピー」というかなり大きい音に関わることである。私が真夜中にドリームキャストを起動した時のことだ、私の部屋の隣の寝室で父が寝ていてピーという音で「何事だ!」と部屋に乱入してきて「遅くにゲームしてんじゃねえ」と叱られた。ついでを言うとその時は「シェンムー」をやっていた。それ以降ドリームキャスト起動時は本体に布団を被せて音が漏れないようにする策を用いるようになった。

 というわけでスペランカーの思い出話でした。

 

スペランカー

スペランカー

 

 

 良質BGM

タイトル画面/スペランカー

タイトル画面/スペランカー

  • provided courtesy of iTunes
メインBGM/スペランカー

メインBGM/スペランカー

  • provided courtesy of iTunes

  ファミコンソフトの限られた少ない容量の中で作られる音の少ないBGMには完成度の高い良質な物が多い。任天堂の多くのソフトを始めカプコンロックマンシリーズなどBGMは名曲ばかりである。

 

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