ボンバーマンではないハドソンの放つもうひとつの爆弾ゲーム、それが「ボンバーキング」である。1987年発売ソフトでなんと今年30周年である。世間のどこを見てもボンバーキングでの盛り上がりは見られない。そんなアニバーサリーイヤーである。「キングおめでとう」と私は小さめの拍手を贈りたい。
印象的な真っ赤な色をしたカセットにはバトルスーツにフルフェイスヘルメットを被った戦士のイラストが表記されている。「うわぁ、カッコイイ!これがあのボンバーキングか!」と思った。多くのファミコンソフトはジャケットの決まりっぷりは間違い無いのだ。ただ、中身はやってみないと全然わからない。ファミコンゲームの中身は神からクソまでクオリティのふり幅がすごい。
そういうわけで本作はキングの称号に恥じないソフトなのかというとそれは私のような者には判断がつかないので各々手にとって確認してもらいたい。私と同じくゲーム家にして我が家の歯に衣着せぬ批評家である私のお兄ちゃんが言うには「コイツはクソゲーだ!」ということである。わたしにとっては思い出のある好きなソフトだけどね。
先にボンバーマンをプレイしておもしろかったので期待に満ちて「ボンバーマンの続編だ!」(らしい)と思っていざプレイ開始。
ボンバーマンよりは「メトロイド」のサムスみたいな奴が主人公。宇宙船でどこかの惑星に降り立って第一ステージがスタート。ボンバーマンとえらく世界観が違う。音楽はカッコイイ。
初心者は即死ぬだろうな。しかも自滅でな。要らぬやさしさと思うのだが爆弾を置いたら勝手に後ろに下がるのでその機能を知らずに十字キーを前に入れっぱなしにして前進しながら爆弾を置くと一瞬後ろに下がってもまた前進して自分が置いた爆弾で自滅してしまう。この自動後退というボンバーマンには無い機能が便利な用で結構ややこしい効果をもたらす。いらないのかもしれない。
イライラタイプの私としては「ボンバーマン」の爆弾を置いてから爆発までが遅いと思っていたが、こちらでは少々爆発が早すぎる気がする。
かなり文明の発達が進んだ世界観でのボンバーマンタイプのアクションゲームであった。結局これの全クリアはしていない。難しかった。
ゲームボーイでこれの続編の「ボンバーキング シナリオ2」というのも発売した。こっちはやったことが無い。
気になるテーマ曲
ファミコン界ではアイドル的存在の高橋名人が歌っている。先日「水曜日のダウンタウン」というご存知松っちゃん、浜ちゃんの二人で構成される天才お笑いコンビのダウンタウンがお送りするわけのわからない説を検証をする番組内において、隠れた歌うま芸能人を探すという企画内で高橋名人の歌うまが全国に向けて公表された。
ゲーム中には、歌詞を表示して本作テーマ曲のカラオケモードを楽しむことができるという一風変わった仕掛けがしてあった。それだけにテーマ曲は気合が入っていたぜ。
ボンバーキングの存在、高橋名人の歌共に私のクラスの誰一人として知る者はいなかった。
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