先日、遂に劇場版BDが発売し、そしてアニメ新シリーズをやるよ!とのありがたい新情報も発信されて中々の盛り上がりを見せている人気コンテンツ、それがソードアート・オンラインである。
さぁ、劇場版を見ようと思ったが、テレビ放送が終わって随分経つので昔のおさらいをしようということに決めた。私は学業においても趣味においても復習は怠らない。
第一期の方はBD-BOXが出たタイミングでおさらいを済ましていたので今回はテレビ二期シリーズを見ることにしたのだ。それも一週間でな。
ソードアート・オンラインⅡを放送したのは2014年の7月~12月。全24話。
第一期はアインクラット編、フェアリィ・ダンス編の二部構成だったが、第二期はファントム・バレット編、キャリバー編、マザーズ・ロザリオ編の三部構成となっている。ひとつエピソードが多いのでちょっとお得な感じがする。第二期もやはり楽しかった。
ファントム・バレット編
最初のエピソードはファントム・バレット編、二期の中でも一番尺を使っているエピソードである。
前作では剣と魔法モノのファンタジーRPGを舞台にしていたのに今回はガンゲイル・オンラインというゴリゴリのガンシューティングゲームの世界が舞台となっている。油臭さが画面を通して伝わってくるぜ。
ゲーム内に怪しげなるプレイヤーデス・ガンが出没する。コイツはゲーム内でキャラクターを銃で撃つと現実世界のプレイヤーも一緒に殺してしまう超人的能力を持っているという。主人公キリトはこのデス・ガンの調査するためにガンゲイル・オンラインに乗り込む。
ファンの間で物議を醸したであろう点がキリトの新しいアバターである。超レアなアバターがあたったらしく、長髪の美形アバターになってしまった。女の子にしか見えない。キリトは他のおっさんプレイヤーに女の子に間違われて声をかけられるし、話の流れ上やむなくネカマの振る舞いを行うことになる。松岡君のネカマ演技も中々である。一流の男性声優ならオカマができなければならないと私は考えている。オカマを演じた声優は結構いるぞ。わたしもかつてとあるゲームで女性アバター(あくまでサブ)を使用するとありえないくらいに男に話かけられてモテモテだった。
第二期一発目を記念してニューヒロインが登場する。キュートなお尻がチャームポイントの長距離狙撃手シノンちゃんである。キリトは女のフリをして女子更衣室にまで入りシノンの下着を拝見するというサービスシーンがある。
ガンゲイル・オンラインはシノン以外はほとんどおっさんばっかりである。暑苦しいゲームだわ。
第一期のチャンバラアクションの作画は神がかっていたが、こちらの銃撃戦の映像もかなり熱い。銃や兵器のことは詳しくないがとにかくカッコイイというのは伝わる。
キリトとシノンは最強のガンナーを決定する大会バレット・オブ・バレッツに出場する。大会内でデス・ガンと対決する。デス・ガン戦は苛烈極まるモノになるがタイトルの「ソードアート・オンライン」のソードを忘れずに最後の最後の戦いはチャンバラによるものである。そこを拘ったのはさすがである。シューティングゲームでありながらキリトの基本武器はやはり剣であった。
辛くもデス・ガンを破り最後に残ったのはキリトとシノンだけであった。シノンの必殺お土産グレネード(道ずれ自爆)によって二人同時にゲームオーバーになりバレット・オブ・バレッツは二人の同時優勝でめでたく幕を下ろした。自爆の時のシノンの満面の笑みが可愛くて印象的であった。
ファントム・バレット編の本当に本当の最終決戦は現実世界に戻った後に新川君を倒すところである。やさしい男を装ってシノンに近づくマジでヤバイ奴であった。普通に気持ち悪い。「朝田さん、朝田さん」と言ってシノンを襲った時の顔がイってしまっている。新川役の花江夏樹が狂人を演じるという珍しいキャスティングでした。この演技についてはキャスト陣の間でも話題だったらしくBDオーディオコメントでも触れている。
SAOは忘れた頃に現実の怖さを放り込んでくるよな。
シノンは幼い頃、銃を構える銀行強盗と揉みあいになり、その騒ぎの中で図らずも強盗を銃で撃ち殺してしまったという壮絶な過去をもっている。その事件以来モデルガンの銃口や、人が指を銃の形にしたのを見ても吐き気を催すようになる。そんなトラウマがありながらもガンシューティングゲームの世界のみでは銃を扱っても平気である。ゲームの世界で最強のスナイパーに上り詰めることで現実の自分の弱さを克服することを最初は考えていたが、キリトとの触れ合いの中で現実の弱さは現実で乗り越えなければならないと悟り最後にはトラウマを乗り越え、心の強い女子へと成長する姿が描かれていた。
キリトもソードアート・オンラインの世界でプレイヤーを殺めた過去を持っている。ゲーム世界を舞台にしながら、現実世界でトラウマに苛まれるキリトとシノンの心理状況とそれを克服するまでの成長を良く描いていた。
川澄綾子が演じたキリトのリハビリとカウンセリングを担当した美人ナースが良かった。川澄綾子は私の好きな女性声優トップ20には入る。
一期の時からそうだったが、ちょい役のキャラでもSAOは有名声優が演じている。声優好きに嬉しいキャスティングでした。
ファントム・バレット編を見てから、私がかつて唯一ハマってプレイしたオンライゲーム「ガンストライク」を思い出した。とっくにサービスが終了してしまったゲームだが、あれは楽しかった。ソードアートを見て、またオンラインゲームをしたくなった。
OP曲
イントロ無しでいきなり藍井エイルの声量多しの高音で始まる。アバンタイトルでひっそりとした場面のままオープニングに入ると藍井エイルの声が大きくてビックリするのでご注意。しかも夜中だともっとビックリする。いい歌で好きだけど心臓に悪い。
気に入って私生活でも鼻歌としてサビ部分を急に歌うと入りから高音なので周りの者がびっくりする。私が合図無しこの曲のサビ部分を歌った時、隣にいた私のお兄ちゃんが「うるせぇ!」と怒りました。
IGNITEは発火する、感情を呼び起こすという意味がある。テンション上がる曲なので聞いていると私の魂にも火がつく。
ED曲
Startear / 春奈るな
あれ?こんな単語見たことねぇ、何て意味だ。と思ったらなんと「Startear」は「Star」「Start」「tear」の三つの単語を合わせた造語であった。オシャレな配合してくれるよね。春奈るなは声が可愛い。
シノンは強さの証明であるBOBの頂に立つことを目指し、キリトにどうして強くいられるのかと問い、現実での自分の弱さを意識することから「強さ」に対して並ならぬ執着があることがわかる。曲中の「もっと 強くなりたいと願った」の歌詞からシノンの心理を歌っているとわかる。いい曲だよね。
スポンサードリンク