今年は過去作の続編アニメも多かった。好きな作品の続編が決定した時はとんでもなく嬉しいものだ。
「月がきれい」などのオリジナルアニメも印象的であった。
たくさん見た今年のアニメを振り返って改めて思うのが、私は単純に絵が動くという現象を愛しているのだと気づいた。来年もたくさんの楽しい作品に出会えると幸いだ。
妹さえいればいい。
うん、その通りと納得してしまう良いタイトル。
妹萌えなので「妹」と付けばホイホイ釣られて見てしまう。
妹大好きなラノベ作家の物語。変態ぽいけどこの主人公に共感できる点もいくつかある。変態アニメと思ったら結構熱いヒューマンドラマ要素もあって素直に面白いと思えた。
金元寿子演じる変態女流作家が良い味出している。下ネタを話し合える異性って品が無いと思えるけど、なんだかんだでポイント高いのでこのキャラは良し。そういえば今月16日は金元寿子30才の誕生日でしたね。おめでとう。
こんな少々変態主人公の話だが、ChouChoの歌うOP曲では主人公の作家としての熱き魂が見事歌い上げられ、作品とマッチした真面目な一曲に仕上がっていた。ゆったり聞かせるED曲と共に好きな曲でした。
Just Because!
意味深なタイトル。
これも今年の一押し作品「月がきれい」みたいなリアル路線の青春ストーリー。そしてスマホのLINEも活躍するアニメ。
歳を重ねてからというもの、悩ましい10代の青臭さを第三者目線で見るとどうしようもなくもどかくて切なくて愛おしくなる。
最初の方で、元野球部少年がホームランを打ったら好きな女の子に告白するという若さまかせの言動を取るのはなんだか良いなって思えた。
受験に部活に恋に友情にと色んな想いを抱えて揺れる10代少年少女のガラスのハートのピュア感を惜しみなく楽しめる作品であった。
劇場版 ソードアート・オンライン オーディナル・スケール
テレビアニメでは仮想空間を舞台にしてゲームであっても遊びでない物語を展開したのだが、この劇場版では現実世界を舞台としてゲームでも遊びでもなくなっていくそれまでと毛色の違う物語となった。
これはマジ面白かったです。圧倒的な迫力ある綺麗な絵と壮大なスケールの物語はアニメ好きのハートをキャッチせずにはいられない。
アスナがユウキから形見として受け継いだオリジナルソードスキル マザーズ・ロザリオを発動するシーンに感激して泣いてしまった。あそこは巻き戻して何回も見た。テレビアニメ二期涙の最終回の記憶が蘇って涙腺を刺激しやがった。
キリトとアスナの二人の恋の物語も進展をみせるのでドキドキが止まらんぜよ。
最後に良いタイミングで流れるLiSAの歌う主題歌も泣かせる。心臓がカウントしている。
賭ケグルイ
賭け事での勝ち負けで学内のヒエラルキーが決するという頭どうかしているぜっていう教育方針を取っている学園内でヒロイン蛇喰夢子(じゃばらゆめこ)が狂人さならがに賭け事に耽る様を描く。
勝利の栄冠を手にするか、どん底まで落ちる敗者になるかの極端な2択が迫る状況に息をハアハアしてイっちゃっている夢子の表情が印象的。優等生っぽいのに中身は普通にクレイジーな夢子を演じた早見沙織の演技にはゾクゾクきたぜ。
ギャンブルアニメなのに節々にエロス要素を感じるという新しいギャンブル物の見せ方を確立したと変り種アニメであった。
敗北を喫した者は、男ならポチ、女ならミケということで犬猫畜生の扱いをされることになる。ギャンブルが弱いだけで全てを否定されるという酷すぎる設定である。
私などはいやしくもお坊ちゃまということで、ポーカーを始めほとんどの賭け事のルールを知らないのでこんな学校に入ったら即刻ポチじゃないかと思ってしまった。賭け事よりもまだ暴力の方が自信があるのでこんな学校だったら「スクールウォーズ」みたいな不良だらけ学校の方がまだやり易いだろう。
賭け事はほどほどにね。賭け狂ったらそこで試合終了じゃよ。
徒然チルドレン
ありふれた高校生活の中で恋にときめき心揺らす高校生のカップル達が・・・一体何組出て来たかちょっと思い出せないのだが、とにかく高校を舞台にして、たくさんのカップルが出てきてはイチャつくのを見せられる番組。学内のあちこちでキュンキュンする男と女のラブな駆け引きが行われているというとても平和なアニメ。
徒然って言ってるけど、こうして恋の刺激に満ちた学園ライフを送ればそれは徒然の域を脱していると思われる。
佐倉綾音演じる不良女子高生が徐々に男にデレるのが良かった。そして浪川大輔が演じた恋愛マスター香取が面白すぎた。
高校生の恋愛なんて曖昧模糊なもの。そんなこんなを歌った水瀬いのりの担当する主題歌「アイマイモコ」は良い曲だった。
ボールルームへようこそ
社交ダンスをやるアニメ。スポーツアニメは見てもリアルのスポーツは一つも興味が無いのでもちろん私の知らない世界を描いたアニメであった。こんな世界があるんだと新鮮な思いで見た。
ダンスといえば優雅な世界をイメージするが、このダンスアニメは意外にも熱血系要素がある。非常に熱いダンスアニメであった。
優雅に見える社交ダンスの運動量はもの凄い物らしい。登場人物達は弾けるほどに汗をかいて踊っている。いつも汗をかいている印象のアニメであった。
1クール目で真子がパートナーである主人公 多々良に「私を花にしてください」と言うセリフが超好き。
2クール目から多々良の新たなパートナーの緋山千夏(ちいちゃん)が登場。多々良とちいちゃんの仲悪すぎ凸凹コンビの先行きを見て行くのが楽しかった。ちいちゃんすげぇ好きだわ。
二人のコンビ解消の危機の時にちいちゃんが言った「あんたが分かんないから無理!」のセリフが忘れられない。
ちょいちょい熱きセリフが入るアニメでした。
前期、後期共にOP曲が最高。
恋と嘘
16才以上の男女の元には、科学の力を用いて導き出された何から何まで相性最高の相手が政府から通知され、その相手と結婚させられるという少子化対策が取られたすごい世界観の作品。
そんな困った社会で主人公 根島由佳吏は自由恋愛の元で愛した相手と政府から通知された相手が違っていたので、さて天然の愛を取るかはたまた約束された科学の愛を取るかで揺れるわけである。フィクションだらけの世界観でもメインキャラによる三角関係の中で揺れる各人の恋心はリアル性があった。
科学の力で男女の相性をばっちり見る技術を「科学の赤い糸」と呼ぶ。そもそも赤い糸自体が不確かな存在なのにそれを科学も持ってして追求するといういよいよ切羽詰まった少子化対策が強行されている。
政府通知で決定したカップルには、役人による円滑に性行為のステージに進むための指導なども行っており結構リアルな設定だなと感心した。
人一倍恋愛沙汰に興味があるにも拘わらず、人一倍恋愛に縁が無いという困ったさんには政府が全力で支援してくれるこの政策は本当にありがたいことであろう。しかし、強制力が100では無いが0でも無いこの政策は結婚に興味がない方には余計なお世話であり、また恐怖でもあるだろう。
あと、こんな政策が取られたら結婚相談所やお見合いパーティー事業が解体になって今までそっち方面でやって来た人が飯が食えなくなるなと思った。
科学の力ってすごい。そう思ったアニメだった。
OP曲も好きだった。
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア
ダンジョンに出会いを求めるという行為が間違っているかどうか、これの正解を言っておくとズバリ間違っている。ダンジョンゲームの金字塔ウィザードリィやドラクエⅡ、初代ファイファンなどをプレイしてそんな緩いことを言っている奴はどうかしているぜ。
とか何とか文句を言っておいてだが、私はこの作品が大好きである。
今作は非常にキャラクターが多く、皆魅力的で華がある。ロリ巨乳のヘスティア神と剣姫アイズのツインヒロインは最高である。
外伝ではベル君の所の弱小ギルドではなく、アイズの所属する最強ギルドの方に焦点を当てた物語が展開した。メインヒロインだったのにアニメ一期で全然喋っていないイメージのアイズがこっちでは結構喋っていた。
戦闘パートは迫力があったな。
良い年こいてもダンジョンに潜ってモンスターと闘うことにはワクワクする。やっぱり私はダンジョンが好き。
ダンジョンに潜る素敵なバトル作品に出会えました。
井口裕香のOPも最高だった。
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