いや~ 明けた明けた見事に明けたぜ2018年。
ノストラダムスの大予言とかで騒いでいた世紀末が昨日のように感じるのに新世紀が明けてもう20年くらいになるとか信じられない。
そんな年末年始はすっかり楽しみすぎて忙しかった。
正月特番を録画しては見ていかないととBDレコーダーのHDDがパンクするので正月休み+有給の合わせ技で楽しい時間を拡大している今日この頃である。
ここ数年は「クソ」「つまんない」「終わっている」などなどの悪口をYahooニュースやどこぞのスレで聞くあの紅白歌合戦だが、放送すればやっぱり見るわな。
SMAPと平尾先生を失ったが紅白はまだ元気です。そして私は基本的にNHK大好き人間です。
司会は二宮君、ありかすちゃん、そして間にウッチャンを入れて三人で行っていた。
ニノちゃんは司会も卒なくこなすね。すばらしい。
若者の中でも特に女子に厳しいことで定評を集めているこの私の目で見てもありかすちゃんは可愛い。
ウッチャンは良いヤツ。益々顔がジャッキーに見えてくるようになった。
今回の紅白の一番良いところが絶対金をかけているオシャレなグランドオープニングだ。あれにはただただワクワクした。
出演者が全部出てくるPVは完成度高い。録画したのを繰り返してみた。
郷と福山が何かカッコイイ。
狭い裏通りでの竹原ピストルの立ち姿に哀愁を感じた。
かつて「Ken's Bar」なんてツアーを組んだくらいなのでバーでのシーンで平井堅が場に馴染みすぎていた。
最後の嵐メンバーが二宮君を送り出すところが良かった。
歌の一発目が初登場のHey! Say! JUMPだった。メンバーの山田君、知念君はかつてNYCとして参戦しているので久しぶりの紅白となった。10周年で皆逞しくなったもんだ。ウッチャンもメンバーの成長を褒めていた。それにしてもJUMPの「Come On A My House」を聴くとカレーを食いたくなる。とびっきり辛口のやつをな。
衝撃を受けたのが欅坂46のパフォーマンス。
「不協和音」は激しい振り付けのカッコイ曲だし、詩も思春期の尖ったヤツみたいなことを言ってるので今ではすっかり丸くなった元尖ったヤツの私には共感できるものであった。
尖っていると言っても基本はガリ勉優等生の私が人生でほぼ口にしたことのない言葉「僕は嫌だ!」という魂のこもったセリフが曲中に入っている。これを言う時、なんか良いよね。
これはカロリー持って行かれる曲だなと思って見ていた。
数分後ウッチャンと一緒にもう一度この曲を踊った時に、真ん中の子の様子が絶対におかしい。よく見ると右端にもフラフラしている子がいたし、最後はぶっ倒れたしでビックリだ。
録画したのをもう一度をよく見るとウッチャンが真ん中の子に「大丈夫?」と問いかけていたのがわかった。ウッチャンは良いやつ。ゲスト審査員の吉岡里帆がすごい心配そうにステージを見ていた。
結果的に過呼吸で三人もぶっ倒れたということであった。あのダンス恐ろしいな。
命がけでパフォーマンスをしている欅坂を見た時、全力で走り終えて倒れ込む箱根駅伝ランナーを見た時のように目にじ~んと来るものがあった。後日の箱根駅伝でもやっぱり涙しました。
ファンとかではないけど、欅坂のパフォーマンスは印象的であった。
それと様子がおかしいと言えば嵐の櫻井君もなんか様子が変だった。
文武両道、才色兼備ではあるが蜂に刺されてもその痛みに気づかない程に鈍感な我が母でも櫻井君の様子がおかしいとすぐに気づいた。
櫻井君の健康を祈ります。
去年の放送ではなんとゴジラにとどめをさしたXが再び登場した。ゴジラを倒した人は後にも先にも芹沢博士とXの皆だけ。
YOSHIKIの首にかなりダメージがいっていて、Mステでもドラムプレイが見られなかった。しかし「ENDLESS RAIN」歌唱後にステージにドラムセットが出てきて、まさかドラムを殴るのか、はたまたいつぞやのライブの時のように放り投げてぶっ壊すのかとどちらにも期待して待っていたらTOSHIの「紅だぁああああ!」の掛け声でドラムプレイを始めたのでビックリした。
「よしきぃ・・・ドラム殴っちょる・・・」と一声漏らしてしまった。興奮したぜ。
それから「紅だぁああああ!」を国語の授業の時に真似しまくって先生に「出て行け」と言われたことを思い出した。
箸休めのステージでの一発で偽者とわかる渡辺直美のレディ・ガガの真似、紅白のスタッフの数や弁当は出演者の自前で節約している等の紅白うんちくを披露したブルゾンちえみとブリリアンもププっと笑えて面白かった。
直美の振り切ったお遊戯は一周して金を取れるレベルのパフォーマンスに仕上がったいるし、ブルゾンは多分そうじゃないのだろうけど何か可愛いく見えるのが不思議。
多忙ゆえ時間が合わず1ミリも見たことのないドラマ「ひよっこ」の演出を見て、見たことのないドラマだけど何かこのファミリー感は良いなと思った。(ちなみに私は2000年放送の「私の青空」で朝ドラを卒業した。)
正体はスーパースターである桑田佳祐が見事古き良き昭和時代の一般人に扮してドラマ出演者に混じっていた。
今回の目玉はやっぱり安室ちゃんだよな。
まじで久しぶりにテレビで歌うのを見た。最後にテレビで見たのが2010年にMステで「Get Myself Back」を披露した時だと思う。
昔の安室ちゃんをVTRでまとめたのを見て懐かしくなった。
昔の紅白で「CAN YOU CELEBRATE?」を歌った時、感極まって涙して最後らへんが歌えなかったやつは当時は感動して見ていた。
ポップジャムの最終回に安室ちゃんが出たのは録画してDVDに焼いて保存している。マジ懐かしくなった。ポップジャムの後継番組であるミュージックジャパンも放送が終わってしまったな。
安室奈美恵最後の紅白では「Hero」を披露した。
去年のどっかでやったオリンピックのテーマ曲であった。
世界のスポーツマンが大きな壁に挑戦していたその裏で、アニメ「ポケットモンスター」の主人公サトシもまた大きな壁であるポケモンリーグに挑戦していた。私をはじめ多くのオタクがそっちに夢中になっていた。というわけで去年のオリンは全く見ていないのだが、良い曲だったよ。
あと、安室ちゃんがすごく綺麗だった。
大トリが「ゆず」であった。ストリートデビューの彼らが立派になったものだと拍手を贈りたくなった。こちらは2004年のアテネオリンのテーマソング「栄光の架け橋」を披露した。
アテネオリンで思い出すのがその当時に妻夫木聡とボブサップをCMキャラクターに起用してアテネもどどーんと録画できるみたいな触込みでPanasonicの名機「DIGA」のCMをやっていたことだ。もちろんアテネも1ミリも見たことがないのだが、DIGAが欲しくて妻夫木聡とボブサップが写っているDIGAカタログをいつも読んでいた。家の本棚にまだ置いてあるし。
ゆずの曲を聴いて手が届かぬ最新機器に憧れていたあの頃の記憶が蘇った。
曲はもちろん最高です。
去年は謎の審査方法で白が勝っていたのに赤が優勝するという司会者も驚きの結末だったが、今年は普通に白の投票数が多かったので白が勝った。
まあ、68回もやっといてオマケに毎年それに付き合って視聴しておいてなんだが、そもそも音楽に勝ち負けをつけるのがナンセンス。
万人が名曲、あるいは万人がクソ曲と認めるであろう古今東西の曲達は、その全てがそれぞれどこぞの誰かにとっての心のオリコン一位の曲であるはずだ。人が作った曲のあり方はそれで良いのだ。合戦なぞして白黒、この場合は紅白をつけるなんてどうかしているぜ。
と、私の祖父が言っていました。
今年も紅白を楽しんだ。NHK頑張れ。