終幕を迎えつつある平成の世を惜しみながら、アニメとアニメソングが大好きな私が00年代、つまり2000年~2009年の間に放送されたアニメ作品を彩った名曲を振り返ります。
曲とアニメ本編についてちょいちょい想い出も語りたい。
どの曲もだいたい300~500回は聴いている。
00年代始めの頃は音源入手がスムーズに行えない環境下で暮らしていたので、テレビやラジオで流れたものをカセットテープ(メタルのやつ)に録音してよく聴いたものだ。今振り返ると昔はあんな原始人みたいなことやってたんだなと笑い話にもなる。
アニソンはアニメ放送から、ジャニーズはじめその他ポップスは主にMステから録音していた。懐かしい。同じく青春の想い出の品である学校の文集や卒業写真を廃品回収に出してもこのテープは今でも捨てられねぇ。
only my railgun / fripSide (とある科学の超電磁砲)
only my railgun TVアニメ「とある科学の超電磁砲」OPテーマ
- アーティスト: fripSide
- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
- 発売日: 2009/11/04
- メディア: CD
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イントロからゾクゾクとテンションを上げさせておいてからの、ナンジョルノの高音ボイスの入りで脳がスッキリ!
電子音みたいな声だなと思い、最初はボカロか何かの歌かと思っていた。南條愛乃の声がとにかくすごい。
JOINT / 川田まみ (灼眼のシャナⅡ)
- アーティスト: 川田まみ
- 出版社/メーカー: GENEON ENTERTAINMENT,INC(PLC)(M)
- 発売日: 2007/10/31
- メディア: CD
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これはテンポの速いカッコいい曲に仕上がっている。シャナソングと言えばこの人だな。あと、KOTOKOも。
曲の最後の「更なる時へ~」とシャウトするところがアがる。
アニメの方は見るとメロンパンが食いたくなるアニメであった。
COLORS / FLOW (コードギアス 反逆のルルーシュ)
- アーティスト: FLOW,Kohshi Asakawa,Takeshi Asakawa,Keigo Hayashi,KOICHI TSUTAYA
- 出版社/メーカー: キューンミュージック
- 発売日: 2006/11/08
- メディア: CD
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なんか切ない感じもしつつのカッコいいナンバー。
アニメの方はルルが黒くて面白かった。
Get Over / dream (ヒカルの碁)
- アーティスト: dream,MAI MATSUMURO,矢崎俊輔,Keith Litman,K-NIGHT,Razor,中尾昌文,Mike Pont
- 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
- 発売日: 2001/11/28
- メディア: CD
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女子ボーカルグループによるナンバーだが、しっかりカッコいい。
現在でもグループがあるようだが、当時のメンバーは一人もいない。
囲碁を題材にしたアニメであったが、当時も今も一つもルールがわからない。なのにアニメも曲も大好きで楽しんだ作品であった。ヒカルを演じた今は亡き声優川上とも子は大好きだった。
六人に一人はタイトルを「ヒカルのはか」と間違って読んでいた。
motto☆派手にね! / 戸松遥 (かんなぎ)
- アーティスト: 戸松遥
- 出版社/メーカー: Music Ray'n Inc.(SME)(M)
- 発売日: 2008/10/29
- メディア: CD
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ポップなアイドルソングのようなご機嫌ナンバーである。アイドルのPVのようなOPアニメは必見。ダンスも可愛い。
「地味だね」というサビの歌詞が印象的。かつてスーパーアイドルミポリンこと中山美穂は「派手!!!」という曲中で「派手だね」と歌っていたのを思い出す。あれを意識した作りなのかもしれない。
スクランブル / 堀江由衣 with UNSCANDAL (スクールランブル)
「グルグル回るラブコメディー」という一見謎だが本編を見れば納得のキャッチコピーをとったアニメの主題歌だけに「グルグルまわる」とサビで歌うのが印象的。何回聞いても楽しいOP曲である。
堀江由衣ちゃんは私の大好きなツンデレお嬢様キャラの沢近愛理役で出演している。こういう役をするのは珍しいかもしれない。
爆破消滅前のコリン星のお姫様時代のゆうこりんが担当したED曲「オンナのコ♡オトコのコ」も隠された名曲である。
Shooting Star / KOTOKO (おねがい☆ティーチャー)
「最優先事項よ!」の流行語を生んだ名作の主題歌。
手が込んだアレンジがなされて音を聞くだけでも楽しい。KOTOKOが優しい感じで歌い上げるのが良い。イントロの綺麗で不思議なメロディーが心地良く印象的。素敵なラブソングだ。
井上喜久子姉さんが演じたメインヒロインみずほ先生も勿論良いのだが、個人的には川澄綾子演じるけしからんおっぱいをしたもう一人のヒロイン小石ちゃんが好きだった。
KOTOKO - Shooting Star [OPfull]
SHUT UP AND EXPLODE / BOOM BOOM SATELLITES (亡念のザムド)
珍しい英詩のアニソン。
歌詞の意味全ては理解できないが、音楽は何よりも曲を聞いて気持ち良いかどうかで良し悪しがきまる。歌詞がなんであれこの曲は最初から最後まで疾走感アリアリでとてもテンションがあがる。また、OPアニメが神がかっている。
Xam'd Lost Memories OP 1 Sub Español
Gun's & Roses / Paradise Lunch (BACCANO!)
- アーティスト: Paradise Lunch,星野晃代,Scratch Of Noise
- 出版社/メーカー: サイトロン・デジタルコンテンツ
- 発売日: 2007/08/22
- メディア: CD
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演奏のみで歌詞のないOP曲。おしゃれでジャズティックなサウンドに酔いしれる一曲。これはカッコいい。
起こった事件は一つながらも、それに関わった複数の人物のそれぞれの物語が展開する群像劇アニメである。多く登場するキャラを軽快なリズムに乗せてしっかり紹介するOPアニメも神がかっていた。
MASSIVE WONDERS / 水樹奈々 (魔法少女リリカルなのはStrikerS)
- アーティスト: 水樹奈々
- 出版社/メーカー: KINGRECORDS.CO.,LTD(K)(M)
- 発売日: 2007/08/22
- メディア: CD
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奈々様ソング中で一番カッコいい曲だと思う。魔法少女の歌とは思えない攻撃的にまで力強くカッコいい一曲。サビに入る前に確実にテンションを上げてくる曲構成はすばらしい。
後期OPである本曲に代わった頃からアニメ本編もシリアス展開となった。
登場キャラクタースバルが「ギン姉を帰せ!」の魂の叫びと共に拳を振るうガチバトル展開の緊張感は未だに覚えている。
God knows... / 涼宮ハルヒ (平野綾) (涼宮ハルヒの憂鬱)
ハルヒが学園祭で披露したアニメの名挿入曲。ギターがカッコいい!
去年放送した「関ジャム」でこの曲が取り上げられたのは嬉しかった。
平野綾は歌が上手い。これを聴いた後だと同級生の文化祭ライブなど野良猫の夜鳴きのごとく陳腐でノイジーなものに聞こえるから恐ろしい。
せっかくなのでオマケの振り返りをすると、CDに同時収録されている朝比奈みくる(CV:後藤邑子)による「恋のミクル伝説」という名曲と迷曲の二つの名を取る曲も忘れられない一曲であった。
アニメに登場する謎の部活SOS団が自主製作した大根役者ばっかのクソ映画「朝比奈ミクルの冒険」の主題歌で二度でも聞けば忘れられなくなる曲だ。みくるちゃんが可愛いだけで成立しているとんでもない映画であった。なお、みくるちゃんの「禁則事項です」のお決まりセリフはアニメ好きの間で流行語になった。
後藤邑子は決して歌えない役者ではないが、歌えない音痴ヒロインを見事演じている。
あと、家でこれを歌いまくっていたら「うるせぇ」ってお兄ちゃんに時計を投げられました。
"God Knows" Full Animated Version with Lyrics (HD)
心絵 / ロードオブメジャー (メジャー 1stシーズン)
- アーティスト: ロードオブメジャー,HEARTs,北川賢一
- 出版社/メーカー: ジャンク ミュージアム
- 発売日: 2004/11/17
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メジャーは一期のOP曲が一番良かった。
私は当時も今になっても心に様々な絵を描いている。
アニメOPでの歌詞の出し方がオシャレであったのが印象的。
主人公吾朗と横浜リトルの女子ピッチャー川瀬 涼子ちゃんが対決した時に涼子ちゃんが言った「男の子になんて負けない」のセリフに目頭が熱くなった。かなり好きなキャラであった。
私は頑張る野球娘を応援します。
さらば / キンモクセイ (あたしンち)
こんにちは ありがとう さよなら 普段使う何気ない言葉を歌に乗せることで改めて挨拶をすること、する相手がいることの大切さに気づけた。家族が待つお家に帰りたくなる心温まる一曲。
アニメではみかんちゃんが可愛くて好きだった。あと、みかんの高校の友人にして既にOLみたいな貫禄があるしみちゃんも好きだった。
曲名は知らないが、劇中でお母さんがよく歌っている「情熱の赤いバラ~」って歌詞の歌は今でも覚えている。
時を刻む唄 / Lia (CLANNAD ~AFTER STORY~)
TVアニメ 「CLANNAD AFTER STORY」OP&EDテーマ 「時を刻む唄/TORCH」 / Lia
- アーティスト: Lia
- 出版社/メーカー: Key Sounds Label
- 発売日: 2008/11/14
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「君だけを好きでいたよ」の一途なラブを歌う歌詞が好き。
アニメを見ても曲を聴いても泣ける。本当に良い歌。
君の知らない物語 / supercell (化物語)
2番の夏の大三角を見上げている場面が想像できるキャッチーな歌詞が素敵。織姫と彦星の例の物語を絡めたロマンティックな歌詞も良い。
ボーカルやなぎなぎの声が今と違って聞こえる。あと、ピアノの綺麗な音が目立つ曲である。
この曲に関してはアニメを知らなくても曲はカラオケで歌うっていう奴が結構いて、生意気と思ったが、アニメ素人にも良い曲と知れ渡っていることは嬉しいと思った。ちなみに私の周りの人間の六人に一人くらいが作品名を「か ものがたり」と読んでいたことに関しては物を知らん奴だぜ、と笑ってしまう始末であった。
アニメでは、ヒロイン戦場ヶ原さんが暦君とのデートに保護者同伴で来たことが一番記憶にある。あとスゴイ毒舌なヒロインだったな。
星空のワルツ / 栗林みな実 (君が望む永遠)
これも夏に星を見上げての歌である。
OPの夏っぽい爽やかなナンバーと雰囲気を変えて、こちらのED曲はしっとりバラードで、栗林みな実の声が一番綺麗に聞こえる曲だと思う。
歌詞に出てくる「おまじない」がアニメ本編で孝之と遥が行った例のおまじないとリンクするではないか。切ないな。
最高の片想い / タイナカサチ (彩雲国物語)
- アーティスト: タイナカサチ,藤井丈司,小山晃平
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2006/08/30
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曲始めと終わりにホイッスルのごとく高い声が入る。ここをカラオケで歌おうとしたら喉がやられるので諦めた方が良い。
2番の「あなたのその美しい流れに私ものせてほしい」という抽象的ながらも叙情的美しさを持つ歌詞は一度聴いてスッと頭に入ってきた。好きなフレーズである。
Link / L'Arc~en~Ciel (劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者)
- アーティスト: L’Arc~en~Ciel×P’UNK~EN~CIEL,L’Arc~en~Ciel,P’UNK~EN~CIEL,hyde,Akira Nishihira,Hajime Okano
- 出版社/メーカー: KRE
- 発売日: 2005/07/20
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最初の「覚えているかい?幼い頃から~」と続く歌詞部分を聴いては郷愁に駆られる。爽やかな夏を感じるナンバーなのだが、何だか泣けてくる。特に最後の「いつか生まれ変わる世界がその目に届くといいな」の歌詞はグッと来る好きな歌詞だ。
ロックをお得意にする彼らが送る暖かい歌なんだな。
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