こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2000年代アニソンを振り返る その4

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  祖父譲りの風変わりがすっかり染み付いた私は、ここしばらくの間は脱俗とでも言おうか、とりあえず俗世間と少々の距離を置いた生活をしていた。それが最近になってちょっとした野暮用があったために世間様に顔をだすことになった。

 するとびっくり!気づいたら私に姪っ子が出来ていた。まだまだおじさんになるのは早いとも思ったが、年月が経つのは本当に早いもので困ってしまう。

 姪っ子は大福に手足を生やしたような、かなり円形に近いモチモチした命ある肉塊である。コレがまた驚く程に可愛いので、普段は頭の中でご機嫌なポップソングを流しながらも父親譲りの仏頂面のために計らずも周りを威圧している私の相好も脆く崩れてしまう。

 自分に姪っ子が出来るなんてあの時は考えもしなかた。あの時、そう私が今思い出しているあの時、それは愛すべき青春の2000年代。

 という訳で2000年代の素敵なアニメ作品を彩ったこれまた素敵なアニメソング達をご覧あれ。

 

 

Gun×Sword / 中川幸太郎 Feat. 鬼太鼓座 (ガン×ソード)

  たまにある歌詞のないOP曲。和楽器による力強い演奏が、やはり和人である我が魂を揺さぶる。太鼓と尺八がカッコいい。

 OPアニメとセットで楽しむと最高。

 OPアニメは本編未登場のキャラクターはシルエットで伏せられていて、登場後には解禁するという特殊使用であった。また、お亡くなりになり物語から消えた人物は再びシルエットで伏せられていた。

 次のキャラが登場した時には既出のキャラがお亡くなりになっていたりしたので、実は本放送でキャラクター全員が揃って写る回はなかった。

 

 


『ガン×ソード』オープニング映像(Blu-ray-BOX完全限定盤2017年4月26日発売)

 


儚くも永久のカナシ / UVERworld (機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン)

儚くも永久のカナシ(期間生産限定盤)

儚くも永久のカナシ(期間生産限定盤)

 

 少々難しく深い歌詞が印象的。「憎しみに変わる前の本当の愛を知るのだろう」の歌詞の意味についてはアニメ本編でも触れられている部分がある。

 アニメも毎週楽しみに見ていた。

 「野原ひろし」の声で有名な藤原啓治演じる アリー・アル・サーシェスが残酷で怖いおじさんであった。一緒に見ていた私の兄弟は「これ、本当にひろしなん?」と恐れていた。

 


Gundam 00 S2 Opening 1

 

 

ignited -イグナイテッド- / T.M.Revolution (機動戦士ガンダムSEED DESTINY)

ignited - イグナイテッド -

ignited - イグナイテッド -

 
ignited-イグナイテッド-

ignited-イグナイテッド-

  • provided courtesy of iTunes

  SEEDと言えばこの人の西川お兄さんのカッコいい一曲である。彼は歌えばカッコいい、喋れば面白い、立っていれば筋肉質のオブジェにも見え、マルチな才能を持っている。

 イントロを聴くとゾクゾクくる。

 OP曲も担当すれば、ハイネ役で前作に引き続き声優としても参戦している。

 このハイネはオレンジのグフに乗ったことで、グフと言えばのおじさんランバ・ラルの名セリフ「ザクとは違うのだよザクとは!」のセリフを頂くこととなった。

 大きな悩みを抱えて迷いを捨てきれないままに戦場に臨むアスラン対してハイネが説いた言葉も名セリフであり、名シーンであった。ちょっとしか出てこないキャラの割りにはおいしい所を持って行ってる。ハイネを演じたことで西川を支持するオタク達が増えた。

 

 

   
Red fraction / MELL (BLACK LAGOON)

Red fraction

Red fraction

 

 英詩で何を言ってるのかわからないが、そのゾクゾクくるサラウンドにはテンションが上がる。とにかくカッコいい。

 

 OPアニメもオシャレでセンス良し。

 粗野で粗暴だが、ヒロインのレヴィは可愛い。 

 メイドさんなのにめちゃめちゃ凶暴な殺し屋のロベルタが強烈な存在感を出していた。 

 


Black Lagoon - Opening 1080p + Lyrics CC

 


Dream☆Wing / 栗林みな実 (舞-乙HiME)

『舞-乙HiME』オープニング主題歌「Dream☆Wing」

『舞-乙HiME』オープニング主題歌「Dream☆Wing」

 

 爽やかで前向きな気持ちになれる良い曲。

 栗林みな実は声優としてアニメにも参加している。

 「舞-HiME」シリーズの成功でサンライズさんはロボだけじゃない、萌えもいけると証明された。

 


DISCOTHEQUE / 水樹奈々 (ロザリオとバンパイア CAPU2)

Trickster

Trickster

 

 奈々様×ディスコサウンドのアゲアゲソングである。

 奈々さまボイスのかなり高音部分がたのしめる。これは良い。

 OPアニメでヒロイン達がノリノリに踊っているのも可愛かった。

 

 

 
Cagayake! GIRLS [5人Ver.] / 放課後ティータイム (けいおん!)

TVアニメ「けいおん!」オフィシャル バンドやろーよ!!(バンドスコア付)

TVアニメ「けいおん!」オフィシャル バンドやろーよ!!(バンドスコア付)

 

  大ヒットをアニメ「けいおん!」のOP曲である。

 メインボーカルは平沢唯役の豊崎愛生が担当している。

 何を言っているのか一回二回では聞き取りにくい曲なのだが、元気一杯で可愛い曲である。

 この曲をシングルで出した時はバンドの5人目のメンバーあずにゃんこと中野梓参加前の「桜高軽音部」の名義でのリリースであった。

 5人バージョンはこっちのCDでないと聴けない。

 間奏で各メンバーが自分以外を一人ずつ紹介するパートがあるが、こちらはちゃんと梓の名前が呼ばれるし、あずにゃんの声も入っている。間奏で日笠陽子演じる澪ちゃんがメンバーの律ちゃんを紹介する時の「り~つ」の伸びるのある良い声がすごい好き。バンドの5人は本当に皆好きだった。

 


【K-ON!】[5人] Cagayake! GIRLS

 


Summer rain / コブクロ (クロスゲーム)

虹

 
Summer rain

Summer rain

  • provided courtesy of iTunes

 コブクロの曲で一番聴いたのがコレ。リズムから二人の歌い方から全部良い。夏の雨が上がった時に聞きたい曲だ。

 

 アニメもすごい良かった。

 主人公コウの幼馴染の若葉ちゃんが死んでから周りの皆が傷つきながらも成長して行く。それに青春と野球を絡める。悲しい部分もあるが、綺麗で爽やかな野球青春漫画だ。

 学校で一番喧嘩が強い強面の赤石君が若葉の死んだ時に泣きながら手を合わせているシーンでもらい泣きしてしまったのは今でも覚えている。

 


My Sweet Heart / 小松里賀 (東京ミュウミュウ)

「東京ミュウミュウ」オープニングテーマ my sweet heart

「東京ミュウミュウ」オープニングテーマ my sweet heart

 

 子供向け作品のOP曲ということで聞き取りやすく覚えやすいフレーズであった。大好きな曲である。

 「女の子はみんな無敵になれる」という歌詞が好き。

 

 ミュウイチゴの武器「ストロベルベル」の一度聞いたらもう忘れられないネーミングセンスにツボった。5人の戦士の中で一番大人っぽいざくろ姉様が好きだった。

  コレと「ぴちぴちピッチ」はどういうワケか私の周りの男子にもウケが良かった。

 


東京ミュウミュウ オープニング

 

 

Let Me Be With You / ROUND TABLE featuring Nino (ちょびっツ)

ちょびっツ - Let Me Be With You

ちょびっツ - Let Me Be With You

 
Let Me Be With You (feat. Nino)

Let Me Be With You (feat. Nino)

  • provided courtesy of iTunes

 この曲を始めて聞いた時、今までのアニメでは聴かなかったような変わった曲だと思った。その上可愛い感じもし、おしゃれな曲でもある。

 「うううっうう」と繰り返されるフレーズは気持ち良く、すぐに頭に入る。

 

 アニメでは田中理恵演じるヒロインのちぃがまだ言葉を覚えない内に何を見ても「おかず」という時期があって、「秀樹、おかず」と言って秀樹のH本を指さしたのに笑った記憶がある。CLAMP作品は最高。

 


ちょびっつ OP HD

 

 

名も知れぬ花 / the Indigo (藍より青し)

藍より青し - 永遠の花 / 名も知れぬ花
 

 優しい声とゆったりしたリズムで私にはどハマりした曲である。

 「星の数程ある言葉からあなたの声で聞きたくて」のロマンティックな歌詞にキュンと来た。 

 アーティスト名の「the Indigo」は藍色を意味するので正にこの作品のためにあるようなグループだと思えた。

  


[ed] Ai Yori Aoshi

 

 


純 / 吉田拓郎 (魁!!クロマティ高校)

純 / 流星2003 / ホームラン・ブギ2003

純 / 流星2003 / ホームラン・ブギ2003

 

 拓郎がアニソンを歌うなんて、しかもクロ高だなんて!っ当時は皆ビックリしただろう。アニソンぽくない曲なんだけど、そこは拓郎の手腕により全てが成立するようになっている。

 サビの歌詞「どけ そこ どけ」の私生活で割りと使いがちな言葉が印象的であった。聞けば聞く程心に染みるんだよな、この曲。

 

 このアニメは大好きで原作漫画も全巻購入して今でも大事に持っている。

 アニメは「アニメなのにあんまり動いていないなぁ」と見ているこっちが思うのを想定したかのごとく自虐的に動いていないのをネタにしたこともあった。テンション低めでシュールながらも確実に笑わせてくる良質ギャグを飛ばすアニメであった。

 嬉しいコラボで「デ・ジ・キャラット」のでじこが登場して喋る回があった。

 あと、学校中ほぼ全員が鼻歌を歌って聞かせれば知っている曲とわかるのだが、歌詞も曲名も誰一人思い出せないという謎の曲を何とか解明しようとする回があった。で、その曲がOP曲を担当した拓郎の「人間なんて」であったのが拓郎好きに嬉しいことであった。

 


Takuro Yoshida - Jun

 

 

 
青春狂騒曲 / サンボマスター (NARUTO -ナルト-)

 サンボの暑苦しい程に男臭いロックナンバーである。カッコいい中に切なさも混じり、どうしようなく心を騒がせる思い出の一曲である。

 

 曲を聞けばどうしてもアニメ本編の思い出も蘇る。この曲がOP曲だった時は疾風伝に入るまえのナルト少年編最大の山場だったサスケ君奪還編であった。放送第一回から見ていたが、ここで一気に熱が入り漫画を全巻買うことに決めた。

 ナルトとサスケの対決も良かったが、小隊長として辣腕を振るったシカマル、チョウジ、ネジ、キバの活躍も十分に描かれた。

 小隊の4人が死にかけた上に作戦が失敗に終わったことで、いつもクールなシカマルが己の力の無さを感じ涙したシーンは忘れられない。

 


Naruto Opening 5 v2

 

 

ツキアカリのミチシルベ / ステレオポニー (DARKER THAN BLACK -流星の双子-)

ツキアカリのミチシルベ(アニメ盤)(期間生産限定盤)

ツキアカリのミチシルベ(アニメ盤)(期間生産限定盤)

 

 先行きのわからない日々の生活の中で悩んでは不安に陥る。そういった自分の内部の葛藤を思わす深い歌詞には現代人として共感する。現実を見ねば、と思わす一曲である。

 アニソンしては歌詞もメロディも物悲しい感じがするが、格好良く歌い上げていて聴き応えがある。

 

 アニメ前作にかなりハマったのでこちらも楽しく拝見した。こちらからはメインキャラの声で花澤香菜ちゃんが参戦した。

 


Darker Than Black Ryuusei no Gemini OP

 


雫 / スキマスイッチ (獣の奏者エリン)

虹のレシピ

虹のレシピ

 

 ボーカル大橋さんの声はカッコいい。

 アニメの世界観にあった曲だと思う。

 

 アニメも面白かった。

 主人公エリンが可愛い。

 蜂飼いのジョウンおじさんの行う蜂飼いの仕事を追っていくというNHK教育番組ならではの演出が見られた回が印象的であった。

 


僕は崖っぷち / すわひでお (ボンバーマンジェッターズ)

僕は崖っぷち

僕は崖っぷち

 

 人生崖っぷちだろうが何だろうが、とにかく黙って何もしないという手はない。やる時にはやってやるぜの姿勢で向かい合うしかない、という風にやる気にさせてくれる人生の応援ソングのひとつである。

 途中のあいうえお作文みたいな歌詞もご機嫌である。

 

 最近は「ダウンタウンDX」とかでふざけたことばっかり言ってる金田の朋ちゃん(金田朋子)がアニメの主役を演じた。この人はただの面白お姉さんではなくお芝居もちゃんと出来ます。

 


ボンバーマンジェッターズOP

 

 

true Blue / ZONE (ASTRO BOY 鉄腕アトム)

true blue/恋々・・・(CCCD)

true blue/恋々・・・(CCCD)

 
true blue

true blue

  • ZONE
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

  元気な女子バンドZONEの爽やかソングである。歌詞の「いつも君のそばにいるよ」に応援される曲である。

 

 作品設定通りアトムが誕生した2003年の放送アニメであった。アトムは一作目のアニメを見て原作漫画も読んでいたので大好きである。

 

 

幸せ / マニ☆ラバ (ボボボーボ・ボーボボ)

幸せ

幸せ

 

 アニメ本編がぶっ飛んだギャグものだったのに最後はしっとりしたこのED曲で閉める。この効果のためもあって印象的な曲。

 「幸せ」って素敵な感情の高まりであって、素敵な言葉であると実感できる。そういう曲である。歳をとる程に聞いて胸に刺さる曲だ。泣ける。

 

 そう言えば作中で「ぬ」ってたくさん書いているハンカチが登場するのだが、アレを学校に持ってきてる奴がいた。

 PVで高校生が箒をマイク代わりに歌っているアレは私も真似した。

 


マニ☆ラバ「幸せ」

 

 

いつも何度でも / 木村弓 (千と千尋の神隠し)

いつも何度でも (「千と千尋の神隠し」主題歌)

いつも何度でも (「千と千尋の神隠し」主題歌)

 

  この曲もアニメも大ヒットを飛ばした。CDも買って大事に押入れにしまっている。 

 バックの音少なく、ボーカルの声をしっかりしっとり聞かせる仕様となっている。CDに同時収録されているアニメのテーマソング「いのちの名前」も名曲である。

 

 アニメ主人公の千がポニテにしているのに萌えた。

 作品モチーフとなったらしい児童文学の「霧のむこうのふしぎな町」は奇しくも私のかつての愛読本であった。湯婆婆(ゆばあば)とよく似たババアが出てくる本であった。

 

 
あなたがいた森 / 樹海 (Fate/stay night)

Fate / stay night EDテーマソング「あなたがいた森」

Fate / stay night EDテーマソング「あなたがいた森」

 

 イントロの綺麗な音、そして歌詞が終わっても長く続く気合の入った演奏が印象的。もちろんボーカルも良い。全体的に物悲しく切ない感じもする荘厳な曲でお耳に心地良い。

 

 草原に佇むセイバーを見せるのみのEDアニメの潔さは良し。

 ちなみに私はセイバーを演じた川澄綾子のファンである。

 タイナカサチの担当したOP曲「disillusion」も名曲。

 


Fate Stay Night ed 1

 

koshinori.hatenablog.com

 

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