こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

特技はかかし「ひなこのーと」

ひなこのーと」は2017年4月~6月まで放送した全12話のテレビアニメである。

 

ひなこのーと B2タペストリーA

 

 極度のあがり症の桜木ひなこが高校入学と共にド田舎から東京へ上京し、下宿先のひととせ荘の面々と関わり、学校の演劇部での活動の中であがり症を克服し成長していく物語である。最終回にはかなりあがり症が改善されたと思う。

 そういう筋で辿る日常系アニメで、例によってメインで女子が五人出てくる。どれもあますことなく可愛い。ちょいちょい写っている動物キャラも可愛い。可愛いく萌えで押すのかと思えば、結局エロい作りでグッジョブと言える出来のアニメであった。

 

 ひなこは田舎では案山子として働いていたという異例の職歴を持つ稀有なJKである。動物に好かれる体質のひなこは地元にたっぷり生息する野生動物をおびき寄せる役を担い、その間に農家の方々が円滑に仕事を行うという手はずである。報酬は畑で取れた野菜。また、ひなこは動物と会話ができる特殊スキルを身につけ、演劇でセリフが飛んでも肩に乗せたひよこの鳥太郎にセリフを教えてもらうという離れ技もやってのける。

 このあたりのほっこりファンタジーな設定は良い。緊張すると本当に両手を広げて案山子のように固まり、そこへ鳥とかリスが乗って休んでしまう描写はカワユス。

 ひなこの少々行き過ぎな田舎者設定も面白く、地元TVにはチャンネルが三つしかない、下宿先に持ってきたのが今時珍しいテレビデオである、DVDの存在を知らず友人ゆあちゃんから借りた演劇のDVDをテレビデオに挿入して再生を待っているなどの世間ずれ設定も面白かった。吉幾三の例の歌みたいな田舎を出たのではと連想させる。

 

 下宿先の住人の夏川くいなは読書が好きすぎるあまり坂口安吾の本をむしゃむしゃ食うまでであった。本に対しては食べたい程に愛しいというちょっとアレな設定な可愛い子だった。本を食っているシーンはちょっと驚きであった。私も文学青年なので坂口安吾の本が良い物と思うのはわかるが、食ってはいけない。

 

 色々吟味して一番好きなキャラは中島ゆあちゃんかもしれない。自己主張が強く、一人称が「ゆあ様」というのはツボ。各キャラのファッションチェックをするとゆあちゃんが学校征服の上にカーディガンを着てくるのは萌える。なんと言っても私はカーディガン萌え。ゆあちゃんが千秋先輩大好きでそこはちょっとユリ萌える。あと千秋と真雪ペアもユリ萌えた。

 

 真雪の声が小倉唯ちゃんなのがすごい合ってたと思う。彼女のあざとい程に可愛い高音ボイスが好き。キャラにも声にも癒される。

 

 幼い見た目のひなこが着やせ体質なのか意外にもボイン。お風呂シーンは眼福の極みであった。ひなこ同様に千秋先輩も破壊力あるエロ要員。演劇部の顧問黒柳 ルリ子が9歳で巨乳という設定も印象的で良い。

 全編通してなにかしらのフェチズムを盛り込んだ謎のエロ描写がある(と私は思う)。とどめは次回予告のエンドカードがそこはかとなくエロい。萌えもエロも一緒くたに楽しめる良き作品であった。決して下品なエロさではないのが良い。意外にも女性の先生が描いている作品だとオーディオコメンタリーで言ってた。

 作画も丁寧ですばらしい作品でした。二期が見たい。

 

 

 一番印象に残るのはOP曲。これはマジで大好きな曲。演劇を題材にした作品なのでセリフや早口言葉を取り入れた曲となっていて、サビでは踊るのでとにかく楽しい。CDが出た時にはヘビロテしてたな~。そう言えば本放送のOPムービーでゆあちゃんのソックスが急に消えるっていう作画ミスがあったのを思い出す。

 ED曲も変則的でクセなるリズムの曲であとはとにかく声が可愛いので良い。

 


TVアニメ「ひなこのーと」オープニングテーマ「あ・え・い・う・え・お・あお!!」試聴動画 

 

 


TVアニメ「ひなこのーと」エンディングテーマ「かーてんこーる!!!!!」試聴動画

 

 くらららクライマックス!

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