「ジオブリーダーズ」は1998年に3話、2000年に4話製作された全7話のOVA。
「ヤングキングアワーズ」という漫画雑誌に連載されていたということだが、長らく休載中で未だ完結していないという。これのアニメを見るまでこの雑誌を知らなかった。
映像メディアの進化の間に生まれた作品なので、VHS、LD、DVDと3タイプで発売されている。VHSにLDとか、もはや化石。
内容
舞台は昭和70年の綾金市という街。
薄幸の主人公青年【田波洋一(たばよういち)】は「神楽総合警備」という美女揃いの会社で働いている。社長も含め、洋一以外皆女性の現場で、洋一は結構雑な扱いを受けている。
会社が行なう仕事は、電脳空間に干渉できるとんでもない化け猫を始末すること。化け物はパソコン画面に入ったり出来る。化け猫達は人よりも強く、人化できる。
神楽総合警備の皆は御札を用いることで化け猫共を退治する。普通の警備会社とはやることが違う。
神楽総合警備の他にも「厚生省衛生二課“ハウンド”」という組織が化け猫退治を行なっている。神楽総合警備のメンバーは、商売敵でもあるハウンドの連中と時に歪みあい、時に助け合いながら事を成す。
感想
内容はドタバタギャグアクションもの。
車をかっ飛ばす、軍隊が出る、重火器がバンバン出て来る、ガンアクション要素も強い。そして美少女登場率が高いので萌え要素もしっかりある。
「神楽総合警備」の面々は皆個性的で可愛い。メンバー間での愉快なやり取りも面白い。このドタバタファミリー感は良かった。
敵は化け猫共だが、神楽のメンバーにも洋一と仲良しの【まや】という結構無口な猫がいる。
爆発の多い作品で、神楽総合警備の事務所は爆発し、社員はファミレスで業務を行なうようになっていた。
ビルや船を破壊するシーンもあったし、街をミサイルが飛び回って大事にもなる。ぶっ飛んだアクション要素が楽しいアニメだった。
OVA一期の第一話で見られたどこかのデパートビルでドンチャンやり合う様は爽快だった。
物語の筋とかは正直どうでも良いくらいで、雰囲気だけ楽しめたら良いと想う。
神楽総合警備の運転手【姫萩 夕(ひめはぎ ゆう)】というキャラが面白かった。基本的に運転しかやりたがらない気迫のないニコチン中毒者で、仕事の役に経たない。でも面白かった。
キャラクターを演じる声優は有名人揃い。声優が良かった。
「クレヨンしんちゃん」で兄妹役を演じる矢島晶子とこおろぎさとみが美少女役を演じて共演しているのが印象的。
昨年声優を引退した今井由香、OVA二期では昨年この世を去った辻谷耕史も出ている。懐かしいお声が聞けて良かった。
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