こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

コロナウイルスに脅かされるアニメシーン

 20年代がついにスタートした。新年を迎えてから新時代のアニメ達が始動したということで今期も個人的にかなり盛り上がっていた。

 

 調子良くアニメ放送が進むことを期待していたが、そうは行かないのが今期の流れだった。年明け早々にコロナウイルスという謎の病気が世界を揺るがし、遂には日本にも襲来しやがった。五輪まで中止になるという勢いで謎の病気が蔓延しているのにはびっくりだ。私は五輪には出ないし見ないし何も関係していないので、開催については好きにしてという話なのだが、その影響が趣味にしているアニメやその他広く芸能界にまで現れたのには困った。

 

 コロナのせいで会社経営が円滑に回らず、その結果私が楽しみしているアニメの放送に穴が開くことになった。

 待望の三期となった「とある科学の超電磁砲T」は、コロナ影響で計3話も新作回がお休みになり、「number24」は11話以降が放送延期になった。これら以外にもコロナに関係してか、それとも昨今のアニメシーンには普通に見られるこれまた普通の仕事の遅れによるものか分からないが、いくつか放送休止になったものもあった。「A3」が3話だけやって残りはずっとお休みなのは特に印象的だった。

 

 もっと悪いことに、4月から放送スタート予定だったリゼロの二期まで放送延期になった。放送中作品に限らず未来の作品まで日の目を見る時に狂いが生じた。久しぶりすぎて視聴者も色々忘れているだろうということを気遣ってか、今期ではリゼロ一期の再編集版が放送された。久しぶりに見てもやはりスバルはうるさく、そしてエミリアやレムラム姉妹をはじめとしたヒロインは可愛い。こうなれば春の新作が楽しみだと思っていた矢先に延期なので悲しい。コロナが許せない。

 

 こうなると、コロナ被害に負けずに休止も総編もなく全話放送した会社が優秀とも思える。

 

 コロナで会社経営が回らない問題を考えれば、コロナ騒ぎがなく平和だった去年の10月~12月に見られた各会社が軒並みアニメ放送を落としまくったアレは一体どういうことだろうとも思える。詳しい事情は分からないが、結局アニメ作りは忙しく、納期通りに仕事を行うのはきついらしい。それにしても去年の10月~12月は、伝説的に放送を落としまくる作品が集中していたな。

 まさかこれ良かれとコロナ騒ぎを隠れ蓑にして普通に仕事をさぼっている会社はないだろうが、いずれの作品も無事に最後まで放送してくれることを切に願う。

 

 こんな騒ぎの中でも一つ良かったことが「アズールレーン」の放送が再開したことだ。去年の10月から放送がスタートしたものの、途中で万策尽きて放送延期となった続きのエピソードが無事見れたのは嬉しかった。

 

 大勢の人間の生き死にが関係するとんでもない病気が蔓延した状態で娯楽のことばかり考えているのはどうなのかとも思えるが、人生の質を上げるこの趣味を軽視することはやはり出来ない。国の危険が迫ってもアニメシーンを追うことが重要なのは変わらないのだ。

 

 とにかく病気に負けないでくれ日本、そしてアニメを産むことをやめないでくれ。我々の好きなアニメを作る人間達の命が刈り取られると困るので、いい加減この騒ぎが収まって欲しい。とても怖い。私はもっと生きてアニメを楽しみたいので病気に負けるわけにはいかない。こうして「死」を身近に感じる大きなニュースを耳にすれば、改めて人生の中でアニメが占める価値の大きさを実感した。

 

 一刻も速く日本の平和を取り戻して欲しい。

 コロナにビビりながらも、私は今日もひっそりとアニメを楽しんでいる。

 

 

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