こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2020年のアニメ感想(1月~3月)その2

 

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7SEEDS

 少女漫画だけどこれはスゴイという評価をあちこちで聞いてきたが、未だ原作未チェックだった本作がアニメ化して見やすくなって良かった。

 

 普通に恐ろしいSF展開で興味深かった。とんでもない世界に送られた面々は、春夏秋冬のチームに別れ、登場人物は多い。各キャラに個別エピソードがある群像劇テイストをとっているのがおもしろく、有名声優がわんさか参戦したのも良かった。

 

 嵐と花がロビンソン・クルーソーの上下巻それぞれを持って離れ離れになっている設定にちょっとしてロマンを感じる。ほとんどロビンソン・クルーソーと同じよう酷い目にあっている展開も合致する。他にも我々がチビの時に楽しんだ童謡「いやいやえん」のネタも出るのが嬉しい。

 

 弱虫だと思っていたナツが意外と順応できて図太い一面も見せ、そんなナツを虐めるクソ野郎だと思った蝉丸が実は面倒見の良いお兄さんな一面も持っていたのが印象的だった。旅の中で嵐、ナツ、蝉丸がファミリー感あるチームになって行くのが良かった。

 

 後半回で安居が花を犯そうとしたシーンはショッキングだった。強い女子の花も悔しくて涙するシーンは痛ましかった。花を演じた日笠陽子の演技が光っていた。

 

 まだ続きがあるのでそちらもチェックだ。

 

 

ソマリと森の神様

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 感情がないとされていたゴーレムが、人間の子供のソマリと関わる中で父としての愛に目覚める素敵なハートフルファンタジーだった。

 

 水瀬いのり演じる幼女のソマリが可愛らしく、今期の癒やし枠ともなる一作に仕上がった。

 塩対応のお父さんだったゴーレムが、時にはソマリに過保護になり、ソマリが病気になると取り乱す一面も見せるようになる。そんなギャップに萌える。無骨だが優しいゴーレムを演じた小野大輔の芝居も良かった。

 

 人間がほぼ絶滅状態にある中で、異種族生物が多く生息する世界観になっている。後半では、人が人外の生物に向ける悪意、その逆の人外の生物が人に向ける悪意が描かれる。ほっこりするだけのファンタジーではなく、時にはリアルに人の闇の感情にも突っ込む展開に共感した。

 柴田理恵が悪いババアの役で出演していたのも印象的だった。柴田理恵がオタク関係のものに関わったのは「美少女仮面ポワトリン」以来ではなかろうか。

 

 普段は大人しいゴーレムだが、かなり戦闘特化型な生命体の一面も見せるのが意外。バーサクモードに入ったごとく火力強みの強力な技を見せることもあった。意外なことにバトルパートも見所となった。

 

 最終回ではゴーレムの父の愛が爆発して、ソマリと一緒にいたいと強く願うようになる展開に感動した。私もちょっとだけお父さんを大事にしようと思えるようになった。優しい気持ちになれる良作ファンタジーだった。

 

 

ダーウィンズゲーム

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 スマホをいじってたらたまたま謎のゲームサイトに行き着き、登録すると画面から蛇が飛び出してきて噛まれて謎の能力が目覚める。登録したら途中で降りられないデスゲームが開始するという物騒なアニメだった。

 

 主人公のカナメは、素人の割に頭が切れて行動力がある。なんとか勝ち上がって後には屈強なギルドマスターにまでなる。カナメの仲間になるシュカやレインは可愛かった。

 

 カナメの最初の敵がコアラの着ぐるみの殺人鬼だったのが印象的だった。表情がよめない敵という点で不気味だった。

 ゲームに敗退した者の消え方が死体も残らない珍しいものだった。死んだらそこにキューブ状のオブジェのようなものが残る仕掛けが印象的だった。

 

 今作の衝撃のキャラクターは、最強のチンピラの王(わん)。普通に人間を解体してしまうサイコパス野郎で、最低の悪党である。これまでヒーローキャラを多く演じた松岡禎丞が、狂った最低のクソ男の役を見事演じきったことは高く評価できる。彼の快演が光る一作だった。

 

 

とある科学の超電磁砲T

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 待望の三期ということで大いに楽しんで見た。コロナ騒ぎのせいで放送が遅れているのは悔しい。

 

 大覇星祭が開幕したが、その裏で暗躍する組織の謎がまだ分からない。陰謀渦巻く展開にわくわくした。

 

 二期でも登場したけど、長らく謎だったレベル5の食蜂操祈の謎に迫る展開が見所。食蜂操祈と美琴がぎゃんぎゃん言い合って揉める展開が可愛い。もう一人熱血番長みたいなレベル5が出てきたけど、彼のことはまだ深くは分からない。続きがとても気になる。

 

 敵組織の中二臭いことを言うデブが、私の推しの婚后光子をボコったことは許せない。

 こちらも推しの佐天さんの活躍も見れた。当麻と佐天が借り物競争で接触する流れが意外だった。これは美琴がヤキモチを焼くのではないかと思える。

 

 食蜂の能力で記憶が消された状態でも、本能で美琴と即興でコンビネーションを取って戦う黒子の姿に熱いものを感じた。そして再度美琴に惹かれて恋をするという展開も美しい。やはり二人はベストコンビである。

 

 まだまだ謎が残る物語なので最終回まで楽しんで見よう。

 

 

ドロヘドロ

ドロヘドロ Blu-ray BOX 下巻 初回生産限定版

 筆舌に尽くしがたいとにかくカオスな世界観で展開するダークな物語だった。でも楽しかった。

 映像化するのが困難とされた作品だという触れ込みがあったが、それも頷けるというもの。

 

 ホールという謎の世界、暗躍する謎の組織、そして住人の多くは謎なことに歪なデザインのマスクを被っている。最初から様々な点で興味を引く世界だと思った。

 

 トカゲ頭のカイマンと作品では癒やしのヒロインとなるニカイドウのビジュアル的アンバランスコンビが印象的。

 強面なトカゲ男だけど、性格は明るく元気なカイマンには愛着を覚える。可愛いけどすごく強く、中華屋の娘でギョウザが得意というニカイドウのキャラ性は、男性諸君にウケたのではなかろうか。私は好き。

 

 顔面がトカゲということだけでもインパクト大なカイマンの口のなかに、もうひとり謎の男がいるという設定も歪で忘れがたいものとなった。

 

 作画は良く、バトル描写は迫力があった。

 普通に人をぶっ飛ばして殺して血しぶきも上がる展開なのに、暗い作風にはならず、むしろポップに仕上がるという仕掛けに異常なものを感じる。

 

 魔法使いが登場するというファンタジー要素があるが、それが魔法ぽくない。なんでもキノコにしてしまう煙の能力は不気味だった。

 

 後半の野球回がめちゃくちゃすぎて面白かった。選手に巨大な白ゴキブリがいたのも異常すぎて笑えた。

 

 

なつなぐ!

 熊本地震以降連絡が取れなくなったネット仲間の伊月を探すため、大学生のヒロイン夏奈が単身熊本の地に乗り込む青春サクセスストーリー。

 

 現地の優しい人間と触れ合い、情報を集めて伊月に迫る中で、引っ込み思案だった夏奈の心が少しずつ成長していく過程が描かれるのが美しい。哀愁漂う熊本の風景もまた美しいものだった。

 

 ヒロインの夏奈が可愛い。序盤は気づかなかったが、中盤あたりで結構おっぱいがあると分かる。意外。

 第11話後半に荒い道を車で走行するシーンがあり、そこで夏奈の乳揺れシーンが見れる。着目する点としては誠に品がないが、分かってしまったからには感想として上がるのは仕方ないこと。

 

 真に伊月を見つけ、夕日をバックに友情を深め合うラストシーンは美しかった。

 

 

22/7

アニメ 22/7 Vol.3(完全生産限定版) [Blu-ray]

 7人の少女が集められてアイドルをやるというもの。変わっているのは、この仕掛け人が「壁」であり、壁穴から出てくるカードに書かれた通りアイドル達が活動を行う点。最終的には解散せよというミッションまで出てきた。謎の壁に翻弄されながらも、個々のメンバーがアイドルとして磨きをかけ、グループとしても絆を深めて行く展開が見られた。前情報なしでこれといって期待なく視聴したが、回を追っていくと意外と面白くて好きになった。

 

 メンバー個々の個性を掘り下げるお当番回があり、それも結構良かった。たまに印象的な教訓や格言も入るのが良かった。

 滝川みうがバイト先のコンビニを首になる時、店長のおっさんが「雪かきは自分の家の前はやって当然、よその家の雪までかいてやっと金になる」と言ってお金儲けの厳しさを例え話で説いたのは記憶に残る。

 斎藤ニコルが言った「大人は子供の上位互換」のセリフも深い。

 

 個人的に推しは藤間桜で、千本桜の前に自分が立って「これで千一本桜」と言ったシーンでちょっと泣けた。彼女が優しいおばあちゃん子と分かるエピソードも良かった。

 

 佐藤麗華が水着写真を恥ずかしがってなかなか脱がない回も萌えた。

 

 最終回でメンバーを3人追加するという壁の司令が出たのが気になる。

 

 

number24

TVアニメ「number24」 2巻 [Blu-ray]

 バイク事故で重度のヘルニアを患った主人公が、ラグビー選手生命を絶たれた末にマネージャーに転じて頑張る青春もの。

 

 主人公の夏紗が爽やかに毒を吐くのが印象的。ちょっと怖いくらいにズバズバと人に突っ込む強烈なキャラだった。

 

 しっかりラグビーをするよりは、仲間同士の絡みを見せる展開が目立っていた。キャラクター同士の絡みが面白かったり感動したりした。

 

 息吹先輩のこじれた家庭環境を追うエピソードで登場した彼の母親がなかなか印象深いキャラだった。そして母親を演じた茅野愛衣が良かった。去年演じたママのオンラインゲームアニメの経験が活きている。

 

 コロナ被害により、残念ながら11話以降が放送延期になった。放送が再開されたら続きも見よう。

 

 

ネコぱら

TVアニメ「ネコぱら」Blu-ray BOX II

 OVAを過去に視聴したことがある。OVAからテレビまでよくぞのし上がってきたと褒めたい。

 

 猫耳の可愛いヒロインにとにかく癒やされる。

 妹の時雨のところの猫たちの方が個人的には好き。

 アズキとココナッツがいつも喧嘩するのが定番すぎて落ち着く。メイプルのおしゃれな服装も好きだし、変態妄想でうるおっちゃうシナモンがずっと面白い。シナモンが毎度言う「シナモン潤っちゃう~」は今期アニメの名言だった。遊園地のタコを見て潤っちゃってたのはどういうことだろう。 

 

 和菓子屋の息子なのに自分は洋菓子店を開くという嘉祥の生き様がロックで良い。

 

 

ハイキュー!! TO THE TOP

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 久しぶりに来た新作。このシリーズの歴史も長くなったものだ。

 

 変わらず良いのはマネージャーの潔子さんの美しさ。清子さんのお風呂シーンもあったし、日向のシューズを取りに行くお当番回はすごく良かった。

 

 仲間たちが強化合宿メンバーに選ばれる中、自分には声がかからなかったために焦りを感じる日向の心理描写がよく出来ていた。呼ばれないならこちらから殴り込むという反則技を使ってまで自分を磨いて勝ちに行くという彼のハングリーさが良い。勝手に合宿に殴り込んだ時には、温厚な武田先生もガチ説教をかましたのが印象的だった。

 

 合宿エピソードで畳み掛けるように猛者が登場する展開にわくわくした。バレーボール試合の迫力は据え置きのまま、本編はもっと楽しくなって来た。

 

 田中くんの姉さんをもっと出して欲しい。

 全国大会で出てきた声が大西沙織の叶歌が可愛い。彼女と田中くんとの色っぽいエピソードが見られそう。今後に期待だ。

 

 7月から続きのエピソード開始するのでそちらも楽しもう。

 

 

はてな☆イリュージョン

 ヒロインの名前が果菜(かな)で、「はてな」とも読めるというわけでこのタイトル。

 手品を題材にし、特殊なアイテムを使ったバトル展開も少し楽しめるものだった。金持ちなはてなの実家のお家騒動的な展開が描かれるのが印象深い。

 

 はてなの叔母のマライアさんが色っぽくて良かった。コミカルな役が多い新井里美が大人のお姉さんの色気を出す芝居をした点も良い。

 メイドのエマさんも可愛かった。

 

 

BanG Dream! 3rd Season

 ポピパのみならず、ラスことRAISE A SUILENの活躍がかなり濃く描かれ、二期以上に熱い展開となった。

 二期以上にロックこと朝日六花にスポットが当たり、彼女が主役級キャラとして描かれた。六花がかなり可愛い。

 たえちゃんが抜けた穴に六花がに収まることで、新生RAISE A SUILENが爆誕する過程がドラマティックに描かれるのが良かった。

 

 一度はRoseliaに勝利したラスだが、メンバー間に不和が生じたことでバンドは分裂の危機を迎える。そこで踏ん張るのが六花で、彼女が目覚ましい活躍を見せた。

 グループを抜けようとするパレオを説得する際、六花が地方言葉で熱弁したシーンにはジーンと来た。「一人でも欠けたらラスやあらへん!」の言葉は胸に刺さった。

 

 今期ではマスキングとレイヤもいい味を出していて推しになった。

 大人ぶってグループを静観するのは辞め、バンドのためなら喧嘩だってすると決意したレイヤは美しく、そして格好良かった。

 意外にも可愛いものが好きで、面倒見が良くて優しいお姉さんという、見た目からは想像しにくい一面を見せるマスキングにもかなりハマる。六花の家のボイラーで焼き芋を作っているシーンは笑った。まだ意外なのが、先輩のことをを「お姉さま」と呼ぶようなお嬢様学校に通っていることだった。後輩にお姉さま呼ばわりされていることを六花に突っ込まれた時には「先輩って意味で妹じゃねぇ」と説明したのが面白かった。

 

 ラスの格好良いMVに憧れてポピパメンバーもMVを作るが、その出来がダサ面白くてカオスなものだったのには笑えた。自分達で作っておいて有紗ちゃんの感想が「こわっ!」だったのにもウケた。

 

 三期ではメンバーと楽曲を含めてラスが好きになった。

 

 

ヒーリングっど♥プリキュア

 令和生まれとしは初のプリキュア。まさか元号が変わっても続くシリーズにまで成長するとは嬉しい限りである。

 

 前回シリーズのキャラの髪がカラフルで発色が強めだったのに対し、今回はややおちついた色合いとなり、プリキュアも最初は3人のみ。今となっては押しも押されぬ人気者となった悠木碧を主演に据えたのが声優好きには嬉しい。

 

 悪い病原をぶっ飛ばすのが今回のテーマ。この設定が奇しくもコロナ騒ぎで湧く今の日本の状況と合致していると思える。プリキュアのようにコロナもすっかりヒーリングして欲しいものだ。

 

 主人公の花寺のどかが病弱設定というのにちょっと萌える。

 伊藤静演じる敵の女幹部シンドイーネが可愛いしちょっとエッチなのは良いポイント。

 

 

プランダラ

プランダラ Blu-ray BOX 第4巻

 原作者の名前をどこかで目にしたことがあると思って記憶を呼び起こすと、約10年前に話題になった、パンツが群れをなして飛んでいく伝説のバカシーンを産んだあの作品と同じ作者だった。

 

 数字が支配する世界、人々は体にカウンターを有していて、そこにはそれぞれの数字を記載されている。もちろん大きい数字を有する者が偉いし強いという、数学嫌いの私としてはちょっと嫌な感じもする世界観だった。だがアイデアは変わっていて興味深い。

 バトルあり、お色気ありの賑やかな作品になっている。

 

 300年前の世界に存在したと言われる撃墜王を探し求めてものすごく歩くヒロイン陽菜が素直で可愛い。

 主人公リヒトー・バッバのド直球なエロ男ぶりは一周回って清々しい。陽菜の閉じた股を力ずくで開かせてパンツを拝みに行くガッツは呆れるくらいに面白い。

 ちょっと間抜けなところがまた可愛い軍人のリィンも良きヒロインだった。リィンにも躊躇いなくセクハラ行為を仕掛けるリヒトーが面白い。

 

 後半からは予想だにもしなかったまさかの学園ものに突入。リヒトーの過去が分かるであろう2クール目もチェックだ。

 

 

ブレーカーズ

 DAIGOの所属する軍団ではない。

 

 パラアスリート達の物語が展開する。

 車椅子で、しかも両手の指がどちらも5本に足りない状態でもバスケをするのはすごい。意外とやってることが激しい。

 

 義足で高跳びチャレンジする選手編では思春期の恋もほんのり見られ、弱めにキュンと来た。

 

 三木眞一郎がテンションの高い博士の役で出てくるのが特徴。 

 

 

pet

pet[Blu-ray BOX]

 人の記憶の強い部分を「山」や「谷」に例え、それらをテーマにして、人の記憶を操作する「潰し屋」という連中の物語が展開する。

 

 とにかく不思議でダーク。第一話から視聴者へ向けての世界観説明は最小限。でも謎すぎて気になるから最後まで見てしまった。

 話の説明や感想は非常が言いにくいのだが、とにかく異質でカオスな作風のため、今期アニメの中でも浮いた存在になった。殺しを常とする中国マフィアの存在も大きく目立つバイオレンス展開もありの作品だった。

 

 人の記憶世界に潜り、それを書き換える描写がある。何が真実で虚構なのか混乱するような展開が印象的だった。

 

 あれこれ考えては人格が変わったような態度も取る司の言動が不気味で恐ろしくもあった。

 悟のイメージ世界にどこでもドアが出てくるのが、シリアスな世界観を少しだけ和らげる要素となっていた。

 中国娘のジンが色っぽくてよかった。M・A・Oのお声も相変わらず色っぽかった。

 

 

へやキャン△

【初回生産特典あり】へやキャン△ [Blu-ray] (イベントチケット優先販売申込券封入)

 3分程で終わるショート枠。縦長のあの部室での部活動物語が再びスタートする。

 ツナ缶の油を利用して間に合わせのランプを作る知識はためになった。

 

 千明とあおいがプロデュースした山梨県スタンプラリーが開催される。それが自分を楽しませるための計らいだと知ったなでしこが思わず涙する最終回展開が良かった。

 

 ヒロインたちが可愛いから癒やされる。加えて大塚明夫の良い声ナレーションもお耳の癒やしとなる要素になった。

 

 ソロプレイヤーのため志摩リンの出番が少なく、最終回にも顔を出さなかったのは寂しかった。次は30分枠での新作があるというのでそちらも楽しんで見よう。

 

 

へんたつ

へんたつ・TV版 BD&CD(完全生産限定版) [Blu-ray]

 なにこれ?って思った。誰もが思ったのではないだろうか。

 鬼と狐のヒロインがべらべら喋って終わるもので、FGOとマギレコの間に挟まれた箸休め枠。だいたい一分半で終わる。

 最初こそ中学生の休み時間の雑談みたく思えた展開だったが、ちゃんと聞いていくとなかなか高等なやりとりの面白いトークが展開していると分かる。狐が聞き上手で良い。

 

 ツタンカーメンの話や、人間が絶滅した後に車が意志を持って徘徊する世界の話などは着目点が意外すぎて思わずクスリと笑ってしまう。鬼が車の免許を持っていると分かるのも意外。

 

 スタッフは三人しかいないのか。声優は二人だし。狐を演じた門脇舞以の声がとても好き。

 

 1話と12話だけはケムリクサ的なテンションですごいヌルヌル動く本気の作画だった。

 11話で「Nice boat」ネタをぶっ込んできたのは懐かしい。往年のアニメファンはスクイズの恐怖を思い出したのではなかろうか。

 

 

宝石商リチャード氏の謎鑑定

宝石商リチャード氏の謎鑑定 Blu-ray 第2巻

 今期の掘り出し物枠だったかもしれない。

 宝石に絡めた上質ミステリーが展開する。リチャードと中田正義の友情を越えた絆にも注目の美しいシナリオのアニメだった。

 宝石にかけて、人の美しい心を解く物語展開も良い。

 

 お硬い紳士に見えて、リチャードが意外にも甘党なのは可愛い。

 推理でもそれ以外の時でも、ものすごい説得力でリチャードが喋るのが印象的だった。

 

 トルコ石はトルコ産ではないなどをはじめ、リチャードの口から様々な宝石うんちくが聞けるのが楽しい。

 

 最終回で正義の元親父が息子をストーキングする展開は胸糞悪かった。その騒動の先で正義が二人目の父と本当の親子になるドラマは美しかった。

 

  ヒロインの谷本さんをもっと出して欲しかった。

 

 

Re:ゼロから始める異世界生活

Re:ゼロから始める異世界生活 新編集版 Blu-ray BOX

 2016年に放送したリゼロを新編集版でお届け。2クールあったのものを1月~3月までの間にぎゅっと凝縮して放送し、続く春からの二期に向けておさらいを可能としたものだった。単に再放送するのではなく、途中でテレビ未放送のOVAを挟み、最終回も二期に続く新展開が用意された。良い勢いで春に進んだと思いきや、憎きコロナ騒ぎで二期は延期。7月からのスタートとなった。最後に残念なお知らせとなったが、楽しかった。

 

 あらためてエミリアが可愛いし、スバルがうるさい。

 中盤からレムが優秀なヒロインとして頭角を現し、比喩でなく本当に頭から角も出すから困る。あれだけか弱く見えて可愛いのに、見るからに乱暴な武器のモーニングスターを振り回してめちゃめちゃ強いのには驚いた。中盤からスバルくんに甘々になるのにはやられる。いろいろすごいサブヒロインだからメインヒロインを食ってしまっていると一部ファンの間ではまことしやかに囁かれているが、スバルにとっても私にとっても一番推せるメインヒロインはやはりエミリア

 

 初回放送時にも衝撃をうけたのが、殺人鬼のエルザを能登麻美子が演じ、狂人ペテルギウスを松岡禎丞が演じたこと。それぞれのキャラ性もそうだが、この声優がこんなキャラを演じるのかというくらい芝居のイメージとギャップがあったことを思い出した。

 他にもメインキャラを取り囲むキャラを演じた声優陣がいずれも有名人ばかりで顔ぶれがすごい。内容云々は抜きに、声優好きとしてお耳が満足になる作品だった。

 

 我々文学青年の間ではメルビルの長編小説「白鯨」でお馴染みの白鯨討伐のエピソードは色々と衝撃だった。二度目の視聴だが、白鯨編はやはりすごい。ヴィルヘルムおじさんの勇姿を見ればジジイだけど惚れる。

 

 次回作が夏になってしまったが、それまでコロナに殺されることなく生き残って続きの物語を楽しみに待とう。

 

koshinori.hatenablog.com

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