こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2020年のアニメ感想(10月~12月)その3

 

ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN

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 前のアニメは、へたった作画のギャグものスピンオフだったのでがっかりしたのが記憶に新しい。そんなところに来て今回はちゃんと本編の続編ということでしっかりした画でウィッチ達の戦いが見れた。かれこれこの作品もあしかけ10年くらいのシリーズになっているのか~。実に感慨深い。そんな今回の新作ではベルリンがやばいことになっているので、その開放を目指す展開になっている。

 久しぶりに空を飛ぶ宮藤芳佳の姿が見れてやや感動。久しぶりの飛行なのに、蜘蛛の巣が貼られたオンボロのストライカーユニットで飛んだのが印象的。

 宮藤には悪いけど、個人的には坂本さん目当てでチャンネルを合わせている。坂本さんが帽子の下の美しい髪を見せてくれた一話の作りが良かった。結局坂本美緒を愛でるアニメなんだよな。坂本さんが正式に軍団を離れた状態で物語が進むのはちょっと寂しい。代わりに入った新顔の静夏ちゃんが可愛くて好きだった。

 坂本さんのように、ミーナも年齢の問題で活動限界が迫る展開が熱かったぜ。

 デカい戦車に乗り、豪快なテンションで騒ぐ玄田哲章ボイスの軍人がいちいち面白かった。美少女ばかりの中にあのようなゴリゴリのおっさん軍人がいたら目立って仕方ない。

 最終回のバトルシーンは大迫力ですごかった。宮藤を守るためにガッツを見せる静夏の戦いにやや泣ける。

 箸休め回となった謎の土偶の力で皆のおっぱいが大きくなる回は、ユーモアとお色気が詰まった楽しいものだった。宮藤がおっぱい星人ということがよく分かった。

 

戦翼のシグルドリーヴァ

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 こちらもややストライクウィッチーズぽい感じがあった。

 美少女達が戦闘機に乗って謎の化け物「ピラー」を討伐する物語が展開する。パイロットの少女達が、ウインクをして目の位置で敬礼するのが可愛格好良くで好きだった。

 可愛い子ちゃんが出るだけの萌えアニメではなく、結構シリアスで厳し目のストーリーが見られた。敵が不気味だし強いので人間側もかなり追い詰められ、仲間もなかなかの数が消された。園香とお姉ちゃんとの別れの物語は悲しかった。

 キャラクター達による人間ドラマが暖かいもので良かった。仲間意識があって統率のとれた軍の人間関係が見えるのが良い。戦うヒロイン達を盛り上げるおっさんの隊員達も面白い。

 アズズのツンデレなところが可愛くて萌えた。


それだけがネック

 ネックとは首という意味である。首から上にネックとなる事情がある武藤くんを主役にした変なお話だった。

 主にコンビニを舞台にして人間ドラマが展開する。このあたりはリアル性もあるが、やはり武藤くんの首から上がファンタジー過ぎてそちらにばかり意識を持っていかれる。武藤くんの握ったおにぎりを食ってみたくなるアニメだった。あと店長がちょっと可愛い。

 首関係のアニメという訳で、主題歌は首関係のバンドが歌っている。深夜にやっているアニメなのに歌がうるさいのが面白かった。


体操ザムライ

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 微妙に古臭く、そして愛しいあの時代が舞台になっている。OP曲が「上海ハニー」のカバーなのが懐かしい。エイジアンランデブーて何なのだろうと未だに想う。

 最初の引退会見での「引退しま~せぬ!」がウケる。じゃあなんでここに来て話したんだって感じになる。辞める辞める詐欺を働いたからには、その後しっかり返り咲きを目指す荒垣の活躍と共に、謎の居候忍者レオの物語が描かれていた。

 水樹奈々が謎の黒いギャルを演じたのが印象的。そしてメインヒロインのレイチェルが一番可愛い。これはモてるだろうと思った。最終回で髪の伸びたレイチェルも可愛くて良かった。「とらドラ!」にも出てきたような変な鳥を飼っているが、この鳥を叱りつけるレイチェルも元気が良い少女って感じがして萌えた。

 体操シーンの描き方は迫力があって良かったと想う。レイチェル目当てで見ていたからたくさん感想を言えないが、全体的に楽しい作品で好きだった。


ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIII Vol.2(初回仕様版)(2枚組) [Blu-ray]

 我らがベル君の冒険の物語もここまで続くとは思わなかった。放送のとっくの前にCDが出ていたのを聴いていた井口裕香の担当するOP曲から楽しめた。

 今回のテーマは、楽しい冒険だけではなく、やや重めなものだった。人間のように喋るモンスターのウィーネとベルが出会うことで、「モンスターと人間の共存はありえるのか」という作品世界に物議を醸すテーマが展開した。

 ベルとウィーネ達モンスターの関係がメインになっていて、今回はツインヒロインのアイズもヘスティアも出番が少なめだったような気がする。

 大好きなアイズからもモンスターは敵だから狩ると言われ、その末にベルとアイズの二人が敵対するという意外な展開も見れた。ヘスティア・ファミリアが、ロキ・ファミリアとやりあうというまさかの展開には緊張が走った。

 ウィーネを助ければ街の皆に敵視されるけど、見捨てるわけにはいかないという板挟みの状態で苦悶するベルが可哀想にも見えた。そんなこんなで冒険者として違反行為をした末にエイナさんから愛のビンタを喰らうシーンにちょっと純とした。


ツキウタ。 THE ANIMATION

 1の方を夏に再放送していたのをチェックしてからの2だが、なんか出てくるメンバーが違っていた。別段感動した要素もなく普通に毎話見ていた。ブレーメンの音楽隊を話題にした回では、「こんな話だったっけ」と思って少し勉強になった。

 

D4DJ First Mix

#D4DJ_01 First Mix

 最近たまにCMで見るやつだと思って視聴したところ、結構ハメに来やがる。バンドリ的な画と作風で意外にもハマる。DJ音楽って楽しい。迫力のライブシーンも楽しかった。なんか変な時期に放送がスタートして話数が中途半端。タイトルにFirst Mixとあるから、secondもあるのか?

 とにかくキャラクターが可愛い。メインキャラの愛本りんくって素敵な名前だな。愛で繋がろうとうことなのかな。テンションが上がると「ハッピーアラウンド~」と言って笑顔で踊りだしちゃう様が可愛くて萌える。DJマッシュもクールと美が合わさったキャラで推せる。まともかと思ったら結構変だったむにちゃんも可愛い。「むにちゃんかわいい」の歌も楽しかった。レトルトカレーにカルチャーショックをウケるお嬢様の麗ちゃんも良かった。

 キョウコさんにチケットをもらったことをりんくから聴いた時には、気になって誰だその女と突っ込むむにちゃんが可愛い。基本的にりんく好き好きな感じのむにちゃんに萌える。

 ダウンタウンの浜ちゃんの名曲「WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント」を奈々様とRaychellが格好良くカバーしているのも良かった。同じ曲でも雰囲気変わるよな。

 

とーとつにエジプト神

 マジで唐突に始まりやがった。仮題をそのまま上げてきたようなタイトルだな。エジプトにもいっぱいいるあれこれの神様について学べるコミカルアニメで楽しめた。


土下座で頼んでみた

土下座で頼んでみた Blu-ray 本気で頼んでみた版

 あの衝撃的問題作だったOVA「嫌パン」の要素をテレビ向けに柔らかくした感じのアニメ。一話を見た時には、腹を抱えながら「どこのバカが考えたアニメなの?」と突っ込んでしまった。

 主人公の土下 座(どげ すわる)が、毎話登場する可愛い子ちゃんにエッチなお願いをしていくという物語を一人称視点で展開する。ただのスケベではなく、土下座の達人でもある主人公が、効果的に土下座をぶっ込むことでおバカな交渉を進めて行く展開に注目出来る。女子達もおバカなのか、それとも土下座の魔力がそれだけすごいのか、なんだかんだで交渉に応じてセクシーシーンを見せてくれる。エンディングでは、そんな魔力ある土下座講習を歌詞にしたとんでもない曲が流れる。土下座の魔力にはマジでご用心だな。

 おっぱいは赤ちゃんのご飯だから、赤ちゃんプレイを仕掛ければ女子のおっぱいを好きに出来るというアホ丸出しな作戦を展開する回が一番笑えた。

 読みは「きゃんたま」の喜屋武珠というヒロインが登場したのには吹いた。

 毎度バカみたいなノリで女子にアプローチを仕掛ける土下 座をご機嫌に演じた杉田智和も面白い。楽しそうに芝居をしているなと思える。

 同じ一人称視点で女子と楽しむアニメとして、今期では「One Room サードシーズン」も放送されたが、あちらとはえらくテンションが違う。この土下座アニメを見た後だと、いかに「One Room」が綺麗でまともなアニメなのかがよく分かる。あと富田美憂はどちらにも出演しているので助かる。

 バカみたいなアニメだけどすごく楽しかった。


刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火

 二話のみのOVAがテレビでも放送。今回はメインキャラが違うではないか。こちらも今回のダンまちみたいな感じで、本来の敵とも意思疎通出来るなら仲間になれるのではないか、みたいな感じの物語が展開していた。なにせ短いので特に感想もなく、普通に楽しく拝見した。


トニカクカワイイ

トニカクカワイイ Blu-ray BOX

 羊頭狗肉の商売だって少なくないのが現在の商業の実態であるが、そんな中このアニメは、看板に偽りなしの清さを武器にしている。どういうことかというと、タイトルにまったく嘘は無く、お嫁さんヒロインの司ちゃんがマジで可愛いだけのアニメになっているのだ。マジで可愛いからビビるわ。透明感ある鬼頭明里ボイスによってもっと可愛く見えるから困る。

 かの有名な桂ヒナギクの生みの親である先生が手掛けた作品ということで、同じくピンクのロングヘアーヒロインの司ちゃんにヒナギク的要素を感じて萌えた。

 ナサ君と司ちゃんが毎週ヤバいくらいにイチャつきやがるからニヤけが止まらない。そんなわけで、親とか年頃の妹の前で視聴するにはおすすめしない。できれば一人で見るべし。

 恋愛はすっ飛ばして即結婚から入るという変化球なラブコメディになっていたのが斬新。こういうのも愛の形としてはアリ。結婚が先か恋愛が先かなんてのは、卵が先か鶏が先かみたいな問題で、どっちが先でも後でもなんとでもなる……あれ?それは違うか。

 愛を証明したから結婚するのではなく、愛を証明するためにも結婚するのだというナサくん考案の愛の方程式が格好良い。

 序盤からまったりと役所に結婚届を出しに行くシーンがあったのには色々と勉強になった。案外さっくり届け出が終わるものなんだな。

  結婚したのは良いけど、嫁入り道具がゼロだからなんやかんやと準備するのも大変。意外と結婚シュミレーション的な要素もあったかもしれない。新婚生活にあたって布団やテレビを買い、もっと大きな買い物では指輪を買いに行く展開もあった。あんなちっぽけな石がついた輪っかなのに、結婚指輪ってバカみたいに高いんだという事情が分かった。覚悟のいる買い物だなぁ。現代の若者なら良心的価格のブランド「4℃」くらいでお安く手を打つことをおすすめしたい。

 ナサ君の生活が今流行りのミニマリストそのもので、なんとも簡素なお部屋になっているのも印象的。布団の知識をすごく持っているなど、普通に見えてすごい博識なナサ君のキャラも面白い。司ちゃんとの新婚生活の中で童貞然としたドッキドキな態度を見せるナサ君にも萌えるものがある。お嫁さんが好き過ぎる男子である点から、「月曜日から夜ふかし」に出てくるヨメニーを思い出す。

 皆でストリートファイターを遊ぶ後半回は、「ハイスコアガール」みたいになっていた。

 司ちゃんが意外にもゲーム好き、そして強いというのが分かった。令和時代にもなってメガドラ、レーザーアクティブを餌としてちらつかすと食いつくお嫁さんがいるのはウケる。レトロゲーマー兼何でもコレクターであるさすがの私も、レーザーアクティブばかりは持っていない。欲しいなぁ。

 ナサくんと司ちゃんのイチャつきを毎週見せることで、日本の、中でも範囲を絞ったオタク人口の中での結婚率上昇に繋がる作品になったことであろう。

 主人公夫婦のイチャイチャの歴史をギュッとまとめた最後の総集編回も良かった。総集編ラストでは「ニュー・シネマ・パラダイス 」のラストを彷彿させるかのような二人のキスシーンが連発され、大変キュンキュンした。 


ドラゴンクエスト ダイの大冒険

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 すごくまともなファンタジーがリブートした。こういうのを見ると、日本も王道を外した変なファンタジーで溢れかえる国になったよなと思える。土曜朝に流す安心安全なファンタジーである。

 色気のある芝居に定評がある美声の持ち主種崎敦美がチビの少年ダイを演じるのは意外な配役だった。別に違和感なく楽しめている。新作では声優が皆変わっているが、良い布陣だったと想う。

 ダイと言えば、まあまあの量のセクシーシーンがあったことが記憶に残っている。うちのお兄ちゃんに「ダイをまたテレビでやるんだよ」と教えたら、「ダイって結構エッチなやつだよな」というのが一発目の返しだったので、世の中的にはこのイメージが少なくないのだろう。

 土曜朝なのでエッチィのはいけないと思いますと局の方でも懸命だけど邪魔な判断がなされることは予想していた。そんな訳で、お色気成分控え目での展開になっていた。個人的にはずるぼんのセクシーシーンを新作で見たいと思っていたのだが、まぁ無かったわな。新作ではせっかく日笠陽子を起用していたので、エロい芝居があれば良かったのだが、まぁ我慢だな。

 技エフェクトが格好良いし、やはり最新技術で作ることで新しい作品として楽しめる。クロコダインが敵だけど熱いヤツで好きだった。ゴメちゃんも可愛い。

 今回は原作の最後までやるっぽいので続きも楽しみに見よう。

 

NOBLESSE -ノブレス-

 高潔なる貴族の魂を前面にプッシュしつつ、とんでもないバトルを繰り広げるものだった。大方がジョルジュ・ド・サンドみたいなもんなバトル作品だった。今作もいつしか安定の放送枠を勝ち取った外国発アニメらしい。

 これといって感動出来る点もないのだが、普通に毎週見て楽しんでいた。声優は良い顔ぶれだった。


ハイキュー!! TO THE TOP(第4期)

 4期の後半パートが放送。まず思うことは、とにかく一試合が長い。

 強敵稲荷崎高校との激戦が熱く描かれた。試合の合間には、各員の回想シーンが多く入るが、これが邪魔になることはなく、それだけ各員が熱いものを胸にしてコートに立っていることが伝わる要素になっていた。熱い試合に熱い人間ドラマも見れるものだった。特に試合後半の方は息を呑むすごい展開となり、見ているこっちが緊張した。

 試合時のアクションパートの描き方は迫力が伝わる良いものだった。ブラスバンドなど応援席の方もリアルに描いていた。演奏のリズムの変化で、選手のサーブのリズムも変化することがあるということが分かった。サーブの瞬間には、応援も演奏も黙らせる宮侑の声なき号令が名シーンとなっていた。

 コートで戦う選手の姿はもちろん美しいが、弟たちに激励を飛ばす田中の姉ちゃんの勇ましい応援パフォーマンスも格好良く、美しいものだった。今回一番印象に残ったのは、田中の姉ちゃんの活躍が素晴らしいということだった。そして田中のことを陰ながら応援している叶歌の姿も愛らしく美しい。二人の幼馴染エピソードも見れて良かった。

 個人的に一番頑張りが見えたのはツッキー。嫌味を多く言い、バレーへの取り組に冷めたものが見えた時期もあったが、今回はマジで本気の戦士になっている。日向程熱意が前面に見えるものではないが、本気になっているのが見えるツッキーの成長が嬉しい。後半には体力の限界を迎えてふらつきながらもプレイするツッキーにちょっと泣けた。

 

半妖の夜叉姫

 今度は犬夜叉殺生丸の娘達が頑張る。とわ、せつな、もろはの個性的3人の姫達の物語が楽しめる。皆可愛いので良かった。個人的にはもろはが一番お気に入り。

 一話目では犬夜叉やかごめをはじめとした旧作パーティーが勢揃いした。まずは往年のファンへのサービスをしておいて、それからせつな達の物語に入って行くよい仕掛けが見れた。

 今のところでは、犬夜叉の物語程危険度は高くないように見える。可愛いヒロインたちでわちゃわちゃ行うライトな感じも見えて良い。とわが現代の日本に来て、お嬢さんの服装でバイオリンを弾く姿には萌えた。

 これは普通に続きも見ようも思う。

 

 

 

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