こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

LiSAと嵐が見どころ!2020年のレコ大が楽しかった。

 明けた!明けた!見事に明けたぞ新年。

 コロナで大変だった2020年も終わってみると一瞬に思える。無事かどうかは人それぞれだが、とりあえずどんな形であろうが2021年を迎えることが出来て良かった。謎の奇病のせいで下手をすれば国家が転覆、もっといけば人類が終わるなんて未来もよぎったものだが、今こうして元気に呑気にキーボットを殴ってブログを書けている現状に感謝だ。生きているって素晴らしいだけだ。

 毎度のごとく年末年始はだいぶ楽しんだ。飯食ってテレビ見て、他にも思いつく限り楽しいことを行った。今年もマジで正月を楽しんだな。楽しみすぎてちょっと遅れてからのことだが、2020年のレコ大を振り返ろう。

 

 レコ大といえば、歴史は長けれど、音楽の、もっと言えばエンタメの衰退があったりなかったりしたため、昔ほど威厳あるイベント、または栄誉でもなくなった感がなくもない。面倒な言い回しをしたが、要は昨今ではそんなに感心が向かないものに成り下がっていた(私の中では)。

 去年は誰が何の曲で大賞をかっさらっていったのか全然覚えていない。そんなレコ大だが、今年は注目してチャンネルを合わせた。なぜっていうと、まずは我々アニソン好きが称える歌姫LiSAが登板すること、そしておまけに嵐が出ること、以上二点に珍しさと面白みがある。だから見た。ここ二組が出るなんて意外すぎる。ジャニーズは色々あってレコ大にはもう出ないと思ったが、特別枠ならこんなこともありえる。確か去年は亀梨くんがピンで出てジュリーを歌っていたな。

 

 個人的に2020年のアニソンには掘り出し物が割と多く見られたと思う。中でも光っていたのがLiSAの「炎」。下半期に公開した鬼滅映画の主題歌だったため、曲の発表も割と年の後半だった。その割には加速度的にヒットを飛ばした。テレビOP曲の紅蓮華もだいぶヒットしたが、個人的には炎の方がお気に入り。疾走感あるロックで勝負するのがLiSAの本番かもしれないが、単純に歌が上手く、良い声をしているので、やや遅めの曲調でゆっくり聴かせる分にも魅力があるシンガーだと思う。ちなみに腐る程人が入ったという鬼滅映画は未だに見ていない。BDが出るのをゆっくりじっくり待とう。

 LiSAの他にも何曲か大賞候補がいたが、この中なら間違いなくコレだろうと思った。アニメの曲だからと敬遠されて大賞を逃すのかとも心配したが、ちゃんと獲れて良かった。

 

 LiSAが栄冠を手にしたことが素直に嬉しかった。ガルデモ時代から知っているし、Fate Zeroでファーストシングルを出した時にも応援してCDを買ったものだ。Fate Zeroなんて今年で放送から10年だから、LiSAの経歴もかなり長い。それにしてもZeroはめっちゃ面白かったな。当時は落したら洒落にならない作業の締め切りが迫っていたが、このアニメが面白すぎて進行がすごく遅れたという思い出がある。Fate ZeroもLiSAの歌う「Oath sign」もすごく好きだが、私の立場を危うくした作品であったといえばそうだとも言えるので色々と思い出深い。

 

 知らない人が見れば、鬼滅人気に乗ってポッと出てきてパッと燃え上がってヒットした歌手と思うかもしれない。しかし土台をしっかり築き、地道にヒットを重ねた生え抜きの歌手である事情があるからこそ、スターダムに登った今の進化に感動出来る。司会の安住アナが、急に出てきた新人ではなく、知る人は知っている地道に活動して来た歴史ある歌手だと紹介していたのが良いフォローとなっていて好ましい。親と喧嘩して上京したエピソードを強めに紹介していたのも良かった。LiSAっ子的には、安住の気の利いたべしゃりは助かる。LiSAの成功には夫の達央さんも喜んでいるだろう。

 

 大賞受賞を受けて感激して泣いているLiSAもちょっと可愛くて萌えた。LiSAのビジュアル面での良さは、「めっちゃ可愛い」ではなく、ジムで探せば巡り会えそうな「ちょっと可愛い」という点にある。そんな訳でちょっと可愛いお姉さんがちょっと泣いている姿にキュンとくるものがあった。

 大賞受賞は、当然LiSA本人の頑張りがあって叶ったものである。しかし注目出来るのはLiSAの腰の低さよ!

「自分が頑張った!」「すごいだろう」と偉ぶる気持ちより先に、ここのバックなりフロントについた有能な音楽家梶浦由記アニプレックスufotableら関係者の名前を上げて感謝の言葉を告げた点には好感が持てる。地道にやって苦労を知っている人間だからこそ、周りに感謝する心も持っているのだろう。少なくともLiSAは、ちょっとの成功で天狗になる礼儀を欠いた調子こき女ではないと分かった。とても良い授賞式が見れた。単純にこの歌が良い。マジでおめでとう。

 

 日本のエンターテイメントに多大なる繁栄をもたらした嵐の頑張りもここで称えられた。誰がレコ大で嵐を見れると思ったか。嵐の登場にも感激した。レコ大に登場したのが活動最終日の1日前だったので、ありがたく思い集中して見た。

 20年プラスアルファもの間、第一線を走って頑張ったよなと本当に思う。大野くんおつかれ。

 

 この二組のみを楽しんだのだが、他の感想として出てくるものは「時間が長い!」ということだ。4時間越えで放送してやがった。そんなに長いこと何をやることがあるの?と思ったが、まぁやることがあったらからこの時間カメラを回していたのだが。

 これは当日にリアルで見ていた。録画して眠って次の日の朝にゆっくり見るということも可能ならしたいところだったが、HDDにそんな余裕がないから無理だった。大賞受賞がラストは当然のことで、問題は嵐よ。さっさと嵐を見たいのに、引っ張りまくりやがって、ラストの授賞式の一つ前が嵐の出番となっていた。これには早く寝ないといけない嵐ファンが焦れたことだろう。嵐目当てに今年だけチャンネルを合わせている客もたくさんいるだろうから、彼らを一発目に持ってくると早々にテレビを消されるだろう。それを思えば上手い引っ張り方だったろう。ちょっとムカついたけど。

 

 こんな感じで色んなことを思い、かなり一生懸命見て楽しめた2020年のレコ大だった。

 コロナの憂鬱をぶっ飛ばしてくれるのはやはり音楽、またはエンタメである。日本は暗いといつまでも言われている場合ではない。嵐やLiSAに楽しませてもらったことに感謝だ。ジャニーズもアニソンもまだまだ元気!それが分かって良い年だった。

 

 

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