- 2.43 清陰高校男子バレー部
- のんのんびより のんすとっぷ
- はたらく細胞!!
- はたらく細胞BLACK
- バック・アロウ
- BEASTARS(第2期)
- ぶらどらぶ
- プレイタの傷
- 文豪ストレイドッグス わん!
- 無職転生 ~異世界行ったら本気だす~
- 約束のネバーランド Season 2
2.43 清陰高校男子バレー部
ハイキューが終わってしまったロスを埋めるべく楽しんだ男子バレーボールもの。
明るい主人公の黒羽祐仁、バレーの腕前は一級品だけどスタンドプレイばかりでチームプレイが不得手な灰島公誓、この二人をメインキャラに置く構図にハイキューと通ずるものがある。
自己中な言動から、かつてのチームメイトを自殺未遂にまで追い込んだ灰島の過去にはシリアス要素があった。灰島がとにかくコミュ障過ぎる。そんな灰島が新チームに入ってからは少しはマシになっていく過程が見られるものだった。
灰島にも初恋があったと聞いた祐仁が、バボちゃんはメスではないと論じ始めたのがちょっと面白かった。
まずは「タイトルの数字の意味は?」と疑問に思うだろう。バレーボール素人なのでそれまで知らなかったが、男子バレーのネットの高さが2メートルと43センチなのだという。なるほど、高い位置での戦いなのだな。
祐仁の従姉妹ヒロインが可愛い。
OP曲の「麻痺」が格好良い曲だった。
のんのんびより のんすとっぷ
普段はシティボーイとして喧騒の中にあり、加えてコロナなんて物騒な病気が行き交う中にもある。そんな今だからこそもっと心に滲みるのが、のんびりとした田舎景色だった。田舎で楽しく過ごす可愛いヒロインの日常が見えるこの作品に癒やしをもらった。
待望のシリーズ3期となったが、このテイストなら年中放送でもイケる。
れんちゃんの名ゼリフ「にゃんぱす~」が再び聴けたのが嬉しい。チビなのに稀有な感性の持ち主な点が侮れない面白枠ヒロインで相変わらず面白い。デカいウシガエルを捕まえて「あんよが上手ごっこ」をしているのが不気味だけどちょっと面白かった。
ルックスから中身まで年齢以上な蛍が、パパとママ、そして飼い犬には年頃の少女らしく甘えた態度を取るのが分かる回に萌えた。蛍が考案、製作したコマぐるみがあちこちを冒険する回が一番好きだった。未だにあのりえしょんが演じているとは思えないくらい大人びたキャラな蛍も推せる。
気だるいヤンキー感漂う駄菓子屋が、なんだかんだで一番良い女でモテると思う。面倒臭い態度を見せつつも、結局れんちゃんが大好きで可愛がっている駄菓子屋に萌える。
夏海が相変わらず元気でおバカなのに安心する。この手のタイプが大人になるとびっくりする程美人になるのだと思う。あやねるのボーイッシュな演技も良い。
今回もやはりメガネのお兄ちゃんは喋らなかったな。
はたらく細胞!!
血小板ちゃんがやはり可愛い。新しく登場したドジっ子血小板のうしろまえちゃんに萌える。ここまでのドジっぷりを見せてくれたら、白血球が心配して応援してしまうのも納得出来る。
可愛いOLみたいな見た目のマスト細胞も好きだった。
色んな擬人化キャラが登場する中、乳酸菌は可愛良いマスコットキャラの見た目なので癒やされた。
がん細胞と戦う所はバトルものみたくなっていてちょっとワクワクした。
少し前に流行った「デング熱」を取り上げた回があった。そういえばアレって流行ったけど何だったのだろうと思っていたので勉強になった。
はたらく細胞BLACK
本編と同時スタートしたスピンオフ。今期は体の勉強し放題だぜ!とか楽しく視聴スタートすると、なんか様子が違う。
タイトルのBLACKってそういうことか。主様が不摂生な状態にあると、細胞の働きは生命維持のために通常モード以上に忙しくなる。そうして休み無く働く細胞達を描く姿に、ブラック企業の事情を絡めている。
新入りの細胞達が会社説明時に現場で働く細胞達の紹介動画を見るのだが、現場入りするとホワイトな作りの紹介と全く違ってブラックな仕事現場になっている。こういった点から、普通に体のお勉強になり、ブラックな世相を反映した社会派な一面も見える作品になっていた。
本編はほんわか楽しく体のことをあれこれ学べる作りになっているが、こちらは事情がシビアなだけに、学びはあれど扱うネタが色々怖い。
あちらと違って不健康な体の中を舞台にしているので、扱うネタには痛風、尿結石、淋病、ハゲる、加齢臭などなど、自分がなったらどうしようと思える怖いものばかりが並ぶ。今回は何気に性教育要素もありの大人向け仕様になっている。
本編では能登麻美子が、こちらでは津田健次郎がナレーションを務めている。津田健次郎が低いテンションで怖い病気の説明を始めると、より恐怖感が引き立ってビビる。
今の所作品に登場した症状が出た経験はないので、今後の健康生活への意識も上がるものだった。
こちらでは赤血球が男、そして白血球は綺麗で巨乳のお姉さんとなり、本編とはキャラの性別が逆になっている。お色気要素もややあったりするので、その点もちょっと大人向けだ。
働いても働いても体は次々病気をもらって生命活動維持が厳しくなる。そんな中で赤血球くん達を始めとした細胞達が、自分達の働き続ける意味を模索する点に深いドラマ性がある。こんなことを考えて生きているリーマンもたくさんいるのだろう。
働いている者、働かずにだらけている者問わず、命ある者の中でならもれなく彼ら細胞が一生懸命働いていることを改めて知ると、神秘的にも思えてくる。
バック・アロウ
謎のリングを装着することで、客員が己の信念を反映した巨大な戦士に変身して戦う展開が特徴となっている。信念無き現代人が少なくない今の世に対して、信念を持つことへの大切さを伝えた一作でもあったのではないかと思っている。
2クールものとなり、残り1クール分物語が残っているが、最終的には恐らくそんなこともテーマ性の一つとして伝えたいのだと勝手に思っている。オリジナルアニメでオチが読めないので毎週楽しく見ている。
リングで変身した姿は巨大ロボのような見た目なので、ロボバトルもの属性もある作品になっている。
空から落ちて来た謎の主人公が、馬鹿野郎だからバック・アロウと命名されていた。二葉亭四迷みたいな感じで名前が決まっているのが面白い。
アタリー、エルシャの健康的に見えるツインヒロインが可愛い。エルシャの見た目がサクラ大戦Ⅴのメインヒロインを思い出すものだった。
やや中華風な作品世界観が見られ、世界の果ては大きな壁で包まれている。その向こうは前人未到の地になっているという謎の要素がある。進撃の巨人の初期の頃みたく、壁の向こうに何があるのか分からない点は気になる。閉鎖された世界を抜けてバック・アロウが何を見るのか、それが分かるであろう続きの物語にも注目だ。
BEASTARS(第2期)
一期以上に深いメッセージ性のあるドラマが楽しめて面白かった。まさか二期がこういう発展を遂げるとは意外だった。
本作からは、本能から来る衝動を抑えて己を律すること、命を頂くことに感謝すること、といった重いテーマを感じ取ることが出来た。
失踪したルイ先輩がギャングスターに上り詰める道を行き、レゴシは己を律して肉食獣の性に抗う脱俗に走っている。光と闇、それぞれの道を行くメイン二人の物語が楽しめた。
メインヒロインはハルちゃんのはずなのだが、今回は明るい日常を離れたシリアス場面が多く、ハルちゃんがあまり登場しない。その分、闇の世界に浸った心をレゴシに救われるルイ先輩の方がある意味ヒロイン的ポジにいた。ような気がする。
レゴシが毛を狩って大胆なイメチェンをしたのも二期の注目ポイントだった。こっちの姿も十分イケるとウハウハ状態なジュノが可愛い。口の中をレゴシに見られるという羞恥プレイを、愛ゆえになんだかんだ楽しんでいるジュノを描く点は面白かった。
ルイが組に合流したことで、心が救われていたイブキの心情を描く点も見どころだった。エンディング曲に合わせたアニメーションでイブキの物語を描く点も良かった。怖いライオンと思ったらめっちゃ良いヤツで良かった。守る者があれば人も動物も強くなれるというメッセージ性があった。
一期のとっかかりから長らく謎だった学内喰殺事件の犯人が遂に分かり、解決に向かって動き出すレゴシの物語がスリル満点で面白い。
普段はマスコットのような可愛らしい顔をしたクマのリズが犯人だったとは意外だった。戦闘モードに入ったリズの顔が恐ろしいものへと豹変するのも印象的だった。
リズとテムの友人同士が、食う、食われるを越えた先で繋がり合う関係性に不思議なドラマを見ることが出来た。この作品は哲学的だなぁ。
リズとレゴシが本気で衝突する大晦日のバトルシーンの迫力もなかなか良かった。
ぶらどらぶ
OPが2タイプあり、どちらもアニソンぽくない良い感じの曲で、それに合わせた2タイプのOPアニメも雰囲気がある良い感じのものだった。だが、これはいわゆるOP詐欺というやつで、本編はハチャメチャにふざけた喧しいギャグものであり、OPイメージと全然違っている。この点にまずウケる。
この感じなのに押井守が指揮を取った作品だという点に注目出来る。
設定として大きな特徴は、献血大好き献血マニアの女子主人公がいて、そいつと同居する美少女ヴァンパイアがいること。ややユリ要素もありということで「となりの吸血鬼さん」アゲインな感じになるかと思ったらそうではく、とにかく訳が分からん話になっていた。
ヴァンパイアヒロインのマナが可愛い。
他のヒロインもふざけたヤツばかりだけど皆可愛い。そして声優は豪華。
ムキムキで人間離れしている男性生徒の勝野もネタキャラでウケる。毎回勝野がすごくうるさい。よく見たら、勝野の下っ端三人集の1人を石川界人が演じていたのも面白い。
主役があやねるということで、前情報ゼロでもとりあえず見たのだが、これはカオス極まる作品だった。これといって固定した本筋があるわけでなく、曲者なキャラだらけでテンション高くギャグ展開を見せるものになっている。
ボンデージの女性保険医がどつき漫才のごとく生徒をしばく展開や、コスプレ少女がウルトラ警備隊の服を着ているシーンは印象に残る。
古い映画、ゲーム、漫画などから引っ張ってきたかなりディープ目なパロディ、パクリネタも満載で「絶望先生」的なテンションも見られた。令和にテレビで「ゴケミドロ」の話題が聞けるとは思わなかった。
「悪魔城ドラキュラ」をネタにしまくった回があったのは、レトロゲーム好きとしては嬉しい要素だった。ディスクシステム版も持っているが、私が良く遊んだのはファミコンの「悪魔城伝説」の方だった。悪魔城伝説ってヤバいくらいにムズゲーだったな。
結局何がしたいのか分からないと視聴者に思わせるハチャメチャな作風で行こうという考えが分かる楽しいものだった。マジでカオス作品だとは思うけど、この手のバカアニメは嫌いじゃない。むしろ好き。毎週楽しかった。
扱うネタが古すぎるし、バカすぎる展開もあったので、世間的には滑っているとも思えるが、私は何気に気に入っている。BDが出たらもう一度見たい。これの二期も期待したい。
プレイタの傷
この街は英雄を失った、という儚い感じのフレーズから始まるのはなんか良かった。
メインとなる街を舞台に勢力抗争を行っていて、各勢力の戦士が異能力発動が可能となる紋章を持っている。そんなこんなでやって行くバトルものだった。
3Dアニメとなっている。同じ3Dでも同期放送の「エクスアーム」と比べるとこちらの方がかなり優秀。
お話の方は深い考察が出来る程のものではないが、とりあえず釘宮理恵が演じるヒロインのアズサさんは可愛かった。
OPでメンズ達が風を浴びすぎなのがちょっと面白かった。
文豪ストレイドッグス わん!
今回は抗争なしでポートマフィア達の面白おかしい日常を追うものだった。
ED曲が何気に心に滲みる。
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~
純文学で大きくなって来た身としては「恥ずかしいタイトル!笑っちゃう」と思わずにはいられない代物だったが、タイトルオンリーで敬遠せずにちゃんと視聴。
30代ヒキニートが車に跳ねられて転生するという導入だった。ニートだから家族に手酷く家を追い出された末の事故死になっている。安寧にニートをするなら家族からの理解、それか諦めを勝ち取らないといけない。そんなことも思える導入だった。
転生後に得た少年ルディの姿は可愛らしいが、元のおっさんの体が本当に悲しくなる程酷い見た目で笑えない。本人が自分の体を好きではないと言うのも頷ける。
ルディを内山夕実、ヒキニートを杉田智和がそれぞれ演じた。ニートの人生観を語る杉田智和の芝居に哀愁を感じる。
異世界転生した後にも前世の記憶とヒッキー体質を持ち越していて、自宅敷地外に出ることが出来ないルディの姿が描かれる点が印象的。ロキシーの指導の下でヒッキーを克服する物語には、ヒッキーのリハビリ過程的なものを見た。お外に出ること、他者から向けられる視線が怖いこと、これらヒッキー特有の症状を描いた点には、ファンタジー作品ながらもリアル性を見ることが出来た。ヒッキーを卒業させてくれたロキシーのパンツを神仏のように扱うルディの気持ちも分かるもの。ロキシーがめちゃめちゃ可愛い。
キャラデザが良く、絵も綺麗だった。ヒロインは大変可愛い。声優も人気者ばかりで豪華な顔ぶれになっている。
ルディと深く関わることになるヒロインのロキシー、シルフィ、エリスは皆推せる。
男子と思ったら女子だったことが分かるシルフィの設定は萌え。茅野愛衣のちょっと男子っぽい芝居も可愛い。
荒いお嬢様のエリスもツンデレ属性ではずれがない。色気のある芝居に定評のある加隈亜衣が、ぎゃんぎゃんうるさいガキのヒロインをやるのは珍しい。これはこれで良さがある。
嫁と使用人をダブル妊娠させるパウロはなかなかの甲斐性持ち。この修羅場突入な衝撃的な展開は好きだった。ルディの母、使用人共にエッチで可愛かった。
約束のネバーランド Season 2
一期で施設を抜け、二期からは壁の外の世界を旅するということで、メインとなる舞台が全く違っている。新たな緊張感が序盤にはあった。がしかし、オチがネットでかなり荒れることになっていて、約束と話が違う作りになっていた。
原作は未チェックだが、かなり端折っているらしい。ラストはエマが子供達と別れて方々を大冒険したことだけが分かる紙芝居が流れ、ちょっと何があったのか分からん。紙芝居の中に大きなドラゴンが登場したのだが、あれは何だったのか説明もない。
一期とは舞台が違ったため、作風も変わってくるのは分かるが、にしても間延びしていた感じがあったと思える。
鬼を滅ぼす道を選ぶことで、エマがぐずぐずと待ったをかけるのもちょっと分からん。自分達を食べるかもしれない相手なんだからさっさとやっちゃえと思わずにはいられない。
オチが良くなかったが、アニメにすればこういうことがあっても不思議ではない。コレを予め覚悟して見るんだなという教訓が得られた。私は原作ファンではないが、これを見たら連載時からの古参のファンなら怒るだろうと思う。
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