こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

こしのり漫遊記 その52「すごいぞ!メモリー容量16GBのパソコン」

  

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 やったぜ!

 先日、遂にパソコンを買い替えた。とても嬉しい。

 

 新たに良き物を手にしたことへの感動、そしてこれより前に扱っていたスペックの低いパソコンに宿る困った思い出など、これまでのパソコン人生を振り返ってあれこれ書き殴ろうと思う。

 

 

 なんと今回用意したのはメモリー容量16GBのノートパソコン。

 前のは2GBだったので、新しくするなら8GBだなと思って色々探してみたところ、16GBのものがあると分かった。

「え!8の倍だと!てか16なんて代物がこの地球にあったのか!」

 こんなことを思ってしまう新たな発見だった。4GBでも贅沢とされた時代もあったのに、いつしかどんどん性能アップしたものが普通に出回るようになったな。

 

 これまではとにかく動作がもっさり遅いゴミスペックのパソコンを長年に渡って数台使ってきた。そこへ来て今回用意したパソコンだが、性能としてバカでも分かるダンチな点は、とにかく全ての作業が速いということ。これが16GBの力か。まず立ち上がりからブースト状態。めっちゃ速い。もうシュンシュンと流れるように作業がスムーズに終わる。すげぇ!この出会いには革命的にすげぇと思わずにはいられない。

 ゴミスペックパソコンの前で長々とフリーズ解除を待つ人生をかれこれ10年以上も続けた私だからこそ、作業がサクサク済むことへの強い爽快感と感動を覚えるのである。

 

 前のパソコンはメモリー容量が2GBだった。一般的ではないスペックの低さだ。そんなゴミスペックだと、このはてなブログにアクセスするのにもかなりの時間待つことになる。

 ブログを書いていると途中でフリーズするのはもはや当たり前のこと。入力する途中で文字変換ソフトが落ちてしまい、アルファベットでしか表記出来なくなる。このように、人によっては発狂の末液晶を割っても納得できるレベルの不具合が起動毎に起きるのだ。いちいち腹を立てていては扱えない代物だった。そんな不具合は当たり前のこと、もはやご愛嬌くらいに思える優しい心を養うことで乗り越えて来たのだ。ゴミスペックを長く扱ったことで、図らずも忍耐力強化を実現出来たのではなかろうか。

 

 キーボードを叩けばそれと同時に画面が文字が表示される。それが当たり前のことであり、押すより先に文字が出る、押した後にすごく遅れて出てくるなんてことが普通だと考える人間はそういないだろう。私の一つ前のパソコンの場合だと後者のすごく遅れて文字が出てくるという現象が毎日だった。

 仮にもパソコンで文字を打ち込むことをお金儲け方法の一つにしている人間がそんなゴミスペックを使うのもどうかと思うが、なにせケチなので仕方ない。ゴミスペックなら安く、あるいはタダで手に入るのだから。

 

 そんじょそこらの人よりもキーボード入力作業をたくさん行う私が扱っていた一つ前のパソコンでは、キーボード入力から画面に文字が出るまでにかなりのラグが発生していた。この現象、はっきり言って不気味である。

 文章を考えて打ち込むスピード自体は遅くないのだ。なので画面に表示されずとも一気に100文字分くらい打ち込むのだが、マックスで動作が重い状態だと、打ち終わって画面に表示されるまで30秒以上のズレが発生する。

 その昔、映画「ゴースト ニューヨークの幻」という映画を見たことがある。幽霊の主人公がパソコンで文字を打ち込むと、生きている人間には勝手に文字が表示されたように見えてビビってしまうというシーンがあった。自分のパソコンを使ってあれを生で見れた感があって不気味、そんでちょっと面白い。バグらせようと思っても最新式のパソコンでは出来ない芸当ではなかろうか。

 そんなこんなで何もかもが遅くなる仕様になっているため、結果必然を持ってして仕事もめっちゃ遅れるのだ。

 

 この害、または弱くないストレスが無くなったことに大変すっきりした。

 ストレスを受け流す術を知らず、受けたところで溜めておける容量が乏しいなど、とにかくストレス社会への耐性が出来ていないのが現代社会に生きる人間の悩みの種の一つとなっている。人に責任はなく、そもそもストレスが発生する要因が多くなったというのも社会問題かもしれない。

 そんなストレスフルな現代社会において、私という人間は全部の哺乳類の中でも圧倒的にストレスフリーな生き方、あるいは性質を獲得していると自負する。私のような人間が日々の生活の中で最も感じるストレスが「パソコンが重い」ということだった。これが解消されたことで、私は最強に近づいた。マジでやったぜ!

 

 このストレスフリーパソコンを得るまでは本当に長い道のりだった。

 人生初のマイパソコンは、2GBで文句を言うのがおこがましいくらいにクソスペックだったメモリー容量512MBのものだった。会社員をしていた父がおニューの物をを用意したのでお下がりとしてもらったのだ。

 あのパソコンは酷かった。基本的に何か一つを動かしたらそれオンリーで行くというスタイルでないとまともに扱えない。ソフトを二つ起動したらさっそく固まる感じだった。ゲームなんて出来たものはなく、ちょっと新しいゲームだとそもそも映像を映し出すだけのスペックが足りていないため、起動すらも出来なかった。マインスイーパーすらなかったパソコンだった。

 あの低スペックだとワード、エクセルをイジるくらいしか仕事が出来なかった。ネットゲーム、動画サイトはもちろんネットサーフィンすらキツイ代物だった。仕事をサボって遊べるだけの余地無き低スペックパソコンで、本当に真面目な社員でないと扱えない代物だった。私のように効果的なサボり案を日々考える社への忠誠心ほぼ0人間だとこれはダメだ。父は本当に真面目な会社員だった。このパソコンにはムカついたが、これを問題なく扱えていた父のことは誇って良いのかもしれない。

 

 その後には1GBメモリーの物も使用した。これもはっきり言ってダメダメだったな。PCゲームや動画を見るには見れたが、動きがカックカク。

 確か「リトルバスターズ!」を遊んだのが1GBメモリーのパソコンだったと思う。これの不自由な思い出といえば、途中での野球ゲームでのこと。本作はいわゆるギャルゲー作品なので、基本的には文字を読み進めて行くのが主となる動きの少ない内容なのだが、たまにパワプロみたくバットでボールを打つ野球ゲームモードがあった。動画となるともれなくカクカクしてしまうので、ピッチャーの手を離れたボールが、次の瞬間にはバッターの手元にあるという困った問題が発生してまともにボールを打てなかった。途中で画像が止まり、動き出すと早送りの未来になっているので、だれでも魔球持ち状態だった。ムカついたな。それにしてもクドとかこまりちゃんが可愛かったな。

 

 そんなこんなで動作が鈍いことで強く記憶に残って仕方ないパソコン関係の思い出がたくさんある。だからこそ、今回の高速動作が可能なパソコンとの出会いに感動した。まぁムカつく思い出がズラリだが、不自由な中にあった面白さ、楽しさ、愛しさってのも確かにあったと思う。ざっくりまとめて人生の良き思い出だ。

 これからは新しいパソコンで遊びもお金儲けも頑張ろう!

 

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