- セブンナイツ レボリューション -英雄の継承者-
- 戦闘員、派遣します!
- ドラゴン、家を買う。
- エデン
- おしえて北斎!‐THE ANIMATION-
- キラッとプリ☆チャン
- 恋と呼ぶには気持ち悪い
- 黒ギャルになったから親友としてみた。
セブンナイツ レボリューション -英雄の継承者-
古の英雄の力を借りて行う変身バトルもので、ちょっとだけFateの匂いもするものだった。
全話見たのだけど、まぁ可もなく不可もなくって感じで普通に見終わった感じ。
ヒロインのファリアは好きだった。戦闘時と普段とで髪型が変わるのが良き。
ラスボスだったソフィーティアは印象に残るキャラだった。見た目にはドキドキさせるエッチな要素があるが、気質としては癒やし系お姉さんの味方キャラなのだと最初は思っていた。しかし後半では、見た目も内面も危ない敵になる。危なくてエッチな敵の女って良いよな。今期では「バック・アロウ」でも敵キャラを演じていた井上喜久子(17歳)が色気を出して演じたことも印象に残る。
出演声優陣は人気者が集まっていて良かった。
戦闘員、派遣します!
あちこちの現場に何でも派遣しちゃう時代だから、戦闘員もそりゃ派遣されるわな。てな感じで、ファンタジー作風ではあっても、勇者ではなく敵側組織の下っ端戦闘員を主役にした愉快な物語が楽しめた。
本作は「このすば」と同じ作者が手掛けたものだとか。主人公が肝の据わったクズ男、それを取り囲む女共は可愛くて間抜けなのばかりという点は両作共に共通している。
お話については全編緩いギャグって感じで緊張感なく見れる。
主役が悪の組織に属していて、その上ボスでなく下っ端であるという点にユニークさと珍しさがある。この設定を魅せる導入で既に出オチみたいなものだから、あとは付き合いでギャグやお色気展開を見るみたいな感じ。
一番評価出来る点はヒロインの可愛さ。エロかったり可愛いかったりで目の保養になる。可愛いけどクセのある変な女ばかりだから個性的で面白い。
戦闘員六号が仕事先で組むパーティー、そして安全に基地に籠もっている上司の女幹部達、その他登場ヒロイン含め皆可愛くて魅力的だった。まぁ可愛いヒロインでも出さない限りはこんなの見ないわな。
悪さをすれば悪行ポイントが稼げる点はユニークな設定だった。
ヒプマイではブリブリした腹黒ラッパーを演じた白井悠介が、クズの六号を愉快に演じたのは意外だった。新しい演技が見れたぜ。
六号のお下劣宴会芸のちょんまげはヤバくて引く。基本的にやることがろくでもない六号は実に品性乏しき男である。引くわぁ。
ロリが大好きなトラさんがキモいけど面白かった。
伊藤美来の歌うOP曲はキャッチーで気に入った。
ドラゴン、家を買う。
フリーターだって家を買っちゃう時代だもの。ドラゴンだってそら買いますわな。そんな感じで納得なタイトル。
出てくるドラゴンのレティは、無職で住所不定だからフリーターよりも下のステータスだが、とにかくあちこち旅して安息の地を求める。
人々に恐れられるドラゴン、物件に詳しい恐怖の魔王、家出したお姫様、あとはチビの鳥の奇妙な一行で旅をしている。福圓美里がロリ声で演じるお姫様は可愛かった。
親父に家を追い出されてあちこちウロウロすることになるレティだが、最終回ではその厳しさは子の自立を促すための愛情表現だと悟る。私も似たような経験があるのでレティの言ってることは分かる。
毎度のナレーションが森本レオだったのは印象的。きかんしゃトーマスの彼のナレを聞いて育って来たので、お声を聞けて安心する。よくこんなところでまたナレーションしてくれたなと想う。まさかの登板だった。
全体の感想はというと、コレは「そういうネタ」として楽しむものであり、シナリオの面白さを追求するのは野暮ってもの。なので雰囲気だけ楽しんで終わりで良い。その役はこなしていたので良かった。
今期では本作OPとダイナゼノンOP、同期ダブル主題歌を担当したオーイシマサヨシの活躍も目覚ましい。
エデン
ネトフリオリジナルアニメ。30分もので4話しかないのでさっくり楽しめた。
本作がネトフリオリジナルだから、地上波オンリー勢には関係のないことではあるけど、同期放送作品「EDENS ZERO」とタイトルが被る。エデンにも「エデンゼロ」という用語が出る。
自然たっぷりの世界に人間の少女が一人、それを取り囲むのは皆ロボという世界観。
主人公がチビの頃からロボにお世話されて大きくなるとっかかりの設定もまた「EDENS ZERO」のシナリオと奇しくも被っている。
元気な女子主人公サラは可愛い。最初は赤ん坊からスタートし、後には健全な成長を遂げ、おっぱいも膨らんだ素敵なレディになる。ええやん。今期のおすすめヒロインの一人だった。
この世界のボスとなるロボは元人間の博士である。人間は自然を、果てには星を壊す害悪と考え、ロボこそ完璧なる存在だと考えている。だから自分も最終的にはロボになるという道を取ったとか。研究者の深き心理が現れている。
人が住むための場を一番住みにくくしている原因は同じく人にあるという皮肉ながらも確かな真実を突きつけるテーマ性が見えた。
お話はスマートに見せるもので別段見づらい点もなかった。
綺麗に動く3Dアニメ作品だったので、これを見れば前期放送の壊滅的にイッちゃってたアニメ「エクスアーム」はエデンの爪の垢を煎じて飲めとついつい想ってしまった。考えさせられる令和の遺産、それが「エクスアーム」だったとまとめて感想を終わろう。
おしえて北斎!‐THE ANIMATION-
かなりコミカルな絵柄、全体的にふざけた内容からつい敬遠しがちかもしれない。だがしかし、今作はかなり好きになる良作だった。
意外としっかりアニメしているし、見せ方をはじめ主題歌もおしゃれで良かった。そしてなんだかんだでためになる教えも詰まっている。NHKで流せば良いと想う。
これはBDが出たらもう一度見たい。原作本も買おうかなって想う。
下手くそのくせしてカリスマ絵師になりたい女子高校生人公 岡倉てんこりんが、高校生画家の頂点であるデッサン甲子園優勝を目指すというお話。
デッサンに使用するため、素人がいきなり手を出すにはハイレベルなメディチ石膏像を親のカードで勝手に購入したり、練習せずに絵がうまくなる方法はないかとググったりと、序盤のてんこりんは美の世界をナメすぎている。てかメディチ像が1万8千円もして高い!自分のカードでコレを勝手に買われたら絶対殴る。メディチ石膏像とか一昔前にやってた「石膏ボーイズ」かよ。ウケる。
ふざけた名前とキャラが目立つてんこりんだが、実はとても実直で努力家で可愛らしいところも持っている。これは人気者になれる良きキャラ。そして隠れた才能があったりなかったりして、後半では絵の腕も上達していく。
てんこりんが「いけっ!右手」と言って必殺画法を放つところが面白い。
謎の雷神もどきのようなチビが自宅にやってきて、そいつに有名絵師を召喚してもらうことで、てんこりんは先人からの教えを受けパワーアップしていく。
実在の絵師をポップに再現したキャラが登場し、どいつもこいつも微妙に格好良くて、微妙に良いことも言ってくれる。そんな言動に、毎度てんこりんがややキュン状態になるのがお決まりパターンになっていた。後にはてんこりんのライバルにして友人のカノンの元にも同じ現象が起きる。登場する偉人達を演じる声優が人気者で固められているのも良かった。たくさん絵師が登場したが、タイトルになっている北斎様は出てこない。
ユーモアたっぷりの世界観の中でも、あえて絵を逆さまにした状態で模写をする訓練の意味や、先人達の持つ美の技法、価値観を伝えている点には、しっかり絵の世界の教育要素が見えて良かった。絵師を目指す者への励みとなる良きメッセージも随所に見られる。
最初は気づきにくかったが、かなりユーモラスなてんこりんを和氣あず未が演じている。こういうふざけた女の役をやるイメージがなかったので、喜劇女優としてもイケるという彼女の新たな一面が見れた。アニゲーイレブンを毎週見る内に推し声優の一人となった彼女の素晴らしき芝居が見れたのは嬉しい。
それからてんこりんとパワフルなてんこりんママとの絡みも面白かった。
キラッとプリ☆チャン
2018年に放送スタートし、去年はコロナで放送が止まった時期もあったが、この春長きに渡る放送を走りきり無事完結。ありがとうプリチャン、よく頑張った。日曜日の朝が楽しかったのはプリチャンのお陰。
オールスター揃い踏みで懐かしの主題歌を歌唱した最終回ライブシーンには思わずウルっとくるものがあった。
最後までえもちゃん×あんなちゃんの尊い小競り合いが見れたのには萌えだったという意見を持つのは私だけではないはず。この二人はベストカップルだった。
たくさんアイドルが出てきたけど、一番の推しはりんかちゃんだった。
シルクちゃんが擬人化したのは良かったよな。
アイカツも冠を残した番組は存在するものの、純粋なアニメシリーズはだいたい10年で終わった。プリティシリーズも一旦はお休みになるのか。少し寂しい。
プリチャン終了後には、広くプリティシリーズの歴史を振り返る傑作選が放送中。黒い部分もある日本の歴史の白い部分だけをお届けするありがたいおさらいの時間になっている。
恋と呼ぶには気持ち悪い
時に人は、ありふれた日々にはまず無い違和感にぶつかることがある。良くも悪くも、それの最初の第一歩は違和感だったはず。そう、それが恋なのだ。
可愛いJKヒロインの一花に「気持ち悪い」と言われたことで亮が胸キュンしたことから恋が始まる。こんなきっかけでも人生を変える違和感であるのは確かなこと。「気持ち悪い」の罵りから生まれるラブの関係があってもまったく不自然ではない。というか、一花の「気持ち悪い」には確かに心をそわそわさせるものがあり、見た者の中に潜むM気質を引っ張り出す魔力もあったりなかったりする。
てなわけで、今期はコレと「長瀞さん」でSだのMだのの楽しみがやや味わえる。そしてJKと社会人の深い人間ドラマを楽しむなら、髭剃りアニメと今作がおすすめ。
亮の攻めをクールにかわし、時に手厳しく応戦して出る一花の関係性が微笑ましくてキュンとくる。
嫌よ嫌よも好きのうちということで、徐々に一花が亮にデレを見せる展開には和む。年の差ラブも悪くない。
黒髪ショートで別段派手なキャラ性もないプレーンなヒロイン性が一花にの魅力になっていた。なんだかんだでこんな子が好きになるってものだった。
黒ギャルになったから親友としてみた。
なんつうタイルやねん。
この春にもやはり我々の日常に介入せずにはいられなかったショートエロドキ枠である。もうすっかり据え置き枠だな。まぁここまで作品が続けば、もはや消えると寂しい枠でもあるので、そちらの好きなだけ大人のラブとエロを垂れ流すが良い。
この枠では、もはやストレートなラブだけでなく色物をバンバンやるようになった。少し前には異世界BLものがあったが、今回はもっと突飛なもので、男が女になる性転換もの+BLものになっている。ユリ好き人間を除けば残りは全部釣れる高度な売り込み戦術が見えた。マジでこの枠は節操なく何でもやるんだな。
まずプレイボーイのシオンくん、ルイくんがいるのだが、シオンくんは謎の女に謎の薬を飲まされ、それからは女になったり男に戻ったりの困った日常を送ることになる。コナンくんが飲まされた薬の類似品みたいなものか。ちなみに飲ませた女の正体は詳しく分かっていない。結局あいつ誰やねん。
男の時にイケメンのシオンが、女になったら頭にドがつくブスになるはずがなく、女になったら今度はすごく可愛い。そしておっぱいもあってエロい。となると、例え親友が相手と知っていても、ルイくんは欲情してやってしまうのだ。
ここまででも十分やばいけど、どうやら互いにやったらやったで親友を越えたラブに目覚め、たまにシオンが男に戻った時にもお楽しみコースに入るまでになる。性別ごちゃまぜでやっちまってる。無茶苦茶だな。
そんな感じでシオン、ルイ共にスケベなクソ野郎と想う人もいるだろうが、実はそうではない。シオンが男であろうが女であろうが、ルイのラブは同じものであり、シオンもそれに反応して求めあっている。つまりコレは、色物変態チックな要素が全面的に出ているだけで、ただの純愛なのである。相手の姿形が変わっても、心は動かない。その点に真実の愛を見たのだ。素晴らしい。これだからこの枠の視聴はやめられない。
女版シオンはとても可愛いし、普通に黒ギャルが好き。今期だと長瀞さんとシオンちゃんが良き黒ギャル枠だった。
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