巣ごもり需要というやつで、昨今ではこの私に限らず多くの人間がこれまで以上に通販ショップのお世話になっているらしい。
私はゲームプレイヤーであり、コレクターでもあることから、とにかくゲームが欲しいのだ。でもお外はコロナの危険がいっぱい、そして外出が面倒、そして7月に入ってからは超暑い。加えてまぁまぁ大人になってからちょっとばかし資金の余裕も出来たことも手伝い、昨年以上にゲーム通販での買い物が増えることになった。
あちこちのショップを使うのだが、最近利用頻度が多いのがゲオオンラインストア。このショップは良心的な価格で良い物を売るという総合的には良いショップである。総合的には良いのだが、何度と無く取引をしていれば悪い所もいい加減分かるようになってくる。全体的には良い物の中に潜む悪いを一つ見つけると、それはどうしようもなく目立つものとなり、後引く印象にもなる。
そんなわけで、お気に入りショップでもあるココのレビューをしたい。良いところも含め、腹が立つ点を強めに言いたいかもしれない。
ココが良い！
まず何でココを使うのかというと、かなりお安いから。そう、安いのだ。何においてもご贔屓先に選ぶ重要過ぎるポイントはここにある。いくら物が良くとも、懐に多大な打撃を食らわすようなサービスは及びではない。
だいたいの物が、だいたいのショップと比べて安いと思う。中には相場と比べてダンチで安い行き過ぎたお買い得品もある。と言っても、私は主に発売からまず10年を切ることがない古いゲームしか買わないので、レトロゲームを求めるなら良い場だとしか言えない。新しいゲームのことは知らない。
在庫が無くなれば当然買い物は出来ないのだが、その在庫の復活が割と速いと思う。全国各地にある店舗と連携しての在庫管理となっているので、そもそも売りに来る客が少ない田舎のショップで在庫入荷を待つよりずっと早くお目当ての物を再び掴むチャンスが巡ってくる。これが広く世界と連携を取れるオンラインの強みだよな。まぁネットのショップの構造としては基本過ぎることなのだけど。ここへ来て改めて可能性を膨らませるこういった手法のありがたみを感じた。
サターン、ドリキャス、PCエンジン、ファミコンなどのモロ昭和、またはそこを抜け出てホヤホヤの機種対応となるレトロゲームソフトはどうやら扱っていない模様。古いものなら初代のPSくらいから扱っている。PS2、wii、DS辺りの在庫はかなり充実していて頼もしい。
価格設定はブックオフみたいに決められた復数段階に分けるのではなく、各ソフトによって微妙に数値が違う細かい価格設定になっている。これはどういうことか分からないが、それなりに個々の質を査定して細かく値段をつけているのかもしれない。
2000円以上買えば送料無料になる点はありがたい。一方で微妙に無料ラインが高い気もする。ブックオフオンラインなら1500円が送料無料ラインなので、こちらもそうなると良い。
2000円を切る場合だと送料が550円も取られる。これはさすがに高いと思う。ちっこいDSのソフト一本でもそれだけかかると、バカの計算ではないのだけど、どうしてもバカらしく思えて来る。
ココがムカツク！
今回たくさん言いたい点はムカつきポイントにある。
ゲオの悪い点は、とにかく注文後の商品欠品が多いこと。
これは私が在庫がたっぷりの新しいゲームではなく、やや変わり種の古いゲームばかり買うから経験することかもしれない。でも、ちょっと回数が多すぎる。
10回使えば、半分の5回を越えるくらいの割合で、ワンオーダーが上から下まで通ることがない。今となっては「まぁどうせゲオだし、やらかすんだろうな」と想い、話半分で取引に出る始末。注文後欠品はそれくらいザラにある。
オンラインと店舗で在庫を併用していると説明にある。その上、今更たくさん入荷があるわけがない古いゲームを買っている。だからこそ、こういうことが起きても不思議はなく、確かに納得出来る。向こうも仕事をサボったり意地悪をしているわけではないのでそれは分かるのだが、こうも回数が多いと呆れる。そしてやはり腹が立つ。やっと買えたとぬか喜びしてしまうので悲しくもなる。
いかなる理由にせよ、受けた注文を全う出来ていないのは事実のことで、これは著しく信用を落とすことに他ならない。
ゲオ注文後には、欠品報告メールが来ないかどうかいつも不安になる。全商品発送連絡が来るまではビクビクするのだ。こんな風に客をビクビクさせるなんて、安心しきれるサービスはない。
私一人の家庭に一年で何通と欠品報告メールが来る始末。この調子だとコイツらは一年で一体何人に何通出しているのだ？こんな不毛なメールだが、多分年間で1000以上は送っているのだと思う。困ったな。
事情は分かるのだが、それでも感情を先行してまず最初に思うことは「売れもしないものを売れると言って売り出すなよ～」という皮肉たっぷりな内容。まぁ考え方によっては嘘つきと言われてもしっかり反論出来ない気もする。
注文内容に商品がいくつあろうが、上から下まで揃ってワンオーダーであるので、一部でも用意出来ないのなら、それは出来損ないの取引だと言える。なのに、一部欠品があっても、普通に残りの商品を送って来やがる。
全部揃わずとも他に欲しい商品があればその取引は内容を変更して続けても良いのだが、それでも事前に内容が変わったけど取引を続けるのか、取り消しにするのか問うのがマナーだ。
在庫確認が遅く、酷い時には欠品報告メールと商品発送メールがほぼ同時の時がある。発送してしまえばキャンセルが面倒になる。
こういうのは考える間をたっぷり用意した上での事前報告がいるだろうが。この点はマナー違反。過去にはブックオフ、駿河屋でも、復数注文の内一部が欠品した場合があった。その場合には、早期段階で取引続行かキャンセルかを聞いてきたので、ゲオもそこはしっかりして欲しい。
ワンオーダーを上から下まで完了することは出来ないものの、その内出来る仕事だけは行ってお金をもらいたいという魂胆が、まぁ分かるけどもその反面ムカツク。
あくまで私の場合は、欠品がほぼ毎度のことになっているが、こちらはたまに起きるミス。それというのが「バカなの？」ってくらいに汚い品が送られてくること。
割と神経質なので状態が良い「状態A」の品しか買わない。状態Aは「A」の判定をもらうくらいには綺麗な商品であると説明にあるのだが、稀に笑えるくらい汚いのがあるので困る。
本当にゲームが起動できれば良いと思う人、よっぽど無神経で何も気にしない人、コレらに当てはまる人が購入者だったらまぁこんなものでもイケるとか思って検品しているような気さえする物もある。そもそもよくこれで買取時の査定をクリア出来たなった代物もあるくらい。これに当たったら逆にレアかもしれない。
ジャケットや説明書が破けていたり、中古とはいえやばいくらい変色しているもの、限定版なのにごっそり特典が欠品していて、これではただの通常版じゃないかっていう酷いものもある。限定版なのにここまでおまけが欠けていたら、この値段を払う価値があるわけないだろうがって笑ってしまうものもある。
このようなどこの素人が見ても看過出来ないヤバいものは、真実として報告すればちゃんとまともなものと交換してくれる。ものがない場合には返金となる。この点はしっかりしてるよな。なんだかんだ言い訳して返品、返金に応じないなら詐欺みないなものだからな。
これは人間がしていることだから仕方ないと言えばそうだが、検品の質は、検品者の質によって当たり外れがある。ゴミ化したやばい状態のものが当たるのを、それはそれで逆にレアでラッキーなくじ、くらいの感覚で商品到着を待つ図太さを持った方が良い。
あとゲームキューブソフトを頼んだ時の困り事なのだが、ソフト自体を除けば商品の花形でもある紙ジャケットが普通に欠品した状態で売っているのだ。これは、ミスではなく、元々このスタイルでやるということになっている。個人としては信じられない。商品の顔ともなるジャケ無し状態でも普通に売るんだ。
これの有無は事前報告は無しで、あるか無いかは運次第になっている。確認したところ、ブックオフオンラインではそんな状態のものは売り物と認めず、ジャケットが欠けた状態の物は送らないとしている。当然だと思う。駿河屋でもジャケットが欠品したものはしっかり表記があり、完品より安くするなどして売っている。その観点からすると、私のようなやや神経質な客的に限っては、ゲオのゲームキューブソフトの売り方は悪質だと言える。
そんなわけで、コレクターには向かないショップだと言える。
仕事の効率化を計れば納得なのだが、お客様センターに送った苦情メールの返答がいかにもひな形に沿った心のこもっていないものなのは、とても好印象には繋がらないやり口。いくら画面の向こうとはいえ、あまりにも「人間」を感じないメールなのがなんか怖い。
まとめ
そんなこんなでめっちゃ感想が出てきた。確かにムカつきもするが、まぁそれはどこまで行っても「仕方ない」として心を鎮めるしかない。欠品に文句を言っても無いものは無いのだから、物理的にどうにも出来ないのだ。
度重なる欠品のイラつきは、いつまでも忘れることが出来ないが、とにかくリーズナブルである点は優秀。この点を強い魅力にしている限り安泰なショップだと思う。
なんだかんだでお世話になっているショップなので、今後も良き付き合いをしたいと思う。
総合的には良いショップでした。
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