こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2021年のアニメ感想(7月~9月)その4

 

 

アイドリッシュセブン Third BEAT!

アイドリッシュセブン Third BEAT! 3 (特装限定版) Blu-ray

 とても面白い!

 やはりアイナナは他所のアイドルものとは一線を画す深みがある。

 これはアイドルもののガワを被っただけで、中身は骨太なシナリオで魅せる深い人間ドラマになっている。

 

 三期では業界の闇をテーマにしたとにかく黒い展開が多く見える。キラキラしたアイドルの華やかな表舞台がもはやおまけで、その裏で蠢く客員の派閥抗争がバチバチと展開する。

 事務所同士では社交辞令ってことで表向きはそれとなく上手くやってます感がある。しかし実際には牽制のし合いで、隙あらば相手を陥れようと攻撃のタイミングを狙っている。そんな緊張感が見えて胃が痛い。

 

 千葉サロン、了さんの陰謀絡みのあれこれの揉め事には、「怖っ!」と想うからこそ心奪われるものがある。日本の芸能界も裏ではこんな怖いことになっていないだろうなと心配。

 アイドルのスキャンダルは命取りになることも良く分かる。マネージャーの小鳥遊紡にまでその手の話しが及ぶから、誰であろうが関係者は色恋のことに敏感に反応して危機回避しないといけない。マネージャーはやっぱり可愛いな。

 

 にしても最終回までずっと了さんが怖いしキモいしムカツク。最終回の了さんの悪さときたら、マジで殴り倒したくなる。コイツ、アイドル達よりも目立ってないかと思える。

 だがキモ怖いキャラが良く立っていることで、秀逸なキャラでもあると思える。イケボの高橋広樹のことは推しているのに、こんなキモ怖いキャラを演じるなんて、もっと応援したくなる。

 

 リアルと同じくらいのタイミングで、作中でも24時間テレビ的番組が放送された。メインの登場人物達である3組のアイドル揃い踏みでお届けする楽しいエピソードが見れた。

 

 いつも仲良しのアイナナだって人間だもの、というわけでグループ内で強めに揉める展開も見えた。

 大和さんと三月がガチ喧嘩するエピソードも濃く記憶に残る。口だけでなく、拳も使っての喧嘩になるとは。アイドルなのに止めてくれと思ってしまう。

 華もあるけど影もしっかりある大和さんの危険な感じがなんか良いよな。

 

 高橋美佳子氏が演じる超絶マナーの良い年季の入ったアイドルオタクもやはり健在の楽しい三期だった。あのお姉さんも名物キャラで好き。

 

 最終回では新たなアイドル軍団がド派手に登場した。コイツらが今後どう絡んでくるのかとても楽しみ。了さんがムカツクので、なんとかしてぶっ飛ばして欲しい。了さんをKOさせる爽快な展開を続編に期待する。

 

現実主義勇者の王国再建記

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 またまた異世界に行く系のやつ。

 戦う勇者様でなく、王様に代わって内政を行うという地味なアニメ。

 よろしければ現実世界で現実主義を振りかざして欲しいものである。ちなみにご都合主義でもある。

 そこまで現実的でもない感じがしなくもない。

 ていうかコレって、ちょっと前に超人高校生軍団が異世界に行くヤツでもうやったよね。

 

 主人公の祖父は、家族を築いて大事にしなさいという良いメッセージを孫に残している。それが反映しての設定なのか、異世界では嫁が複数いてもOKな一夫多妻制が取られている。女の家族ならいくらでも直ぐに増やせることになっている。本妻、側室、そしてケモミミ妹と、今の所は順調に家族を増やしている。

 

 ヒロインのリーシアは、今期でいうと「ピーチボーイリバーサイド」のサリーと同じく断髪ヒロインになった。リーシアはショートヘアの方が好き。

 

 歌姫ヒロインのジュナが、林原めぐみ氏が歌ったスレイヤーズの主題歌「Give a reason」を歌うシーンが印象的。名曲やな。

 

 そんなに楽しいものではないが、可愛いヒロインが複数登場し、メインヒロインは水瀬いのりが演じているので、いのりんが好きなら何とか視聴出来る。

 爪切りとかしながら見るには最適。

 

 最終回を見た後で実は分割2クールだと知った。

 これでもう1クール戦えるのか。厳しくないかと不安。でもその時にはチャンネルを合わせよう。

 

 

ジャヒー様はくじけない!

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「まちカドまぞく」「はたらく魔王様」「ガブリールドロップアウト」「邪神ちゃんドロップキック」あたりの作品それぞれの要素を感じる日常コメディ。

 一瞬ジョジョの「ダイヤモンドは砕けない」を思い出すタイトル。

 

 放送がえらく遅れてほとんど8月に入ってからのスタートとなった。

 

 日本では冴えない底辺が、異世界ではエリートにというよくある作風とは逆で、魔界エリートのジャヒー様が、日本に来てからは都落ちして底辺の暮らしを送るという展開になっている。風呂なしアパートでタライ風呂に入っているのがすごい。可哀想。

 

 魔石の力が尽きるとイケてる黒ギャルからチビの姿になるという二面性が楽しめるお得なヒロイン、それがジャヒー様である。めっちゃ可愛い。

 座右の銘は臥薪嘗胆の逞しい魔界ナンバー2でもある。良い心がけ。

 

 大家さんと家賃支払いで喧嘩し、大家さんの姉の居酒屋でバイトして何とか日本で暮らすジャヒー様の健気で面白い日々が楽しめる。貧乏過ぎてたまに可愛そうにもなる。

 

 逆に魔界ではジャヒー様の手下にすぎなかったヤツが、人間界では勝ち組リッチになっていたりするので、住む世界によって才能が開花するかどうか分からないものであると分かるもの。

 

 ダイエットのために店長がおっぱいを揺らしながらスクワットする回は目の保養となり疲れ目が回復した。

 

 とにかく可愛いし萌え萌えするので楽しんでい見ている。

 

白い砂のアクアトープ

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 沖縄を舞台に、閉館寸前の水族館を立て直すため、現地の少女くくると、都会からやって来た元アイドルの風花が頑張る。そんなP.A.WORKSお得意の美少女×お仕事アニメ。

 たまに水族館で奇跡的現象に出会うというちょっとのファンタジー要素もありだった。

 作画は大変良く、美しい海を描いた風景画は爽やかで最高。女子キャラが可愛い。

 

 くくると風花のツインヒロイン主役で見せていたが、一番好きなのは定食屋の娘のうどんちゃん。月美ちゃんだからあだ名がうどんちゃん。これって今の学校ならあだ名禁止とかで叱られるのかな。

 役場で働くお姉さんも大人の魅力があって良い。

 

 水族館なんて長いこと行かないので、スタッフ達の仕事内容や生物のことも知れて色々新鮮。

 

 移動水族館回で、ゴキブリをGと呼ぶように、蟹をKと呼んで毛嫌いするお姉さんが出て来たのがちょっと面白かった。

 

 くくるの健闘むなしく1クール目ラストでがまがま水族館は閉館を迎えてしまう。これで綺麗に終わりかと思ったら2クール目もあると言う。ここからどう続くのだろうか。可愛いので続きも楽しみに見よう。頑張るお仕事女子は美しいのだ。


SCARLET NEXUS

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 ゲームのアニメ化らしい。

 化け物を討伐する正義の部隊を描く爽やかなヒーローものかと思いきや、早々に暗雲立ち込める黒い展開になって行く。意外な方向性。

 ナオミがメインヒロインで行くのかと思ったら早々に化け物にされヒロイン枠から退場。クールな妹のカサネがメインヒロインになるようだ。

 

 人体実験をして人の頭をいじるなどの闇の事件に政府が関わっているという胸糞悪い展開も見えるようになる。こんな暗い感じで行くんだ。

 

 設定がやや面倒、ゆえに中盤あたりからは説明アニメになってテンションダウン気味。

 一話目からバンバンキャラが出てきて、設定の前に人間の名前を覚えるのも大変。

 声優は人気者が多く出ていて良い。

 

 これから2クール目が待っているという。まさか2クールとは思わなかった。これ、今の感じで続きは大丈夫なのかな。ちょっと心配だが、あまり期待せずに続きもとりあえず見る。

 

TSUKIPRO THE ANIMATION 2

 これまでのシリーズもなんとなく見ていたので、惰性でもこちらも視聴。

 なんというか、悪いけどアイナナの方が楽しくてあまり感想がない。

 

マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 2nd SEASON -覚醒前夜-

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 ジャヒー様とコレは放送が一ヶ月くらい遅れて半端な時期になったな。

 一期から一年半も空くのでかなり忘れている。そこで本編前に割とガッツリ目の総集編を流してくれたのは良かった。このタイミングでの総集編は助かる。加えてとても親切設計なのが、放送中にもまた総集編を入れてきた。放送中なら別にええっちゅうに。

 

 二期からは本格的にマギウスの翼の核に迫っていく。マジで怪しげな軍団だよな。

 二期ではやちよさんが覚醒し、心身共に強くなっていくのが素敵。

 

 キャラがかなり多く、各員が入り乱れて話が展開するので、油断すると「コイツ誰?」ってなりそう。加えて、旧作に登場した栄光の5人の魔法少女もこちらに参戦するのでいよいよキャラが渋滞。でも画面が華やかになり、萌えも強まるで良し。10年前の5人が集結する点にはちょっとウルリと来るものがある。

 

 最終回では、いろは、まどかの新旧主役ヒロインがコネクトして技を放つシーンが見れた。ここにもちょっと感動。

 

 マミさん、鶴乃ちゃんが闇落ちダークネスになっていてちょっとえぐい。まどマギの悪いところでもあり良いところでもあるえぐさが徐々に見えるようになってくる。

 えぐいで言えば、かえでは後戻り出来ないレベルの化け物になってしまった。これは戻れるのか。怖い。

 

 一期では空気だった黒江がここから始動するので、彼女の動きにも注目出来るものがある。あと声が花澤香菜だし。

 

 こんなに可愛いのに、アクションパートではゴリゴリにやり合うのも良き魅力。バトルに華がある。

 

 推しにするならレナかフェリシアくらいがいいかなって思う。

 あんなに可愛いのに傭兵家業を行うフェリシアを見ると、同じく傭兵をしているアリー・アル・サーシェスなんかと比べてマジ天使に思える。

 

 総集編ばかりで放送話数が少なく8話で終わり。え、まだオチつけないのかよ。続きはいつやるのだろう。

 まどかも気づけば10周年、こちらのシリーズも景気よくオチまで持っていって欲しい。

 

キングダム(第3シリーズ)

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 なんか休止がちょっと続いて1クールで終わったのかと思ったが、2クール目もちゃんとあった。五輪とかも関係してのことだろうが、昨今のNHKには放送を途切らせることでちょっとのストレスをもらうから困る。

 

 第3シリーズが始まってからずっと大戦争が続いている。こんなに続くのか、めっちゃ戦っている。内容は相変わらず熱い。

 

 最初からずっと思うことだが、この時代、この地の人間達の名前ときたら漢字にしても、読みとしても頭に入ってきづらい。面白くて見応えのある大河ロマンだとは思うが、とにかくキャラの名前が覚え憎い。それでいて人数も多いから記憶の整理が大変。

 

 2クール目のハイライトは、麃公のおっさんが散るシーンだったかな。武人の熱き魂を態度で見せ、言葉でも語る点は格好良い。黄金の盾を信に投げて想いを託す最後には泣けた。

 

 媧燐将軍は相変わらずキャラが濃くて好き。変顔も良いキャラだった。

 女戦士ならカイネも美しくて良かった。カイネと再会することで河了貂の苦悩の物語が展開する点も一つの見どころ。

 

 大王の嬴政が前線に立って兵を鼓舞する後半展開も熱い。

 疲弊し切った中、気力のみで踏ん張る兵達にも心うたれるものがあった。

 

 羌瘣の登場がちょいちょいあったがガッツリ出てくることはなかった。いつか信と合流して欲しい。

 

 クール中に放送は終わらず。NHKって変な時期に送れて始めるとか、短めに終わったり、クール内に収まらないなど、なんかしっくりしないやり口で来るな。

 

 龐煖と信がまさかの一騎打ちとなり、一番気になる所で9月放送分は終了。気になる続きも楽しみ。

 

 

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